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子供好きでも無理?保育士を辞めたい理由と仕事を続ける方法

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子供の頃から保育士になるのが夢で保育士になったという人はいませんか?
仕事で好きな子供に関われると夢と希望を抱いて保育士になって保育園で働くことになってワクワクドキドキ。
でも働いてみると自分が抱いていた保育士と、現状の保育士に求められているものが雲泥の差だったとショックを受けたという人もいます。
子供と関われる仕事と思って働いてみると、その他の仕事の方が多かったり勤務時間や勤務日数も当初と違うなんて経験をした保育士もいます。
保育士として働きたいけれど、これじゃ仕事が続けられないとすぐに保育士を辞めてしまうというケースもあります。
好きな保育士を続けるためには、どういう解決法があるのか。また、保育士を辞めたいと思う理由も紹介します。

Contents

人気・憧れの仕事なのに!?保育士の離職率は高い

子供の頃、「将来どんな仕事をしたいですか?」と質問されたことはありませんか?
その中で、女の子のランキング上位に入っているのが保育士です。
自分が通っていた保育園や幼稚園の保育士さんを見て、「自分も保育士さんになりたい!」という女の子は多くいます。
それだけ人気で憧れている職業なのに、保育士の離職率は高くなっています。
保育士になって5年未満に離職したという人が50%近くいると言われています。
保育士になって子供と楽しく過ごせたらと思っていたのに、働いてみると思っていたのと違って辞めてしまうという人が年々増えています。
5年未満で辞めてしまう保育士が増えているため、保育士不足が深刻化しているとも言えます。

好きで就いた仕事なのに何故?保育士を辞めたい理由

保育士になりたいと頑張って勉強したのに、実際に保育士として仕事を始めると思っていたのと違い辞めてしまうという人もいます。
保育士を辞めたいと思う人は、どういう理由で退職を考えるのでしょうか。

その1.想像した以上に仕事の量が多い

保育士と言うと子供の面倒を見るのが仕事ですが、それだけが保育士の仕事ではありません。

  • 受け持ちの子供たちの毎日の様子を記録
  • 保護者への報告のために連絡帳を書く
  • 書類作成や事務作業
  • 時間外の研修会
  • 毎月の行事のための飾り作りや室内の飾りつけ
  • 園内の掃除、汚れものの洗濯

思い出すものを挙げるだけでも上記のようなものがあります。この作業を全て勤務時間に行うことは無理です。
そのため、休日出勤や残業で仕事を間に合わせることもあります。
また、園外に持ち出しても問題のないような仕事は自宅で行うという保育士も多く、仕事が終わっても休めず想像した以上に仕事量が多くて辞めたいと思う人が増えています。

その2.責任を負わないといけない仕事が多すぎる

保育士は子供と接するので、いろいろなところに人一倍気を使わなければいけません。
ベテランの保育士であれば慣れもあり、どういうところをチェックして気を付ければいいか分かっていますが、新人の保育士にはそれが負担になることがあります。
幼稚園や保育園の決まりやルールをしっかりと把握していないのにクラスを任されると、責任を負わなければいけない仕事が増えてしまいパンク状態になってしまいます。
何もなければ問題ありませんが、その時に子供がケガをしてしまったり、体調を崩してしまうと「保育士なのに防げなかったのか」と保護者から批判されることもあります。
新人の保育士にはかなりの負担となるため、5年も経たないうちに退職して他の食を探すという人も増えているのも事実です。

その3.当初聞いていたよりも勤務時間・勤務日数が多い

保育士として働く時、園側から勤務時間や勤務日数が提示されます。
それを見てそこで働こうと決めたのに、実際働き始めると聞いていたものと違って勤務時間が長かったり、勤務日数も増えていることがあります。
やむを得ない理由で、時々勤務時間が長くなったり勤務日数が増えることは仕方のないことだと諦める人も多いですが、常にそうだと話が違うと仕事を辞めようと思う人も増えてきます。
また、子供がいる保育士の場合、勤務時間や勤務日数を優先してしまい自分の子供の行事に参加できなかったり家族に迷惑をかけてしまうと「家族を犠牲にして働く必要はない」と辞める決意をすることもあります。

その4.労働に対して給料が少なすぎる

保育士はとにかく仕事が多いです。勤務時間や勤務日数も多いし、仕事によっては持ち帰りで作業をしなくてはいけません。
持ち帰っていくらたくさん仕事をしても、残業手当がつくわけでもありません。日頃の残業もほぼ手当てが出ていないという人もいます。
また、保育士は子供の命を預かっているといっても過言ではありません。
責任の重い仕事をしているのに、それに対して給料が少なすぎると辞めてしまう人もいます。
1年目は研修のような部分もあり、多少給料が少なくても気にしない人もいますが、長年働いてもあまり給料が増えずに将来を不安に感じて保育士自体を辞めるというケースもあります。

その5.園内の人間関係が複雑、つらい

人間関係の問題はどの職場にもありますが、保育士でも人間関係がツラくて仕事を辞めるという人もいます。
1番多いのが、保育士の派閥です。女性が多い職場は、狭い人間関係にも関わらず派閥を作りたがります。
1つの園に十数名の保育士しかいないのに派閥が出来てしまうと、仕事が進まなくなってしまうこともあります。
派閥同士で作業をしたり、他の派閥だから手伝わないなんてこともあります。
そうならないためにどこにも所属せずに仕事をしていると、板挟みになり身動き取れなくなってしまう可能性があります。
次に多いのが、先輩後輩の人間関係です。新人保育士として働いている時に、先輩保育士から「こんなこともできなくて保育士になったの?」などと嫌味を言われて仕事に行けなくなったという人もいます。
本来であれば先輩保育士がいろいろと教えてくれることも無視して教えてくれなかったなどの嫌がらせを受けたという保育士もいます。
その他にも、どのクラスの成績がいいかなどのマウンティングや園長からのパワハラといった人間関係のツラさを訴える保育士も少なくありません。

その6.保護者からの執拗なクレームや要望

園内の人間関係よりもきついと言われているのが、保護者との関係です。
保育士は心からお付き合いをしているつもりでも、全ての保護者がそう思ってくれているわけではありません。
また、どの子供も平等に接しているのにそう感じていないという保護者もいます。
そういったちょっとしたことが気に入らず、執拗にクレームを入れる「モンスターペアレンツ」に捕まると、仕事も進みませんし毎日の保育業務にも支障が出てきます。
特に、保護者か執拗に言われるクレームや要望が、次のようなものです。

  • お遊戯会では自分の子供を主役(センター)にしろ
  • 行事の写真を見たけれど自分の子供が少ない
  • 喧嘩をした時に自分の子供だけ叱った
  • 運動会の徒競走の順位を1位にして欲しい

特に多いのが、お遊戯会の主役です。1人を主役に選ぶと問題があるため、主人公が複数いるなんて謎のお遊戯会をするという保育園もある程です。
また、遊んでいる時にちょっとかすり傷ができただけでも「保育士がケガを予防できなくてどうする!」とクレームに発展することもあります。
対応の仕方を間違えると口も聞いてくれなくなったり、嫌がらせのようにクレームばかり入れてくるといったケースもあるため、保護者への対応が苦痛で辞めてしまうという保育士もいます。

その7.子供と接するのが苦痛に感じるようになってきた

子供が大好きで保育士になったはずが、保育士として働いていると子供の嫌な面が見えてしまい、子供と接することが苦痛に感じてしまうという保育士もいます。

  • 人を選んで対応を変えている
  • わがままばかりで全く言うことを聞かない
  • 嘘ばかりつく
  • 暴力的
  • 注意しても反省しない

どの子供も小さな嘘をついたり、わがままを言うこともあります。でもほとんどのおKどもが注意をすると反省して次からはしません。
注意をしても言うことは聞かない、人によって態度を変えるといった子供と接していると子供が嫌いになってしまうこともあります。

まずは冷静に!仕事を辞めたいと思った時の解決法

働いているうちに「仕事を辞めたい」と思うことはどの職業でもあります。
保育士の場合、抱えている内容が他の業種と違うため、辞めたいという気持ちを乗り切るのが難しいとも言われています。
「仕事を辞めたいな」と感じた時は、すぐに行動に出すのではなく、まずは解決法で仕事を辞めたいという気持ちが回避できるか試してみましょう。

その1.保育園内の人間関係は適度な距離を取って接する

女性が集まるとグループや派閥ができると言います。保育士は女性が多いため、どうしても保育園で働くとグループや派閥ができてしまいます。
グループに入ると「あの人は違うグループの人だから」と仕事に支障が出てしまいます。
グループや派閥は、知らない顔をしていれば強引に入れと言われることもありません。
誘われないよう、保育園内の人間関係は適度な距離を取って接するようにしましょう。
一人とだけ仲良くしたり、相談をする時も毎回同じ先輩にばかりしていると「あの人は…」と言われてしまうことがあります。
そうならないように、質問はまんべんなく先輩に聞いたり、もし苦手な保育士がいても嫌な顔をせずに接すれば人間関係で疲れて辞めたくなることもなくなります。

その2.保護者からのクレームや要望は一人で解決しようとしない

保育士で1番対応が大変と言われているのが、保護者からのクレームや要望です。
1人の話を聞いていると、他の保護者も「私の要望を聞いて欲しい」と言ってきます。
そのクレームと要望をその時の流れで処理してしまうと、さらにクレームが大きくなったり「あの時は対応したのに!」と言われてしまいます。
保護者からクレームや要望があった時は一人で解決しないで、一緒にクラスを担当する保育士や先輩、主任保育士や園長に情報をあげるようにしましょう。
クレームの内容によっては園長が対応した方がスムーズに話が進むものもあるので、抱え込まないことが大事です。

その3.新人保育士の時は園長や先輩・主任保育士に相談をする

新人保育士として働き始めた場合、いきなり責任の大きな担任を任されることはほとんどありません。
しかし、園によっては保育士不足で担任を任されたり、副担任でも責任の大きな仕事を任されることもあります。
園のルールや仕事内容を完璧に把握していないのに、いきなり責任の大きな仕事を任されるとその重さに潰されてしまい、仕事が続かくなってしまいます。
少しでもキツイ、難しいと感じた時は園長や先輩・主任保育士に相談をしてアドバイスを貰ったり手助けをしてもらうようにしましょう。
負担を抱えたまま誰にも相談をせずに仕事をしていると、自分が参ってしまいます。
新人保育士の時は、分からないことがあっても当たり前です。
分からないまま「どうにかなるだろう」と乗り切ろうとするのではなく、少しでも気になったことや引っかかることがあった時はどんどん相談するようにしましょう。
そうすることで、心の負担も軽減されます。

その4.抱えている仕事は書面に書き出して仕事の管理をする

雑務や書類作成など、子供のお世話以外の仕事が多くて仕事がなかなか終わらず残業しているという保育士も多いと思います。
仕事をたくさん抱えると、どれをすればいいのか分からなくなり全てが中途半端な状態になってしまいます。
今、どんな仕事を抱えているのかを把握すれば仕事の優先順位が分かるため、どれから取り掛かればいいのか見えてきます。
仕事を短時間で確実にこなすためには、次のような管理方法をしてみてはどうでしょうか?

  1. 抱えている仕事をノートに書き出す
  2. おおよその所要時間を横に書き出す
  3. 期限や所要時間が重なっているものは応援が頼めないか先輩保育士などに相談する
  4. どのくらい時間がかかったかメモしておく(終わった仕事はチェックする)

常に仕事を書き足していけば、どのくらいの仕事を抱えていたかと所要時間も確認することができます。
また、仕事をしている時にデータ管理できそうなものが出てきた場合は、パソコンでデータ管理しておけば仕事が効率化するものもあります。
パソコンでの管理は園によって不可があるので、園長や先輩保育士に確認してみましょう。

その5.自分の予定は早めに園長などに相談して時間を確保する

勤務時間が問題で仕事を辞めようと考えている人で多いのが、自分の子供の行事に参加できなかったり、家族に負担をかけているところです。
仕事が休めない、時間が作れないからと子供の行事を諦めると子供や家族に迷惑をかけてしまいます。
子供の行事やどうしても休まないといけない行事がある時は、早めに園長などに相談をして時間を確保するようにしましょう。
前もって相談をすると、仕事も休みやすくなります。「仕事だから」と諦めて我慢していると、不満が募って辞めたい気持ちが大きくなってしまいます。

その6.ストレス発散できる趣味を見つける

保育士の中には、子供と遊ぶのが趣味という人もいます。
それもとても大切なことですが、子供と触れ合う以外でストレス発散できる趣味を見つけることが大事です。

  • ショッピング
  • カラオケ
  • 買い物
  • 美味しいものを食べる

上記のように簡単にできるものだと、休みの日でもすぐにストレス発散をすることができます。
「何も趣味がない」という人は、休みの日に散歩をしたり軽く体を動かすだけでもストレス発散に繋がります。

その7.同業者以外の人との付き合いを増やす

休みの日は友達と出かけてリフレッシュしているという人も多いと思います。
学生時代の友達の場合、同じ目標に向かって頑張っていたため友達の大半が保育士ということもあります。
働いている園が違っても、保育士が集まるとどうしても仕事の話が出てきてしまいます。
休みの時まで仕事の話をしていると、不満やストレスが消えることがないため仕事を辞めたいという気持ちはくすぶったままの状態です。
そうならないためにも、同業者以外の人との付き合いを増やすことです。
学生時代の友達でも保育士以外の友達と会ったり、共通の趣味を持つ友達との付き合いを増やすことで職場のことを忘れることができ、リフレッシュになります。

その8.マウントを受けないためにも一人前の保育士になる

人間関係で、自分に対してマウントを取ってきたり「使えない」と文句を言って来るのは、自分が未熟で叩いても何も言ってこないだろうと思われている可能性があります。
そう言わせないためにも、自分が悪口を言ったりマウントを取る人よりも一人前の保育士になるも大事です。
自分の方が相手よりも上回っていると、マウントを取りたくても取れなくなり悪口を言えなくなります。
また、一人前の保育士になれば意見を言っても聞いてもらえないといったこともなくなるので、自分の要望を発言できるようにもなります。

解決法では無理だった…保育士を辞める時のマナー・やるべきこと

保育士と言う仕事は大好きだから辞めたくない。でも、どうしても解決ができず保育士を辞めると決めた時、すぐに辞めるというわけにはいきません。
どの仕事も、辞める時には猶予が必要ですし、マナーや辞める前にやるべきことがあります。円満に辞めるためにも、必ずチェックしておきましょう。

その1.保育園や保育士に迷惑をかけないよう年度末に辞めるようにする

他の仕事もそうですが、仕事は辞めたいと思ってすぐに辞められるわけではありません。
他の仕事の場合は、引継ぎ時期をしっかりと持っていればいつ辞めてもいいという会社がほとんどです。
保育士の場合、他の会社のように引継ぎ時期を取ればいつ辞めても大丈夫というわけではありません。
保育士の場合、クラス替えや卒業の時期である3月に辞めるのがベストと言われています。
自分や家族が病気になったり、家族の急な転勤などの場合は仕方ありませんが、自分が「辞めたい」と思って退職をする時は3月(年度末)にするようにしましょう。
また、辞める時は最低でも3か月前には辞めたい旨を伝える必要があります。
年度末で辞めるとしても、引き継がなければいけない仕事があります。
それを継の人に引き継ぐ場合は教える期間が必要なので最低でも3か月は猶予を持つことが大事です。

その2.保育士を辞める理由は単刀直入に言わない

仕事を辞める時には理由が必要です。保育士の場合、次のようなものが辞める原因と言われています。

  • 長時間労働
  • 休みが取れない
  • 人間関係がきつい
  • 賃金が低い

上記のようなことが理由で辞める時、これをそのまま園長に伝えても「みんなそうだから」としか感じてもらえません。
そのため、自分の不平不満で仕事を辞めるという印象を与えてしまいます。
仕事を辞める時は、理由も相手が「それなら」と納得いくものを伝えることで円満退職に繋がります。

  • 他にやりたい仕事が見つかった
  • 自分の体調不良、病気の治療
  • 結婚、出産(子育て)
  • 親の病気、介護
  • 旦那の転勤による引っ越し

上記のような理由の場合、仕事に対する不平不満ではないため受け入れやすいですし、実際にこういった理由を使って仕事を辞める保育士もいます。

その3.有給休暇は残さずになるべく消化しておく

有給休暇は働いている人が取得できる権利なので、いつ使ってもいいものなのですが職場によっては有給休暇が取得できず翌年に繰り越したり、緊急時にしか使えないこともあります。
保育士は特に有給休暇が取得しづらいため、仕事を辞める時に有休を残したまま辞めてしまう人も少なくはありません。
有給休暇は権利なので、なるべく残さずに消化して辞めるようにしましょう。
辞める自分が有給休暇を取得しやすい環境を作ることで、今後残る保育士さんも休みやすくなります。

その4.残る保育士さんのために仕事をリスト化しておく

仕事を辞める時は、残る保育士さんに仕事を引き継がなくてはいけません。
自分がしていた仕事を口頭で引き継ぐことが多いですが、保育士さんは忙しいので覚えていないこともあります。
そうならないためにも自分がしていた仕事をリスト化しておく必要があります。
保育士さんというと全て手書き、手作りが基本とされています。しかし、データで管理できるものもあります。

  • 子供の体調管理
  • 子供の長所や短所
  • どういうものを子供が好むか

上記のようなデータ管理ができるものは、自分でデータを作ってそれを引き継ぐと管理しやすくなります。
また、手書きではないので作業も効率化し時短にもつながります。
保育園や幼稚園によっては既にパソコンを使って管理をしているところもありますが、もっとデータ化した方がいいと思ったものは園長や先輩保育士に相談をしてパソコンでデータを作っていいか確認してみましょう。

何でも一人で抱え込むと保育士の仕事は長続きしない

保育士は子供のお世話だけが仕事ではありません。書類作成といった事務的な仕事、掃除や洗濯といった雑務など様々です。
また保護者とのやり取りなどもあるため、クレームや要望で心が疲れてしまうこともあります。
何でも一人で抱え込んでしまうと、保育士は負担が増えていく一方です。
少しでも助けて欲しい、アドバイスが欲しいと感じた時は園長や主任保育士など自分より経験豊富な人に相談するようにしましょう。
相談することによって解決の道が見えるだけではなく、自分の知識にもなります。

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