パートを探すときは、時給や勤務時間、勤務地など、さまざまなことを考慮して応募先を決めると思います。子どもがいるママにも働きやすいおすすめなのが学校給食のパートです。
学校給食のパートは労働時間も比較的短めで、子どもが学校や保育園に通っている間に働けること、残業もなく育児や家事と両立しやすいことなどがメリットです。
これから、パートを探す人の参考になるように、学校給食のパートの仕事内容や給料について、詳しく解説していきたいと思います。
Contents
学校給食の職場のタイプ、パートの勤務時間と仕事内容
学校給食といっても職場のタイプもさまざまあります。学校給食のパートで働きたいと思ったら、まずは職場の種類や勤務時間、仕事内容について理解しておきたいですね!
また、メリットやデメリットについて知っておくと、学校給食のパートが自分に合っているかどうかも見極めやすくなりますよ。
学校給食の職場とは
学校給食の職場と言っても、いくつかの職場があります。
- 小学校の給食室や中学校の給食室
- 学校ごとに給食室がある場合、ここで調理が行われます。
- 高校(給食室というより学食が多い)
- 高校は給食室よりも学食を設置しているところが多いです。
- 給食センター
- いくつかの学校の給食を1つの調理場で調理して、各学校に配送します。
- 外部委託
- 給食業者のことで、学校給食の調理と配送を委託しています。
- パン、麺の製造会社
- 学校給食でもパンや麺だけは外部の業者に委託しているケースが多くみられます。製造したパンや麺をそれぞれの学校に配送します。
- 大学の学食
- キャンパス内に設置されており、昼だけでなく夜も営業しているところもあります。
働く場所によって、仕事内容が多少変わることもあります。
学校給食パートのメリット、デメリット
どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。学校給食のパートの場合のメリット、デメリットを紹介していきます。
<メリット>
- 子どもの休みに合わせやすい
- 勤務時間が短め
- 料理の経験を活かせる
- レパートリーが増える
- 体力がつく
<デメリット>
- 体力が必要
- 人間関係に左右される
勤務時間と仕事内容
学校給食の仕事では、正社員とパートがあり両者の勤務時間帯が異なります。正社員の場合、出勤が朝6時台とかなり早くなることが多いです。一方でパートの場合は9時からと子どもを送り出してから出勤することができます。
パートの勤務時間は09:00〜15:00というところがほとんどです。残業もないので家事や育児とも両立しやすいと思います。
仕事内容を時間ごとに紹介していきます。ただし、これはあくまでもモデルケースであり、職場によって異なることもあります。
- 朝礼
- パートが出勤してきたら社員とともに朝礼が始まります。朝礼ではその日の献立、アレルギー、衛生チェックなどを行います。朝礼が終わったらポジションごとに分かれて早速仕事に取り掛かります。
- 数の確認
- 牛乳や食器セット、パンなど数が不足していないかをチェックします。
- 下準備
- 調理で使用する食品の下処理、洗浄、カットなどを行います。
- 調理開始
- 下準備が終わったら調理に取りかかります。また、ハンバーグなど1人の分量が決まっているときは、平均の重さを割り出して材料を分けていきます。
ご飯を炊いたり、揚げ物や蒸し料理を作ったりと調理をすすめていきます。スープや味噌汁などの汁もの調理も始めていきます。
- 分配
- 調理したものを学校やクラスごとに分けて分配していきます。
- 洗浄
- 子どもたちが給食を食べている時間帯にパート、社員ともに休憩を取ることがほとんどです。
休憩時間は職場によって異なりますが、30分から1時間ということろがほとんどでしょう。
- 洗浄
- 調理で使った食器や調理器具を洗浄していきます。
基本的に、洗浄が終わったらその日の仕事は終わりです。
パートでどれくらい稼げる?気になる時給や仕事への疑問
パート先を決めるときに重要視する項目のひとつが賃金です。賃金は仕事のやりがいにもつながるので、重要なポイントですよね。
また、勤務日数や突然の休みなど、パートで働くうえで気になることが出てくるでしょう。そんな疑問についても応えていきたいと思います。
学校給食のパートの時給
学校給食のパートの時給は、平均で800〜1000円です。これは地域事情によって異なります。勤続年数や能力によって時給が上がるかどうかは、一概には言えないようです。
パートの中でもスキルに差があるものの、実際にそれが時給に反映されているところはそう多くはありません。そして、気になるのが長期の休暇中です。
子どもと休みが合うのはうれしいですが、それによって収入が減ってしまうのはちょっと困りますよね。
職場によって変わるかもしれませんが、長期休暇中でも全く出勤しなくていいわけではありません。
- 清掃
- 講習会
などがあるからです。そのため、通常時期よりも収入はだいぶ減ってしまいますが、全く収入がなくなるわけではなさそうです。
勤務日数について
基本的に学校は月曜から金曜までで土日祝日は休みです。学校給食の仕事も月曜から金曜までです。
基本的には週5日勤務するのが望ましいと思われますが、都合により週に3から4日勤務したいという人もいるでしょう。
しかし、週5日勤務できない場合、シフト管理などが大変なようでそれが元で人間トラブルが起こることもあります。
休みやすい環境かどうか
子どもがいると、子どもの急な病気などで突然お休みをもらうことが出てきます。また、学校行事もできる限り参加したいですよね。
学校給食のパートはお休みが取りやすいところが多いと言われています。予定が早めに分かっているときは、シフトを作る関係上、早めに社員やチーフの人に報告しておくのが望ましいですね。
資格は必要?
学校給食のパートに応募する際は、「調理師免許」もしくは「栄養士」が必要となることもありますが、パートの場合は資格を持っていなくても採用される人も多いです。
資格を持っていたほうが採用に有利に働くことがあるので、興味がある人は取得を考えてみてもいいでしょう。
「調理師免許」や「栄養士」の資格は他の飲食関係の仕事に応募するときも、有利に働くことがあります。
子どもと休みが合わせやすいなど魅力いっぱいのパート
学校給食のパートは、無理なく育児や介護と両立できるパートです。勤務時間も決まっており、残業もほとんど発生しないので、子どもが学校、保育園や幼稚園に通っている間だけ働くことができます。
また、パートをしていると困るのが子どもの預け先です。給食のパートは子どもの長期休暇に合わせて仕事が休みになることがほとんどです。
長期休暇中は子どもと一緒に過ごすことができるのもうれしいでしょう。給料については他のパートと大差はないですが、働きやすさや育児との両立しやすさで考えると、おすすめのパートだと言えるでしょう。