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育児休暇中は上の子を保育園に預けられる?申請や継続手続きのやり方

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上の子どもが保育園在園中に、第2子や第3子を授かることがあるでしょう。しかし、自分が育児休暇に入ってしまったら、上の子どもは保育園で預かってもらえるのかなど、育休中の保育園で悩むママも多いでしょう。
育児休暇中は上の子供を預かってもらえず退園を余儀なくされる「育休退園」という言葉を耳にすると、不安になってしまいます。
新生児のお世話に加えてまだまだ手のかかる上の子どものお世話が加わると、ママの肉体的精神的負担は相当なものに。
保育園事情は住んでいる地域によって大きな差があり、育休中の対応もそれぞれです。
ここでは、育児休暇中に上の子どもを保育園にあずかってもらえるかどうか、その申請や継続手続きのやり方などについて解説していきたいと思います。

待機児童は増加傾向!地域によっては育休退園になることも!

赤ちゃんが生まれると喜びも束の間。ママは睡眠を削って赤ちゃんのお世話に追われます。そして、上の子どもが保育園児くらいの年齢であれば、親の世話を必要とするでしょう。
上の子どもが保育園に行ってくれたなら、その間は新生児のお世話に集中できますし、自分の体を休めることもできます。
ところが、育休退園させられてしまったらママの負担はかなり大きくなってしまうでしょう。
そもそも育児休暇中は上の子どもを保育園で預かってもらえるのでしょうか?

保育園数が足りていない!育休退園になることも

2017年4月の時点では待機児童数は約26,000人、ところが2017年10月の時点では待機児童数が約55,000人に増加(厚生労働省HPより)しています。

さらには、2019年10月からは幼児教育無償化が導入されますので、ますます保育園に預けたいと願う人が増えていくと予測されます。
そして、保育を希望する需要に対して受け皿となる保育所の数が足りていないのが現状です。
なぜ、少子化なのに保育所が足りないの?と思うかもしれませんが、さまざまな事情が考えられます。

  • 共働きの増加
  • 人口の偏在(都市部に集中)
  • 保育所を作る資金がない
  • 保育所を作る場所がない

といった要因が関係しています。そのため、お住まいの地域によっては保育園に入園させるのも大変で、しかも待機児童迂数も多いため育児休暇中は退園させられてしまうのです。

育休中の保育園利用については、自治体によって決まりが異なりますので、まずは役所の窓口に相談してみることをおすすめします。

育休退園をせざるを得なかったママの中には、仕事復帰のタイミングで上の子どもも一緒に保育園に入園させたというケースもあるようです。

育休中も保育園に預けたママの意見

育休中でも上の子どもを保育園に預けることができたママの体験談を紹介していきます。

体を休めることができた
特に上の子どもが活発な場合、ママは体力と気力を相当使います。そのうえ赤ちゃんのお世話となると、かなり参ってしまうでしょう。
保育園に上の子どもを預かってもらうことができれば、赤ちゃんが寝ている間に自分の体を休めることができます。
食事の心配がない
赤ちゃんはミルクやおっぱいがご飯ですが、上の子どもはご飯を作って食べさせなくてはいけません。
毎食栄養を考えながら、上の子どものご飯を用意するのは大変です。保育園に預けておけば、栄養バランスの整った給食を出してもらえるので安心です。
子どもの生活リズムが整う
赤ちゃんのお世話が重なると、上の子どもの生活りズムを整えるのは簡単ではありません。
保育園なら遊びや給食、お昼寝の時間が決まっており、規則正しい生活が送れます。

育休中も保育園を利用できると、ママも赤ちゃんのお世話と自分の体の回復に集中できるのがメリットですね。

育休退園となったママの体験談

育休退園となってしまった、あえて保育園に預けなかったというママの体験談を紹介していきます。

無理して出かけない
上の子どもと出かけなくてはと義務感に追われると、ママ自身も辛くなってきます。
そこで、無理して出かけないという選択肢もあることを覚えておきましょう。家の中で遊べるおもちゃや遊びもありますし、買い物も宅配やネットスーパーを利用すれば、出かけなくても何とかなるものです。
保育料が浮いた
自治体によって保育料は異なりますが、保育料の負担は案外大きいもの。しかも、年齢が小さいほど負担額も大きくなります。
育児休暇中でも給付金がもらえますが、働いている頃の給料と比べるとどうしても少なくなります。保育料負担が減った分を他に回せてよかったと考えるママもいます。
上の子どものお世話ができた
赤ちゃんと保育園に通う年齢の子どもをお世話するのは大変です。しかし、小さいうちは成長も著しく、保育園に通わせていると気が付けない部分がたくさんあります。
一緒に過ごすことで上の子どもの成長を感じることができたと、前向きにとらえるママも少なくありません。
上の子どもが行きたがらない
家にママがいることがわかると、保育園に行きたがらなくなる子どももいます。ママと離れる寂しさが募って、保育園に預けるときに今まで以上に泣いて騒いだり、赤ちゃん返りをしたりするようになります。

子どものお世話で手がかかるのは、長い目で見ると一時だけです。子どもと過ごす時間が増えたと前向きにとらえることができれば、育休退園をそれほどマイナスに受け止めなくなるかもしれません。

育児休暇中の保育園利用は申請が必要なことも!早めに確認することが大切

育児休暇中でも上の子どもを保育園にあずかってもらう場合、自治体によっては申請が必要になります。まずは、申請手続きについて役所に確認してみることをおすすめします。

早めの申請を

育児休暇中でも継続して子どもを預かってもらう場合、早めに保育所を管轄する役所の担当課に連絡をしておきましょう。
そして、手続きに必要な書類や証明書などを揃えて、提出できるようにしておきます。
また、自治体によっては継続を希望しても申請が認められないこともあります。特に、理由については明確に書くことをおすすめします。

  • 産後の体調が不安定
  • 周りに頼れる親族がいない
  • 子どもの生活環境を変えたくない
  • 復職に影響がある

といった理由を記載するママが多いようです。

変更が必要になることも

自治体の多くが、保育園利用時に「標準時間」と「短時間」を設けています。
これは、ママの働く時間帯や日数、通勤時間などの条件によって決定されます。今まで標準時間で利用していたママでも、育児休暇中は短時間利用となるケースがあります。保育時間についても、自治体の窓口に確認しておくといいですね。
お迎え時間が早くなってしまうときは、ママは時間を間違えないように気を付けましょう。

育休退園となってしまったときは

育休退園となってしまったママも、復職を見据えた早めの保活が必要です。赤ちゃんが生まれてからでは、子どものお世話に忙しいと思いますので、生まれる前に準備をすすめておくことをおすすめします。

保育所を利用するかどうかは早めの決断を!まずは窓口に相談してみて!

生活している地域によって育休中の保育園利用が可能かどうかが変わってきます。また、都市部以外でも、地域によっては保育所の数が足りておらず、待機児童が発生しているケースもあるようです。
まずは、自治体の担当窓口に、育休中の保育園利用について問い合わせてみることです。その結果次第で、自分がどうしたいのかを家族ととよく話し合ってみましょう。
どちらを選択をしてもメリットやデメリットがありますので、自分と家族にとって何がベストなのかをよく考えて結論を出すようにしましょう。

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