朝の忙しいときに、子どもは起きてこない、旦那さんは「ハンカチどこ?靴下どこ?」など何でも奥さんに聞いてくる、などいったことが毎日だと、ついイライラしてしまうものですね。
イライラして言葉が乱暴になったり、怒ってしまったり…朝からそんな気分になるのはイヤなものです。しかも、残業が続いて睡眠不足だったり、体調が悪かったりすると、イライラしやすいものです。
ママが朝からイライラしていると、家族も気分が悪いものです。明るい笑顔で「いってらっしゃい」や「行ってきます」を言うためにも、朝のイライラを解消しましょう。
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解消するには朝のイライラの原因を把握する
思い返してみると、毎朝イライラしている、なんてことはありませんか?その理由は何か、改めて考えてみましょう。
何でもママまかせ。子どもや夫の行動
働く女性は独身であっても、身支度などで朝は忙しいものです。家族のいるママは、自分のことだけをしているわけにもいかないので、もっと朝は忙しくなります。そんな忙しい時間に、子どもや夫の世話を焼かなければならないとなると、イライラしてしまもの。
- 何度起こしても起きない
- 朝になって今日必要なものを言う
- テレビやゲームに夢中になって出かける準備をしない
- 朝になって「このシャツにアイロンかけて」と言う
- 朝から探し物を手伝わされる
- 「パンじゃなくてご飯がよかった」などと言う
このようなことを朝から言われたい、されたりすると、自分の身支度もままならず、イライラしてしまいますよね。
寝不足、更年期などの体調不良
家事を一人でやっていると、夜は食事を作り、後片づけをして、洗濯をしてたたみ、アイロンがけもしなければなりません。朝は早く起きて朝ごはんの準備。これでは睡眠不足になっても仕方のないこと。睡眠不足は体調も悪くなりますし、ストレスも溜まります。
また更年期の年齢になると、
- 何となく体がだるい
- 気分が沈みがち
- やる気が起きない
などといった症状をはじめ、頭痛など身体的な症状を引き起こします。体調がすぐれないと同時に、イライラしてしまうのも、更年期の症状です。体調が悪いと、気持ちに余裕がなくなり怒りっぽくなってしまうこともあるでしょう。
仕事への不満や不安による八つ当たり
仕事でミスをしてしまったり、気になることがあったりすると、ちょっとしたことが気に障り、家族に八つ当たりをしてしまうことも。仕事に対してストレスを感じていると、家族や周りにも優しくなれないものです。
朝から憂鬱な気分になると、イライラしてしまうことも多いでしょう。
心にゆとりを持つことが大事。朝のイライラ対策
自分が朝イライラしている原因は何か?それを把握できたら、その原因を取り除きましょう。
朝起きない子どもに対する対処法
何度起こしても起きないという子どもには「早く起きて!」と声を荒げてしまうことも多いでしょう。しかし、命令されればされるほど、それに反発してしまい、起きる気力が失われてしまいます。できるだけ命令口調にならないようにしましょう。
そうはいっても、いつまだたっても起きないと怒鳴りたくもなるものです。朝スムーズに起きるようにするには、
- 夜更かしをさせない
- 寝る前にゲームをさせないようにする
- 寝る前に会話をするなどコミュニケーションを取る
などといったことをしてみましょう。
甘えすぎる夫に対する対処法
共働きである以上、旦那さんには最低限自分のことは自分でしてもらいましょう。旦那さを甘やかしてしまうと、いつまでもイライラは続きます。
- 朝は目覚ましで起きてもらう
- 朝ごはんに文句は言わせない(イヤなら自分で作るか、希望があれば前日までに言ってもらう)
- シャツやスーツなど、身支度に関することは朝言わないようにしてもらう
など、共働きの家事における妻の負担を理解してもらい、自分のことは自分でやってもらうようにしましょう。
生活習慣を見直して体調管理をしっかり
イライラの大きな原因ともなる体調不良。健康でいるためにも、体調管理をしっかり行いましょう。
- 睡眠不足対策
- しっかり熟睡するためにも、
- 湯船につかって身体の疲れを取る
- 睡眠効果があると言われるアロマを焚く
- 寝る前にストレッチやマッサージをする
などさまざまな方法がありますが、疲れているママは横になればすぐにぐっすり、という人も多いでしょう。睡眠不足になってしまうのは、やることが多すぎて眠る時間が少なくなってしまうから、という人も多いものです。
睡眠時間を確保するためにも、できるだけ早めにベッドに入るようにしましょう。
- 食生活の改善
- 食事をする時間がない、手っ取り早く食べられるカップ面やジャンクフードですませる、などといった食生活を続けていると、体調不良を起こすだけでなく、肌荒れなどを起こしやすくなります。
コンビニで買う際にも、野菜やお味噌汁などを選ぶ、朝ご飯や夕ご飯には納豆を食べるなど、手間をかけずに栄養を摂れるものを選ぶようにしましょう。
- 更年期障害対策
- 更年期症状を緩和するには、栄養バランスのとれた食事や運動が必要です。1日10分でも20分でもいいので、ストレッチをしたりウォーキングをしたりするようにしましょう。
更年期障害は女性ホルモンのバランスが乱れることが原因です。大豆イソフラボンを含む豆腐などの大豆製品を意識して摂ることも大事ですよ。
エストロゲン用作用のあるアロマを利用するのもおすすめ。クラリセージやゼラニウムなどで芳香浴やマッサージをするといいでしょう。
朝ヨガなどのリラックスできる運動で運動不足を解消
精神を安定させるには、ヨガもおすすめです。特に朝に行うヨガは、心地よくスッキリとした気持ちになれますよ。
おススメのヨガはこちら!
- 床に四つん這いになります
- 息を吸いながら天井を見上げ、腰をそらします。
- 息を吐きながら背骨を丸めていきます。視線はおヘソに。
これを繰り返します。
1日のタイムスケジュールを見直す
不規則な生活は朝のイライラを引き起こしやすくなります。規則正しい生活をするためにも、生活習慣や1日のタイムスケジュールを見直してみましょう。
- 夜型ではなく朝型にする
- 成長ホルモンが分泌される時間帯には睡眠を取っていたいもの。そのためにも、夜は早く寝ることが大切です。朝に余裕を持つためにも、早寝早起きの習慣をつけましょう。
- 完璧にやろうとしない
- 部屋はいつもきれいに、料理は手作りでなくてはいけない、などすべて完璧にこなそうとしなくてもいいでしょう。時間は限られているのですから、何事も完璧にできるはずがありません。
やろうとしてできないとストレスになりイライラが積もるばかり。「ま、いっか」という気持ちも必要ですよ。
- 夫の協力を要請
- 一人で何事もやろうとしても無理があります。お風呂掃除やお皿洗いなど、旦那さんに手伝ってもらえることはやってもらいましょう。少しでも手伝ってもらえると、気持ちが楽になりますよ。
自分を大切にして朝のイライラをなくす
朝イライラしてしまうのは、やらなければならないことはたくさんありすぎるからです。仕事のほかに家事や育児をするのは、とても大変なこと。それをこなすには、夫や子どもの協力が必要です。
一人ですべてやろうとせず、家族みんなで生活をしていきましょう。ママはイライラしていると家庭は暗くなってしまいます。笑顔でいるためにも、少しくらいさぼりママになってもいいと思いますよ。
肩の力を抜いて、どうしたら自分が笑顔でいられるかを考えてはいかがでしょう?