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振替休日と代休は違う!違いと注意点を知っておこう!

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正社員でも、アルバイトでもありえるのが、休日出勤です。そして、休日出勤した場合、休日の振替と代休が発生します。
この休日出勤や振替休日の仕組みは、とても重要です。これらは法律によって定められており、その法律に基づいて企業も仕組みを作っています。仕組みを知らないままにしておくと、トラブルにつながる可能性もあるのです。
休日出勤やそれに関連した休日の仕組みを知っておきましょう。それぞれの用語にどの様な意味があるのか、という基本的な事はもちろん、気を付けた方が良いポイントも押さえておくべきです。
今回は、休日出勤と振替休日、代休の基本的な知識と注意点を解説していきます。

休日出勤と振替休日、代休はそれぞれ意味が違う。意味を覚えよう

まずは休日出勤と振替休日、代休のそれぞれの意味や仕組みを解説していきます。この項目で解説する事は、法律や会社の規則に関連している内容が多いですので、ちゃんと理解しておくようにして下さい。

休日出勤とは

休日出勤とは、読んで文字の通り、本来なら休みとされる日に出勤し、仕事をさせる事です。休日出勤をした場合、他の労働日に休みを取らせなくてはなりません。
休みの種類には

  • 振替休日
  • 代休

があり、それぞれ違いがあります。
この違いは、

  • 休日の扱い
  • 給与の発生

等があり、それぞれを正しく覚えておく必要があるのです。

振替休日とは

まずは振替休日について解説していきます。
振替休日とは、所定の休日を他の労働日と入れ替える事です。この場合、本来なら休日としている日に出勤しても、その日の休日を他の労働日と入れ替えた事になっていますから、普通に出勤日に出勤した場合と同じ扱いになります。
普通の出勤日と変わらない扱いになりますから、休日出勤としての扱いはされません。本来なら休日の日に働いていますが、休日労働の割増賃金の条件には当てはまらないのです。
振替休日には有効期限が決められており、2年以内とされています。しかし、労働基準法では「少なくとも4週間に4日の休暇を労働者に付与しなくてはならない」と定められている為、実際はそれに合わせた日程で振替がされています。

代休とは

代休は、休日に労働を行った代わりに、他の労働日の労働を免除する、という形の休みです。休日に出勤したので、他の労働日を休んだ(労働を免除された)状態になります。
少しややこしいですが、

  • 振替休日 … 労働日と休日を入れ替えた
  • 代休   … 休日出勤する代わりに、その後の労働日を免除された

という形になります。
代休の場合、休日を振り替えた訳ではありませんから、休日出勤した形となります。その為、休日労働の割増賃金が適応されるのです。代休を取った場合、休日に出勤した日は35%の割増賃金を受ける事ができます。

振替休日や代休のルールには注意点がある。取る時の注意点も覚えよう

振替休日や代休には、休みを取るタイミングや割増賃金等、法律上守らなくてはならないルールが存在しています。
このルールを厳守する為に、企業によっては規則やペナルティが決められている場合もあるのです。振替休日や代休を取る時の注意点も覚えておきましょう。

振替休日でも割増賃金が発生するケースもある

振替休日は本来なら割増賃金が発生しない休み方ですが、取る日によっては割増賃金が発生してしまう可能性があります。
労働基準法では、時間外労働の為の割増賃金、いわゆる残業代が発生する条件に、

  • 1日8時間以上の労働をした
  • 週40時間以上の労働をした

という条件を定めています。
振替休日をした場合でも、この条件に合致した場合は、企業は残業代を支払わなくてはなりません。
振替休日を取る場合で残業代が発生する場合、「週40時間以上の労働をしたかどうか」という条件が関わってきます。
振替休日を取るタイミングによっては、振替休日を翌週に取る場合もあります。
そのような場合、休日を入れ替えて働いた日の週は、労働時間が増えている状態になる時があります。この増えた労働時間によって、割増時間の条件に引っかかってしまう可能性があるのです。
振替休日を取る場合、スケジュールを確認しながら取る事が多いですが、スケジュールだけでなく、労働時間にも注意しておきましょう。

未消化の振替休日や代休に注意

振替休日や代休の未消化は、労働基準法違反になる可能性があります。
割増賃金の計算は、本来の給与(100%)に、割増賃金の割合を足した金額で計算されます。しかし、振替休日や代休は、休みを与える事で本来の給与分と相殺し、割り増し分のみを支払う形で対応されるのが一般的になっています。
その為、振替休日や代休を未消化のまま放っておくと、企業は本来の給与分の金額を支払っていない状態になります。その為、企業側が給料の未払いをしている状態になってしまうのです。
振替休日や代休を取らないまま放置していると、

  • まとめて休日や代休を一気に取らされる
  • 未消化分の振替休日や代休を賃金で清算させられる

といった処置を取られてしまいます。
計画的に休みを取ろうとした場合、その計画が崩れる事になります。企業側からもあまり良い目では見られませんから、振替休日や代休の未消化はできるだけ作らないようにしましょう。

振替休日や代休の社内ルールに注意

振替休日や代休は法律上様々な条件が決められています。
企業は法律を守る為に、

  • 社則
  • 雇用契約

等で、振替休日や代休のルールをあらかじめ決めている事が多いです。
その中には、割増賃金の発生や、休日の未消化等を発生させない為のルールも存在しています。これらのルールを知らないまま破ってしまうと、注意やペナルティを受ける可能性があるのです。
振替休日や代休は、法律上のルールはもちろん、社内のルールもチェックしておきましょう。休みの日を決める場合は、これらのルールを破らないかどうかをちゃんと確認して日にちを決めるようにして下さい。

振替休日や代休の仕組みを覚えて、正しく両者を使うようにしよう

振替休日や代休の仕組みは複雑ですが、働く上で覚えておかなくはならない仕組みの一つです。両者の違いを正しく覚えて、使いこなせるようになりましょう。
また、法律上のルールだけでなく、社内のルールを把握する事も、忘れないようにして下さい。

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