ダイエットをしたいけど、時間がないという人はたくさんいます。そんな人におすすめしたいのが、通勤・通学時間の一部をダイエットに当てる方法です。
通勤や通学では、バスや電車を使っている人が多いかと思います。このバスや電車の駅を最寄り駅の一つ前で降り、ひと駅前の距離から家まで歩くようにすると、ウォーキングダイエットの効果を得る事が出来るのです。
ひと駅歩くだけウォーキングダイエットは、
- ダイエットに挑戦してみたいけど、時間がない方
- 普段の通勤・通学時間を、もっと有意義に使い方
にぴったりのダイエット法なのです。
今回は、ひと駅歩くダイエットをテーマに、ひと駅分歩くだけでどれだけダイエット効果があるのか、ウォーキングダイエットのやり方を説明していきます。
Contents
ひと駅歩くだけでダイエットができるって本当?
ひと駅歩くだけでダイエットができる、と聞くと、本当かどうか疑問を感じてしまいますね。まずはひと駅歩くダイエットの効果について説明していきます。
ひと駅歩くだけ、は結構大変
ひと駅歩くだけ、と聞くと何だか簡単に思えてしまいます。特に、駅同士の距離が短い都市部では、運動になるとはあまり思えないかもしれません。
簡単に思えるひと駅歩くだけダイエットですが、実は結構体力を使うダイエットです。普段は意識する事がない、「歩く」という動作ですが、体全体、特に下半身にある大部分の筋肉をたくさん使う動作なのです。
歩く動作は下半身にある筋肉を使って行います。ただ一つの筋肉を使うのではなく、かなり広い範囲の筋肉を同時に動かす事で「歩く」という動作が行えているのです。
例えば、歩く時に使っている足の筋肉をまとめると、以下の様になります。
- 大腿直筋
- 大腿広筋
- 大腿二頭筋
- 前脛骨筋
- 腓腹筋
- ヒラメ筋
足だけでもかなりの筋肉が、歩く時に使われている事が分かります。歩くという動作は、実はとても大変な動作なのです。
ひと駅分を歩く事で行うウォーキングダイエットでは、これ等の筋肉を意識しながら、ウォーキングしていきます。ただダラダラ歩く時とは違い、歩く姿勢にも気を付けながら歩く事になりますから、駅同士の区間が短くても、かなりしっかりした運動になるのです。
ひと駅分のウォーキングで得られる効果
ウォーキングは体中の筋肉を使う運動で、有酸素運動でもあります。
有酸素運動は酸素を使う事で体内の脂肪を燃焼する効果がある運動の事です。ウォーキングはダイエットにも良く取り入れられている運動ですが、それはこの有酸素運動の脂肪を燃焼させる効果によるものです。
有酸素運動であるウォーキングは、ただ動けばよいというものでもありません。体内の脂肪が燃えだすまでには時間がかかります。脂肪の燃焼が始まるまで、ウォーキングを続けなくてはいけないのです。
では、どれ位の時間から脂肪の燃焼が始まるのかというと、大体10~20分程度からと言われています。これは、丁度都市部の駅と駅の間を徒歩で移動するのと同じ位の時間になります。
ひと駅歩くウォーキングダイエットには、脂肪燃焼を促し、痩せやすい体を作る効果があったのです。
ウォーキングは脂肪を燃焼させ、痩せやすい体を作る以外にも様々な効果があります。
- 動脈硬化の予防
- 肝機能障害の予防
- 糖尿病等の糖分の代謝異常の予防
- 骨粗しょう症の予防
- 筋力低下を防ぐ
- うつ等の心の病気の予防
- 認知症の予防
この様に、様々な病気の予防に役立つ効果があります。
ひと駅歩くダイエットでも、これ等のウォーキングの効果を受ける事が出来るのです。
ひと駅ウォーキングダイエットのやり方をマスターしよう
ダイエットとしての効果だけでなく、様々な病気の予防にも役立つひと駅ウォーキングダイエット。このダイエットをより効果的に行うには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。以下のポイントをしっかり押さえましょう。
歩きやすい靴を用意しよう
ウォーキングダイエットをする時は、足に負担がかかりがちです。ひと駅分の距離を歩く時は、歩きやすい靴を先に用意しておきましょう。
社則や仕事上のマナーとして運動靴がはけない人は、
- フラットシューズ
- 機能性パンプス
等の、足に負担がかかりにくいタイプの靴がおすすめです。
大きい靴屋さんや百貨店では、オフィスで違和感のないデザインなのに、歩きやすさや機能性にこだわったパンプス等が販売されています。通販でも取り扱っている場合があるので、ぜひ探してみて下さい。
ウォーキングの正しいフォームを維持しながら歩こう
ウォーキングをする際は、正しいウォーキングのフォームを維持しながら歩く事が大切です。
- 背筋を伸ばした状態でまっすぐ前を見ながら、骨盤に上半身を乗せるイメージで立つ
- おへその下あたりに力をこめ、軽くお腹をへこませる
- 肩の力を抜いて、少し後ろに肩を引く
まずはこの体制を作ってから歩き始めます。
歩き始めも、以下のポイントを意識しましょう。
- 歩く時は、肩甲骨を意識しながら、後ろに腕持っていくイメージで腕を振る
- 足は腰から出すような気持ちで歩き、かかとから着地させる
- 後ろ側の足は地面を蹴って、体重移動を指せる
- 歩く時のスピードは、少し息が弾む位の速さで
このフォームを意識しながら歩くと、10分程度の距離でもかなり体力を使います。常にフォームを意識しながらウォーキングをしましょう。
無理は禁物。少しずつ歩く事から始めよう
正しいウォーキングのフォームに気を付けながら歩くと、短い距離でも体力を消耗します。初めから長距離を歩こうとせずに、自分にとって無理のない距離から始めるようにしましょう。
無理をしながら歩くと、疲労や怪我の原因を作ってしまいます。体に必要以上の負担をかけるダイエットは長続きしにくいですから、三日坊主を避ける為にも、自分の体に合った距離を歩くようにして下さい。
距離を伸ばしたい場合は、最初は楽に突破できる距離から始めて、数日や数週間といった感覚で、少しずつ歩く距離を伸ばしていきましょう。
- 体調がいつもより良い時
- 天気が良く、歩きやすい気候の時
に新しい距離に挑戦するのもおすすめです。
「ひと駅歩く」のは働く女性向けのダイエット方法!ぜひ試してみて
最寄り駅の手前にある駅で降り、そこからひと駅歩くというのは、仕事に忙しい女性にピッタリのダイエットです。脂肪を燃焼させるウォーキングを毎日の生活に取り入れて、健康的なダイエットに挑戦してみて下さい。