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保育園に入園しても母乳は続けられる?母乳育児を続ける方法

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赤ちゃんは母乳で育てたい、と母乳育児を頑張ってきたママの前に立ちはだかる壁が保育園。
仕事復帰とともに子供は保育園に預けなくてはいけなくなりますが、保育園に入園しても母乳をあげることが出来るのか、それともここでやめなくてはいけないのか、悩んでいるママも多いと思います。
母乳育児を頑張ってきたなら、出来れば卒乳まで続けたいですよね。
保育園に入園しても母乳育児を続けるにはどうすればいいのか、どんな方法があるのかなど、準備の仕方などをご紹介します。

入園しても母乳育児を続けるために必要なこと

1歳を過ぎて卒乳していればいいのですが、0歳児で預けなければいけない場合、まだ母乳を飲んでいる子は多いですよね。
ミルクに切り替えるのに抵抗がある、母乳育児を続けたいというママが出来ることをまとめました。

保育園ときちんと相談する

入園後も母乳育児を続けたいなら保育園との連携が欠かせません。冷凍母乳を持って行くにしても、自分が出向くにしても、保育園の協力が不可欠だからです。

ですから母乳育児への対応をしてくれる保育園を探すか、もし今していなくてもしてもらえるようにしっかり話をする必要があります。

積極的に協力してくれる園もあれば、衛生管理上できないとする園もあるので事前に確認しましょう。
できないとしているところに入園してから交渉するのは大変です。
今は保育園に入るだけでも大変なので選んでいる場合ではないかもしれませんが、もし保育園で対応できないなら「保育ママ」など他の保育サービスの利用も考えてみてください。

※保育ママとは
正式名称を「家庭的保育事業」といい、3歳未満の子供を家庭で預かってくれるサービスです。自治体によってないところもあります。

公立の保育園だけでなく、認証保育所や無認可保育園も含めて、母乳を飲ませることに対応してくれるサービスがどれだけあるか復帰前にしっかり調べておくことをおすすめします。

冷凍母乳を持参する

一番やりやすい方法としては、時間のある時に搾乳しておき、それを冷凍して持っていくことです。
冷凍母乳に関しては、以下のことに気をつけてください。

  • 母乳専用の冷凍パックで冷凍する
  • 搾乳日を書いておく
  • 冷凍後1週間以内のものを持って行く
  • 途中で回答しないように保冷バッグなどで持っていく
  • 飲み残しを再冷凍したものはダメ
  • 冷凍する時は他の食品に触れないように気をつける

きちんと冷凍されたものを持っていけば、後は保育園で全部やってくれますので安心ですね。
当然ですが、喫煙や飲酒は避けて体調管理をしっかりし、風邪気味の時など体調不良の場合は搾乳を控えた方がいいでしょう。

昼休みに授乳する

職場と保育園が近い場合は、昼休みなどの休憩時間に保育園に行って授乳をするというママもいるようです。
授乳の間隔がある程度あいていればそれも可能かもしれません。
職場に託児所がある人などは、授乳のための休憩をとって母乳をあげることも出来るでしょう。

無理せず、ミルクと併用する

保育園が冷凍母乳に対応できないこともありますし、忙しくて、搾乳して冷凍するという手間をかけられないこともあるでしょう。
そんな時は無理せずに、ミルクと併用していけばいいと思います。
朝と夜など家にいる時は母乳を、保育園にいる間はミルクとすれば、完母ではなくなりますが母乳を続けていくことは出来ますよ。

哺乳瓶に慣れておくこと!

自分が直接母乳をあげにいければいいのですが、それが出来るママは少ないでしょう。
冷凍して持っていくとすると保育園で哺乳瓶を使ってあげてもらう必要があります。
今まではママから直にもらっていたのに哺乳瓶となると飲むのをいやがる子もいます。
ですから、入園前に、母乳を続けるにしても哺乳瓶やストローマグなど容器を使って飲むことに慣れておいた方がいいでしょう。

母乳をあげることはママにもメリットがある

母乳をあげることは子供の安心感や親子のスキンシップの他に、ママの気持ちを安定させるという効果もあるんです。
母乳を上げている間は乳腺を発達させるプロラクチンというホルモンに加え、母乳を分泌するためのオキシトシンというホルモンも出てきます。
このオキシトシンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、ママに幸福感を与えることで知られています。
母乳を上げている間は子供もママもリラックスできる時間だと思いますが、それはホルモンの関係もあったんですね。
仕事で疲れた身体と心を癒すためにも、母乳育児を続けることはママにとってメリットが大きいと思います。

難しい時はミルクへの切り替えや卒乳することも考えてみて

母乳を続けたいという強い思いを持っているママもいると思いますが、どうしても母乳を続けることが難しい状況になるかもしれません。
仕事に復帰したストレスや疲労で母乳の出が悪くなるかもしれない。
その場合はミルクに切り替えることや月齢によっては卒乳も考えてみてください。あまりにも「母乳でないと!」と自分を追いつめないで欲しいのです。

6ヶ月以降は栄養が減少

栄養のバランスや消化吸収がいいなど母乳育児にはメリットもたくさん。しかしその栄養価については出産直後とは少し違うようです。
奈良教育大学の米山教授の研究によると、

  • タンパク質は6ヶ月で15〜35%程度減少
  • カルシウムは6ヶ月以降減少傾向
  • 糖は10ヶ月まで一定度その後上昇
  • 脂肪とエネルギー量は変動なし

ということがわかっています。
タンパク質とカルシウムは減ってしまう、糖や脂肪はあまり変わらないと考えると、栄養ということに関してはそれほどこだわらなくても良さそうです。
ですから、母乳じゃないと栄養が減ってしまうという心配はしなくても大丈夫ですよ。

母乳をやめることの罪悪感をなくして

小さい子を保育園に預けて働くことや母乳を続けられないことに対して、罪悪感を感じないようにしてください。
ずっと母乳だった子がミルクになると、飲むのをいやがったりすることもあると思います。でもそれは一時のことで、すぐに慣れますから安心してください。
ぐずる子もいると思いますが、保育士は保育のプロ。すぐにはミルクに慣れない子に対する対応だって心得ています。
大事なのはお迎えに行く時のママの笑顔や帰ってきてからのスキンシップです。
大丈夫、母乳をあげたかどうかだけで子供の成長に影響はありません。

ママの負担にならないような母乳の続け方を模索しよう

どうしても母乳育児を続けたいという強い思いをお持ちのママもいると思います。今回ご紹介したような方法でそれが無理なく続けられるならいいでしょう。
そんなに何年も続くことではないので、もうしばらく頑張ってみてください。
でも、仕事も大変、母乳育児も大変で、帰宅してから笑顔がなくなってしまうようなら考え直してみてもいいのではないでしょうか。
無理して完全母乳にしなくても、ミルクと併用しても十分スキンシップは出来ますよ。

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