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パートでも時給をあげて欲しい!どうやって交渉すればいい?

更新

一生懸命仕事を頑張っているのに、一向に上がらないお給料。パートだけど、働く時間が短いだけで、仕事は正社員と同じくらいちゃんと頑張ってるのに!という人も多いのではないでしょうか。
でも、パートの立場で時給を上げて欲しい!なんて交渉が出来るのか、迷って言い出せない人もいると思います。
パートだって頑張って働いているのなら、時給の交渉はしてもいいんですよ!
日本人は自己アピールや交渉が苦手なのでやり方がわからないと思います。そこで今回は、どのようにして交渉すれば時給アップを狙えるのか、その方法についてお話しします。
話しづらいことかもしれませんがパートだって立派な労働者。自信を持って交渉してください。

パートでも時給アップ交渉は出来る。労働者の権利です

結論からいいますと、パートだって時給アップの交渉は出来ますし、してもいいんですよ。
ただし、交渉の仕方は大事なので、それは次の章でお話ししますね。

パートタイム労働法

パートタイム労働法という法律をご存知ですか?パートで働くなら、是非知っておいて欲しい法律です。
パータイム労働法では、

  • 労働者の働きに応じて賃金を決定すること
  • 正社員と同じ働きをしているのに待遇で差別してはいけないこと

などが定められているのです。
ですから、正社員とは違ってごく簡単な軽作業しかしていないというなら別ですが、正社員と同じくらいの仕事をしているのに!と思うならば、十分交渉の余地があるということです。

給与の規定なども確認しておく

企業によっては昇給についてわかりやすい制度を作っているところもありますし、昇給には資格取得など一定の条件が課されている場合もあります。
ですから、昇給を要求するのであればどのような条件が必要なのかということを確認するのはとても大事なことです。
条件があるにも関わらずそれを満たしていなければ、いくら「がんばっています!」と主張しても無駄ですからね。
また、人事評価のタイミングが決められていたり、定期的に交渉の場を設けてくれるところもあるので、昇給するために何が出来るのかということも改めて確認しておきましょう。

最低賃金は把握していますか?

あまりないとは思いますが、万が一あなたの時給が各地域ごとに定められている最低賃金に見たない場合は、当然ですがその金額まで引き上げてもらいましょう。
最低賃金は法律で定められた金額なので、この金額以下の給与は法律違反です。
ちなみに関東の地域ごとの最低賃金(平成30年)は以下の通りです。

地域 最低賃金額
東京 985円
千葉 895円
埼玉 898円
神奈川 983円

 その他の地域はこちらを参考にしてください。

「厚生労働省地域別最低賃金の全国一覧(平成30年度版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

時給アップの交渉をするために知っておくべきこと

時給アップの交渉をするためには、いきなり話を切り出すのではなく、少し準備が必要です。交渉をするタイミングなども大切なので、しっかり準備をして臨みましょう。

採用面接時の交渉

まず、面接の時も大事な交渉の場。もちろん、採用してもらえないとどうにもなりませんが、合格をした場合はという仮定で話をします。
もし応募条件に「資格保有者は優遇(または時給アップ)」など、何らかのスキルが優遇されることが書いてあれば交渉の余地があります。
「私は○○という資格を持っているので、即戦力として△△の業務につくことが出来ます」など、会社にメリットを与えられるというものがあれば、自信を持って交渉してみましょう。

上司との信頼関係を作ること

全く会話をしたことのない人と給与の交渉をするのは正直難しいですし、相手もすんなり話を聞いてくれるかどうか、難しいところです。
ですから、上司との関係作りはすごく大事。相談に乗りやすい、信頼関係を築いておくことです。
上司だって人間ですから、やっぱり普段仲良くしている従業員の言うことを無下には出来ないじゃないですか。
そのためには日頃から何気ない会話でもいいから話をしておくとか、もちろん仕事も頑張って認められるということが大事ですね。

遅刻などはしていないか

社会人として当たり前のことなのですが、遅刻などはしていないでしょうか。
いくら仕事で頑張っているといっても、遅刻ばかりしていたり欠勤が多いようではマイナス要素になってしまいます。時給アップどころの話ではありません。
仕事の結果と同じくらい普段の勤務態度は大事なので、日頃から社会人として当たり前のことはしっかりやっておいてください。

周囲とうまくやっていることも大事

仕事ができるというのはいわれた仕事ができればいいということではありません。一人で仕事をしているわけではないので、周囲との関係もとても大事です。
そのまま仕事を続けていけば、いずれは従業員をまとめて指導するような立場になるかもしれませんし、そうなると大幅な昇給だって見込めますよね。

でもそのためには周囲と良い関係を築いて、「この人は能力もさることながら、職場の雰囲気を良くしてくれる、とても必要な人材だ」と思ってもらうことが必要なんです。

最低半年、出来れば1年経ってから

仕事で結果を出すにはそれなりの時間がかかります。まず新しい仕事を一通り覚えて自分のものにしていかないといけません。
もし仕事ができるとしても、あんまり早く交渉をすると「え、この間入ったばかりなのに?」と思われてしまいます。

与えられた仕事はきちんとできて当たり前なので、それ以上にどんな努力をしているか、自分なりの工夫をしているかというアピールにつなげるためにも、仕事を始めてから半年〜1年経ってから交渉するようにした方がいいでしょう。

給与を上げて欲しい理由を整理する

生活が苦しいので給料を上げて欲しい、これではダメです。
働いている以上、企業に対して貢献している、これだけのメリットを与えているということを主張できて、初めて交渉できるのです。
ですから、自分がどのような成果を上げて来たのかということが客観的にわかるように、整理をしてみてください。

例えば売上が上がったということに関しても、「自分がこのようにやり方を変えることで売上が上がりました」など、何をしたのかということを具体的に説明することが必要です。

言い出すタイミングが大事

交渉というのはタイミングが本当に大事!
例えば、あなたがいくら頑張っていても、企業全体の売上が下がっていれば当然時給なんて上がりません。
そういったことも含めて、今は交渉のタイミングに適しているか?ということを見極めることも大事です。
また、配置換えとか新しい業務につくときなどは交渉がしやすいですね。
以前の仕事と違い、こういう責任のある仕事を任されるようになったので、というと切り出しやすいでしょう。

きちんとアポイントを取ること

時給アップの交渉はビジネスの話。だから、立ち話のついでにするものではありません。

自分なりの成果をしっかりと示して話を聞いてもらうためにも、上司にはきちんと「お給料のことで相談したいことがあります」とアポイントをとって話すようにしてください。

そして、もし話が決裂しても文句は言わないことです。
結果に関わらず「お忙しいところ話を聞いていただきありがとうございました」と時間をとってもらったことにはきちんと感謝の気持ちを伝えてください。
そういった礼儀正しさ、社会人としてのマナーが出来ていることが、あなたの評価を高めることにもなるからです。

いきなり大きな額を要求しない

時給アップの要求をする時は、いきなり高額を要求しないことです。その方がすんなり話が通りやすいです。
いきなり100円アップではなくて、10円アップ。そこでうまくいけば、また実績を積んで時給アップ交渉が出来るようになるでしょう。
高額な時給アップを要求して「常識がない」なんて判断されると大変です。その後の交渉にも響くので、まずは低い額からスタートするのが現実的です。

感情的にならないこと

女性が交渉が苦手な理由の一つとして、話しながら感情的になってしまうことがあげられます。
話をしているうちに、「私よりも後に入った○○さんの方が時給が高いなんて納得できない」というような、あなたの仕事ぶりとは関係のないことを口走ってしまうと、「これだから女は」と思われかねません。
大事なのはあなたの仕事の結果です。それを冷静に伝えることが交渉では必要なのです。
感情的にならないために、意識してゆっくり落ち着いて話してみてください。

女性同士で相談しないこと

パート仲間というと女性が多いと思いますが、お給料の話というのとてもセンシティブな話題です。

うっかり口走った自分の時給が話し相手よりも高かった場合、無駄な敵対心を生んでしまう可能性もあります。

なんであの人が私より時給が高いのよ!なんて不満が噴き出してしまうと、職場の環境が悪くなってしまうこともありますしね。
ですから、女性同士で時給の話はしない方が賢明です。

交渉は一人で。誰かと一緒にしないこと

時給アップの交渉をする時は、集団で行かずに自分一人で行くようにしてください。
団体の方が話が通りやすいと思ったら大間違い。話を聞く側が困ってしまいます。
例えばあなたには能力があって、時給を上げてあげたいと思ったとしても、他の人も同じとは限らない。
だから、何人もまとまって話をしに来られても、交渉にはならないんです。
交渉は一人で行くのが基本です。

まずは自分の働きぶり、仕事の結果を客観的に判断することが大事

お給料は高い方がいいです。時給を少しでもアップして欲しいというのは誰しも思うことです。
ただ、それを要求するのであれば客観的に判断できる材料が必要なんです。
自分がお給料を払う側の立場だったらと考えてみればわかると思います。いい人だ、というだけの理由では払えませんよね。

あなたという労働力を買ってもらうわけです。少しでも高値で買ってもらいたいなら、「これをこの金額で買うとどんなメリットがあるのか」ということを買い手にわかってもらわないといけない。

そういう意味では、時給アップ交渉はまさにビジネス交渉なのです。
長く勤めているというだけでは交渉の材料にはなりません。
会社に対してどのくらいの貢献をしたのか、さらに、時給を上げてもらえたなら私はさらにこれだけの貢献が出来ます!ということをアピールする場なのです。

私はこれだけの貢献が出来る人間ですから、投資するに値しますよ、という話をするのですから、それなりの証拠、判断材料が必要ですよね。

もしダメでも仕事ぶりを変えないこと

時給アップはタイミング、運もあります。いくらあなたが本当に貢献しているすごい人でも、会社全体の業績が落ちていればどうしようもない時があるんです。
だからもし交渉がうまくいかなくても、それでくさってはいけません。
私の力で会社をもり立てて、次こそ給料アップさせてみせる!くらいの気概で頑張って仕事をしましょう。

もっと頑張りたい!と思うなら自信を持って交渉しよう

アルバイトやパートというと、正社員よりも少し立場が下なのではないかと遠慮してしまっている人もいると思うんです。
でも、同じ仕事をしている労働者。やっていることに自信を持っているのなら、勇気を出して交渉してみてください。
それでうまくいったらやる気アップにつながりますし、もしうまくいかなくても「自分で交渉した」という経験はきっと貴重なものになるはずです。

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