初出勤。いくつになっても緊張しますよね。
新入社員なら同じく緊張した人がたくさんいるので、自分一人じゃないという安心感もありますが、転職の時はそうもいきません。
初出勤は自分だけ、という場合がほとんどだと思います。第一印象はとても大事ですから、すんなり馴染んでいけるように、印象の良い挨拶をしたいものです。
出勤時間はどのくらい?服装はどうしたらいい?など、転職した時の初出勤日に心がけたいことをまとめました。
緊張するとは思いますが、うまく乗り切って気持ちよく過ごせるよう、頑張ってください!
Contents
ウケを狙う必要はない。挨拶は短く簡潔に、が基本
何か特徴的なことを言わないと!なんて焦る必要はありません。会社は仕事をするところであり、挨拶は「感じのいい人だな」と思ってもらえれば成功なのですから。
趣味について長々と喋ったり、自虐ネタでウケを狙ったり、突飛なことをする必要はありません。
挨拶は笑顔で!
初日には同じ部署の人に挨拶することはもちろん、関連部署に挨拶をして回ることもあるでしょう。
そんな時は笑顔で挨拶することを忘れずに!明るい笑顔はそれを見ている人も笑顔にします。
だらだらと挨拶しない。簡潔に!
演説ではなくて挨拶ですから、長々と話す必要はありません。簡潔に、あなたがどんな人なのか、興味を持ってもらえばいいのです。
- 氏名
- 前職での仕事
- これから頑張りますという気持ち
- 趣味など
趣味は必須ではありませんが、プラスαの情報があるとあなたに話しかけやすくなりますよね。
- ◆挨拶例1
- 本日からお世話になります、○○と申します。前職では△△の仕事に就いておりました。ご縁があってこちらで働くことになりました。まだ不慣れでご迷惑をおかけすることもあると思いますが、一日も早くお役に立てるように頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
- ◆挨拶例2
- 本日から皆様と一緒に仕事をさせていただくことになりました、○○と申します。△△県出身の○歳です。以前は△△という仕事をしていたのですが、ずっと夢だった○○業界に転職が出来たことを嬉しく思っています。○○が趣味で、週末は早起きをして楽しんでいます。早く戦力になれるよう努力して参りますのでどうぞよろしくお願いします。
最後に抱負や意気込みを伝え、「ご指導をお願いします」という気持ちを込めることをお忘れなく。
中途採用とはいっても、その会社では新人です。
目安は1分以内!
挨拶の長さは1分以内を目安にしましょう。
1分でいいの?と思うかもしれないですが、1分てけっこう長いですよ。
緊張すると長々とわけのわからないことを話してしまう可能性があるので、時計を見ながら練習しておくといいです。
プライベート情報は必要に応じて
学生ではないので、どこに住んでいるとか年齢とか、基本的には別にプライベートなことを挨拶で言う必要はありません。
ただ、周りを見渡してみて、同年代の人が多そうだなと思ったら、年齢を言ってみるのもいいと思います。
日本人はなぜか「同級生」だとわかると、急に親近感がわいたりしますよね。昔の話なども同年代だとしやすいので、話の合う人が見つかりやすくなるかもしれません。
出身地や趣味も必要に応じて、でいいと思います。
その場合はとりあえず周りに溶け込んでからカミングアウトすればいいでしょう。
大事なのは話し方
特別なことはいわなくても、笑顔で、聞き取りやすい声で、堂々と挨拶が出来ればそれでOK。
でも緊張しますよね。初対面の相手がたくさんいるところで挨拶をするのですから。
できれば前日までに、鏡の前で練習をしておくといいでしょう。
- 背筋を伸ばす
- 前を向いてはっきりした声で話す
- 聞き取りやすいようにゆっくり目に話す
このポイントに気をつけて、自己紹介の練習をしてみてください。
あれこれ盛り込もうとすると緊張してうまく話せないという場合は、
「本日からお世話になります、○○と申します。早く仕事に慣れるように頑張ります。どうぞよろしくお願いします。」
というくらいの短い文でかまいません。
話す文章の長さより、話し方に重点を置いてください。
全体を見回しながら笑顔で挨拶できるように、何度も練習しておくことをおすすめします。
アピールするならさりげなく
自分のスキルや前職についても盛り込んでおきたいという場合もあると思うのですが、あくまでもさりげなくすること。
自慢ととられてしまうと後々面倒です。
メールの挨拶も同様に簡潔を目指す
例えば出張でいなかった人など、初出勤の日に口頭で挨拶が出来なかった人がいれば、その日のうちにメールで挨拶をしておきましょう。
取引先などこれから一緒に仕事で関わる人がいる場合も同様です。
メールで挨拶をする場合も、「簡潔」に書くことを心がけてください。
- ◆文章例1
- 本日より○○部に配属されました、○○と申します。直接お伺いしてご挨拶することが叶わず、メールでのご挨拶となり失礼いたします。早く仕事を覚えて戦力となれるよう努力して参ります。後日改めてご挨拶させていただければ幸いでございます。今後ともご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。
- ◆文章例2
- このたび○月○日付で入社いたしました、○○と申します。△△に代わって御社を担当することになりました。1日も早くお力になれるように努力して参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
メールだと顔が見えないため、趣味などのプライベート情報を盛り込みすぎると馴れ馴れしい印象になってしまいます。
ここはビジネスライクに、簡単な挨拶で大丈夫です。
初出勤、時間や服装など気をつけるポイント
できれば皆さんにすぐ受け入れてもらえるよう、良い印象を与えたいですね。
挨拶と同時に気をつけたいポイントがいくつかあります。
出勤時間の目安は事前に確認
9時始業であれば10分前についていればいいかしら、なんて悠長に構えていてはいけません。
職場によって習慣や出勤時間は違ってきます。
例えば、一番先について待っていた方がいいだろうなんて思ってやたら早く出勤してみたものの、セキュリティの関係で鍵を持っている人がいなくて入れなかったとか。
10分前でいいだろうと思って行ったら、すでに30分前には全員出勤していたとか。
仕事の前に何か書類を書いたりすることがあれば、早く出勤する必要があるかも知れません。
細かい点ですが、会社に着いてから「もっと早くくれば良かった」とならないように気をつけてください。
出社のリハーサルをしておく
初日は本社に行く場合もあれば、研修先に行くこともあるでしょう。
いずれにしても行き慣れていない場所です。
例えば、日中は急行が走っていたのに、朝の時間帯は各駅停車しかなくて思ったよりも時間がかかってしまった、などです。
遅刻は厳禁ですから、それを防ぐためにも初日の出勤場所につつがなく出勤できるよう、何度かリハーサルをしておくことをおすすめします。
服装は清潔第一!
転職によって途中入社する時は、あなた一人に注目が集まります。みんな、「今度来る人はどんな人だろう?」と期待して待っているわけですから、ここで良い第一印象を持ってもらいたいものです。
そのためには清潔感第一。目立つことは必要ありません。
ベーシックな普通のビジネススーツに、シンプルな靴とバッグ。シワなどがないか、よくチェックしてくださいね。ストッキングも伝線した時用に予備を持っていくといいですよ。
髪が長い人はまとめるなどして、顔周りをスッキリさせておくといいでしょう。メイクやアクセサリーも派手にならないように気をつけてください。ここで目立つのはよくありません。
基本的には面接を受けた時の格好と同じで大丈夫です。
もしスーツではなくカジュアルな服装でもいい職場の場合でも、初日はとりあえずスーツで行って、周りの雰囲気を見ながら翌日着ていく服を決めるといいと思います。
職場のルールを早く飲み込む
もし同じ業界での転職だったとしても、その会社にはその会社のルール、やり方があります。
前はこうだった、というこだわりは捨てて、まっさらな気持ちで初日の業務に取り組んでください。
細かいやり方も自分流を貫くのではなく、まずはその会社のやり方をマスターすることが大事です。
自分の意見、考えをいうのは職場に溶け込んでからでも遅くはありません。
自分から積極的に話しかけて
挨拶が終わったら、直接関係のない人はすぐに自分の仕事を始めてしまいます。新人の時のように、教育係が手取り足取り仕事を教えてくれるわけではありません。
話しかけられるのを待っているのではなく、常に自分から声をかけることを心がけましょう。
初日の挨拶があなたの印象を決める!明るく元気に
たかが挨拶、されど挨拶。第一印象はいつの時でも大事ですね。
最初に「この人、大丈夫?」なんて思われてしまうと、仕事がやりづらくなります。
大したことでなくても悪く思われてしまう可能性があるので、最初の挨拶で好印象を持ってもらいたいですね。
元気に、「精一杯頑張ります!」という気持ちを持って挨拶すれば大丈夫です。緊張しても、大きな声で元気に挨拶することを忘れないでください。