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子供の癇癪が大変!癇癪の原因と正しい対処法とは?

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我が子は本当にかわいいものです。しかし、突然大声で泣きわめいたり、暴れたりといった癇癪を起されると我が子とはいえどう対応していいのかわからなくなってしまうでしょう。
癇癪がひどいと、「うちの子、障害でもあるのかしら?」「私の育て方が悪かったのかしら?」と心配する親も少なくありません。
子供が癇癪を起したときに、親が誤った対応をしてしまうとますます癇癪を悪化させることにつながってしまいます。
ここでは、子供が癇癪を起してしまう原因や、適切な対処法について紹介していきます。

泣く、暴れるだけじゃない!癇癪時の行動と癇癪が起こる原因

癇癪を起こしたときの行動は子供によって違います。ここでは、癇癪の表れ方とその原因について詳しく解説していきます。

他者に危害を与えることも!主な癇癪の行動

癇癪の「癇」とは発作的に起こるけいれん、「癪」は胸や腹に起こる激しい痛みを言意味します。
そこから、神経が過敏で怒りっぽい性質のことを意味するようになりました。子供の癇癪は苛立ちや怒りが募って起こる爆発的な行動を意味しています。

  • 大声を出す
  • 泣きわめく
  • 暴れる
  • 床にひっくり返る
  • 物を投げる
  • 人を叩く、蹴る
  • 自分を叩く、蹴る

今まで何事もなく過ごしていたのに、突然上記のような行動をとることがあります。癇癪が起こった時の行動パターンは子供によって違いがあり、しばらくおさまらないこともありますし、自分自身や他人を傷つけることもあるのです。

子供の感情表現のひとつ、癇癪が起こる原因

癇癪は主に2から4歳の子供によく見られる行動であり、5歳を過ぎると落ち着いてくるのが一般的です。

ただし、これはあくまでも目安ですので、赤ちゃんの頃や5歳を過ぎても癇癪が起こる子供もいるでしょう。

癇癪を起こす原因はひとつではありません。そこで、考えられる原因について理解しておきましょう。

生理的な反応
赤ちゃんが生まれてから、ママやパパはおっぱいを与えたりオムツを変えたりして赤ちゃんを世話するでしょう。
赤ちゃんはコミュニケーションを取ることができないため、泣くことで自分の欲求を伝えようとします。
赤ちゃんの欲求を満たすことができれば赤ちゃんは泣きやみますが、欲求が上手く伝わらないこともありますし、ただ泣きたいだけということもあります。すると、何をやっても泣き止まないのです。
身体機能の未発達
子供がやりたいと思ったことでも、身体機能が未発達であることが原因で上手くできないことがあります。そのイライラが募って癇癪を起すのです。
言語能力の未発達
自分の感情や気持ちを周りの人やママに伝えたいと思っても、うまく表現できないことがあり、そのイライラが癇癪を引き起こします。
感情のコントロールができない
怒りやイライラする気持ちが起こると、それらを自分でコントロールすることができなくなります。それが、癇癪の行動として出てくるようになります。
かまってほしい
自分に関心や注目を引きたいときに、わざと周りを困らせるような行動をとることがあります。
欲求を満たしたい
欲しい物、食べたい物があるのにそれを制限されてしまったときに、癇癪を起すことがあります。
拒否の気持ちを表現
特定の場所に行きたくない、習い事を辞めたいといったように嫌だという気持ちを表現するために癇癪を起こします。

癇癪の原因の根底にあるのは、自分の思い通りにいかないことに対する感情です。ママやパパが子供の癇癪に対応するときは、癇癪の原因を適切に理解してあげることが大切です。

育て方は関係ない!

癇癪を起している子供をみると、それは親の育て方が悪いからだと決めつけてしまう人が少なくありません。2~4歳くらいの子供は癇癪を起すのはよくあること。
育て方とは全く関係ないのです。中には、癇癪をあまり起こさないタイプの子供もいます。それは、生まれ育った環境や性格が関係していると考えられます。

癇癪を起さないのがいい、悪いとは決められません。しかし、癇癪が起こしたからといって、ママは自分自身を責める必要はないのです。

子供の気持ちを受け止めることが重要!癇癪が起こった時の対処法

子供が突然泣きわめく、暴力的な行動をとるようになると、親も力で押さえつけようとするかもしれません。
しかし、それは逆効果になります。子供の気持ちを受け止めることが、適切な対処法です。

落ち着くまで見守る

一度癇癪が起こると、何をやってもしばらく落ち着かないことがあるでしょう。それは、子供自身でも自分の行動をコントロールできないからです。
癇癪が起こっているときには親が何をやっても聞く耳を持ちません。まずは、子供が落ち着くまで待つことが大切です。また、癇癪が起こっているときにやってはいけない親の言動があります。

  • 子供の気持ちを否定する
  • 行動を咎める
  • 無視をする
  • 押入れに閉じ込める
  • 放っておく
  • 部屋に1人ぼっちにする

このような言動を子供に対してしてしまうと、子供はまずます激しく癇癪を起こすようになります。とりあえず子供の気持ちが落ち着くまでは、子供に危険がないように優しく見守りましょう。

子供の気持ちを受け止める

子供の癇癪が落ち着いてきたら、子供の気持ちを受け止めてあげましょう。もしも、癇癪が起こった原因が分かるようであれば、子供の気持ちを代弁してあげます。
たとえば、お店に行って欲しい物を買ってもらえずに癇癪を起すことがあるでしょう。そのときは、「これが欲しかったんだね」と優しく言うようにします。
癇癪が起こると親もイライラしてつい子供にきつくあたりがちになります。しかし、癇癪を起している子供は、自分の子持ちをわかってほしい、自分を受け止めて欲しいと思っています。
だからこそ、子供の気持ちをくみ取って優しく寄り添うことが大切なのです。

理由を聞いてみよう

なぜ癇癪を起したのか、その理由がわからないこともあるでしょう。その時は、直接子供に原因を聞いてみるのも手段のひとつです。
子供に理由を尋ねるときも決して怒ってはいけません。親が怒っていると子供は自分の気持ちを理解してくれないと思い、再度癇癪を起すようになるかもしれません。
優しく子供の気持ちに寄り添うように問いかけることが大切です。

スキンシップを取ってみよう

子供が癇癪を起しているときは、子供を抱きしめてあげるのもおすすめです。子供にとって親とのスキンシップはとても重要です。
スキンシップをすることでオキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されて、それが親子の愛情や信頼関係を築くのに役立つと言われています。
大好きなママやパパに抱きしめてもらったり、背中をさすってもらったりするだけでも子供の気持ちは落ち着くのです。
しかし、激しく癇癪を起していると子供を抱きしめようとしても嫌がられることがあるでしょう。

そのようなときは、無理して子供を抱きしめようとせずに子供が落ち着くまでしばらく待つのです。

迷惑な行動はすぐに止めさせること

癇癪を起したときに誰かに暴力をふるう、物を投げるなどして危害が大きくなる時は、子供の行動を親が制限しましょう。
子供の癇癪行動に対して親が子供をしかりつけてもあまり意味がありません。癇癪を起している子供は、自分の感情をコントロールできないからです。

そのうえ、ママやパパから叱られてしまうと、ますます癇癪を悪化させてしまうでしょう。

子供が危険な行動に出た、出そうな時は子どもを抱きしめて落ち着かせるか、両腕をつかんで違う場所へ連れて行くのもおすすめです。

親が解決策をアドバイスする

癇癪を起こした原因がわかったときは、その解決策を親が提案してあげるのもおすすめです。
たとえば、友達が使っていたおもちゃを自分が使うことができず、癇癪を起こしたとします。
そこで、「お友達に貸してって言ってみよう」と促してみるのです。そして、子どもが言われた通りにできたら精一杯子供を褒めてあげましょう。
また、欲しいものが買ってもらえなくて癇癪を起すこともあるでしょう。そのときは、なぜダメなのか、その理由をわかるように教えてあげましょう。

癇癪の度合いによっては専門機関に相談を

子供が癇癪を起す頻度が多い、癇癪を起こしたら手が付けらないような場合もあるでしょう。そのような子供は、いろいろな対策をとっても効果がないことが多いのです。
癇癪を起す子供の対応に困った時は、1人で悩んではいけません。子育て支援センターや小児科医といった専門機関に相談してみましょう。
専門家のアドバイスを聞く、悩みを打ち明けることでママの気持ちも軽くなるはずですよ。

  • 両親
  • 義理両親
  • 旦那さん
  • ママ友
  • 幼稚園や保育園の先生
  • 友人

といったように、相談に乗ってくれる人は周りにたくさんいます。専門家ではハードルが高くても、親しい人なら気軽に相談できると思います。
ママがストレスを溜めてしまうと、そのイライラを子供にぶつけるようになります。それが癇癪を悪化させることにもつながりますので、まずはママがゆったりとした気持ちで子供に向き合うことが大切なのです。

癇癪は成長の証!周りの協力を得ながら乗り切ろう!

自分の子供が癇癪を起すと、まずはその怒りを鎮めようと必要以上に怒鳴りつけてしまったり、無理に抑えつけたりしがちです。
そのような親の言動は子供の気持ちをさらに傷つけてしまいます。それは、子供は自分の欲求や気持ちが伝わらないことで、癇癪を起しているからです。
ママやパパは、子供の気持ちに優しく寄り添うことが大切です。癇癪については自分1人で悩まず、周りの助けを借りることです。ママの気持ちが落ち着けば、癇癪が起こっても冷静に対処できるようになりますよ。

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