仕事ができない上司がしんどい。うまく付き合うコツは?

あなたの上司は優秀ですか?

仕事ぶりを評価できない上司の下で働くことほど、部下にとって不幸なことはありません。頼りたいときに頼れない上司は不安になりますし、気軽に相談できないため、仕事も滞ることもしばしば。余計なストレスがかかります。

しかし、どんなに残念な上司でも、適度な距離感を保つことは大切です。なぜならば、あなたの評価者はその上司だからです。仕事ができない上司に自分が評価されないなんて、理不尽だと思いませんか?

ここでは、仕事を評価できない上司とうまく付き合うコツを紹介します。仕事ができない上司とも上手に付き合って、自分の成果もあげましょう。


Contents

あなたの上司はどのタイプ?仕事ができないガッカリ上司10選

ここでは、社内にはびこる「仕事ができない残念な上司」について紹介していきます。

1.業務の専門知識がない上司

人手不足の深刻な企業や、大企業に多くあるケースです。大企業では数年に一度の割合で人事異動があります。管理職になると、時には畑違いの部署に回されることも少なくありません。

例えば営業から経理への異動など、これまでの業務知識がほとんど活かせないケースもあります。専門知識がないので、業務の相談ができない上司は頼りがいがありません

ただし、その上司のマネジメント能力がもともと高い場合は、業務知識を身につけたらとても頼れる上司に変わる場合もあります。

2.説明のためだけの資料を作らせる、心配性な上司

資料作りは割と時間のかかる作業ですが、心配性な上司は口頭説明すれば済むことでも、自分の安心のための資料を欲しがります。こういった上司は、余計な仕事をどんどん増やします。

3.言われたことをそのまま伝える、伝書鳩な上司

優秀な上司は、トップの意向は自分の言葉に置き換えて部下に伝えます。一方で、伝書鳩な上司は、その名の通り、上から言われたことをそのまま部下に伝達します

たとえ、部下からその内容について意図を聞かれても「だって上が言ってるから」の一点張り。目的意識のない上司には、「あなたの存在意義は?」と問いたくなりますよね。

4.部下の提案を聞き入れない、マイウェイな上司

上司としてのプライドが邪魔しているのか、他人の価値観を受け入れる器量がないのか、上司の中には、部下の意見や提案、忠告に耳を傾けない人がいます。

こういった上司は、自分のやり方や、時には古い価値観を押しつけ、それに従えない部下を低く評価します

5.何を言ってるのかよく分からない、宇宙人な上司

話がかみ合わない上司は一見、コミュニケーション能力を疑ってしまうかもしれませんが、思考力の問題の可能性もあります。頭の中で情報が整理されていないので、論点のずれた話や枝葉の話、感情論に走ってしまいます

6.部下育成に興味がない、薄情な上司

部下を思いやる気持ちがあって、空回りしているならまだ好感が持てますが、人に興味がない上司は、当然部下育成にも関心がありません

仕事で失敗した部下に対して解決策は提示しますが、部下が落ち込んでいる時には気持ちに寄り添う、モチベーションが下がっている部下には動機づけを行うなどに意識は回りません。

7.部下に責任を押しつける、世渡り上手な上司

重役へのプレゼンテーションや他部門への説得の場面は、神経を使う仕事の一つです。説明の場で、相手からの厳しい指摘があると、「だから言ったじゃないか」などと言って、手の平を返したように自分の部下を責める上司がいます。

一方で、その場がうまくいけば自分の手柄にしてしまう、ある意味世渡り上手な上司は、絶対ついて行ってはいけないタイプです

8.部門間調整ができない、交渉下手な上司

他部署から無理難題を押し付けられる、良いように丸め込まれる上司は、人当たりが良い、気の弱い上司に多いタイプです。交渉下手の上司の下では、仕事の負担が増える一方です。

9.意思決定ができない、優柔不断な上司

判断に迷うような事案は、時に上司にビシッと決めてもらいたいものですが、優柔不断な上司は中々意思決定ができません。方針を示さず、指示があいまいな上司にはイライラさせられます。

10.ただただ残念、人としてガッカリな上司

朝から寝ている上司、感情のあるままに怒鳴り散らす上司、パワハラ、セクハラ、コンプライアンス違反な上司は、人として尊敬できないレベルの残念な上司です。

そんな上司が管理職になれたのは、日本の古きしきたり年功所列制度がなせる業
こんな人達が自分よりも高い給料をもらっていると思うと、やるせない気持ちになりますよね。

仕事ができない理由は人それぞれ。上司に必要なマネジメント能力

企業の中には、プレイングマネジャーとして、部下と同じような仕事も抱えている管理者もいますが、一般的に、上司の仕事は部下のマネジメントです

管理職は、自チームや課の業績達成に向けて、部下それぞれの目標を設定し、その達成に向けて支援していきます。マネジメント業務は多岐にわたるため、その仕事をするために必要なスキルも多種多様です。

管理者に必要なマネジメント能力は、大きく3つの領域の能力で構成されています。

思考力
物事を創造的・論理的に考え、判断する力。
独創的なアイデアを発想する力、情報を理解する力、問題を解決する力などがあります。
コミュニケーション力
人との関わりの中で影響を与えていく力。
プレゼンする力、交渉する力、チームをまとめていく力、部下を育成する力などがあります。
資質
仕事へのスタンス・価値観。
責任感、挑戦する姿勢、誠実性、粘り強く取り組む姿勢などがあります。

上司のマネジメント行動は、上記の能力が重なり合って行動として表れます。これらの能力が十分に備わっていると、バランスのとれた管理者になります。

しかし実際には、そんなスーパーマンのような上司はなかなか居ません。どんな上司にも得意不得意があって、優れている能力と苦手な能力を備えています。

例えば、部下から慕われているけど、業務で問題が発生したときに解決策がでてこないので頼りにならない上司は、コミュニケーション力は高い一方で、思考力の問題解決力が低いということが考えられます。

人事制度が整っている会社では、役職や資格ごとに求められる能力を定義しています。社員にはオープンになっているはずなので、一度、あなたの勤めている会社が設定している管理者像を確認し、上司の行動を観察してみてはいかがでしょうか。

仕事ができない上司にイライラする時、チェックしたい3つの視点

仕事ができない上司には人それぞれなのに、許せる上司と許せない上司のパターンがありませんか?

なぜ上司にイライラしてしまうのかを考えてみると、次のようなことはないでしょうか。ここで、あなたが上司を見ている視点をチェックしてみましょう。

あなたのなりたい上司像や理想の上司像と重ねていないか?

人は理想と現実にギャップがあると違和感を抱きます。あなたの理想の上司像はどんな人でしょうか?思い描く理想像と今の上司とのギャップが、落胆やイライラを招いているのかもしれません。

上司ならできて当然!自分の価値観を上司に押しつけていないか?

自分の価値観を押しつけてくる上司がいるように、あなたも自分が大切にしている価値観を上司に押しつけているかもしれません。

例えば、自分が後輩育成を大切に思っていたら、部下育成ができていない上司を無能だと思ってしまうという具合です。

実は、似た者同士の二人。同族嫌悪に陥っていないか?

同族嫌悪とは、自分を似たような性格や価値観を持った人に対して負の感情を持つことです

時間にルーズで納期を守れない、マイムマネジメントの苦手な上司が許せない時、自分もその傾向はありませんか?自分は努力しているのにという思いもあるかもしれません。この場合、上司への嫌悪は、自分への嫌悪でもあります。

会社でのあなたの行く末は、上司次第。上司とうまく付き合うコツ

上司が、仕事ができないからといって、上司に敵意を向けたり邪険に扱ったりしてはいけません。あなたの評価は、上司の「あなた押し」にかかっているからです

例えば、人事評価会議の場であなたと同程度の成果を上げた部下が数人いるとき、それでもあなたを一番に評価してもらえるよう、上への働きかけがあるかどうかは、普段のあなたとの関係性も影響しています。

もし、あなたがこの上司の下では給料が上がらないと嘆いていたとしたら、その理由はあなた自身にあるかもしれません。損な思いをしないよう、ここでは、上司とうまく付き合うコツを紹介します。

気持ちの問題として割り切り、諦める

時には潔く、異動の機会を待つことも職業人には必要です。それまで、表面上だけでも適度な距離感を保つことに努めてください。日々、上司に花をもたせることに徹していれば、きっとあなたの評価も上がるはずです。

上司に期待するのを止める

上司へのイライラは、あなたが期待している上司の行動があるからこそ発生しています。「期待通りの行動をとらない上司」と心の中で決めつけ、期待しないようにすれば、イライラすることもなくなります

期待通りでない行動を想定しておくと、上司に良い意味で予期せぬ想定外の行動をとってもらえた時、きっと嬉しくなりますよ。

自分が上司をマネジメントする

意外や意外、仕事ができない上司の方が良いという人もいます。自分の裁量で仕事を進められるからです。

上司に指示される前に「これやっていきましょうか?」「これはこう進めようと思うのですがよろしいですか?」などと、相手が「イエス」か「ノー」で答えられるようにしておくとスムーズです。

ただし、生意気に映らないよう配慮し、日常の報連相は怠らないようにしましょう

上司の高い能力を探して、その能力を活用する

前述で管理職のマネジメント能力について記述しましたが、表裏一体のように、低い能力の裏には高い能力が隠れています。

心配性な上司の場合
心配性な上司は、言い換えるとリスクに関心があり、不安要素ばかり目につきます。例えば、業務の計画段階で相談すると、あらゆる懸念点や心配事を指摘してくれるので、事前のリスクヘッジになります。
伝書鳩な上司の場合
伝書鳩な上司は、情報を正確に伝えてくれるという強みがあります。企業の中には、自分の存在価値を示そうと、トップからの意向に自分の意向も盛り込んでしまい、結果として意図が異なる内容を伝えてしまうやっかいな上司もいます。そういった面では、伝書鳩な上司の言う内容は信頼できる、確かな情報といえます。

このように、苦手な能力だけに視線を向けるのではなく、隠れている高い能力にも目を向けると、ぐっと仕事のできる上司に見えてくることもあります

上司が仕事のできない人だと思っても、部下としてのわきまえを

仕事ができない上司は本当に嫌になりますよね。でも、愚痴を言い合っているだけでは何も変わりません(愚痴を言い合っている時間が案外楽しかったりしますが)。

上司とは良好とまではいかなくても、日常業務をスムーズに行える関係を維持するのが、自身の会社での評価のためにも得策です

ましてや、上司が分からないような専門用語を交えて説明したり、上司の了解が必要な場面で勝手に業務を進めたりするなど、上司を軽視するような言動は慎みましょう。

相手は上司であり、一人の人間であることを忘れないでくださいね。今後、自分よりも優秀な部下ができたとき、自分も同じような思いをするかもしれません。それを見据えて、仕事を評価できない上司とも、上手に付き合っていきましょう。

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