懸賞、ポイ活、節約生活をはじめるならチャンスイット

低学歴でも高学歴でも受ける?学歴ハラスメントの実態と対処法

更新

昔と比べれば、自分で起業もしやすくなりましたし、学歴とは関係なく自分の能力を発揮して仕事にやりがいを見つけている人は増えています。
しかしその一方で、まだまだ学歴で人を判断し、昇進や昇給に影響するという会社も少なくありません。
学歴が低いとどのような影響を受けるのか、その実態についてまとめました。
また、そのような会社に勤めてしまった場合どうすればいいのか、そういう会社の見極め方など、対処法についてもお話しします。

仕事の結果とは全く関係ない、学歴ハラスメント

学歴ハラスメントとは、仕事の上で学歴に関することで不当な扱いを受けることです。
本来仕事の結果と学歴は関係ないはずなのに、「高卒だから」など、低い学歴をバカにされることもあれば、「あんないい大学出ておいてこんなこんなことも出来ないの?」と、高学歴を揶揄されることもあります。
いずれにしても、人格を無視した不当な扱いです。

後輩に追い抜かされていく

営業の仕事などは数字で結果が分かりやすいですね。しかし仕事で明らかな成績を残しても、高卒だということを理由に昇進が制限されることがあります。
大学に入っても中退や除籍だと高卒扱いになりますね。

その結果、大卒の後輩にどんどん抜かされていき、やがて新人の頃に仕事を教えてあげていた後輩が自分の上司になる、ということもよくあることです。

あからさまに見下される

「高校しか出ていないから」と、あからさまに学歴が低いことを口に出してバカにしてくる人も中にはいます。
または、大学を出ていてもあまり有名な大学でなかったり、偏差値が低いと、そのことをバカにしてくる人もいます。

その人の価値と学歴とは全く関係がありませんし、職場で学歴を口にすること自体おかしなことなのですが、現実にいるので恐ろしいのです。

仕事のミスも学歴のせいにされる

「まったく、高卒はこれだから」というように、仕事のミスまで学歴のせいにされてしまうことがあります。
大卒なら仕事でミスをしないかといったら、もちろんそんなことはありません。人間であれば誰しもミスはするものです。

しかしそれを学歴のせいにされて、あたかも高卒だからミスをした、というような不当な言いがかりをつけられてしまうことがあります。

高学歴でもハラスメントがある

学歴ハラスメントは低い学歴に対してだけでなく、高学歴の人にも向けられます。
仕事の経験が浅ければわからないことがあっても当然ですが、それを「高学歴なのにこんなこともできない」とバカにされてしまうのです。
高学歴というのは最初から周りの期待が大きく、また、嫉妬されることも多いです。
ちょっと意見をしただけで「有名な大学を出たからって生意気だ」というような理不尽なことをいう先輩、上司もいます。
そういう意味では低学歴の場合よりも辛い思いをすることが多いかもしれません。
これは高学歴=仕事ができる、という誤った認識からくるハラスメントです。
出身学部にもよりますが、大学に行くためにはその大学の入試にあった勉強をして試験をクリアしているのであって、それと社会に出てからの仕事は全く関係ないのです。
もう少し踏み込んで言うと、大学というのは真理を追究する場であり、社会に出てからの即戦力を育てるところではないのです。
だから、いくらいい大学を出ていても、その人に適した仕事につかなければなかなか成果は出せません。

しかし社会にはいい大学を出ているなら頭がいいはずだ、だから仕事も出来るはずだという誤った認識があります。それがハラスメントとなって表面化するのです。

女性は「使いづらい」と思われる

女性の場合、男性よりも高学歴ハラスメントを受けている人が多いかもしれないですね。
というのは、仕事をする前に、入り口の時点ですでにハラスメントを受ける場合があるからです。
以前、大学院を卒業した女性が就職難である、という記事を読んだことがあります。
「将来はこういう研究がしたい!」という夢を持って大学院まで進み、優秀な成績を収めて実際企業に就職しようとすると、

  • 君みたいな人はうちにはもったいないよ
  • そんないい大学出たのに、なんでうちみたいな会社に入ろうと思ったの?

などと、体よく断られてしまうのだそうです。

賢い女性だからこそ、会社のネームバリューにこだわらず本当にやりたいことが出来る会社を探そうとするのですが、そういう賢い女性を使ったことがない人からすると未知の生き物なのでしょう。

女性が働くこと自体は珍しくなくなってきていますが、日本の社会はまだまだ男性社会です。
自分の地位が脅かされると思ってか、賢い女性が入ってくることを拒む風潮があるのです。

学歴と仕事は関係ない。一人一人がその意識を持つことが大事

会社の制度や風土はいきなり変えられないかもしれません。でも、そこで働く人、一人一人の意識は変えられるはず。
イヤなことを言う人も、意識を変えられないままの古い人も、一定数はいるでしょう。
しかし、自分も同じように人を学歴という看板で見ていないか、本当に仕事への姿勢だけで評価しているかということをもう一度考えてみてもいいかもしれません。
そのようにして一人一人が意識を変えていくことでしか、社会を変えることは出来ないからです。
学歴ハラスメントを受けた人なら、その不当な扱いを受けた時の気持ちはわかるはず。

同じことが繰り返されないように、会社に対して提案できることはしていった方がいいと思いますし、これまで以上に仕事を頑張って成果を残していくしかないでしょう。

結局は仕事で結果を出すしかない

学歴と仕事に関する誤った認識を変えていくには、やはり自分が仕事で結果を出していくしかありません。
結果が出なければ「低学歴だから」「高学歴なのに」と言われるだけです。ですから、不当な扱いに不満を言うにしても、まずは結果を出すことが最優先です。

すぐには状況が変わらないかもしれませんが、仕事で結果を出しているあなたのことをきちんと認めてくれる人も出てくると思いますし、何より自分のスキルアップにつながります。

なぜ、どうしてと不満で一杯になる前に、自分にとって最善のことはなんだろう?と考えてみてください。

学歴ハラスメントにあったらどうする?自分で出来る対策法

しかしハラスメントを受けるのはイヤですし、我慢することはありません。不当なことは不当だといってもいいのです。

就職する前に調べられることは調べておこう

例えば大学卒を「幹部候補」として採用している会社であれば、学歴によって大きな差がつく可能性があります。
明らかに出世コースが違うなら、それは学歴ハラスメントではなくてその会社の制度がそうなっているからです。
大学で一定の専門科目を学んで来た人を管理職コースにつけるというのはある意味当たり前。海外ではもっとはっきりしています。
ですから、大学卒を優遇している会社に入るなら、それなりの覚悟が必要だということです。
また、大きな企業であればどこの大学出身者が多いかということがわかる場合もあります。
私の友人は希望する企業がどの大学出身者が多いか調べ、「この企業は○○大学の学閥があるから、自分が入っても出世できない」などと分析をしていました。

大卒だからといって、二流、三流といわれる大学だと、東大や京大にはかないません。有名大学の出身者が多いところは後々苦労しそうです。

窓口で相談する方法も

もしも学歴ハラスメントによって精神的な苦痛を受けたとか、辛くて仕事にもいけなくなってしまったという場合は、パワハラに該当する可能性もあります。

その場合は、会社のパワハラを訴える部署に通報したり、厚生労働省の労働局に相談したり、専門家に相談することをおすすめします。

辛いことが重なると仕事に行けなくなってしまうこともありますから、我慢をしてはいけません。

思い切って転職する

このままここにいても、仕事を楽しめない、頑張れないと思ったら、学歴不問で人を採用している会社に転職するのもアリです。

小さな会社でも堅実な経営をしているいい会社はたくさんありますし、あなたのやりたいことがその会社にあるのなら、転職した方がいいですよね。

最近は学歴よりも人柄重視という会社が増えてきていますから、いっそのこと転職活動を頑張ってみませんか。

コンプレックスが自分の原動力になるように頑張ろう

学歴についてあれこれ言ってくる人は、自分がコンプレックスを抱えているが故にあなたに八つ当たりをしているだけ、ということが多いものです。
そんな人のために、あれこれ悩むのは時間の無駄です。
学歴が低いことも高すぎることも、あなたにとってはコンプレックスになるかもしれませんが、それを学ハラをする人と同じように外に向けるのではなく、自分の原動力にしたいですね。
学歴がないこと(ありすぎること)でバカにされたけど、人生は学歴じゃない、と自分で決めればいいのです。
自分の価値は自分で決めればいいのですから、不当な扱いにめげず、今自分が出来ることに集中していきましょう!

この記事をシェア