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時短で手間いらず!冷凍野菜玉を使った簡単離乳食レシピ

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生後5か月ごろから1歳半ぐらいまでは、赤ちゃんがおっぱい以外の食べ物から栄養を取れるよう、食事の練習をする準備期間。そこで必要になってくるのが離乳食です。

赤ちゃんは最初のうちは歯も生えていないため、食べ物もすり下ろしたり、みじん切りにしたりと、何かと面倒。できれば手作りしてあげたいけど、ただでさえ手のかかる時期に、毎回手間をかけて作るのはママも大変です。

実は筆者も今、1歳の赤ちゃんを育児中で、離乳食はいかに手間を省いてつくるか試行錯誤の日々。その中で考え出したのが、あらかじめ細かく刻んだ野菜を製氷機で冷凍しておく「野菜玉」です。
これを使えば、調理するのも鍋にポンと入れるだけでとても簡単。今回はこの野菜玉を使った、離乳食の簡単レシピをご紹介します。

「野菜玉」を作る前に…。準備しておきたい便利グッズ

まず「野菜玉」を作る前に、離乳食を作る上であると便利なグッズをご紹介しましょう。
筆者のおすすめは、何と言っても「ハンドブレンダー」です。離乳食の何が面倒かって、調理そのものよりすり潰したり、みじん切りにしたり、食べやすい状態にする下準備が実は一番大変。
筆者は最初のうち、毎回生真面目にすりこぎですり潰したり、包丁でみじん切りにしたりしていて、腱鞘炎になりかけました。
その手間を省いてくれるのが、ハンドブレンダーです。離乳食専用の器具ではありませんが、ヘッドを替えるだけで刻んだりすり潰したりといった作業が簡単にでき、1本で何役も活躍してくれます。
今まで10分~15分程度かかっていたすり潰しやみじん切りの作業が、これを使うことで1分程度に短縮でき、手も痛くなくなりました。離乳食期を過ぎても、スムージーやぎょうざ、スイーツ作りなど、普段の料理に引き続き使うことができるのも魅力です。

あとは、製氷機も用意した方がいいでしょう。離乳食は最初の方は本当に少ない量しか食べないので、毎回作るのではなく、大量に作っておいて、冷凍して必要な分だけ解凍できると便利です。製氷機は、ペースト状の野菜やスープを小分けに冷凍しておけるので、いくつかあると便利ですよ。

時短&省エネ。離乳食に便利な「野菜玉」の作り方

ではいよいよ、筆者おすすめの「野菜玉」の作り方をご紹介しましょう。
用意するもの
ブロッコリー…小房で4~5個
にんじん…小1本
たまねぎ…1/2個

  1. 野菜を3種類程度用意する。筆者がいつも使うのは、ブロッコリー、たまねぎ、にんじんの3種類。野菜の内容や種類の数は変わってもOK。
  2. ブロッコリーは花の部分だけを包丁で切り落とす。にんじん、たまねぎはざく切りにしてハンドブレンダーでみじん切りにする。
  3. ハンドブレンダーで野菜をみじん切り

  4. ブロッコリー、にんじん、たまねぎをシリコンスチーマーに入れ5分程度加熱する。
  5. シリコンスチーマーに材料を入れたところ

  6. 加熱された野菜をスプーンで混ぜ合わせ、製氷機に小分けし凍らせる。
  7. 製氷機で凍らせている

  8. しっかりと凍ったら、製氷機から外して氷の状態でジップロックなどで保存。必要に応じて1~2個ずつ使っていく。しっかり凍った状態
そのままチンしてスープにしたり、あんかけに混ぜてかけたり。調理の際にも、野菜の下準備なく氷の状態で鍋に入れられるから便利ですよ。

手作り離乳食には、赤ちゃん用の調味料を活用すると便利!

離乳食は基本的に塩や砂糖、しょうゆなどの味付けは必要ありませんが、葉物野菜など苦味のあるものは、ただゆでただけでは赤ちゃんも食べにくかったりします。
離乳食の講座では、「調味料ではなくだしで風味を付けるように」と指導がありますが、だしを毎回取るのは面倒ですし、頻繁に使うわけではないので、作り置きしていても余ってしまう場合があります。
そこで私は、ベビーフードメーカー各社から出ている、赤ちゃん用の調味料を活用しました。和風だしやホワイトソース、コンソメなど種類が豊富で、必要な時に必要な分だけ使うことができます。大人用の顆粒のだしを使うと塩分が心配ですが、赤ちゃん用だとちゃんと調整されているので安心です。

あと、わたしが個人的に使えると思ったのが、赤ちゃん用のあんかけの素。鯛やそぼろなど様々な種類があり、豆腐や魚にかけるだけでおかずの1品になるので便利です。

手作り離乳食がいいのは分かるけど、1から10まで手作りは大変なもの。適度に既製品を活用すると、無理なく継続できるのではないかと思います。

簡単手間いらず!野菜玉を使った離乳食レシピ

では実際に、筆者が作っている野菜玉を使った離乳食レシピをご紹介しましょう!離乳食中期~後期まで、長く食べられるものばかりなので、よければご活用ください。

お刺身で骨を取る手間を省く!「鯛の野菜あんかけ」

鯛の野菜あんかけ
市販のお刺身を活用して、骨を取る手間を省いたレシピ。お刺身と野菜玉をレンジでチンして、市販のあんかけと混ぜるだけの簡単メニューです。
材料(1食分)
鯛のお刺身(まぐろやあじ、サーモンでも可)…1~2枚
野菜玉…1個
赤ちゃん用あんかけの素…1/2袋

  1. 赤ちゃん用あんかけの素にお湯を注ぎ、あんかけを作っておく。
  2. 野菜玉を1分程度レンジで加熱して解凍し、①のあんかけに混ぜる。
  3. お刺身を1分程度レンジで加熱し、しっかり火が通ったら、②の野菜あんかけをかける。赤ちゃんの発達に応じて、食べやすいようほぐして与える。
お刺身はたいてい1にパックに5~6枚入っているので、余ったお刺身は、1~2枚ずつに小分けして冷凍しておけば1週間程度保存できます。下準備もいらず、レンジだけで作れるので、急いでいる時にも便利ですよ。

ご飯にかければ卵丼に!「ふわふわ卵の和風だし仕立て」

ふわふわ卵の和風だし仕立ての完成写真
こちらも下準備いらずの簡単メニュー。5分程度の調理時間で、赤ちゃんが好きな卵料理の出来上がりです。
材料(1食分)
卵…1個
野菜玉…1個
赤ちゃん用和風だし…メーカーに応じた規定量
水…50ml程度

  1. 野菜玉をレンジで1分程度加熱して、解凍する。卵は溶きほぐしておく。
  2. 水を小さ目のフライパンに敷いて加熱し、沸騰したら和風だしと解凍した野菜玉を入れて混ぜる。
  3. だしが溶けたら卵を流し入れ、加熱しながらはしでかき混ぜ、炒り卵状にする。
  4. 卵にしっかりと熱が通ったら出来上がり。
卵は最初の頃は半個で充分です。卵液が余ってしまうので、最初に多めに作っておき、2回に分けて食べさせるといいかもしれません。卵を食べ慣れていない赤ちゃんは、最初は黄身のみから始めましょう。ご飯やおかゆにかければ、卵丼風になり、食べさせやすいですよ。

冷凍かぼちゃを活用!「かぼちゃクリームうどん」

かぼちゃクリームうどんの完成写真
時短離乳食には、冷凍のカット野菜も便利。今回は冷凍のかぼちゃを使った、お子様が喜ぶうどんをご紹介します。多めに作って冷凍しておけば、必要な時にレンジでチンするだけで与えることができますよ。
材料(5~6食分)
うどん(生)…1玉
冷凍カットかぼちゃ…2個
野菜玉…2個
牛乳…100ml程度
水…100ml程度
赤ちゃん用コンソメ…規定量

  1. うどんを食べやすく刻む。冷凍カットかぼちゃはレンジで解凍し、すりつぶしておく。
  2. 野菜玉をレンジで1分加熱し、解凍する。
  3. 鍋にうどん、野菜玉、水、牛乳を入れ、よくほぐす。最後にすり潰したかぼちゃを入れ、汁になじむようよく溶かす。
  4. 鍋に火をかける。沸騰するまでは中火、沸騰したら弱火にし、コンソメを入れて、牛乳や野菜のあくを取りながら、うどんが柔らかくなるまでゆっくり煮込む。
  5. できたら粗熱を取り、ケースに小分けして冷凍しておく。
牛乳や水の量、比率はお好みで調整してください。牛乳が多めだとコクがある濃厚な味に仕上がります。

赤ちゃんも大好き!「野菜たっぷり煮込み豆腐ハンバーグ」

豆腐を混ぜた、赤ちゃんでも食べやすい柔らかいハンバーグです。
野菜たっぷり煮込み豆腐ハンバーグ
材料(4~5食分)
ひき肉(鶏または牛・豚合挽)…50g程度
絹ごし豆腐(食べ切りサイズ)…半個
卵…半個~1個
野菜玉…2個
片栗粉…適量
水…50ml程度
赤ちゃん用和風だし…規定量
赤ちゃん用とろみのもと…規定量

  1. ひき肉をレンジで加熱し、ほぐして包丁でさらに細かくする。
  2. 野菜玉をレンジで1分程度加熱し、解凍する。豆腐はスプーンですり潰しておく。
  3. ① に豆腐、といた卵を入れて混ぜる。固さを見ながら片栗粉を加え、丸めても崩れない固さに調節する。
  4. フライパンに水を敷いて加熱し、沸騰したら解凍した野菜玉と和風だしを入れる。
  5. ③を5センチ程度の小判状に丸め、④に入れて加熱する。
  6. ハンバーグに熱が通ってしっかり固まったら、とろみのもとを適量スープに入れて、あんかけ状にする。
  7. ケースに小分けして冷凍しておく。
肉だけでなく、豆腐を入れることで赤ちゃんが歯茎でも潰せる固さに調整できます。豆腐は小さな食べ切りサイズのものを使うと便利です。離乳食中期は鶏肉、少し進んだ後期には牛と豚の合挽肉を使うといいですよ。

便利グッズや既製品もうまく取り入れ、簡単楽しく手作りを!

いかがでしたか?相手が赤ちゃんとなると、つい手間をかけることが愛情と思ってしまいがちですが、家事や仕事もこなす中で、あまり肩に力が入りすぎては長続きしません。
便利グッズや既製の調味料などを取り入れながら、上手く手を抜くのも時には必要です。時短&省エネで精神的余裕を持ちながら、赤ちゃんとの食事の時間を楽しんでくださいね。

あまり手の込んだメニューではありませんが、筆者の野菜玉レシピがあなたの育児のお役に立てれば幸いです。

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