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郵便の「気付」はどんな意味?送り先と関係のある相手に配達できる

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ビジネスにおいて、資料や請求書を相手に送付する際に必要な住所や氏名の記入と、「御中」や「様方」の書き添え。これらの意味は分かっていても「気付」の意味や使い方は知っていますか?
この記事では、宛名に時折書き込んだり書き込まれている「気付」の意味だけでなく、使い方を3種類ご紹介していきます。使い方を間違えそうな気がしますが、書き方のコツや送るシチュエーションを覚えておけばカンタンです!
頻繁に郵便物を他社に送るという方は、使い方を改めて確認するだけでなく、「気付って見かけるけど、どういう意味かイマイチ分からない」という方や、「住所にどうやって書くのが正しいのか」と疑問に思っている方にも答えられる記事になっています。

「気付」の意味は?宛先と関係のある相手に送るとき必要になる

請求書や書類の送付に時折書き込む「気付」。この意味は、送る際「注意をお願いする」ために書き込むもので、一時的にそこに滞在してる人や、配達先の住所と関係のある人物に宛てるために添える言葉です。
使い方のよく似ている「~様方」は、名字が異なる人が2名以上住んでいる場所に届けるためのものなので、使い方を間違えないようにしましょう。

英語でも気付と同じ役割を持つ、「care of(または in care of)」があり、「c/o」と略されます。会社や機関名宛てに書きますが、この英語には日本語の「~様方」と同じ使い方が可能です。

使う時のシチュエーションは、

  • 親会社を間借りしている子会社へ送る
  • 旅先のホテルや病院などへ荷物を送付
  • 送り先住所の組織には所属していない人への送付
  • 冠婚葬祭会場への祝電・弔電を送る

などの際に役に立ちます。次の項目で、これらの使用例をご紹介していきます!

書き方を覚えて損はなし!「気付」の使用例3つ

では実際に「気付」の意味だけでなく、使い方もしっかり覚えておきましょう。使い方は3パターンありますが、どれもカンタンに覚えることができます!
また、気付の後は改行しておくのがベスト。誰にでも読みやすいような宛名書きを心掛けましょう。

用例1:大きな会社の中の子会社に送り届ける書き方

大きな会社(または親会社)の中に、子会社があって、この子会社のほうに資料を届けたい。そういった場合に利用しましょう。
書き方は「○○県△△市○○区 株式会社○○ 気付 株式会社△△ □□部 ○○様」と書いてみましょう。
住所を書いて大きい会社の社名、気付を挟み、その後に送りたい子会社の社名、部署を書いていきます。

用例2:ホテルや病院に滞在している人に送る書き方

例えば同僚が入院してしまった時、直接荷物や資料を届ける余裕がない。そんな時に役に立ちます。
書き方は「○○総合病院 気付 △△様」と、病院の住所と相手の名前の間に気付の文字を記入しましょう。
同じような書き方には、ホテルに滞在している人物に荷物を送る時にも使います。「○○県□市△区 ○○ホテル 気付 ××様」と書くと良いでしょう。

ホテルによっては「フロント気付」で荷物を送る方法もあります。自分の荷物の場合はフロントに宿泊日を伝えたり、送り状に宿泊日を書いておくと受け取った方も分かりやすいですね。

用例3:その会社に所属していない個人に郵送する書き方

会社には正式な所属はしていない人へ資料などを送る時にも「気付」を。例えば、出張先の会社にいる上司に資料を送付する時などに使えます。
書き方は、ホテルや病院の滞在と同じような書き方で、「株式会社○○ 気付 □□様」と書きましょう。また、出版社で連載している作者など、個人の住所が不明(または非公開)の場合にも使うことができます。
ほかにも、冠婚葬祭の際の祝電・弔電も同じ書き方でOK。例えば「○○式場 気付 □□様」と、会場や施設の名前と気付、宛てる人の名前を添えて送りましょう。

「気付」を使いこなして業務を円滑にしてみて

ここまで気付の意味や使い方についてご紹介していきましたが、参考になりましたか?郵送業務などの際は、宛名をよく見て、気付が使えるかを確認してみてくださいね。

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