仕事から家に帰れば、洗濯や子どもの宿題のチェック、旦那さんのシャツのアイロンがけなど、やることが山のように待っている…。そんな平日に手の込んだ料理を作れるわけがありません。
しかし、育ち盛りの子どもや、仕事で疲れている旦那さんには栄養のある、おいしい手料理を作ってあげたい、と思っている主婦の方は多いでしょう。
そんなジレンマに悩む女性におすすめなのが、缶詰です。
缶詰はお父さんのお酒のおつまみだけのものではありません。おいしい手料理の材料になります。缶詰は栄養価も高いことをご存知でしたか?しかも時短料理が可能です。
おいしくて便利な、缶詰のレシピを紹介しましょう。
Contents
超簡単!和えるだけでおいしい定番缶詰レシピ
「サバ缶」や「ツナ缶」をよく使う、という人も多いでしょう。料理の定番となっている缶詰も少なくありません。そんな定番の缶詰のレシピを紹介します。
トマトとサバの相性はバッチリ!「サバの水煮缶」で作るトマトソース
「サバ缶」は缶詰としての生産量も多く、
- 水煮
- 味噌煮
- トマト缶
- 味付け(オイル、バジルなど)
などといった種類があります。サバ缶を使ったおつまみレシピもよく見かけるでしょう。「サバ缶」を使ったイタリアン料理もおすすめです。
- サバと野菜のトマトスープ
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【材料(4人分)】
- キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンは食べやすい大きさにカットします
- 鍋にカットした野菜としめじ、サバの水煮缶を入れます
- 水、コンソメスープの素、トマトソースを入れて煮込みます
- 野菜がやわらかくなったらできあがりです
サバ缶 1缶
キャベツ 1/4玉
ニンジン 1本
玉ねぎ 1個
ピーマン 1個
しめじ 1パック
水 2カップ
コンソメスープの素 10g
トマトソース 1缶
アッという間に完成。タレ味の「焼き鳥缶」で作る親子丼
そのまま食べてもおいしい「焼き鳥缶」。おつまみを作る暇がないときなどにも便利ですが、卵でとじるだけで親子丼のできあがりです。
- 焼き鳥風味の親子丼
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【材料(2人分)】
- 鍋に水、だしの素(めんつゆでもOK)を入れて沸騰させます
- タレ味の焼き鳥缶、しいたけ、えのきだけを入れて煮ます
- 卵を溶いて、鍋に入れフタをして蒸します
- ご飯の上に乗せて、海苔を散らせばできあがりです
焼き鳥缶(タレ味) 1缶
しいたけ・えのきだけ 1/2袋
卵 1個
水 100cc
だしの素 大さじ1
海苔 適量
ランチにもおすすめ。栄養も摂れるツナと納豆のパスタ
「ツナ缶」はサンドイッチやサラダなど、さまざまな方法で使える缶詰ですね。常備している家庭も多いでしょう。納豆と和えれば栄養満点。おつまみにもなりますが、パスタの具材としてもおすすめです。
- ツナっとうパスタ
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【材料(2人分)】
- パスタをゆでます
- ひきわり納豆、ツナ、マヨネーズ、しょうゆ、ゆずポン、を入れてかきまぜます
- フライパンにオリーブオイルを熱して、刻んだニンニクを入れて炒めます
- ゆであがったパスタをニンニクと和えます
- パスタに2をかけ、千切りにした大葉を散らしてできあがりです
パスタ 160g
ひきわり納豆 3パック
ツナ缶 1缶
ニンニク 1片
マヨネーズ 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
ゆずポン 大さじ2
大葉 10枚(枚数はお好みで)
子ども喜ぶ「コーン缶」で作る炊き込みご飯
甘くておいしい「コーン缶」は子どもにも人気がありますね。サラダやかき揚げなど、用途もいろいろ。クリームコーンやツナがミックスされたものなどもありますが、ご紹介するレシピは、粒がそのまま入っているホールコーンを使います。
- コーンと鶏肉の炊き込みご飯
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【材料(2合分)】
- お米を研ぎます
- 鶏肉は1.5cm角にカットします
- 炊飯器に水、しょうゆ、みりん、コンソメスープの素、ホールコーン、鶏肉を入れます
- 炊き上がったら軽く混ぜてできあがりです
コーン缶 1缶
鶏もも肉 1枚
米 2合
水 2合分
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
コンソメスープの素 大さじ1
おつまみにもご飯のおかずにもなる贅沢な「カニ缶」レシピ
缶詰の中でも値の張る「カニ缶」ですが、風味もあり、贅沢なおつまみを作ることができます。「カニ缶」には
- 身の大きいタラバガニ
- あっさりしている紅ズワイガニ
- 比較的リーズナブルなワタリガニ
- 手に入りにくい花咲ガニ
などの種類があります。紹介するレシピは高級カニ缶はもちろん、リーズナブルなカニ缶を使ってもおいしい、豆腐料理です。
- カニのあんかけ豆腐
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【材料(2人分)】
- フライパンにサラダ油を熱して、薄切りにした生姜、細かく刻んだネギを入れて炒めます
- カニの身を汁ごと加え、混ぜ合わせます
- 酒、水、鶏ガラスープの素、塩、豆腐を入れて煮ます
- 片栗粉を水で溶き、とろみをつけます
- 仕上げにごま油を加えたらできあがりです
絹ごし豆腐 1丁
カニ缶 1缶
生姜の薄切り 2~3枚
ネギ 1/2本
酒 大さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ1
塩 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1
片栗粉 大さじ1
ゴマ油 小さじ1
水 1カップ
デザートにもドリンクにも使える便利な缶詰
デザートは手間がかるので、作るのが苦手、という人も、缶詰を使えば簡単においしいスイーツを家庭で食べられます。あんこやフルーツ缶を使ったレシピを紹介しましょう。
ダイエットにもおすすめの「あんこ缶」レシピ
「あんこ缶」には
- こしあん
- つぶあん
- ゆであずき
- 白あん
- ねりあん
などの種類があります。あんこと言ってもいろいろな種類があるのですね。つぶあんやこしあんは好みが分かれるものですが、どちらでもおいしいデザートが作れますよ。砂糖の量も調節できるので、ダイエットにもおすすめです。
- つぶあんで作る水ようかん
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【材料(500ml分)】
- 棒寒天を水にひたしてやわらかくします
- 鍋に水を入れて沸騰させ、寒天を溶かします。
- つぶあん、砂糖を入れます
- 塩を入れたら型に流し込み、冷まします
- 余熱が取れたら冷蔵庫で1~2時間冷やしてできあがりです
棒寒天 1本
砂糖 50g
あんこ缶(つぶ) 400g
塩 少量
水500cc
「フルーツ缶」で簡単。甘くてオシャレなサングリア
パイナップルやマンゴーなど、さまざまなフルーツが入った「フルーツ缶」は、フルーツポンチやケーキ作りに役立ちますね。ワインに入れればサングリアのできあがりです。作り方は簡単。
白ワイン、赤ワインにそれぞれフルーツ缶を入れるだけ。量はお好みですが、目安としてはフルーツ缶1缶に対して、その倍の量を入れるといいでしょう。
甘く、クイクイと飲めてしまうので、飲み過ぎないように注意しましょう。
常備しておくと便利な缶詰。メリットと選び方の注意
料理にもデザートにも簡単に使える缶詰には、便利なだけではなく他にもさまざまなメリットがあります。メリットと選び方について、お伝えしましょう。
長期保存だけじゃない!缶詰のメリット
缶詰のメリットは、手軽に使えて保存もできるということでしょう。また栄養価が高いサバ缶などもあります。缶詰のいろいろなメリットを紹介します。
- 長期保存が可能
- 密封性が高く、加熱殺菌してある缶詰は長期保存が可能です。缶詰には防腐剤は使用されているわけではなく、無菌状態なので腐敗しなということ。缶さえ腐敗しなければ、3年間は保存可能です。
菌がいない状態なので、食中毒の原因もありません。
- 栄養価が高い
- 「サバ缶」のサバには、タンパク質やビタミンB群、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。
密封し、真空の状態で加熱殺菌するのでそれらの栄養素も破壊されることなく、しっかり含まれるのです。
また、研究の結果、みかんの缶詰にはビタミンCの80%が含まれ、生のみかんよりも栄養分が含まれていることが分かっています。防腐剤などの添加物も使用されていないので、安全性が高いのもメリットでしょう。
- 骨まで食べられる
- サバやイワシなどの魚の缶詰は、骨を取る必要もありません。
缶詰の魚の骨はやわらかいので、そのまま食べられます。
骨粗しょう症の予防や成長過程の子どもたちに必要なカルシウムも摂取できます。
- 低価格で経済的
- カニ缶など高額な商品もありますが、通常は低価格。おサイフにもやさしいですね。生の食材は食べられない部分は捨ててしまいますが、缶詰の場合、中身はすべて食べられます。調理をする際の電気代やガス代なども節約できるので、経済的です。
- 調理が簡単
- ほとんど味付けをしなくてすむので、調理の手間がかかりません。忙しい主婦にとって、非常に便利です。缶詰のフタも、プルトップ缶やイージーオープン缶などが増えているので、開けるのも簡単です。
- さまざまな用途がある
- 種類も多い缶詰は、おつまみや料理、デザートなどさまざまな調理に使えます。季節に関係なく、食べたい食材をそろえることもできますね。
より安心して使うための缶詰の選び方や注意点
長期保存ができ、食中毒の心配もほとんどないと言われる缶詰ですが、すべてにおいて安全、とは言い切れません。より安心して使うためにも、購入時のチェックポイントや保管方法の注意点について知っておきましょう。
- 表示をチェックして品質を確認
- 安全性が高いとは言え、缶に穴が開いていたり、腐食していたりすれば、中身にも影響します。缶詰を選ぶ際には次のような点をチェックしましょう。
- 錆びがないなど外観がきれい
- 販売業者や所在地が明記されている
- 内容量や原材料が表示されている
- JASマークが付いている
- 賞味期限をチェック(目安は3年)
- おいしく食べるための保管方法
- 25℃以下の涼しい場所、湿気の少ない場所に保管した方が、保存性が高くなります。ただし、凍らせると風味が損なわれることがあるので、冷凍庫には入れない方がいいでしょう。
缶詰は開けてしまえば、生の食材と同じで、細菌に触れることになり腐食します。開けたらすぐに使うこと。残ってしまった場合は、必ず他の容器に移し替え、1~2日以内に食べるようにしましょう。
時短レシピに欠かせない缶詰で豊かな食卓を
さまざまな種類がある缶詰は、調理も簡単で手間が省けます。サッとおいしい料理ができる、忙しい主婦をサポートしてくれる強い味方。いろいろな缶詰を使い分け、おいしい食事を作りましょう。
長期保存できる缶詰は、栄養価も高いのがメリット。しかし、おいしく食べられる賞味期限というものもあります。購入する際には内容をよくチェックして、より安全な缶詰を選びましょう。