最近様々な使い方が出来ると多くの人に注目されているハッカ油。最近注目されるようになりましたが、実は昔から薬や虫よけ、掃除道具等、色々な事に使われていました。
ハッカ油の便利さが再び注目を集めだしている今、自分もハッカ油を使ってみたいと思っている人はたくさんいます。しかし、同時に、使ってみたいけど使い方が分からない、そもそも、どこに売っているのか分からない、という方もいるのです。
今回は、ハッカ油の成分や特徴、販売されている所といった基本的な知識を軸に、ハッカ油の使い方を説明します。
ハッカ油は使い所や目的によって使い方も違いがあります。ここで紹介する使い方はあくまでも基本の使い方です。こちらの知識を参考に、オリジナルの使い方を考案してみて下さいね。
Contents
ハッカ油は昔から使われてきた日本のアロマ
ハッカはミントの仲間です。あまりハーブに詳しくない人から見ると、ミントとの違いや、効能の知識はあまり無いかと思います。まずはハッカ油の成分や特徴、購入できる場所について解説します。
ハッカ油の成分や特徴
ハッカはミントの一種で、日本在来の品種です。他のミントと違いは、メントールの含有率が高い点があげられます。香りはミント独特のスースーとした香りがしますが、ペパーミント等に比べると少し柔らかめな印象があります。
ハッカ油はメントールをはじめとしたハッカの香り成分を抽出した物です。ハッカ油の主成分であるメントールには、体や心に良い影響を与えてくれる効果がたくさん含まれています。
メントールの主な効果として、
- 解熱鎮痛効果
- 健胃効果
- 清涼効果
- かゆみ止め
- 発汗
- 抗菌効果
- 消臭効果
- 虫よけ効果
等、様々な効果があげられます。
ハッカ油は様々な利用法がありますが、これはメントールが持つ幅広い効果を利用したものなのです。
ハッカ油はどこで購入できるの?
ハッカ油は様々な所で販売されています。
- ドラッグストア
- 薬局
- アロマショップ
- 自然派コスメ等を取り扱うお店
- ロフト
- 東急ハンズ
等、主に薬や化粧品を取り扱うお店に置かれている事が多いです。
身近なお店では、ドラッグストアが確実です。多くの場合、日本薬局方が置いてあるコーナーにあります。見当たらない場合は、お店の人に聞いてみましょう。
ハッカ油の使い方をマスターしよう!
では次に、ハッカ油の使い方を紹介していきます。どの方法も、ハッカ油と日常で使っている物を組み合わせるだけで出来る物ばかりです。機会があればぜひ挑戦してみて下さい。
ハッカ油の温シップ
肩こりや腰痛持ちの人におすすめなのが、ハッカの温シップです。ハッカの消炎鎮痛効果で、つらい痛みを取り除く事ができます。
準備する物は以下の3点です。
- ハッカ油 2、3滴
- フェイスタオル 1枚
- お湯 洗面器に、フェイスタオルが浸せる程度
次にやり方を説明します。
- お湯にハッカ油を2、3滴垂らします。ハッカ油は刺激が強いので、肌が弱い人や強い刺激が苦手な人は、量を調節して下さい。
- ハッカ油をお湯に垂らして馴染ませたら、その中にフェイスタオルを入れます。
- お湯の中のフェイスタオルが十分温まったら、お湯から引き揚げ固く絞って下さい。
- フェイスタオルをたたみ、痛みを感じる部分にあてて下さい。フェイスタオルが冷えてきたらまたお湯に入れて、温め直します。
慢性の肩こりや腰痛、痛みが引かない筋肉痛がある時は、この方法である程度症状を緩和できます。
ハッカ油マスク
- 風邪や花粉症で鼻詰まりになっている時
- 風邪やインフルエンザが流行っている時
にオススメなのが、ハッカ油マスクです。
ハッカ油のメントールが鼻の通りを浴してくれます。メントールには抗菌作用もあるので、風邪やインフルエンザの予防にもおすすめです。
ハッカ油マスクは、以下の3点を用意します。
- ハッカ油 1、2滴
- ティッシュ 1枚
- マスク 1枚
やり方は以下の通りです。
- ティッシュにハッカ油をたらします。用意する物の量はあくまでも目安なので、お好みの量を調節して下さい。
- ティッシュにハッカ油を垂らしたら、マスクと顔の間に挟みます。
- ティッシュがマスクから落ちてこない事を確認出来たら、完了です。
ハッカ油の利用法の中でも、かなり簡単にできるやり方です。手軽にできるので、鼻詰まりや風邪予防に役立てて下さい。
ハッカ油とティッシュで簡易リフレッシュ
- 乗り物酔い
- 時差ボケ
- 悪臭
等、外出先で気分が悪くなった時でも、ハッカ油とティッシュがあればリフレッシュする事ができます。
やり方は簡単で、ティッシュにハッカ油を1、2滴垂らして、その香りを気分が良くなるまで嗅ぎ続けるだけです。
メントールのスースーした香りが、気分の悪さを軽減してくれます。消臭効果もあるので、悪臭を感じた時でも息がしやすい状態を整えてくれます。先程紹介したマスクを使ってもいいでしょう。
ハッカ油で虫よけ
ハッカ油は虫よけに使えます。
ハッカ油の香りは、
- ハエ
- ゴキブリ
- 蚊
- アリ
が苦手とする香りで、ハッカの香りがする所にはこれらの虫は近寄りません。
ハッカ油を虫よけに使う場合、虫よけしたい場所によって使い方が違います。
衣類の虫よけとして使いたい場合は、
- ハッカ油 3、4滴
- コットンやティッシュ 数枚
- ガーゼ コットンやティッシュと同じ枚数
を使います。
使い方は以下の通りです。
- ハッカ油をコットンやティッシュに垂らし、虫が近寄ってほしくない場所に置きます。
- ハッカ油を垂らしたコットンやティッシュをガーゼにくるめばサシェの完成です。
- 衣類を置いている場所の広さに応じて個数を変えて下さい。臭いが無くなったら、追加でハッカ油を垂らせば使い続けられます。
お部屋の虫よけや、虫よけスプレーとして利用する場合は、以下の道具をそろえて下さい。
- スプレー式のアトマイザー 100ml程度の物を1つ
- ハッカ油 3、4滴
- 精製水 90ml
- 無水アルコール 10ml
道具がそろったら、アトマイザーに全ての材料を入れて混ぜれば完成です。これ一つで、虫よけスプレーとお部屋用の虫よけができます。
この虫よけは普段の生活はもちろん、アウトドア等でも活用できます。テントに吹きかけておけば、それだけでテント内の虫よけが出来るのです。
臭いが気になる場所を消臭・除菌
- 生ごみ等の、臭いが強いゴミ
- 靴箱等の、臭いが強くなりがちな場所
には、ハッカ油のサシェやスプレーによる消臭や除菌が効果的です。
ハッカ油のサシェやスプレーには虫よけ効果もありますから、臭いにつられた虫がゴミや収納している物につくのを防ぐ効果も期待できます。
ごみの様に汚れたり臭いが付いたりしても問題無い物の場合は、ハッカ油を直接垂らしてしまっても問題ありません。
ハッカ油の使い方をマスターして、快適な毎日を手に入れよう
ハッカ油には様々な効果があります。ハッカ油の使い方をマスターして、その効果を使いこなせるようになれば、今以上に快適に過ごせるようになります。ハッカ油をお店で見かけたら、ぜひ一度挑戦してみて下さい。