私は人見知りじゃありません!誰とでもすぐに友達になれるし、話が盛り上がります!なんて人の方が少ないと思います。
日本人は、ほとんどの人が「自分は人見知りだ」と思っているのではないでしょうか。
大丈夫、自分のことをうまく話せない、初対面の人と話ができないと悩んでいるのはあなただけではありません。
自分が何故人見知りなのかを知って、一つ一つ克服していきましょう。
小さな一歩を重ねていけば、必ず人見知りは克服できますよ。
人見知りな人の特徴と初対面の人が苦手な理由
人見知りな人は、人が嫌いなわけではなく、もちろん人と関わりたい、楽しく会話がしたいと思っているのにできないんですよね。
それにはこのような理由があります。
自分に自信がない
こんなことを言ったら変だと思われるのではないか。まだ起きていないことに対して、過剰に不安を持っていませんか。
- 人にどう思われるか
- なんて言われるか
そんなことばかり考えてしまう原因は、自分に対する自信のなさ。
自分に自信がないので、他人を必要以上に恐れてしまうのです。
失敗することが怖い
例えば会話がふと途切れた時や会話が続かないとき、それが自分のせいだと思ってしまったりしませんか?
緊張しやすく、失敗を恐れる気持ちが強くて、会話が続かないということは「自分の失敗」になるので、なかなか自分から声をかけづらくなってしまうのです。
相手に興味がない
興味のない相手に聞きたいことなんてありませんよね。
人と会話が続かないのは、あなたが相手に対してあまり興味を持っていないことが原因かもしれません。
これさえわかれば大丈夫!人見知りを克服する方法
人見知りを克服するにはまず「行動」を変えることです。そうすれば徐々に考え方も変わっていきます。
大丈夫、みんな人見知りだから!
おそらくあなたの周りにいる人の8割以上は人見知りです。そう見えないだけです。
みんな、最初は勇気を出して人に話しかけているんですよ。
そう思えば怖くないでしょう。
むしろ、「みんな人見知りなんだから、自分から話しかけてあげよう!」くらいに思ってみてください。
気持ちを切り替えるんです。誰だって人から話しかけられたり、優しくされれば嬉しい。
それを自ら率先してやってみましょう。
笑顔で挨拶をしよう!
最初は挨拶をするだけでいいのです。できれば笑顔で。
「自分から」というのがポイントです。
- おはようございます。
- お疲れ様でした。
- お先に失礼します。
これなら、何も考えなくても口から出てきますよね?
近所の人なら
- こんにちは
- こんばんは
で十分です。
これを繰り返していると、人に声を掛けるという行動に対して苦手意識がなくなっていくからです。
最初からうまく会話をしようなんて思うと挫折します。
しかし笑顔で挨拶をすると、たいていの人は笑顔で挨拶を返してくれます。
それで十分、キャッチボールができているじゃないですか。
人を褒める
褒めるなんてハードルが高い、と思うかもしれませんが、挨拶がきちんとできるなら大丈夫です。
毎日挨拶をしていれば、相手だってあなたに対して親近感がわいてきます。
挨拶をしたついでに、
- 今日のピアス素敵ですね。
- 最近朝早いですね。お仕事頑張ってますね。
- 何だか楽しそうですね。いいことでもありましたか?
などと、声をかけてみてください。
それが出来るようになれば、挨拶のついででなくても人を褒めることが無理なくできるようになってくると思います。
聞き上手になる
会話が続かないと、焦ってあれこれ話そうとして、何を話しているだかわからなくなってしまうなんてことはありませんか。
会話って、何も自分が積極的に話す必要はなくて、相手の話を真摯に聞くってこともとても大事なんです。
ですから苦手なことで無理しない。
自分が話そうとするのではなくて、聞き役に徹してみてください。
- うん、それで?どうなったの?
- へえ、いいね、それ。どこで売ってるの?
うん、うん、と相づちを打って話を聞きながら、時折質問を挟むことで、相手に対する共感を示すことができます。
人見知りなことを隠さない
自分の評価を気にしてしまう人は、自分が人見知りだということを知られたくないと思っている人もいますね。
でも、隠したところで会話がうまくなるわけではありません。
だったら人見知りだということを認めてしまった方が、気持ちが楽になると思います。
沈黙を「気まずい」と思わない
仲の良い友達同士だって、会話がふと途切れることはあります。たまたま、話題の区切りにきただけのことで、気にすることではありません。
そこで無理に話そうとするからドツボにはまるので、「誰かが話題を変えるだろう」くらいの気持ちで沈黙をやり過ごしてください。
身だしなみに気をつける
人の中身を急に変えることはできないけれど、外見を変えることはすぐにできます。
身だしなみというのは思った以上にあなたのイメージを左右します。
何も高級なブランドものの服を着る必要はありませんが、清潔感を心がけ、少し「オシャレな自分」になるように心がけてみてください。
どこかで会った気がする…と思うことにする
初対面だとどうしても言葉が出て来ない、ということがあると思います。
そんな時は「この人は以前にどこかで会ったことがある」と思ってみてください。
自分の知り合いと似ていれば、その人をイメージしながら話してもいいですね。
「知り合いなんだ」と思うだけでも緊張感が和らぐものです。
目の前の相手に興味を持つ
目の前の話し相手に興味を持ちましょう。どんなことでもいいんです。
- 何が好きなのか
- 普段どんなことをしているのか
- どんなことを考えているのか
もしお弁当を持って来ている人がいたら、「料理が好きなんですか」「朝忙しいのに、すごくマメですね」なんて会話の糸口が掴めますよね。
そうすれば深く考えなくても会話が弾むようになりますよ。
自信を持てる行動をする
自分に自信が持てない人に、「自信を持ちなさい」といってもすぐには無理ですよね。それができたら、とっくにやってますよね。
そこで、行動から変えていきます。行動を変えれば思考が変わるからです。
まず、姿勢を正してください。
人見知りで自分に自信がない人は常にうつむきがちで猫背ぎみの人が多いのです。
背筋を伸ばし、軽く胸を張り、しっかりと前を見てください。
これだけでもとても堂々として見えます。そして、人は堂々として見える人に対して尊敬の念を抱くものです。
そして、声を大きく、はっきりと話すようにしましょう。
誰も、ぼそぼそと下を向いて自信無さげに話す人とは会話をしようとは思わないものです。
そうすると不思議なことに、周りからあなたに声をかけてきますよ。
他人にどう思われているかを気にしない
いきなり気にするなといわれても難しいかもしれないのですが、他人は自分以外のことにあまり興味はないものです。
これは事実。あなただって、常日頃から周りの人のことばかり気にしていますか?気にしていないですよね。
それと同じ、周りの人もそれほどあなたに興味はないのです。
特に職場であれば、普通は仕事のことを考えて行動していますから、他人にかまっている暇はない。
だから、他人にどう思われているかなんて気にするのはばかばかしいことなのです。
自分のことをもっと好きになりましょう。
自分のことが好きな人は、他人にどう思われようと気にしないものです。
深読みしない
人見知りの人は、ちょっとしたことでも深読みしてしまって「なんか変だと思われているのかな?」などと考えがちです。
例えば、相手がちらっと自分を見たことを
- 何か変な格好してる?
- なんかついてる?
などと深読みして、その人に対して良くないイメージを持ってしまうことも。そうすると、余計にその人に話しかけづらくなってしまいます。
でもそれって、事実かどうかわからない。あなたの心の中で考えているだけのことが多いと思いませんか。
事実かどうかわからないことを深読みして、勝手に相手に偏見を持たないことはとても大事です。
全員に好かれるのは無理!
数人で会話をしている時に、少しでもあなたに批判的だったり、反対意見を言われたり、「この人、私のことが嫌いなのかな?」と思うような態度をされることもあると思います。
でも、それは当たり前のこと。人が10人いたら10の個性があり、全ての人と仲良くできるということはあり得ないのです。
みんなに好かれたいという思いがあると、そうでない人がいた時に心が折れてしまいます。
どんなにいい人であっても、全ての人に好かれるのは無理なんです。
そこで「自分の評価を落としたくない」「嫌われたくない」なんて思うと疲れますから、「別にいいや」と開き直ってみてください。
人見知りであることを恥ずかしがらないで!
人見知りは性格の一部です。だから、悪いとか良くない、とは思わないでください。
決して恥ずかしいことではありません。
ただその性格を自分で変えたいと思うのなら、今回ご紹介したような方法を試してもらえれば、徐々に克服できると思います。
まずは、自分から笑顔で挨拶。それだけで十分ですよ。