サラダの味付けにしたり、炒め物や揚げ物に添えたりしてもおいしいマヨネーズ。中には何でもマヨネーズをかけて食べる「マヨラー」もいるほど。
しかし、気になるのが赤ちゃんにいつ頃から与えていいのかということです。離乳食がすすんでくると味付けのバリエーションを増やしたいと思い、マヨネーズも取り入れてみたいと考えるママも少なくありません。
ここでは、マヨネーズをいつから赤ちゃんに食べさせていいのか、離乳食に使えるのかについて解説していきたいと思います。
Contents
いつ頃からが適当?赤ちゃんにマヨネーズを食べさせる時期とは
マヨネーズの原料は油と卵。しかも卵は生卵を使っていることから、赤ちゃんへの影響が心配です。一体いつ頃から与えてもよいものなのでしょうか。
1歳以降に少量使うのが望ましい
マヨネーズを食べさせるのは1歳以降が望ましいでしょう。その理由は以下の通りです。
- 大量の油
- 生卵
が使われているからです。赤ちゃんの未熟な内臓には不向きな食材です。また、卵によってアレルギーが引き起こされる危険性もありますので、早い時期に食べさせるのはおすすめできません。
離乳食に使っていいの?
大人でも毎回同じようなもの、似たような味付けを食べるのは飽きると思います。赤ちゃんも同じだと考えてしまって、いろいろな調味料を使いたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、赤ちゃんがおいしいと感じても、それが赤ちゃんの身体に負担となるような食材や調味料では困ります。
味付けは基本的に素材そのものが持つ味を生かして、薄味にするのがコツです。メインで使用する調味料は、しょうゆやみそなどがおすすめで、それらも風味を付ける程度で少量使用します。
赤ちゃんにマヨネーズを食べさせるときの注意点
赤ちゃんにマヨネーズを食べさせられるのは1歳を過ぎて、離乳食も後期にさしかかるころが適しています。
離乳食に使用するときの注意点やおすすめレシピについて、紹介していきたいと思います。
少量だけ使用すること
初めてマヨネーズを食べさせるときは、少量だけ使用するようにします。赤ちゃんは自分で量を調整することができませんので、調味料を赤ちゃんの手の届くところに置くとたくさん食べ過ぎる危険性が高くなります。
そこで、赤ちゃんにマヨネーズを与えるときは、赤ちゃんが食べていい分だけをお皿にとって出すようにしましょう。
ちなみに一回当たりの量の目安は、大人の3分の1から。大体小さじ1杯(4g)が適当です。
頻繁に使わないこと
マヨネーズは大量の油が使われておりコレステロールも多め。大量、頻繁に食べると健康を害してしまいます。
赤ちゃんも少量でも頻繁に食べさせてしまうと、身体によくありませんので時々食べさせるようにします。
隠し味程度に使用すること
マヨネーズの味を赤ちゃんが覚えてしまうと大変です。離乳食は子供の味覚が形成される大切な時期ですので、この時に濃い目の味付けや油っぽい物を好むようになると、その後の食の好みにも影響が出てきます。
アレルギーに注意する
生卵を使っていることから、アレルギーが心配です。初めてマヨネーズを与えるときは加熱してから与えるようにしましょう。
加熱するときは、炒め物をするときの油代わりに使用したり、サラダに加えて電子レンジで加熱したりする方法が考えられます。
また、赤ちゃんによっては卵アレルギーを持っていることがあり、卵を原料として使っているマヨネーズは卵アレルギーの赤ちゃんには不向きです。
そのような赤ちゃんには卵不使用のマヨネーズも販売されていますので、使ってみましょう。
添加物に注意
マヨネーズもいろいろなメーカーからたくさんの種類が販売されています。中には濃い目の味付けで食品添加物がたくさん使われているものもあります。
赤ちゃんへの負担を考えると、食品添加物は極力避けたいところです。赤ちゃん用品を販売しているお店では、赤ちゃん向けのマヨネーズも販売されていますので、使ってみるといいでしょう。
また、添加物が心配な時は自分でマヨネーズを手作りすると言う方法も考えられます。
- 卵黄
- 砂糖
- 塩
- コショウ
- サラダ油
- お酢
それぞれ適量入れるだけで簡単にマヨネーズが作れてしまいます。これなら添加物が少ないので、赤ちゃんにも安心して与えられますね。
他にも、卵を使用せずに豆乳を使用するヘルシーなマヨネーズなどもネットなどで作り方が紹介されています。
マヨネーズを使用した離乳食レシピ
1歳過ぎから食べさせられるマヨネーズですが、どのような形で離乳食に取り入られるのでしょうか。おすすめレシピをいくつか紹介していきます。
かぼちゃコロッケ
甘味の強いかぼちゃは赤ちゃんが喜ぶ食材のひとつ。かぼちゃを使った簡単コロッケが作れます。
材料
- かぼちゃ適量
- パン粉もしくは食パン
- バター少量
- マヨネーズ少量
- 刻んだ野菜
作り方
- 玉ねぎやニンジンといった野菜を細かく刻みます。
- かぼちゃを適当な大きさに切って、レンジでやわらかくしてつぶします。
- つぶしたかぼちゃに切った野菜を混ぜ合わせ、マヨネーズとバターを加えます。
- パン粉を表面にまぶして、トースターで焦げ目がつくまで焼きましょう
他にも、ハンバーグの隠し味に使うやり方もあります。
材料
- ひき肉 適量
- 豆腐
- 卵
- 片栗粉
- 刻んだ野菜
- マヨネーズ
作り方
- 野菜を細かく刻んで電子レンジで火を通します。
- ひき肉、豆腐、片栗粉、野菜を入れてよく混ぜ合わせマヨネーズを入れて成形します。
- フライパンで焼きます。
- マヨネーズや肉から出る油で油をほとんどしかなくても、ハンバーグがきれいに焼けるでしょう。
他にもサラダやお焼き、サンドイッチの隠し味などいろいろ使えます。
マヨネーズを子供の離乳食に活用してみよう!
食べたら病みつきになるほどおいしいマヨネーズ。しかし、赤ちゃんへの食べさせ過ぎは健康にも良くないですし、味覚形成にも悪影響となってしまいます。
マヨネーズを使うときや調理法の注意点をよく理解して、離乳食にマヨネーズを使ってみましょう!