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最近よく聞くフリーライダーとはどんな人?周囲にいたら注意が必要!

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最近、ネットやニュースで取り上げられる「フリーライダー」という言葉、知っていますか?
なんとなく聞いたことがある!という人には、ぜひ知っておいていただきたいトレンドワードです。
というのも、今このフリーライダーが、社会の中で問題になっているんです。フリーライダーとは、簡単に言ってしまえば「仕事をしない人」のことです。「ローパフォーマー」と近い言葉のように思えますが、似て非なるものがあります。
企業だけでなく、働く周囲の人たちにも悪影響を与えかねない、フリーライダーについて詳しく解説していきましょう。

フリーライダーとは?なぜ問題になっているの?

フリーライダーを和訳すると「タダ乗りする人」です。
この訳のように、怠けて楽をする人・他人の成果を横取りする人や、高い給料をもらっているにも関わらずそれに見合った仕事をしていない人のことを「フリーライダー」と呼びます。
昔からフリーライダーは存在しましたが、最近その問題が浮上かしているのには、

  • 雇用形態の多様化
  • 労働人口減少

により、フリーライダーによる負担や損失が増えてきていることが原因です。
また、終身雇用が当たり前だった時代とは違い、今ではどんな大手に入社しても、安心はできなくなりました。景気が回復してきたとはいえ、リストラのリスクがないとは言い切れません。
さらに、真面目に働いていれば評価されていた風潮もだんだんと薄れ、成果主義になりつつあります。
こうした背景により、フリーライダーの存在が大きく認識されるようになってきたんです。

フリーライダーがいることによる周囲への影響は?

フリーライダーを目の当たりにして一番の影響を受けるのは、周囲の人間です。
フリーライダーの身の振り方を見て、努力することがばからしく思えてきてしまうからです。
結果、仕事へのモチベーションが下がります。「自分もこうした方が得だ」と考え、真面目に働いている人までもが”フリーライダー化”してしまうんです。
さらに、仕事は一人ではなくチーム・組織ごとに行うものが基本です。ですがその中にフリーライダーが一人いることで、その仕事を誰かが代わりにやらなくてはならなくなります。
しかもその成果を、あたかも自分がやったかのようにふるまうため、周囲のモチベーションはさらに下がっていく一方になります。
また、何もこれは同僚だけに起きることではありません。上司がフリーライダーである場合もあります。フリーライダー社員の下についた部下たちは成果を上げにくい状況を余儀なくされます。
まるでミカン箱の上に置いた腐ったリンゴのように、周囲にじわじわと悪影響を及ぼしていくのが、フリーライダーです。

フリーライダーの特徴は?こんな人は疑うべき!

では、フリーライダーの特徴を見てみましょう。どんな人をフリーライダーと呼ぶのかがわかるようになります。
もし以下の特徴に当てはまる人がいたら、フリーライダーと疑うべきかもしれません。フリーライダーは何も性格が悪い人ばかりではありません。ですが先に挙げた通り、着実に周囲に悪影響を及ぼしていきます。
自分の周りにフリーライダーがいたなら、なるべく距離を置くことを心がけましょう。

仕事に時間がかかる

やたら仕事に時間がかかる人は、疑ってしかるべきです。
能力が足りていない・丁寧に仕事を進めるため仕事が遅い人もいますが、フリーライダーの場合、ひとつの仕事に時間をかけて、面倒な仕事や大きな仕事が回ってこないように怠けていることがほとんどです。
そういう人は、終業間際になると急に作業のペースをあげたり調整して、残業しなかったり、逆に残業代狙いで遅くまで会社に残ったり、明らかに不自然な勤務態度になります。

責任感がない・責任転嫁する

業務に取り組むうえで、少なからず発生する「責任」。この責任を全うしようとするのが責任感になりますが、フリーライダーの場合はこれがない場合が往々にしてあります。
ひとつの仕事が遅れてもあるいは雑な仕上がりでも気にしませんし、ミスがあれば少しでも関わった他の人のせいにして、押し付けます。
普段から周囲の手を煩わせる人には要注意です。

他人を批判する

人が集まってできている会社では、全ての人とそりが合うわけではありませんよね。通常なら、そんなそりが合わない人とも仕事の上だけでもうまくやっていこうと考えるのが、大人の対応です。
ですが、フリーライダーにはそれができません。そりが合わない人のことは全力で避けたり、否定しますし、仲の良い人であっても些細なミスを見つけると声を大にして批判し始めたりします。
周囲にわかるように他人を批判しますが、反面自分が批判されると逆上したり標的にされたりするので、関わらない方が良いかもしれません。

目下の人間に横柄な態度をとる

目上の人のゴマすりはともかく、自分よりも後から入ってきた後輩や、同僚でも気の弱い人に横柄な態度をとる人はフリーライダーかもしれません。
ただの内弁慶とも考えられますが、

  • 入社して何年も経っているのにまるで新人のように雑用を押し付ける
  • 部下を人前でどなりつける
  • 自分よりも先に昇進した後輩に対していつまでも先輩風を吹かせる

こういった、自分が接した態度によって「その人が周囲の人にどう思われるか」を考えられていない人は、もはや内弁慶とは呼びません。
何よりも自分の楽を優先しているからこそ、こういう態度がまかり通ってしまうのでしょう。

自分のことを「デキる人間だ」と勘違いしている

フリーライダー思考の特徴のひとつとして、「自分はデキる人間だ」と思い込んでいることが挙げられます。
実際に過去に会社に貢献したり人の役に立った経験をいつまでもうのみにして、「あのとき○○して会社を救ったのは自分だ」などと考え、時には人に言って聞かせたりします。
また、「本当はできるけど、やらないだけ」と自分を過大評価している人もこれに当てはまります。
本当にデキる人は、自分で言わなくても周囲が認めてくれるため、そんなことをわざわざ言ったり考えたりしていません。こういったところがフリーライダーとの違いです。

フリーライダーへの対策。自分がフリーライダーにならないために

フリーライダーが周囲にいた場合、悪影響を及ぼすとお話ししました。もしフリーライダーの特徴に当てはまる人がいて、「フリーライダーではないか」と疑っていた人が確信に変わった場合。
次に取るべき行動はフリーライダー対策です。その人の性格が嫌いでないにしても、フリーライダーは周囲の人に悪影響を及ぼすことは確実です。もしかしたらすでに影響がでてきているかもしれませんね。
その場合の対策案を2つご紹介します。

フリーライダーに気付いていない上司に相談する

残念ながら、フリーライダーを改善させるには、誰か一人の力では難しいもの。組織の仕組み作りから変えていくことが有効とされています。
例えば

  • 業務の見える化
  • 人事評価の見直し
  • 個人の目標設定・到達までの管理

などです。
もちろんこれらの提案・推進ができる立場なら良いですが、上司やチームの人を巻き込んで進めていかなければならないため、時間もかかりすぐ取り入れるのは難しいかもしれません。
どうしても見て見ぬふりはできない、もはや影響が及んでいるというのであれば、まずはフリーライダーに気付いていないであろう上司に相談するのがベストです。
フリーライダーは企業にとって不利益に他なりません。その人の周囲だけ仕事が滞るようなことがあれば、それを排除・更正させるのは企業の役割です。

この時、ただの愚痴にならないように、しっかり「相談」することを心がけると、あなたの評価も下がらずにすみます。

長期的な利益を考えて引き込まれないようにする

先程述べた通り、フリーライダーが近くにいると、周囲の人間にまでフリーライダー化してしまう、というリスクがあります。
つまり、あなたにもその危険が及ぶということです。そうならないためには、目の前の楽をとらず、長期的な利益を優先するように考えるようにしましょう。
普段の仕事はどんな雑用であっても、他に代えがたい経験値になります。フリーライダーは怠けたり他の人に仕事を押し付けることで、本来得られる経験値が激減するという大きなデメリットがあるんです。

経験値が経験年数に比例して増えていないということは、あとあと苦しくなるのは自分自身。会社の中に居場所がなくなってしまうのは目に見えていますよね。

今は羨んでしまう気持ちが顔を出すとしても、この経験値の差はいずれ必ず自分自身にとって大きなプラスとして返ってきます。
もし近くにフリーライダーがいて、配置換えの展望がない場合は、フリーライダーに引き込まれないよう、重々注意しましょう。

フリーライダー対策には組織の力が不可欠。個人でできる対策はたったひとつ

フリーライダーの対策には会社の仕組みづくりが必要です。残念ながら、個人の力だけでどうにかしようとするのは不可能に近いんです。
個人が一人一人注意しなければならないのは、自分までフリーライダーにならないようにするということ。本当にこれが一番重要です。
「人の振り見て我が振り直せ」と言いますが、フリーライダーが近くにいる場合は、彼らを反面教師にして業務に取り組むしかありません。
人は、少しでも楽を覚えるとどんどん楽な方へと流れていきたくなる生き物です。そこにつけこまれないように、しっかり自分の足で立つことを意識しましょう。
必要であれば、周囲の人に相談することも視野にいれてください。いつのまにか自分がフリーライダーになることだけはないように心がけてくださいね。

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