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子供の銀行口座は作るべき?メリットとデメリットとは

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子供が産まれたら、将来まとまった額を渡してあげるために、子供の名義で銀行口座を作りたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、どうやって作ったらいいのか、銀行はどこがいいのか、分からないことも多いと思います。また、子供名義の銀行口座は、メリットもある反面、デメリットもあります。

今回は子供名義の銀行口座を作りたいと考えている人に、役に立つ情報をご紹介します。

子供名義の銀行口座の開設方法や、必要なものとは?

親が子供名義の銀行口座を作ることは、さほど難しいことではありません。たいていの銀行では、子供が0歳で本人が手続きをすることができなくても、親権者が代理で手続きをすることができます。
手続きに必要なものは銀行によって若干違う場合がありますが、だいたいは以下の4点です。

  • 手続きする人が親権者と分かる書類(住民票や母子手帳、健康保険証など)
  • 子供の身分証明書(健康保険証や住民票など)
  • 子供の印鑑(シャチハタは不可)
  • 最初に口座に入れるお金
銀行によって違う場合もありますので、念のため口座を開設する前に、事前に確認しておくと確実です。

子供名義の銀行口座の使い道は、どんなものが考えられる?

子供名義の銀行口座を作る人は多いですが、その使い道がどんなものか、気になりますよね。主なものは以下の通りです。

  • 児童手当などを預金
  • 親族からもらったお祝い金やお年玉などを預金
  • 将来の教育資金の積み立て
  • 子供がある程度の年齢になったら、自分で管理させるため

児童手当やお年玉など、家計以外の収入を預金しておくという人もいますし、将来の教育費などのために、毎月一定額を積み立てる人もいるようです。

また、お年玉などを貯めておき、自分で管理できる年齢になったら本人に渡して、早めに金銭感覚を養いたいと思う親御さんもいるようです。

子供名義の銀行口座を作ることの、メリットとは?

では、子供名義の銀行口座を作ることで、どのようなメリットが考えられるのでしょうか。以下にまとめました。

家計との線引きがしやすく、確実にお金を貯められる

児童手当などを家計の口座と同じところに入れておくと、ついつい使ってしまって、子供のための預金ができていない、ということになりかねません。

子供名義の銀行口座に入れておくと、家計との線引きがしやすく、また親の名義ではないため、気分的にも手をつけにくく、確実にお金を貯められるというメリットがあります。

子供自身も、自分の名義の口座があると嬉しい

子供も中学生や高校生ぐらいになったら、お小遣いを貯めて好きな物を買うなど、お金の管理を覚えるようになります。
欲しい物があるたびに親に買ってもらうより、自分名義の口座でお小遣いやお年玉などをやりくりする方が、子供の自立心も芽生えやすくなります。

一方、早い段階で通帳を渡すのではなく、進学や就職、結婚などのタイミングで、まとまった額が入った通帳を渡す親御さんもいるでしょう。

進学や就職で一人暮らしを始めたり、結婚する時などは出費がかさむこともあります。そんな時、親御さんから支援をしてもらえると、子供も嬉しいことでしょう。

子供名義の銀行口座で預金することのデメリットは?

一方、子供名義の銀行口座でお金を貯めることのデメリットもあります。以下にまとめましたので、参考にしてください。

子供が大きくなると、親がお金を引き出しにくくなる

今は個人情報の取り扱いが昔より格段に厳しくなっています。銀行口座も、子供が小さいうちは親が代理で振り込みなどの手続きができますが、大きくなってくると、親が代わりに手続きや解約などをしようとしても、本人確認が必要になる場合があります。

また、子供が成人すると、原則本人でなければ手続きをすることができなくなります。

子供が小さいうちは、児童手当などを子供名義の口座に積み立てる人も多いと思いますが、子供が大きくなってきたら、教育資金など必要な出費は、親の口座で管理した方がいいかもしれませんね。

通帳を子供に渡すタイミングで、贈与税がかかる可能性も

子供の進学や就職、成人や結婚などのタイミングで、まとまった額の入った通帳を渡したいという親御さんも多いかと思います。ただ、金額によっては贈与税がかかる可能性があるので、注意が必要です。
贈与税は「1年間に110万円以上」の贈与があった場合に発生します。
例え話ですが、あなたが子供のために、1年に20万円ずつ、15年間で300万円貯めた口座があるとしましょう。
一見、1年で20万円しか貯めていないので、「1年間で110万円」の贈与には当てはまらないように思えるかもしれません。

しかし、贈与というのは相手方(子供側)が貰ったことを知らないうちは成立しませんので、この場合は300万円が入った通帳を渡された時点で贈与が成立することになり、贈与税が発生する可能性があります。

贈与税は本人が申告する仕組みになっており、もし申告漏れの指摘があると、追徴課税などのペナルティがある場合もありますので注意してください。

銀行印や暗証番号を忘れてしまうおそれも!

たいてい子供名義の銀行口座は、貯めていくばかりで引き出さないことが多いと思います。
そうすると、いざ引き出す必要ができた場合に、普段使わないので銀行印や暗証番号を忘れてしまう可能性もあります。

大切な銀行印や暗証番号は忘れないよう、メモをしたり、どこかにまとめて保管しておくなどするようにしましょう。

長期間使っていないと、休眠口座になってしまうおそれも

また、銀行口座は一定期間取引が行われず、未使用のまま放置していると、休眠口座になってしまいます。
期間は金融機関ごとに定めていますが、だいたい10年間のところが多いようです。休眠口座となってしまった預金は、最終的には預金者の手を離れ、民間公益活動に活用されます。
もし小さい時に一定額を預金して、大きくなった時に渡そうと放置しているなら要注意です。渡す時には休眠口座になっているかもしれません。

何らかの取引があると休眠口座にはなりませんので、定期的に預金をしたり、通帳記入や残高照会だけでもしておく方がよいでしょう。

また、万が一休眠口座になってしまった場合でも、銀行に行って解約手続きを行えば、払い戻しをしてもらうことができます。

子供の口座を作るならどこの銀行がいい?選ぶ基準は?

大切な子供のために作る口座ですから、銀行選びは特に重要ですよね。実は筆者も、子供が産まれた時に口座を作りました。銀行を選ぶ際は、以下のようなことを基準に考えました。

  • 全国どこにでも支店やATMがある
  • 経営破綻などのリスクが少なそうなところ

結局、以上の2点を踏まえて、ゆうちょ銀行にしました。子供は将来、進学や就職、結婚などでどこに住むか分からないので、全国どこにいても引き出せる方が便利です。
あとは、経営破綻などのリスクが低そうなところと考えると、どうしてもメガバンクやゆうちょ銀行が安心のように思えてしまいますね。

しかし一方、金利の良さや手数料の安さ、提携ATMが多いなどの利便性のよさで、最近はネット専門銀行を選ぶ人も多いようです。

子供名義の口座を活かして、将来のために上手に貯蓄を!

いかがでしたか?子供の将来のために必要なお金は、学資保険で準備しているという人もいるでしょう。
しかし、そんな人でも、親戚などからのお年玉やお祝い金など、ちょっとした臨時収入の管理には、子供名義の銀行口座は便利です。

それに、自分名義の口座で親が貯金してくれていることを知ると、愛情が伝わって子供としても嬉しいものです。

貯蓄の方法は人それぞれですが、子供名義の口座を一つくらいは作って、うまく活用しながら将来に備えるのもいいですね。

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