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バスタオルの臭いが雑巾みたい!?消臭する6つの方法!

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毎日疲れて帰ってくる働く女子にとって、お風呂は絶好の癒しタイムですよね。
一日の汚れと疲れを落とし、さっぱりしたらふわふわのバスタオルで体を拭こうとしたら…なんだか、臭い。雑巾のような臭いがする…。そんな経験ありませんか?
一度臭くなってしまったバスタオルは、繰り返し洗っても、漂白剤や柔軟剤を洗ってもなかなか落ちることはありません。
ここではそんな、臭いがついて手に負えなくなってしまったバスタオルを消臭する方法をご紹介します。

バスタオルが臭くなる原因は「雑菌」だった

まずはバスタオルの臭いの原因を知りましょう。
あの、雑巾のような臭いの原因、それは雑菌です。
私たちの体の表面には、「清潔な状態であっても」たくさんの雑菌が棲み付いています。雑菌は生きていくために必要なものであり、それ自体は悪いものではありません。
ですが、私たちの体を拭うことでタオルについた雑菌は、ある特定の条件で増えてしまうと、臭いの原因となってしまうんです。
その特定の条件というのが、「水分と栄養」。栄養とは、私たちの汗や垢、皮脂が相当します。つまり、「体を拭いたバスタオルは雑菌の格好の繁殖場所になる」ということだったんです。

バスタオルが臭くなる原因。あるあるNG行動

ただ、濡れた体をバスタオルで拭くだけではバスタオルの臭いは発生しません。先程も書いたとおり、ただ「繁殖場所になる」というだけです。
あの嫌な臭いになるまで雑菌を増殖させてしまうのは、やってしまいがちな私たちの行動にありました。
今後は控えたい、あるあるNG行動を集めてみました。

バスタオルを洗わずに何度も使用する

 「お風呂でキレイになった体を拭いたものだから、拭いたあとのバスタオルは汚れてない」という考えから、洗濯せずに干して何度も使う人、結構多いんですよね。実は、これが雑菌繁殖の原因。
体を拭いたバスタオルには、肌の表面に常在する細菌が1枚当たり数十~数百個ついていますが、3日間洗濯せずに使うと数万~数億個と、何百倍にも増えてしまうんです。
こうなってしまっては一週間ごとに洗濯しても、洗濯で細菌が落ち切ることはありません。また、洗わずに何度も利用することで、常に多くの細菌がタオルに棲み付く状態になります。

使った後のバスタオルを放置する

忙しい平日に洗濯機を回すことができず、週末一気にお洗濯する人は要注意。
濡れたまま洗濯カゴに放置した状態というのは、雑菌の繁殖要因となる「水分とエサ」が常にある状態だということです。
こうなると雑菌は繁殖し放題。最悪、他の洗濯物にまで細菌が繁殖していってしまうかもしれません。

洗濯しても、すぐ干さない

夜寝る前に洗濯機をかけて朝干したり、洗濯機をまわしてもすぐ干さない、というのもNG行動のひとつ。
洗濯後は雑菌の少ない洗濯物も、3時間たつと雑菌が繁殖して「洗濯前よりも雑菌が繁殖した状態」になってしまうんです。
こうなってしまうとせっかく干しても、雑菌が減ることはありません。洗濯をするなら取り出して干すまで時間が空かないようにタイミングをはかりましょう。

汚れているお風呂の残り湯を再利用する

節約のために、とお風呂の残り湯で洗濯している人は少なくありませんが、雑菌に対しては考えものです。
お風呂の残り湯には当然、そこに入った人由来の雑菌が移っています。一人分でもたくさんの菌があるわけですから、複数人で浸かっているならなおさら菌の量は多くなります。
雑菌と、雑菌の繁殖源になる皮脂や汗も含んだ残り湯を洗濯に使えば、バスタオルの臭いが付きやすくなるのは想像がつきますよね。

せめてお風呂の残り湯を使うのは本洗いのみにして、仕上げの「すすぎ」だけでも、残り湯は使わない方が安心です。

洗剤の量が少なすぎるor多すぎる

洗剤の適正量を守れていますか?普段「なんとなく」で使っている洗剤がバスタオルの嫌な臭いを引き起こす原因にもなるんです。
というのも、洗濯物に対して洗剤の量が少なすぎると洗浄力が弱まってしまうから。逆に多すぎると洗い残った洗剤が雑菌のエサになってしまい、結果、どちらも洗剤の適正量を守らない事で雑菌が増える原因になります。
一回一回洗剤を計るのが面倒であれば、1回使いきりのジェルボールが使いやすく簡単でおすすめです。こちらにも用法はあるので、正しく使って洗浄力を下げないようにしましょう。

同じことで、洗濯機にも適正の量があります。洗濯機にぎゅうぎゅうに詰め込んで洗濯してしまうと、洗い残り(=雑菌の増殖)につながるため、洗濯はできるかぎりこまめに行うようにしてください。

バスタオルの臭いを消す方法を6ステップ!

NG行動を学んだところで、いよいよバスタオルの臭いを消す方法をご紹介します。
バスタオルの臭いは、その度合いによって落とし方に差がでます。
今回は、バスタオルの生地が傷まない(=殺菌力の低い)順にご紹介しますので、ぜひStep1から試していってください。
臭いが消えれば「Step1で終了」でももちろんOKですよ。

Step1:粉末洗剤で洗う

最近では洗濯に液体洗剤やジェルボールを使う家庭が増えていますが、あなたの家ではどうですか?
もし粉末洗剤でないのであれば、一度粉末洗剤を使ってみてください。
というのも、液体洗剤などよりも粉末洗剤の方が一般的に洗浄力が高いからなんです。
もし普段の洗濯が洗浄力不足なのであれば、粉末洗剤に変えるだけでバスタオルの臭いから解放されるかもしれません。

普段液体洗剤を使っている場合、粉末洗剤は、旅行・出張サイズの使い切りタイプが便利です。ドラッグストアで手に入れられます。

Step2:粉末洗剤+粉末タイプの酸素系漂白剤で洗う

粉末洗剤だけで臭いが取れない場合は、「粉末タイプ」かつ「酸素系」の漂白剤をプラスして洗ってみてください。
洗剤と同じく漂白剤も、液体より洗剤の方が洗浄力があがります。
酸素系の漂白剤は水の温度が高めのほうが効果があがりやすくなりますので、風呂水利用ができるのであれば、洗いは温かいお湯で行うのがオススメです。
もちろん冷水でも効果はあがりますので、まずは様子を見て使ってみてください。

「酸素系漂白剤、といってもどれを選んだらいいのかわからない」という方へ。最近人気のメーカーはワイドハイター衣料用漂白剤 粉末・シャボン玉石けん酸素系漂白剤・OXI CLEAN(オキシクリーン)など。塩素系漂白剤と間違えないように、表記をよく確認してくださいね。

Step3:クエン酸のみで洗う

クエン酸、と言えばレモンなどの柑橘系に含まれているすっぱい成分で有名ですよね。
実はこのクエン酸、掃除や洗濯などの家事で大活躍する成分なんです。

天然由来成分のクエン酸は口に入っても安全ですし、排水は環境に優しいため、家族のお洗濯と一緒でも安心して使うことができます。

そんなクエン酸は、洗剤の溶け残りに効く酸性の成分。雑菌のエサを元から洗い流してしまいましょう。
やり方は簡単です。最初に水を張り、洗剤・柔軟剤をいれずにクエン酸のみで洗濯をするだけ。
クエン酸は水10Lに対して10gが目安です。お風呂の残り湯を使う機能があれば、お風呂にクエン酸水を張って、そこから残り湯使用機能を使うと簡単です。

最初に水を張る必要があるので、ドラム式洗濯機には向きません。

クエン酸入りの水を使うだけで、洗濯~干すまでは、いつも通りの方法でOK。手軽なのが嬉しいポイントです。

Step4:熱湯につける

ここからは「効果は高いがバスタオルが少々いたむ」やり方ですので、ご注意ください。
まず、50度程度の熱湯をバスタオルを桶や栓をしたバスタブに張り、そのなかにバスタオルを放り込み、沈めます。

やけどをする可能性があるため、必ず素手では沈めないようにしてください。
50度のお湯の簡単なつくり方
熱湯の温度を指定しましたが、50度の熱湯を作るのは難しくありません。以下の順番通りに用意してみてください。
  1. つくりたい熱湯の半分の量の水を、お風呂や桶にいれます。
  2. 先程の水と同量の熱湯をつくり、沸騰させます。
  3. 沸騰させたお湯をお風呂や桶に合わせます。
つまり、水と沸騰した熱湯を半々に合わせることで、およそ50度(若干高め)の熱湯ができるんです。簡単ですよね。
先にお風呂や桶に熱湯を入れてしまうと傷んでしまう場合もありますので、水を先に入れてから熱湯を入れるようにしましょう。お風呂の場合は大きめの鍋を使うと回数が少なく済みます。

熱湯が触れる温度に冷めるまで放置してから、取り出して絞ります。冬場なら15分程度で取り出せるようになりますが、できるなら1時間程度放置したほうが効果が高まります。

桶または風呂に半分蓋するなどして、急な温度低下を防ぎましょう。

注意点として、タオルに熱湯をかけた瞬間、鼻を突くにおいが立ち上ります。ちゃんと殺菌されている証拠ですが、念のためキッチンでよりバスタブで行う方がオススメです。

バスタブだと熱湯が多く必要になるというデメリットもありますので、たくさんの熱湯を使うのに抵抗のある方は、キッチンで換気扇をまわして実践してみてくださいね。

ただ、この方法を繰り返し行うと「バスタオルがいたむ」というデメリットがあります。一度殺菌・消臭したら臭いの原因を作らないように努めましょう。

Step5:酸素系漂白剤+熱湯

熱湯消毒でも足りない場合は、粉末タイプの酸素系漂白剤を足しましょう。
手順は以下のとおりです。

  1. 50度の熱湯をつくる
  2. 漂白剤をいれる
  3. タオルを沈める

漂白剤はお湯3Lに対して大さじ2溶かしてください。熱湯づくりは先ほどのつくり方と同様です。

ここでも火傷防止のため、素手では行わないようにしてください。

長時間のつけおきは生地を傷めるだけではなく、色落ちを招くこともあるため、2時間以上は浸さないようにしてください。
消臭が目的であれば、一時間のつけ置きで充分です。

漂白剤の種類について
漂白剤には塩素系と酸素系があります。
塩素系の方が漂白力が強い分、つけ置きするとバスタオルの生地が強く痛むため、この方法には向きません。必ず酸素系漂白剤を使うようにしてください。
また、粉末タイプの酸素系漂白剤でも、単体で使えるものと洗剤と一緒でないとつけ置きできないものがあります。
注意書きを読み、つけおきできるかどうか、洗剤なしで使えるタイプかどうかを事前にチェックしましょう。
先にあげたワイドハイター衣料用漂白剤 粉末・シャボン玉石けん酸素系漂白剤・OXI CLEAN(オキシクリーン)などはこの方法にも向いています。

最終手段:煮洗い

「ここまできても臭いが取れない…」
そんな場合には、最終手段の「煮洗い」に挑戦しましょう。
やり方は以下の通りです。

  1. 大きめの鍋に水を張る
  2. バスタオルを沈める
  3. 沸騰させて、10~30分煮る
  4. 冷めるまで放置する

直接煮ることで、高い殺菌力が期待できます。
ですが、このやり方だとバスタオルが強く傷む可能性もあります。できるなら最終手段にとっておいた方がよいでしょう。

実は、煮洗いでも洗剤や漂白剤を使うことができます。ですが、洗剤や漂白剤だけでなく、鍋の素材まで選ぶ(一般的なステンレス製鍋は使えません)ため、基本的にはオススメしません。洗剤を使ったとしても傷み方は変わらないので注意が必要です。

バスタオルが臭くならないように予防する方法

バスタオルの臭いがとれたところで、臭い戻りしないように、毎日防臭を心がけましょう。
これまでにご紹介した、なるべく毎日心がけたい臭い対策の一覧です。

  • 一回使ったバスタオルは洗濯にまわす
  • すぐ洗濯できない場合には、干して置くようにする
  • 洗濯するときに洗濯機に詰め込み過ぎない
  • 残り湯を使うのは、洗いのみにする。すすぎは水道水で
  • 洗濯したらすぐに干す

これを踏まえて、他にもできるバスタオルの臭いの予防策を3つご紹介します。

部屋干しは避ける

部屋干しで気になるのは、「洗ったのに臭い」臭い戻りですよね。
これ、実は生乾きの状態が長く続くことで雑菌が繁殖しやすくなるからなんです。せっかく臭いがしなくなったバスタオルも、部屋干しすると臭い戻りしやすくなってしまいます。
これを避けるためにも、基本的に部屋干しは避けるようにしましょう。

梅雨の時期や雨の続く日には薄めのタオルを使うようにする

とはいえ、梅雨の時期や雨が続く日、花粉症がつらい時期はなかなか外で洗濯物を干せませんよね。
そんなときには、薄めのタオルを使うようにして、部屋干しでも早く乾くように工夫しましょう。

早く乾かすことが雑菌の繁殖を抑える秘訣ですので、部屋全体を除湿するのも効果的ですよ。

また、ちょっとお値段は張りますが、ドラム式の洗濯乾燥機が使えると、洗濯がグンと楽になります。洗い~乾燥まで自動でやってくれるので、バスタオルの臭いもつきにくくなりますよ。
ただ、やはりぎゅうぎゅうに詰め込むと洗い残りや乾燥できない部分が出てきてしまいます。容量は必ず守ってくださいね。

洗濯層を洗う

防臭しているのに、何度も繰り返しバスタオルの臭いが気になる場合は、もしかしたら洗濯槽が汚れてしまっているのかもしれません。
一日洗濯機を使わない日をつくり、洗濯槽の洗浄をしてみましょう。思った以上にカビや汚れがごっそりとれるかもしれません。
洗濯槽を清潔にしておくことで、バスタオルのみならず、衣類全ての防臭につながりますよ。

ふわふわバスタオルを保つためにも、防臭を怠らないで

普段何気なく使っているバスタオルですが、一度嫌な臭いがしてしまうと使うたびに気になってしまいますよね。
バスタオルの嫌な臭いの原因は、雑菌にあります。体を拭いているものなので雑菌がついてしまうことは避けようのないことですが、臭いがするまで雑菌が増えてしまえば、消臭は一苦労です。
せっかくのふわふわバスタオルがごわごわ固いバスタオルにならないよう、傷みの少ない方法からご紹介しましたが、なるべくバスタオルが傷む消臭方法に頼らないようにしたいところですね。
バスタオルの気持ち良いやわらかさを保つためにも、雑菌を繁殖させないようにして、嫌な臭いを遠ざけましょう。

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