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人事異動で上手にスピーチするには?話し方のコツを押さえよう

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異動が決まると必ずしなければいけないのが挨拶のスピーチ。
これまでお世話になった方々に対してはもちろん、今後お世話になる方々にも、これからよろしくお願いしますという意味で挨拶が必要です。
でも仕事の上のことですから、長々と話すのではなく簡潔に、しかも好印象を与えるスピーチをしたいですよね。
特に異動先では第一印象が大事。良い印象を持ってもらうためのスピーチのコツなどについてお話しします。

これまでお世話になった同僚、上司に向けてのスピーチ

会社に入ったときの挨拶とは違い、これまでの思い出もありますし、慣れ親しんだ部署を卒業する寂しさもありますね。
お世話になった人たちへの感謝の気持ちが伝わるようなスピーチにしたいものです。

スピーチに必ず盛り込みたい内容

話し方、話す内容はスピーチをする場所や相手によっても変わってくると思いますが、基本的にはこの4つを盛り込んでください。

  • いつ、どこに異動するのか(○日付で△△に異動になりました)
  • 感謝の気持ち(これまで本当にお世話になりました)
  • 今後の抱負(異動先でも頑張ります)
  • これからもよろしくお願いします、という気持ち

異動といっても同じ会社の中なのですから、どこでまたお世話になるとも限りません。
感謝の気持ちを表すとともに、これからもどうぞよろしくお願いします、という気持ちが大切です。

ダラダラにならないよう、コンパクトに

お世話になった一人一人に向けて言葉をかけたいものですが、数人の部署ならいざ知らず、ある程度の人数がいる場合はそれも出来ません。
あまり長々と話しているとまとまりのないスピーチになってしまうので、コンパクトに、簡潔に、を心がけましょう。
時間にしたら2〜3分で十分です。これでも実際に話すとけっこう長く感じるので、時間を量りながら内容を考えてみてください。

事前に練習をしておこう

簡単なスピーチだとしても、ぶっつけ本番でうまく話せる人は少ないもの。事前に練習しておくことをおすすめします。
本番で台本を読みながら話すわけにはいかないのですから、一人一人の顔を見ながら、言葉に気持ちを込めて話せるように、何度も練習してみてください。
「練習したから大丈夫」という気持ちが、スピーチに自信をもたらします。

こんな風に話してみよう、スピーチの例

仕事でミスをして叱られたり、周りに迷惑をかけたりしたこともあったでしょう。その代わり、いい褒められるなどいいこともたくさんあったでしょう。
そんな思い出、感謝の気持ちを盛り込めるといいですね。

◆事業所全体でのスピーチ
このたび、○日付で○○へ異動することになりました。皆様と一緒に仕事ができたこと、本当に楽しい日々でした。この2年間は私の財産だと思っています。新しい部署に行ってもこれまでの経験を活かして精進して参ります。また仕事でお会いすることもあると思いますので、これまでと同様にご指導のほどよろしくお願いいたします。
◆所属する部署、チームでのスピーチ
○日付で○○へ異動することになりました。皆様、本当にお世話になりました。特に○○課長には入社以来ずっとお世話になりっ放しで、私が仕事でミスをした時も、的確なアドバイスや丁寧なフォローをしていただいたことにとても感謝しております。課長から学んだことは私のかけがえのない財産となっています。ここでの経験を活かし、新天地でも頑張っていきます。皆様、3年間本当にお世話になりました。また新しい部署でも仕事でお世話になると思いますので、これまでと同様よろしくお願いいたします。
◆所属する部署の送別会でのスピーチ
本日は私のためにこのような素晴らしい会を開いてくださいまして、ありがとうございました。来月から新しい部署へ異動することになりました。○○課長を始め、皆様にはこれまで大変お世話になりました。この3年間、楽しく仕事ができましたのは、皆様のサポートがあったからです。本当に感謝しています。○○というプロジェクトを立ち上げた経験は私にとっての大きな財産となりました。この経験を活かし、新しい部署でも活躍できるよう頑張っていくつもりです。今後ともご指導のほどお願いいたします。皆様も健康に留意し、がんばってください。本日は本当にありがとうございました。

事業所全体や人数の多い部署で挨拶をする時は細かいことまで話している時間がないと思いますが、少人数の前での挨拶であれば、思い出話の1つや2つ、盛り込んでもいいでしょう。

ネガティブな気持ちは表現しない

異動する先が希望の部署ではなかったり、全く経験したことのない仕事で、不安でいっぱいになっている人もいると思います。
特に、初めての異動だと、年齢に関わらず期待よりも不安の方が大きくなってしまうかもしれません。
でも、人事異動は会社員であれば必ずあるもの。そして、自分の思い通りにはならないものです。

ですから、不安な気持ちがあったとしても、それをスピーチに込めるのはやめておきましょう。送り出す人達も心配になってしまいます。

最後の挨拶は明るく、気持ちよく。お世話になった人たちに応援してもらえるよう、希望を込めたスピーチにしましょう。

明るく、元気よく!を心がけて。異動する先でのスピーチ

さあ、気持ちも新たにがんばろう!そんな気持ちを込めて、これからお世話になる人たちに「よろしくお願いします」という挨拶をしましょう。

異動先でのスピーチの基本

こちらも異動前のスピーチと同様、基本的に盛り込んでおきたい内容があります。

  • どこから来たのか(○日付で△△より異動となりました)
  • 以前やっていた業務(以前は○○を担当しておりました。
  • 今後の抱負、熱意(がんばります、よろしくお願いします)

異動先での挨拶は、入社したときの挨拶を思い出せばいいですね。
基本的には同じことで、「これから頑張りますのでよろしくお願いします」という気持ちを込めてスピーチしましょう。

やる気と謙虚さをアピール

新天地で頑張ろう!という熱意、やる気をアピールすることはとても大事です。
同時に、その部署ではあなたは新人です。なれるまでは周りの人に教えてもらうこと、サポートしてもらうことはたくさんあるので、

  • 自分から学ぶ姿勢
  • 謙虚さ

をアピールすることもお忘れなく。

第一印象が大事!事前に練習しておく

事前練習は、異動前のスピーチよりも大事かもしれません。
異動前の挨拶は気心の知れた仲間に対しての挨拶だったので、多少の失敗も笑って許してもらえます。
しかし新しい部署ではあなたがどんな人なのか、どんな仕事をしてくれるのか、ということがわかりません。
聞いている人は楽しみ半分、不安が半分なのです。

そんな時に緊張してしどろもどろになったり、だらだらとまとまりのないスピーチをしたら、「この人大丈夫?」と思われてしまいます。

さらっと挨拶が出来るように、何度も練習しておくことをおすすめします。

明るく、笑顔で

異動先でのスピーチは第一印象が大事です。
「新しく来た人、いい感じだね」と思ってもらうには、やっぱり笑顔!
明るく、ハキハキと話すように心がけてみてください。それが出来れば、スピーチは成功したも同じです。

趣味や特技を織り交ぜてみる

新人社員ではないので新しい環境に溶け込むのも早いと思いますが、挨拶の時にひと言だけ趣味や特技などを織り交ぜてみると、あなたの個性が伝わりやすくなります。
織り交ぜるとはいってもワンポイントでいいんですよ。

  • サッカー観戦が趣味です。
  • 温泉が好きです。
  • 最近、カメラを始めました。

など、ひと言盛り込んでみてください。

簡潔にまとめる

異動先での挨拶はコンパクトに、1分程度にまとめるようにしましょう。

異動先でのスピーチ例

それでは、上記の内容を盛り込みつつ、実際のスピーチ例を考えてみます。

◆出勤初日の挨拶
本日よりこちらでお世話になります、○○と申します。以前は△△で、○○を担当しておりました。皆様の前でこうして話をするのはとても緊張しますが、実はカラオケが趣味です。1日も早く仕事に慣れて戦力となれるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。
◆未経験の仕事につく時の挨拶
本日付で○○部から参りました、○○と申します。入社以来△△を担当してきましたので○○については経験がありますが、□□については経験がありません。皆様からノウハウやスキルをしっかり学び、1日も早く戦力となれるよう頑張ります。ご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。
◆転勤を伴う移動の挨拶
本日付で異動になりました、○○と申します。以前は△△で、○○を担当しておりました。△△での経験を活かしつつ初心を忘れずに頑張りたいと思っています。○○県はに来るのは初めてで、観光でも来たことはありませんでした。△に行ってみたり、○○を食べてみたいと思っております。1日も早く新しい仕事に慣れるように頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたしいます。

仕事の内容がそれほど変わらないのなら、早く溶け込みたいという気持ちを優先的に盛り込んでみたりするのもいいでしょう。

全く新しい、不慣れな仕事であれば、一から教えてもらうことになるので、早く戦力になりたいという熱意を表現してみてください。

緊張しないで、笑顔が大事!あなたの気持ちを言葉に込めて

スピーチなんて、社会人をやっていてもそうそう何回も経験のあることではないでしょう。
大勢の前で話すというと緊張してしまうかもしれませんが、まずは笑顔を心がけていれば大丈夫です。
お世話になった方々には感謝の気持ちを、これからお世話になる人には「よろしくお願いします」という気持ちを込めて、明るくスピーチをしましょう。

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