食費の節約をするにも、健康管理をするにも、大活躍してくれる「手作りのお弁当」。
ですが、挑戦しようとすると
- 思ったより大変…
- 時間がない…
- レパートリーに困る…
こんな難題が押し寄せてきますよね。
ですが、毎朝のお弁当作りの時間を短くした、時短弁当なら続けられるかもしれませんよ。
今まであきらめていた人も、これから頑張ってみようと思っている人も、これからご紹介するテクニックを駆使して時短弁当、してみましょう。
Contents
お弁当が続けられない理由は?時短弁当でお悩み解決
お弁当が続けられない理由は、
- 面倒くささ
- 時間がかかる
この2点が最も大きく占めるのではないでしょうか。
でもそこを乗り越えれば
- 食費の節約
- 自分の好きなものを入れられる
- 栄養バランスを調節できる
- 料理スキルが身に着けられる
など、嬉しいことがたくさんです。
そして、お弁当を作ることの面倒くささや時間の問題は、時短弁当が解決してくれますよ。
ここでの時短弁当とは、「常備菜や作り置きを駆使してお弁当作りの時間を減らすこと」を指します。
余裕のある時間にお弁当のおかずを作っておけば、日々のお弁当作りの負担は劇的に軽くなるんです。
お弁当を時短するテクニック
早速、時短弁当を導入するためのテクニックをご紹介しましょう。
どれも取り入れられればお弁当作りだけでなくご飯づくりが楽になるはずです。まずは材料や調理器具を買い足さずにできることから始めることをおすすめしますよ。
下処理をしておくだけでも時短になる
作り置き、というと構えてしまいがちですが、最初のうちは「下処理をすませておく」ことを目指しましょう。
- 野菜やお肉を切っておいて「あとは炒めるだけ」にしておく
- お肉をタレや片栗粉に漬けておいて「あとは揚げるだけ」にしておく
このように、「あと1ステップだけ」にしておくと大きく時短になります。野菜は晩御飯を作るついでに、多めに切っておくだけでも時短になりますよ。
常に、1食分以上作る気持ちで材料を用意できれば、手間を最小限に抑えることもできます。
休日や余裕のある日に作り置き
休日のまとまった時間や、残業なく早く帰れた日など、余裕のある日を見計らって作り置きをしてみましょう。
まとまった時間をとって作るのであれば、一週間分行くか行かないかぐらいのおかずを作っておきます。
ひとり分ならまずは、
- ご飯3号
- 主食2品
- 副菜3品
- 野菜の下処理2種類
これぐらいの量を目指しましょう。
具体例を挙げると、
- ご飯3号(1食分ずつラップして冷凍)
- 塩サバをお弁当サイズに切っておく(焼いておく場合は優先的に食べる)
- ハンバーグを作って冷凍
- ほうれん草のおひたし
- 筑前煮
- 玉子焼き(冷蔵できるのは2~3日程度。足りなくなったらまた作る)
- プチトマトを洗っておく
- 玉ねぎ・ピーマン・にんじん・きのこを切っておく。(野菜炒め用に混ぜて一緒にフリーザーバックへ)
こういう風に、簡単なものを何品か作るだけでOKです。
いざお弁当が始まってからは、余裕のある日に数品作り置きを足したり、また休日にまとめて何品か作って足してループしましょう。
あとは、足りなくなれば追加していく形にします。冷蔵だと賞味期限が気になるので、なるべく1週間で食べきるようにしましょう。作り過ぎた週は夜ご飯にアレンジしてもいいですね。
便利グッズをうまく使う
キッチン用品売り場に行くと、便利グッズをたくさん見つけることができます。
例えばなるべく早く手に入れたいのが
- シリコンスチーマー(蒸し料理がレンジで簡単にできる)
- 圧力なべ(煮物が通常より早く仕上がる)
- フードプロセッサー(切る作業が短くなる)
など、少し値は張りますが料理の時間が劇的に短くなる調理器具です。
他にも
- おにぎりメーカー(手を使わずにおにぎりが作れる)
- キャベツピーラー(キャベツの千切りが作れる)
などのアイディアグッズもたくさんあるため、時短弁当に挑戦するなら積極に使っていきたいですね。
こういった便利グッズを取り入れてうまく使うことで、お弁当作りの負担を減らします。毎朝の行程も少なくなりますし、普段のごはんづくりでも大活躍間違いなしですよ。
献立に困ったら調理方法で考える
お弁当で悩むのが献立です。もちろん基本的には自分の好きなものを作れば良いのですが、続いてくると、メニューが思い付かず、なんとなくいつも同じおかずになってしまうかもしれませんね。
献立をたてるときのコツは、「調理方法で考えてみる」。意外と盲点ではないのでしょうか。
- 煮る
- 焼く
- 炒める
- 揚げる
- 蒸す
- 漬ける
- 生
献立に困ったときはこれらの調理方法が重ならないようにしましょう。
例えば先週鶏の照り焼き(焼く)にしたのなら、今週は焼売(蒸す)にする。主菜をコロッケ(揚げる)にしたのなら、副菜はひじき煮(煮る)にする、などです。
調理方法が重ならないようにルール付けをすることで献立に迷わなくなりますし、色んな調理法にすることで摂れる栄養素もさまざまになります。
あまり考えずぎず、連想ゲームのように献立を立ててみましょう。
困ったときは「タレ」が便利
炒め物や煮物をルーティンに加えると、どうしても同じような味になってしまうことがあります。
毎日にたような味になってしまうと、やはり早く飽きがきてしまいますし、お弁当を楽しみに思えなくなってしまうかもしれません。
これを防ぐためには味の変化をつけることが有効になります。
新しいレシピを参考にしたり、料理のレパートリーを増やすのもいいですが、意外と助かるのが「タレ」。
焼肉のたれや丼もののタレ、ごまだれ、おろしだれ、塩だれ…。
あらかじめ味が整えられたタレを使えば、まず味は間違いなくおいしいのがひとつのポイント。炒め物の仕上げや、蒸し物にからめても使えるので、自然とバリエーションが広がります。
タレで味を変えて、飽きの来ないお弁当作りにチャレンジしてみてください。
お弁当を続けるための手抜きポイント3つ!
いくら時短弁当にしたとは言え、毎回気合を入れて作るには、少々疲れてしまいますよね。
ここでは、お弁当を続けるために「手抜きしてもOK」なポイントをご紹介します。少しでも負担を減らすことが、長続きのコツですよ。
1:色合いは3色あればOK
お弁当を作るときに気になるのが、彩ですね。なるべく色とりどりのおかずにした方が食べるのも楽しみになります。
ですが、慣れないうちからこれにこだわりすぎてしまうと、時間もかかり手間も増えます。最初のうちは、「色合いは3色でOK」と決めてしまいましょう。
例えば炒め物(茶)・おひたし(緑)・オニオンスライス(白)などです。
見た目ももちろん大切ですが、味や栄養、そして手間を優先したほうが、長く続けられます。
2:普段のごはんをお弁当用に取り分ける
普段自炊派の人なら、いつものごはんを常に多めに作ることを心がけましょう。
野菜を切るときには多めに切って、炒め物をしても煮物をしても、全てお弁当用に少しずつ取り分けます。
少しずつを毎日集めればお弁当のスキマを埋めたり、新しく1品作ることだってできます。
台所に立つ時間が少しでも短くなれば、疲れている時でも頑張れます。毎日の積み重ねが大事なのは、お弁当も一緒なんです。
3:たまには買い弁でもOK
もちろんやり始めたら毎日お弁当が理想です。
ですが、どうしても忙しい時、作り置きの食材を使い切ってしまったとき、朝寝坊したとき…そんなときには、たまにはお弁当を買ってもOK!とあらかじめ決めてしまいましょう。
お弁当を「作りたい」と考えるのと、お弁当を「作らなきゃ」と考えるのでは、モチベーションが全く違ってきます。
楽しんで続けるためには自分を甘やかすルールも必要です。もちろん習慣化する前に買い弁を繰り返してしまうと、「いつのまにかお弁当やめちゃった」という状態になりかねませんので、その点は注意が必要です。
お弁当を作るぞ!とやる気になっているこの時に、どんなときには買い弁OKかを決める「手抜きルール」を作っておくことをおすすめします。
お弁当作りはゲームのように楽しんで!
「続かない」と悩み勝ちなお弁当も、慣れてくると楽しくなってきます。
- 今週は●●を食べたから、来週は▲▲を食べよう
- 昨日の組み合わせは焼きものばっかりだったな。今日は煮物を入れよう
- 少しスキマがあるから、1品増やそう
こんな風に、ちょっとパズルゲームのように考えられたら楽しいですよね。
作り置きをフル活用して時短弁当にすることで、毎日の負担が減って余裕ができます。さらにお弁当にすることで節約にもなり、健康管理もできるのであれば、良いことずくめ。ぜひ生活に取り入れていきたいですね。
今までお弁当作りを断念していた人も、ぜひ時短弁当のテクニックを使って、もう一度「楽しみながら」チャレンジしてみてくださいね。