育児休暇から職場に復帰する、子育てが落ち着いてきたので再就職したいとき、子供を保育園に預ける必要が出てきます。
保育園を探すことを世間では「保活」と呼びますが、実際に何から始めればいいのかわからないママも多いのではないでしょうか。
また、地域によっては待機児童が多く、希望する保育園に入れない人も少なくありません。
大切な我が子を預ける保育園ですから、安心して預けられる保育園を選びたいですよね。
今回は、保育園を選ぶためのポイントについて紹介していきますので、保活の参考にしてみてください!
Contents
保活の最初のステップ!保育園の情報を集めよう!
まずはどのような保育園が選択肢にあがるのかを調べましょう。自分が通えそうな範囲にある保育園をピックアップして、情報を集めてみるのです。
役所の担当課に行ってみる
役所には保育園の管轄を行っている部署があるはずです。まずは、そこに行ってみて窓口で担当してくれた人に「保育園に預けたい」ということを伝えてみましょう。
保育園に関するさまざまな情報が得られます。
- 保育園の一覧
- 自治体の保育園情報が掲載された資料などがあるはずです。それをみながら、職場や自宅から近い保育園をいくつか探してくれて保育園の特徴などを教えてくれます。
- 空き状況
- 保育園では年齢ごとに空き状況を公表しています。担当部署に聞いてみると、現在の空き状況などについても詳しく教えてくれるはずです。希望する保育園に入れる可能性などについても教えてもらえるかもしれません。
- 手当について
- 保育園を利用するときに利用できる手当などについても情報が得られます。
- 認可外保育園の情報
- 待機児童が多い地域では認可保育園の人気が高く、希望しても入れない人が大勢います。
そこで、認可外保育園についても調べてみましょう。役所でも認可外保育園についての情報を持っていると思いますので、認可施設と合わせて聞いてみると選択肢が広がります。 - 衛生面について
- 衛生状態がよくないと、それが原因で子供がアレルギーを発症したり、感染症にかかったりするリスクが高くなります。
また園庭にゴミや石が落ちていると、月齢の小さい子供は興味本位で口に入れてしまうかもしれません。園庭や部屋の中が汚れていないか、よくみてみましょう。 - 防犯対策は?
- 誰でも気軽に入ってこられる、子供が簡単に出入りできるような園では不安です。保育園の出入り口には鍵がかかっているか、防犯カメラは設置してあるかを見てみましょう。
もしも、自分で確認しても防犯カメラなどが見当たらないときは、職員に聞いてみることをおすすめします。 - 保育士の配置
- 入園したら自分の子供を入れる予定のクラスを見学させてもらい、保育士の数が足りているかどうかを調べてみましょう。
- 保育士の年齢構成
- クラスごとに複数の保育士が在籍している場合、その年齢構成をみてみましょう。年齢の若い保育士が多いなど、年代が偏っていると経験不足が心配されます。
- 子供との接し方
- 子供と接するときの接し方も可能であればみてみましょう。子供に対する言葉遣い、叱り方などを観察してみると保育士の質もある程度把握できると思います。
- お昼寝のときの様子
- 可能であればお昼寝のときの様子をみせてもらいましょう。月齢の小さいお子さんを預ける人ほど、お昼寝のときの様子は重要なポイントになってきます。
それは、保育中の事故でうつぶせ寝による事故が多く報告されているからです。昼寝中は部屋を明るくしてあるか、保育士の見守り体制はどうなっているのかを見てみましょう。
お昼寝時間中の見学が難しいときは、職員に聞いてみるのも手段のひとつです。 - アレルギー対応
- 最近は食物アレルギーを持つお子さんが少なくありません。お子さんにアレルギーがある場合、アレルギーに対応してくれるかどうかを聞いてみましょう。
- 準備品について
- 保育園に入園することになったら、揃えなくてはいけないものがいくつか出てくるかもしれません。準備品も事前に聞いておくと、入園が決まってから慌てずに済みますよ。
- オムツの対応について
- 保育園によってオムツの対応が異なります。紙か布を使うのか、自分で用意するのか園で用意してくれるのか、使用済オムツの処理方法などについても聞いてみましょう。
- 小児科
- 月齢が小さいほど、保育園に預け始めた頃は頻繁に体調を崩す子供が多いです。保育園のすぐ近くに小児科があるとすぐに利用できて便利です。
- スーパーやドラッグストア
- 働きながら子育てするのは時間のやりくりが大変になります。少しでも家事などに充てる時間を減らすためには、保育園の送迎のついでに買い物できる場所があると便利です。
インターネットである程度の保育園情報について調べることができるでしょう。
通いやすさだけで決めないこと
保育園を決めるときに、多くの人が重視するのが通いやすさではないでしょうか。確かに自宅や職場から近い保育園に預けるのは、親にとっても子供にとっても利便性画高いです。
しかし、通いやすさだけで保育園を決めてしまって、後悔するケースが少なくありません。
自分なりに優先順位をつけてみよう
役所の担当者や自分で調べた情報などを基にしながら、自分なりに保育園の優先順位をつけてみましょう。
また、第一希望の保育園に入れなかったことも考えて、第二希望、第三希望以降、いくつかの保育園をリストアップしておきます。
保育園の見学に行ってみよう!見学のときにチェックしておきたいポイント
集めた情報からいくつか気になる保育園が出てきたら、見学に行ってみることをおすすめします。
見学のときは見学を希望する保育園に直接連絡してから出かけるといいでしょう。見学時のチェックポイントについて紹介していきますね。
大前提!見学させてくれるかどうか
ほとんどの保育園が見学を希望すれば見学させてくれるはずですが、中には見学を断る保育園もあります。
もしも、見学を希望して断られたとしたら、その保育園は希望する保育園のリストから外すことをおすすめします。
それは、適切な環境で保育が行われていない可能性が高いからです。実際に事故が起こった保育園では、公開保育を行っていないところが多かったと言われています。
園内の様子をチェック
保育園の見学に行ったときに園内でチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
保育園に見学に行くと、園長先生や主任の先生が一緒について回ってくれることがほとんどです。見学の説明を聞きながら、さりげなく園庭や室内をみてみましょう。
保育士の状況をチェック
保育園では年齢別に担当する保育士の数が決められています。保育士が十分足りているかどうかも調べてみましょう。
短時間で全ての点をチェックするのは難しいかもしれません。もしも、見学の時間が十分とれなかったときは、再度見学させてもらうように頼んでみましょう。
慣らし保育や預かり保育の制度など、後悔しないために聞いておきたいこと
実際に利用するようになってから不便を感じないためにも、チェックしておきたい点について紹介していきますね。
保育園の場所
保育園に通わせるときに気になってくるのが保育園と自宅や駅、職場からの通いやすさです。
朝は職場に遅刻しないように準備して出かけようと思うでしょう。しかし、子供が小さいとなかなかいうことを聞いてくれず、準備にも時間がかかることが多いです。
また、地域によっては通園の際に車ではなく自転車や徒歩を利用する人も多いでしょう。
徒歩や自転車の送迎は、雨や雪の日など悪天候の日は特に大変です。天候の悪い日や車や自転車が使えないことも考えて、保育園を選びたいところです。
周辺の道路状況や駐車場
周辺道路の状況も意外と重要です。たとえば、車の行き来が激しい道路沿いにある保育園は送り迎えの時に、子供をしっかりとみていないと事故に遭うリスクを高めてしまいます。
また、逆に道が狭すぎてしまうと車や自転車のすれ違いに苦労するかもしれません。保育園の送迎で車を利用するときは、駐車場の広さもチェックしておきたい点のひとつです。
病児保育、病後児保育の有無
保育園に預け始めると、風邪やいろいろな菌をもらってきます。子供が体調を崩すたびにママが仕事を休むことになると、職場にも迷惑がかかりツラいでしょう。
保育園によっては病児保育や病後児保育に対応してくれるところがあります。
お子さんの体調が心配なときは、病後児や病児保育をやっている園を希望するのもおすすめです。
延長保育の有無と料金
利用の有無にかかわらず延長保育の有無やその料金について調べておきましょう。また、利用の際にはどのような手続きをとるのかについても、聞いておくと安心です。
人によっては夜間や休日に仕事をしている人も少なくありません。保育園によっては夜間や休日保育にも対応してくれますので、聞いてみましょう。
給食や持ち物について
保育園では給食を提供しているところがほとんどです。また準備するものや持ち物、オムツの扱いについても園によって対応が異なります。
準備品やオムツの用意や処理については、意外と負担に感じることが少なくありません。事前に聞いておいたほうが準備も進めやすいと思います。
周辺施設をチェックしてみよう!
保育園の近くにあると便利な施設がいくつかあります。
これはあくまでも絶対条件ではありませんので、補足として考慮してみましょう。
自分に合った保育園を選ぶためにも、保育園見学は必須!
保育園の選択肢が多いほど、どの園にするかで迷ってしまうママが少なくありません。また、あまりよく考えずに保育園を決めてしまって、入園後に後悔するケースも聞かれます。
子供も自分も安心して通える保育園を探すためには、保活をしっかりと行うことです。
保育園に求める条件をリストアップし、保育園を見学しながら自分に合った保育園をみつけていきましょう。