子どもを育てることは、並大抵のことではありません。現代では3歳までにさまざまな経験をさせることで能力が違ってくる、などと言われ、幼児教育に取り組んでいる家庭も増えています。
まだ何も分からない、自分の意志を表現できない子どもをどう育てればよいのか、悩んでしまうママは少なくありません。
不安やイライラ、その気持ちは子どもにも伝わってしまい、子どもの心にもよくないこと。それは分かっていても、イライラしてしまう、心のコントロールが効かない、といったことは誰にでもあるものです。
しかし、そのままでいいわけがありません。子育てのイライラを少しでも軽減できる方法をお伝えします。
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精神的に楽になる!子育てのイライラから解放されるコツ
あなたは完璧主義ではありませんか?何でも完璧にやろうとする人は、子育てに関してもそう思ってしまうものです。しかし、子どもは自分の思い通りにはいきません。いくらママでも子どもの気持ちを自分の思い通りにコントロールするのは無理なこと。
精神的なことが、子育てのイライラにつながっていることはよくあります。気持ちの持ち用でフッと楽になることもあるもの。気持ちや考え方を少し変えてみてはどうでしょうか?
完璧にやろうと思わない
子どもの成長過程も違えば、子育ての方法も家庭によってそれぞれ違います。こうあるべき、こうでなくてはならない、といったものはないのです。
- 夜泣きをしない
- ご飯も残さず食べる
- ミルクも時間通りに飲む
- ママが忙しい時には一人で遊んでいる
といったことができる子どもだからいい子、できないから悪い子、とは言えません。
- キッチンに洗い物が残っている
- パパのワイシャツにアイロンがかけられない
- 夕ご飯の支度ができない
- 子どもの具合が悪くて仕事を休んでしまった
だからといって、悪いママと言えるでしょうか?
子どもはそういうものだと思う
イライラしてしまう原因はさまざまです。自分の仕事のことや夫のことなどが原因でイライラしてしまうこともあるでしょう。もちろん、子どもの行動や言動が原因となることも。
- 食べ物やジュースをこぼす
- テレビばかり見ていてママの言うことと聞かない
- 片づけをしない
など、数え上げればきりがないもの。しかし、子どもとはそういうものなのではないでしょうか?子どもはそういったことをする生き物、と思うことで、少しはイライラも減少するでしょう。
イライラから解放されて楽になる行動
気持ちの持ち用だけでは、イライラが解消されないこともあります。むしろ、精神論だけでイライラが解消されれば楽なこと。ストレスで体調を崩す前に、対策を立てましょう。イライラから解放される方法を紹介します。
少しでも子どもから離れる
24時間一緒にいると、息がつまってしまうものです。自分では理解不能な子どもとずっと一緒にいるとイライラも募るもの。そんな時には、外の空気を吸ったり、散歩に出たり、子どもから離れること。
また、親や夫に預けて、外出してみるのもいいでしょう。たとえ数時間でも気分転換になります。
子育てサロンを利用する
子育てサロンをご存知ですか?子育てをしている仲間と交流ができる場所で、地域の社会福祉協議会やボランティアなどが運営しているサロンです。子育てサロンでは、
- 子育てをしている保護者との交流ができる
- 子どもを遊ばせることができる
- スタッフに育児相談ができる
- 健康相談ができる
- イベントがある
- 一時預かりをしてくれるサロンもある
などといたったメリットがあります。サロンによって、リトミックやゲームをしたり、保育園見学をしたりできるサロンも。地域の子育てサロンを調べてみるといいでしょう。
子ども意外のことが原因になっていることを解消する
育児ではなく、他のことが原因でイライラしているなら、そのイライラを解消することが必要です。
仕事がうまくいっていないなら、転職を考えたり、上司を話し合ったりすることも大切。夫が子育てを手伝わない場合は、夫婦での話し合いが必要です。
夫との関係がうまくいっていない場合は、子どもへの精神状態にも影響するので、早めに話し合いをしましょう。
気分をリフレッシュ。自分のストレスを解消する
自分の精神状態を安定させることは、イライラ解消の近道です。体調が悪いと心も疲れやすくなるので、健康にも配慮が必要。自分自身の心を健康にしましょう。
気分転換は重要。一人になる時間を作る
1日の中で30分でも一人の時間を作るよう、家族で話し合いましょう。ストレス解消やリラックスする方法はいろいろ。
- 好きな香りの入浴剤を入れてお風呂にゆったり浸かる
- 読書や映画など趣味の時間を作る
- ストレッチやマッサージをする
- 素敵なレストランで食事をする
何でもいいので、気分転換をしましょう。
子育てで悩む仲間と話をする
一人で悶々と悩んでいるとイライラも大きくなります。子育てをしている友達や知り合いと悩みを打ち明け合うと、気持ちが軽くなることも。同じことで悩んでいる、と知るだけでも安心するでしょう。また、子育ての先輩である親に相談するのもおすすめ。
ただし、親の場合は遠慮がないので、イライラが募ってしまう場合もあるので、相談する内容は選んだ方がいいでしょう。
健康な心は健康な体から、。体調を整える
体調が悪いと気持ちにも影響します。特に子どもが小さいと睡眠不足になりがち。昼寝などをして少しでも睡眠を確保しましょう。肩こりや腰痛なども、整体などにいってケアをしてもらうのもおすすめです。
また、近年では若い年代から更年期障害の症状が出る人もいます。原因が分からず、何となくだるい、原因不明の頭痛がするなど症状が気になる人は婦人科に行って診てもらうといいでしょう。
イライラしているままではなく、何か行動をしてみる
子育てで悩まないママなんていません。さまざまなことで悩んでいるうちに、子どもはいつの間にか成長しているものです。悩む必要はない、とは言えませんし、悩まなくていい、とも言えませんが、考え方や意識を少し変えてみることも大切です。
子育ては一人でしなければならないものではなく、家族をはじめ、周りと交流をしながら進めていくものです。周りを見回せば、仲間はたくさんいるはずです。しかも、同じようにイライラしている仲間も多いでしょう。
同じ悩みを持つ人との交流は、気持ちを楽にしてくれるだけでなく、イライラ解消法なども知ることができます。
イライラしているままでは、自分も子どももつらいだけ。じっと我慢をして耐えるのではなく、小さなことでもいいので変えてみましょう。