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子どもが夜中に何度も起きることで寝不足に。その原因と対策

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新生児ならまだしも、1歳を過ぎればだいたい一晩中寝てくれるはずの子どもが、夜中に何度も起きるせいで私も眠れない、と睡眠不足になっていませんか。
ただでさえ子どもがいると忙しくて、十分な睡眠時間を確保できないことも多いのに、夜中に目が覚めると本当に辛いですよね。疲れも取れないでしょう。
赤ちゃんを卒業したはずなのにどうして子どもが夜中に起きるのか、その原因と、一晩中ぐっすり眠ってもらうための対策についてお話しします。

朝まで寝て欲しい!子どもが夜中に起きる原因

さっき寝たばかりなのに、すぐに目を覚まして泣いたり、わめいたり。そんなことを一晩に何度も繰り返されると、本当に大変。
一度寝たら朝まで起きない子もいるのに、どうして夜中に何度も起きてしまうのでしょうか。

寝具があっていない

子どもは大人のように、寒かったら自分でタオルケットをかけるなど、寝ている間に臨機応変に体温調節することが出来ません。

  • 布団がはだけて寒くて目が覚める
  • 布団が重くて苦しい
  • 布団が暑い

など、季節と気温、体温などと寝具が合っていないことでも目が覚めてしまいます。

肌のかゆみなどが原因で目が覚める

うちの娘もそうなのですが、アトピー性皮膚炎があるので、肌が乾燥していると寝ている間にもかゆみが出てきてしまいます。
肘などを一度かき始めるとかゆみがおさまるまでかき続けるので、その音でこちらも目が覚めてしまいます。

鼻炎などで鼻が詰まっている

子どもでも花粉症やアレルギー性鼻炎を持っている子はいますよね。
鼻が詰まりやすいと夜中に息が苦しくなってしまうので、目が覚めてしまうのです。

寝る前の習慣が原因

子どもの寝かしつけの方法として、どんなことをしているでしょうか。
その方法によっては、夜中に目が覚めた時に自分で眠りに戻ることが出来ず、ママを呼んで起こしてしまうのです。

  • クラシックの音楽を聴かせる
  • 寝入るまでママがそばにいる

などの習慣はよく行われていると思うのですが、例えば音楽を聴きながら寝てしまう場合、夜目が覚めた時に音楽がないと眠れないということになります。
つまり、眠りの習慣付けが自分の力ではどうしようもない内容であるため、自分で「眠りの儀式」を再現することが出来ず、眠れなくなってしまうのです。

昼寝のし過ぎ

たっぷりお昼寝してくれるとママは家事もはかどるし、自分もゆっくり出来るので嬉しいと思うのですが、それが原因で夜しっかり眠れないのかもしれません。

体力が有り余っている

子どもの体力はその子によって意外と差があるもの。
日中の活動が少ないとそれもストレスになり、夜中に目を覚ます原因になります。

寝る直前までテレビやパソコンを見ている

私たちの身体は夜になるとメラトニンという睡眠ホルモンの分泌量が増えて、自然と眠くなるようになっています。日中は分泌量が少ないので、眠くなりにくいのです。
しかしこのメラトニンは目からの光の刺激によって分泌量に影響が出てしまいます。
寝る直前まで

  • テレビ
  • パソコン
  • スマホ
  • タブレット

などを見ていないでしょうか。
その刺激によって眠りにくくなっているのかもしれません。

寝る直前にお風呂に入っている

パパが帰ってきた!と遅い時間に一緒にお風呂に入っていないでしょうか。
パパが子どもの面倒を見ることはいいことですし、お風呂に入るのもスキンシップができるいい機会ですね。

しかし、寝る直前に入ってしまうと身体が興奮状態になって寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚める原因になります。

生活のリズムが乱れている

休日は親もゆっくり寝たいですね。お休みだからいいやとだらだらいつまでも寝ていないでしょうか。
子どもも疲れているからと好きなだけ寝かせてしまうと、それで体内時計のリズムが狂い、夜眠れなくなっている可能性もあります。

日中に感じているストレス

小さい子どもだってストレスを感じます。
特に感受性の強い子は、他の子にとってはどうってことのないことでも、敏感に感じ取ってしまうので、ストレスがたまりやすいでしょう。

悪夢を見ている

子どもの方が夢を見やすいといわれています。
年齢は6~10歳くらいがピークで、成長に従って減ってくるものの、原因がよく分からないことも多いのです。

夜驚症などの可能性

夜驚症(やきょうしょう。睡眠時驚愕症とも呼ぶ。)とは2歳くらいから小学校低学年くらいまでに見られる症状で、夜中にいきなり叫んで起きたりします。親としては驚いてしまいますね。
本人には自覚が無く、朝になっても覚えていません。成長とともに自然と治るといわれています。

寝不足を何とかしたい、夜中に起きないようにするための対策

子どもが夜中に起きる原因は一つではないかもしれません。
いくつか重なっていることもあるので、どれが効果があるかやってみないとわからないのですが、1つ1つ試してみていってください。

寝室の環境を整える

気温だけでなく、湿度も快適な眠りを左右します。

  • 湿度:50%くらい
  • 室温:夏は26~27度、冬は16~19度くらい

これはパジャマを着て寝具をかけている場合の適温、適湿なので、すぐに布団がはだけてしまう子はもう少し温かくてもいいかもしれません。
布団がはだけてしまうなら、

  • 腹巻き
  • 寝る時用のベスト(スリーパーなど)

などを使うと風邪を引いてしまう心配もないでしょう。

保湿をするなどかゆみを和らげる工夫を

アトピー性皮膚炎などでかゆみが強い場合は、医師の処方通りにしっかり薬を使って早めに直してあげることが大切です。
ステロイド剤=悪いもの、のようなイメージを持っている人が多いのですが、正しい使い方をすれば問題はありません。

鼻の通りを良くしてあげる

もし一度も耳鼻科で診てもらっていないなら、一度行ってみてください。鼻炎であれば鼻の通りが良くなる薬を処方してもらえます。
子どもにあまり薬を使いたくないという人もいますが、薬は医師の指示通りに使えば大丈夫です。
むしろ、夜眠れない方が問題です。
睡眠不足は子どもの健康に影響しますから、鼻の通りを良くするために少しくらいの薬を使うのは何の問題もないでしょう。

自分の力で寝る工夫を

例えば音楽を聴かせたいなら、寝入ってしまう前に切ります。
そして、眠りに落ちていく時には何も無い状態であるということが大事。
そうすれば夜中に目が覚めたときも寝入る前と同じ状態なので、自然とまた眠りに戻れるようになるのです。
ママがそばにいるときも同じ。完全に寝入ってしまう前に離れましょう。

昼寝の時間を短くする

お昼寝の時間をいつもより少し短めにして様子を見てみましょう。
30分早く起こしてみるとか、寝始めの時間を遅くして見るとか、昼寝を短くして夜中に起きるかどうかみてみます。
もしそれで夜泣きがなくなるなら、昼寝が長過ぎるということになるでしょう。
保育園に行っている子だと個別対応は難しいかもしれないですが、先生に相談してみてください。

日中の活動を増やす

日中にたくさん動けば、疲れて自然と眠りも深くなります。

  • 散歩の回数を増やす
  • 公園に行く時間を増やす

など、できるだけ身体を動かす時間を増やしてみてください。

寝る1~2時間前はテレビをやめる

目から光の刺激を入れることなく、興奮させることなく眠りにつかせるためには、寝る前の1~2時間は少し静かに過ごすことです。

テレビはやめて、絵本の読み聞かせをするとか、布団の中で話をするとか、リラックスして過ごす方法を考えてみてください。

寝る1時間前くらいにぬるめのお風呂に入れる

お風呂は遅くとも、寝る1時間前までに済ませておくのが理想です。
ぬるめのお風呂に入って体温を上げることで、それが下がっていくに従って段々眠気がやってきます。
シャワーだけでお風呂を済まさずに、面倒でも湯船に入れてみてください。

休日でもいつも通り過ごす

休みの日はお昼までゆっくり寝る、なんてことはいけません。
遅くまで寝ているとよる寝る時間にも影響しますし、夜きちんと眠れない→次の日の朝起きられないと悪循環に陥ります。
大人は少しゆっくりしたいですが、休日もいつも通り早起きしましょう。

悪夢で起きたら話を聞いてあげる

もし夢が怖くて起きたなら、どんな夢を見たのか、話を聞いてあげてください。
そしてぎゅっと抱きしめて安心させてあげてください。

心配なときは小児科で相談を

もし色々試してもなかなか朝までぐっすり眠ってくれない、原因が分からないと不安になったら、一度小児科で相談してみてはいかがでしょうか。
素人では思いつかないような原因が隠れているかもしれません。

睡眠不足を補いながら生活のリズムを整えていこう

上記のような対策をとりながら、夜は早く寝て、しかもたっぷり寝るというリズムを作っていくには、身体を昼型にしていかないといけません。
これは親も一緒に取り組んでいきたいですね。

どんなに眠くても早起きをする

夜何度も起きて睡眠不足になっていると朝起きるのは辛いものです。
しかし、ここでがんばって朝起きることが大事です。
思い切って5時くらいに起きてみてください。それはもう、早い時間に眠くなりますよ。
早寝早起きの習慣を付けようとして「早寝」を先にする人が多いのですが、これはむずかしいです。
それよりも早起きをして、「眠くて仕方がない」という状態にすると、自然と早寝が出来て夜もぐっすり眠れます。
もちろん、子どもを長時間昼寝させないことも大事ですよ。昼間たくさん寝かせてしまったら意味がないですから。

子どもと一緒に寝てしまう

キッチンなどすべてキレイに片付けて、家事を終えて寝たいと思いますが、まずはしっかり眠って睡眠時間を確保することが大事です。
子どもが寝る時間に合わせて一緒に寝てしまいましょう。そうすれば、子どもが夜中に起きたとしても、少しでも睡眠時間を確保できると思います。
洗い物や洗濯は朝早く起きてからやればいいのです。
もしくはご主人が早く帰ってきていれば、やってもらってください。一人で家事を抱え込む必要はありません。

ひとつひとつ解決していけば、必ず夜寝るようになります

疲れているところに夜中も起こされたらイライラするでしょう。でもがんばって、一つ一つ試して、クリアしていってください。
そうか、これが原因だ!ということがわかれば、必ず解決できます。
同時に、生活のリズムを整えていくこと。子どもにとって睡眠は成長に欠かせないとても大事なものです。
しっかり睡眠が取れているかどうかは勉強にも影響してきますから、小さいうちからいい習慣付けをしていきたいですね。

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