ボーナスにかかる税金が知りたい!ボーナスと税金の関係性

働いている以上、給料をもらいますが、これに必ず発生するのが、税金です。基本給以外にもらえるお金であるボーナスにも、税金は発生します。

しかし、給与明細を見ても、そこからどんなお金が引かれているのか、いまいち分からないという人は多いのではないでしょうか。

これを知るには、ボーナスの税金上の扱いや、保険料との関係を知らなくてはなりません。ボーナスから引かれるお金は、一見すると複雑に思えます。これを正しく理解するには、引かれる額を分類・理解する事が大切なのです。

ボーナスの税金上の扱いと、ボーナスから引かれるお金の種類やその計算方法を解説します。


ボーナスの税金上の扱いと、そこから引かれるお金の種類を知ろう

まずはボーナスが税金の計算において、どの様な扱いになっているのか、引かれるお金にはどんな種類があるのかを知っておきましょう。

ボーナス(賞与)とは

ボーナス、賞与とは日給や月給等の基本給とは別に支給される特別な給料の事を言います。つまり、ボーナスは給料の一種なのです。

その為、ボーナスの税務上の扱いは『給与所得』となります。普段もらっている基本給と、同じ扱いになるのです。

その為、

  • 引かれる税の種類や計算方法
  • 受けられる控除や控除額の計算方法
  • その他の引かれるお金の種類

等は、基本給と同じ種類・計算方法で扱われます。

ボーナスから引かれるお金の種類

ボーナスから引かれるお金の種類は、大きく分けると2つになります。

  • 税金
  • 保険料

の2つです。

これをより細かく分けると、最大で5つになります。

これら5つのお金は、法律上給料から天引きして支払う事となっている為『法廷控除』とも呼ばれています。

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料
  • 介護保険料(40歳以上の場合)
  • 雇用保険料
  • 所得税

この内、上4つが保険料で、下の所得税が税金です。

つまり、

ボーナスにかかる税金は所得税だけだが、その他にも保険料を支払う必要があり、その分天引きされている

というのが、ボーナスが実際に支払われる時の状態となるのです。

ボーナスから引かれる保険料や税金の計算方法を知ろう

では、実際にボーナスから天引きされる保険料や税金は、どの様な計算方法で計算されているのでしょうか。実際の計算方法について解説していきます。

健康保険・介護保険

まずは健康保険料と介護保険料について解説します。

健康保険料は、全国保険協会が運営している協会けんぽの健康保険料の計算方法によって計算されています。

計算方法は、

  • 賞与の総額から1,000円未満を切り捨てる
  • 切り捨てた金額に、保険料率をかけて算出する
  • 厚生健康保険料は、労使折半(雇っている企業と雇われている労働者で折半して払う)方式なので、保険料率をかけて出た金額の半分が支払う額となる

という形になります。

保険料率は全国の都道府県によって率の値が違います。また、介護保険料を支払っている場合も率に変化があります。まずは自分の住んでいる都道府県の保険料率をチェックしてみましょう。

介護保険料は、以下の計算方法で算出されます。

標準報酬月額 × 介護保険料率

これで算出された金額によって、支払う金額が違います。

介護保険料の保険料率は、所属している健康保険組合によって金額が違います。

介護保険料の場合、ボーナスだけの金額で計算するのではなく、

  • 交通費
  • ボーナス等の賞与
  • 残業代等の手当
  • 基本給

等、税金を引かれる前の全体的な金額から算出されます。

介護保険料は直接ボーナスから天引きされる、というよりは、それを含めた金額を天引きされるというものです。ただ、健康保険の保険料率には関係していきますから、関連している事は忘れないようにして下さい。

厚生年金保険料

厚生年金保険料は、厚生保険料と同じ計算方法で算出します。

  • ボーナスの金額から1,000円以下を切り捨てる
  • その金額に都道府県別の保険料率をかける
  • 出てきた金額の半分が支払額になる

という形で算出します。

厚生年金の保険料率も、都道府県によって保険料率が違います。

  • 健康保険料率
  • 年金保険料率

は、健康保険協会のホームページで一覧となって発表されています。まずは健康保険協会のホームページをチェックしてみましょう。

雇用保険料

雇用保険の計算方法は、健康保険や年金保険よりも単純です。

基本の計算方法は、

ボーナスの金額 × 雇用保険料率

となります。

雇用保険の保険料率は、職業によって値が違います。

2019年現在発表されている事業別の保険料率は、以下の通りです。

  • 一般事業      0.3%
  • 農林水産・清酒事業 0.4%
  • 建設事業      0.4%

これらの保険料率は、

  • 失業保険の受給者
  • 積立金の残高

等によって、利率が見直される事があります。

利率の見直しは毎年必ず行われる、という訳ではありません。料率の見直しに関するお知らせは、厚生労働省やハローワークから発表されます。ボーナスをもらった年の利率をチェックしてから計算して下さい。

所得税

最後は、税金である所得税の計算です。

賞与から引かれる税金は『源泉所得税』となります。これは、前月の社会保険料を控除した後の給与金額から算出されます。

源泉所得税の計算には、国税局から発表されている源泉徴収税額表を使います。これは、国税局のホームページで公開されているので、計算の際はそのページを活用して下さい。

賞与の計算には『賞与に対する源泉徴収額の算出率の表』を使います。

この表には

  • 扶養親族等の数
  • 前月の社会保険料控除後の給与等の金額

が記載されています。

これを用いて、以下の方法で計算していきます。

  • まず、算出率の表を見て、自分の条件と同じ項目の税率を見つけます。
  • 税率を見つけたら、社会保険料の金額を差し引いた後の賞与額に、税率をかけます。
  • これにより、賞与から天引きされる金額が分かります。

所得税を計算する際は、社会保険料を差し引いた金額が必要になります。税金で引かれる金額を調べるには、その前に社会保険料の計算をしておく必要があるのです。

その為、税の計算は自然と最後になります。他の計算を忘れずに行うようにしましょう。

ボーナスから引かれるお金の計算は少し複雑。仕組みを押さえて正しく理解しよう

ボーナスから天引きされる金額の計算は、少し複雑です。一気に計算しようとするのではなく、一つずつの項目を理解し、正しい計算方法で計算するようにしましょう。

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