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過労で入院はあり得るのか?注意が必要な疲労の蓄積

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日本ではもちろん、外国でも『KAROSHI』という形で浸透している過労は、働く人にとって怖い存在です。実際、疲労による疾病で入院する人は多く、これを避ける為に対策をしている方もいるでしょう。
しかし、過労による入院について、具体的に知っている人はあまりいません。その為、過労による疾病の兆候が出ていても、見逃してしまう事もあるのです。過労による入院を避けるには、この初期症状に気が付く事が大切になります。
今回は、過労による入院というものがどういう状態なのかを皮切りに、過労による入院を避ける為の注意点や、過労による疾病によくある初期症状を紹介します。普段の生活を仕事はもちろん、プライベートの面でも振り返ってみて下さい。
万が一、過労による病気が原因の初期症状に当てはまった場合は、出来るだけ早く医師に相談し、休暇を取る等の対策をして下さい。

過労で入院するというのは正確には間違い。過労による入院を詳しく知ろう

過労によって入院する、というのは、そもそもどういう事なのでしょうか。過労によって入院した場合、どの様な状態になるのかという事と、入院する程の過労に体がさらされていないか、チェックする時の注意点を解説します。

『過労』そのもので入院する事は無い

過労で入院する、というのは誰でも一度は耳にした事があるかと思いますが、実際の状態は少し違います。詳しい状態としては『強い疲労によって急激に体に良くない症状が出て、それによって入院している』といった状態です。
過労そのもので入院するというよりは、過労が原因の疾病によって入院している、という訳になります。病名としては、くも膜下出血や脳梗塞、心筋梗塞等、一見しただけでは過労なのかどうか分かりにくい病名が付きます。
こうした病気は、疲労した事によって体が急激に悪い状態になって起こる場合もあれば、長い間強い疲労にさらされ、症状が出ているのにかかわらず放っておいた為に悪化した場合もあります。
体の状態によっては、疲労による病気にかかり、もうその症状が起きている事があるのです。
過労による入院を避けるには、

  • 病気の初期症状と疑われる症状が出たら、すぐに医師の診察を受ける
  • 症状が出ないように、定期的に休みを取り、無理をしない

等の対策を取る事が大切になります。

仕事以外の原因で、過労による症状が起きる事も

過労が起こる原因は、仕事だけではありません。

  • 家事
  • 育児
  • 趣味のレクリエーションや旅行

この様に、プライベートや生活の一部となっている事によっても、疲労による疾病は引き起こされます。

  • 「仕事はそんなに頑張ってないから、大丈夫」
  • 「遊びに行ったのだから、疲れて当然」

軽視せずに、生活の全体を見て疲労の状態を判断しましょう。

この症状が出たら要注意!過労による症状一覧

疲労による疾病の症状は、様々な場所に出てきます。過労による症状についてまとめたので、疲労が蓄積している時は、以下の症状一覧を確認して、病気にかかっていないかチェックしましょう。

頭痛やめまい

疲労が蓄積されていると、頭痛やめまいといった症状が出ます。特に、疲労が原因で起きている頭痛やめまいには特徴があります。
疲労によって起きる頭痛は、体のダメージが蓄積した夕方や夜に起きやすいです。また、休み前や週末等に症状が出るケースもあります。毎日決まった日時に頭痛が起きる場合は、頭痛が起きるタイミングをチェックしてみて下さい。
頭痛が起きなくてもめまいを感じるようなら、注意が必要です。特に、体がフワフワと浮いているようなめまいが起きている時は、すぐに体と心を休めるようにしましょう。
地面に足が付いていないような感覚のめまいは、自律神経の乱れによって起きます。ストレスや疲労によって、体を調節する機能に影響が出ている状態だと思って下さい。体の感覚が安定しない分、転倒の危険性もあります。
頭痛やめまいが起きた時は無理をせず、一旦休憩をして症状が落ち着くまで待ちましょう。ある程度落ち着いたら、仕事を一時中断し、帰宅するか医師の診察を受けに行って下さい。

胃痛や吐き気

胃痛や吐き気も、疲労による症状の一つです。どちらも疲労やストレスによって自律神経の働きに異常をきたしている為に起きています。そのまま放置すると、胃潰瘍等の原因にもなりますので、注意が必要です。
自律神経が乱れていると、胃液が過剰に分泌されるようになります。これにより、胃が荒れてしまい、胃炎や胃潰瘍の引き金になるのです。胃が荒れていると気持ち悪さを感じる事もあります。
過労による気持ち悪さには、

  • 胃がムカムカする、落ち着かない感じの気持ち悪さ
  • 何をしても収まらない吐き気、気持ち悪さ

といった特徴があります。
自律神経の乱れによって起きているので、吐き気を抑える薬を飲んでも効果があまりない場合や、効果があまり続かない場合もあります。
気持ち悪さや胃の痛みが悪化した時は、無理をせずに休みを取るようにしましょう。病院で検査を受ける事も忘れないで下さい。

体のしびれや痛み

疲労の蓄積は神経や筋肉にも影響を及ぼします。疲労が蓄積していると体が常に緊張したような状態になるので、神経や筋肉に痛みを感じるようになるのです。

  • 手足がしびれる
  • 首や肩、背中がこっている、張っている
  • こりや張りによって眠れない
  • こりや張りによって頭痛がする
  • 腰痛

この様な症状がある場合は、疲労による影響が神経や筋肉に出ている可能性が高いです。
疲労による神経や筋肉の症状は、湿布やマッサージをしても、すぐに症状がぶり返します。何をしても神経や筋肉の痛みが改善しない、という場合は、疲労による影響を考えましょう。
神経や筋肉に出る疲労の症状は、疲労やストレスを取り除かない限り改善しません。薬やマッサージに頼るだけでなく、疲労やストレスの対策も行いましょう。

皮膚の症状

疲労やストレスは皮膚にも症状が出ます。

  • 蕁麻疹
  • 帯状疱疹
  • ヘルペス
  • 肌荒れ
  • ニキビ

こうした症状が良く出る場合や、症状が治ってもまた新たにできるのを繰り返している場合は、疲労やストレスが原因である事が多いです。
疲労やストレスは

  • 肌の機能が正常に働くのを阻害する
  • 肌の抵抗力を弱め、肌トラブルが起きやすい状態を作り出す

効果があります。
肌トラブルが中々治らない場合は、疲労やストレスの元から離れ、体と肌を休める事に集中して下さい。肌トラブルがひどい場合は、皮膚科で治療を受けましょう。ビタミン剤等で、肌の力を助けてあげるのも有効です。

ホルモンバランスの乱れ

女性の場合、ホルモンバランスも疲労の影響を受けます。

  • 予定日に生理がこない
  • 予定日が予測できない位バラバラに生理が来る
  • 生理前の症状がいつもよりもひどい
  • 経血の量が多い、又は少ない

この様に、普段とは明らかに違う症状が出た時は、体に疲労やストレスが溜まっていないかを確認しましょう。
症状がひどい時は、婦人科での診察もおすすめです。普段から疲労をため込まないよう気を付けつつ、体を温める等、ホルモンバランスが乱れる要因を少なくする対策も効果的です。

眠れない

疲労は精神にも大きな影響を与えます。疲れていても寝付きが悪い、眠ってもすぐに目が覚めてしまう場合は、疲労かなり蓄積されている可能性が高いです。疲労によって神経が高ぶり、リラックスできない状態になっているのです。
疲労によって睡眠不足に陥ると、

  • イライラ
  • うつ状態

等を引き起こします。
この状態が長く続くと、うつをはじめとした精神の病気にかかってしまう事もあります。眠っても症状が落ち着かない時は、医師の診察を受けるようにして下さい。
疲労によって上手く眠れない時は、眠る前にリラックスした状態を作っておきましょう。体をリラックスさせる事で、眠りやすい状態を作る事ができます。

  • ホットミルクやリラックス効果のあるハーブティーを飲む
  • 部屋を暗くした状謡で過ごす
  • ぬるま湯のお風呂につかり、神経をリラックスさせる

神経をリラックスさせる方法はたくさんあります。自分に合った方法を選択しましょう。

一つでも症状が出ていたら要注意!疲労のサインを知って、入院を回避しよう

疲労による症状は一つ一つは見逃しやすい経度の症状が多いです。普段から疲労の状態や症状の有無に気を付けて、入院レベルの症状から身を守るようにして下さい。

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