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家計を助ける「仕分け財布」知ってる?仕分けに向いてる財布もご紹介

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なにか大きな買い物をしたい、結婚や出産などの一大イベントが控えている…。
そんなときに見直しが必要なのは、やはり金銭面。家計ですよね。
家計のやりくりの方法はたくさんありますが大体の流れとして、現状(何にどれだけお金を使っているか?)の把握をした後に予算管理が必要になってきます。
予算管理って、いざ始めようと思うと結構面倒なんですよね。レシートを取っておいてあとから家計簿をつけてみたり、予算ごとの財布をいくつも持ったり、家計管理の手間が増えてしまいがちです。
そんな予算管理にとっても便利だとウワサの「仕分け財布」って知っていますか?
シンプルかつ手軽に予算管理したいという人にとってもおすすめなんです。早速、ご紹介していきましょう。

仕分け財布ってどんなもの?

家計の仕分け管理といえば、「袋分け家計簿」が有名ですね。袋分け家計簿は、項目や期間ごとの袋を作り、そこにお金を入れて「家計簿」のように管理していく方法です。
でも実際に袋分け家計簿をやろうと思うと、意外と煩雑になってしまうというデメリットがありました。
例えば、

  • 必要最低限の袋しか持ちだしておらず、予定外の買い物に対応できなかった
  • 袋から小銭を取り出すのが面倒
  • レジで袋を出すのがなんとなく恥ずかしい
  • 小銭が増える分重くなるし、小さなカバンには入れにくい
  • 予算が足りなくなったときの補填が面倒
  • 月末の切替が面倒

など、袋分け家計簿ならではの困った「あるある」に直面してしまう可能性もあります。
一度袋分け家計簿に挑戦して挫折した人、もっと気軽に家計の予算管理をしたい人におすすめなのが、「仕分け財布」です。
仕分け財布とは、お財布の中の仕切りを利用して予算管理をすること。
仕切りごとに「食費」「消耗品費」「遊興費」など、大まかに予算項目を決め、必要な金額を入れて管理します。
仕分け財布ならいくつもお財布を使わず、ひとつのお財布で完結するので非常にシンプルです。

仕分け財布に変えるメリット!家計への影響は?

まずは仕分け財布に変えることへのメリットを知っていきましょう。
実は、働く女性にこそおすすめしたいのが仕分け財布。なぜなら予算管理がとっても簡単になるからです。
普通の財布とどう違うのか、家計への影響も考えていきます。

袋でガサガサしない。お財布から支払える

まずは袋分け家計簿との比較です。
複数の予算管理をしようとすると、お財布ではなく袋からお金を出し入れしなければなりませんでした。
袋から支払うのは意外と手間取りますし、会計時にガサガサとお財布を取り出すのは、見た目にもあまりオシャレではありません。
やはりお金を払うのはお財布から、が基本です。

お金をひとまとめにできる

袋分け家計簿だけでなく、少しクラスアップして複数のお財布に分けて予算管理をする方法もあります。
でもそうすると、いつでも複数の袋やお財布を持ち歩いていなくてはならないため、どうしてもかさばりますよね。
その日使うものだけを持ち出せば良いとしていても、忘れてしまったり、突然の出費で他のお財布から借りて、管理が余計に煩雑になってしまったり…。
そういったことを全て解消できるのが、一つのお財布で管理ができる仕分け財布です。持ち物がシンプルにすっきりさせられるメリットもあります。

今あるお金が一目瞭然

予算管理には何をどれぐらい使ったかの意識付けも大変重要です。
仕分け財布なら、お財布を開けば今どの予算がいくらぐらい残っているのかを把握することができます。
「ちょっと使いすぎたな」と意識付けできれば予算内になるよう節約できますし、逆に「順調に節約できてるな」と思えばモチベーションがあがります。
今あるお金がすぐわかるのは、家計のやりくりにおいて意外と重要なポイントです。

管理が楽=続けやすい=やりくり上手、の方式

予算管理で最も大切なこと、それは「続けること」です。
せっかく予算管理を始めたとしても、目標達成までそれを続けなければ意味はありません。
ですが、日々働いている中で新たに仕事を増やすは、心理的負担になります。デリケートなお金についての問題だから、なおさらです。
そのため働く女性におすすめなのは、シンプルざっくり、楽に予算管理ができる方法を選ぶことです。もちろん、今回ご紹介している仕分け財布もここに当てはまります。
家計のやりくりを続けていけているひとこそ「やりくり上手」の第一歩です。

シンプルかんたん。仕分け財布の使い方4ステップ

それではいよいよ、仕分け財布の使い方をご説明しましょう。
忙しい女性にぴったりな仕分け財布の使い方は、たった4ステップ。シンプルかつとってもかんたんです。
最初の月は少し準備に時間がかかるかもしれませんが、翌月からは管理がぐっと楽になります。ぜひ一度実践してみてくださいね。

ステップ0.用意するもの

仕分け財布を使うにあたって用意するものは、たった2つです。

  • 仕分け財布
  • ふせんまたは小さなカード

ふせん(もしくは小さなカード)は何に使うのか、というと「予算が足りなかったとき」用に使います。
例えば設定した金額よりも足りなかった場合、仕分け財布では他の項目(仕切り)からお金をとってくることになります。この時にあらかじめ用意しておいたふせんを足りなかった項目に1枚入れるんです。
このようにしておくと、精算時にどの項目がどれだけ足りなかったかを把握して、次の予算を調整するときに役立ちます。
ふせんはお札に紛れないよう、2枚のふせんののり部分を貼り合わせて、シールやマスキングテープで補強して少し厚みをつけます。面倒であれば名刺のようなすこし厚めの紙をカットしておくだけでもOKです。

10,000円分と1,000円分の2種類を数枚ずつ用意しておきましょう。

ステップ1.現状の洗い出し&予算を決める

まずは現状の洗い出しからです。
ひと月のあいだでどんなものにどれだけお金を使っているかを考えてみましょう。ここでは細かい金額があっていなくてもOK。項目も少なくて大丈夫です。大まかにいくらかかっているかを洗い出してみましょう。
そして現状かかっているお金から、節約できそうな費用項目の予算を減らして貯蓄にまわします。これを来月の予算として、スタートします。

初めの貯蓄は少なくなるかもしれませんが、生活に合わせて増減していけば良いので、最初はこだわらないようにしてください。

もし目安の検討がつかない場合は、最初の月のみ一般家庭の平均値を予算とします。
まず手取りの給与から家賃・光熱費・通信費を引いて、残りのお金を以下のように振り分けてみましょう。

  • 食費・日用品等消耗品費…50%
  • 交際費・娯楽費…20%
  • 貯蓄…30%(あるいは「貯蓄目標額/貯蓄期間(単位:月)」)

かなりざっくりしていますが、予算管理が嫌にならないように、慣れるまでは簡易バージョンでも良いと思います。もう少し項目を増やしたい人は任意の項目を増やして予算内を調節してください。

貯蓄目標額が決まっている人は、その目標額をいつ達成したいかを考えて、日数(年数)を月に直した数字で割り、毎月の貯蓄額を計算してみてくださいね。

スーパーで同時に購入する可能性がある、食費と日用品などの消耗品費はあえて一緒の項目にしてあります。仕分け財布の仕切りにも限度があるため、細かく分けすぎないのもポイントです。

ステップ2.仕切りごとに予算項目を決める

財布の仕切りごとに予算項目を決めます。例えば仕切りが3つあるお財布なら、

  • 仕切り①…食費・消耗品費
  • 仕切り②…交際費・娯楽費
  • 仕切り③…美容代

このように決めておき、予算をそれぞれの仕切りにセットします。

各ポケットがどの予算かわからなくなりそうな場合は、慣れるまでお財布の内側にマスキングテープを貼るなどしてごちゃごちゃにならないようにしておきましょう。

最初に作ったふせんは、余っているカードポケットなど、お財布のなかで予算管理していない仕切りにしまっておきます。

貯蓄は銀行に預けるか、清算時まで一か月間家に置いておくお金にします。

これで仕分け財布を使う準備は万端です。

ステップ3.実際に使ってみよう。続けるポイントは3つ

いざ、仕分け財布を実際に使ってみましょう。普段の買い物を予算の中から使っていきます。
仕分け財布を続けるためのポイント(ルール)は3つです。

  1. 足りなくなったら他の予算からまわして、まわした金額と同額のふせんを足りなかった予算ポケットに入れる
  2. 小銭入れは共有部分にする
  3. お財布のなかの予算を使い切ってしまったら、貯金を切り崩して使う
ふせん準備の図でも説明した通り、「予算がいくら足りなかったか」を把握するために、支払い時に財布のなかでパパっとふせんを移動しておきます。

このとき「どの予算から取ったか」はさして重要ではありません。仕分け財布の清算日に改めてどの予算を削るかを考えれば良いからです。
また、一般的なお財布は小銭入れが1か所ですよね。予算管理をするのにお札だけではなく小銭まで仕訳けてしまっては、お財布が重くなってしまいますし、最終的に小銭ばかり増えてしまうようになります。
そこで、いっそのこと小銭は全ての予算共通で使えることにしてしまいましょう。お財布も軽くなる上に、迷うことがなくなります。
「予算管理がうまくいかなくなるのでは」という心配はご無用。意外と平均的に使うことができますし、お財布の中には予算外のお札もしっかりあるので、足りなくなる心配もありませんよ。
最後に、予算がお財布全部から使っても足りなくなってしまった場合です。
これは素直に、当月に貯金するはずだった分のお金から切り崩すようにしましょう。ここで予算が足りなくなってしまった理由は大きく分けてふたつあります。

  • 節約できなかった(しなかった)
  • 予算があっていなかった

節約思考がまだ定着していないと、ついつい忘れて使いこんでしまうことがありますよね。これは慣れるしかありませんが、普段からふせんを使う時点で「予算内に収まっていない」と強く自覚するように意識を切り替えていきましょう。

「これくらいなら使っていいかな」と少額の無駄遣いを繰り返すのも、塵も積もれば山となる…で、節約から遠のいてしまいます。ご注意を。

予算があっていなかった場合は、清算日に予算を調整しますので、この時点では気にしなくてOKです。

ステップ4.清算日。余ったお金は貯金かご褒美マネーにする

1か月仕分け財布を運用し、お給料が入った直後を清算日にしましょう。
お財布の中身をチェックしていきます。清算は、以下のような手順で行ってください。

  1. まずは前月と同額の予算を用意します
  2. お財布の中の予算があまっている項目については、少し予算を減らします
  3. 逆にふせんが入っている項目は、予算を増やします
  4. 予算が足りない場合は貯蓄額を減らして予算にまわします
  5. お財布に残っているお金は全て出し、貯金にするか月イチのご褒美のお買い物に使います
  6. 新たな予算を仕分け財布に再度配置します。ふせんを戻すのも忘れずに!

これで清算は終了です。こうすれば、家計簿をつけるよりも簡単に足りなかった予算を調節することができますよね。
ただ一点、注意が必要なのが、貯蓄額の減額です。当然ながら、予算を増やせば増やすほど貯蓄額は減ってしまいます。
始めて数か月間の予算変動は仕方ありませんが、毎月予算が増えてしまい貯蓄額が減るようであれば、節約できていない証拠です。より一層の節約・もしくは固定費(家賃・光熱費など)の見直しをしましょう。

仕分け財布に向いているお財布って?

では、どんなお財布が仕分け財布に向いているのでしょうか。
もし財布の買い替えを検討しているのなら、ぜひこんな財布を選んで、「仕分け財布化」しちゃいましょう。

お札を入れられるポケットが2つ以上ある

ここまで書いた通り、仕分け財布はお札を予算ごとにポケットに分けて入れて管理します。
ですので、自分が欲しい予算項目の数だけ仕切りがあるものを選ぶと良いでしょう。仕分け財布にするなら最低2つは欲しいところですね。
もし余裕があれば予算項目より1つポケット多めのものを選ぶと、予算項目を増やしたい時や、レシートやクーポンなどを取っておくのにも使えるのでおすすめです。

開きやすく、見渡しやすい

仕分け財布に欠かせないのが「今あるお金を把握しやすい」こと。
今ある金額がいくらなのかが常にわかっていると、モチベーションを保ったり節約意識を保つのに一役買ってくれます。
また、大きく開くお財布を使うと、普段のお買い物のときに見やすく、会計もスムーズになります。どのポケットにどの予算が入っているかも一目瞭然です。

人気なのはファスナー&長財布

世の「仕分け財布事情」を見てみると、人気なのはファスナータイプの長財布。
たくさん入ることと、開きやすいことが選ばれる秘訣のようです。長財布にするとお札も曲がらず持つことができるのも嬉しいポイントですよね。
ファスナータイプが選ばれるのは、「開け閉めが楽」「カバンの中で開かない」などの理由から。
さらに、仕分け財布にすると通常よりもお札を多く入れて管理するため、タイミングによっては10枚以上お札が入ることがあります。そんなときでもファスナータイプならしっかり閉められるので安心ですね。

企業発の「仕分け財布」もアリ!

市販されているお財布から仕分け財布を選ぼうとすると、意外とポケットが多いものが見つからなかったりします。
そんなときには、あらかじめ「仕分け財布用」に作られた企業発の仕分け財布を利用してみるのもおすすめ。
中には小銭入れが2つに分かれていて、小銭まで管理したい人にも対応しています。自分に合った仕分け財布を、ぜひ探してみてくださいね。

今使っている財布を仕分け財布化しちゃおう

とはいえ、「今使っている財布がお気に入り」「でもポケットが足りない…」「それでも仕分け財布に挑戦してみたい!」という人もいるかもしれません。
そんなときは、今使っている財布を工夫して、仕分け財布化しちゃいましょう。
やり方はとっても簡単。お札のポケットに仕切りをつくるだけです。この仕切りは、何も財布の布と同じ素材でなくても、紙などでOKです。
お財布に入るサイズかつお札より少し大きめに紙を切り、いつものお札入れにセットするだけです。

お札に紛れないようにフチをマスキングテープで補強するとよりわかりやすくなります。

これなら、好きなお財布を使いながら好きなだけ仕切りを作ることができます。とってもエコで経済的です。
仕分け財布を買う前に試したい、という人にもピッタリですね。

仕分け財布で予算管理を始めよう

いかがでしたか。仕分け財布についてご紹介しました。
家計のやりくりは、各家庭の課題のひとつでもありますよね。ですが、働く女性にとってはそのための予算管理が負担になりがち。やるならなるべく簡単・シンプルな方法を選びたいところです。
これまでご紹介してきたとおり、仕分け財布を使うと、家計簿を毎日つけたり、何にいくら使ったかをいちいち気にする必要はなく、簡単に予算管理ができます。
清算もひと月1回で良いので、お給料を銀行からおろしてお財布に補充するのと、ほぼほぼ変わりません。
忙しい人にこそおすすめの仕分け財布、ぜひ使ってみてみてくださいね。

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