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面接の時に好印象を与え、自分をうまくアピールする逆質問の仕方

更新

採用面接の時に「何か質問はありますか?」と聞かれることがありますね。
疑問に思っていることがあれば聞くのはもちろんのこと、実はこの時の質問の仕方で自分をうまくアピールすることが出来るんです。
面接官は質問の仕方、質問の内容も「採用面接の一部」として捉えていますから、適当に質問してはいけません。
ではどうすれば好印象を与えることが出来るのか、そのポイントについてまとめました。
逆に、このような質問はダメ!というNGな質問についてもあわせてご紹介するので、面接の時の参考にしてください。

「何か質問は?」と聞かれた時に好印象を与える逆質問の仕方

面接は答えることだけが面接ではありません。採用を勝ち取るためには「私は御社についてこれだけの研究をしています!」とアピールできる逆質問がとても大事です。
この逆質問の仕方によって、他の人と大きく差別化することが出来るんです。

商品やサービスについて深掘りする質問

特定の商品が好きだから、その会社のサービスのファンだから、という理由で応募する人も多いですよね。
それなら、会社のホームページに書かれている以上のことをちょっと深堀して質問してみましょう。

  • 「今回営業職での募集ですが、海外での営業戦略についてもう少し詳しく知りたいです。」
  • 「御社の○○という商品が大好きなのですが、主にターゲットとされている女子高生からさらに拡大していくことはお考えでしょうか。」
  • 「新しい商品の開発と既存の商品の改良はどちらがより大事だとお考えでしょうか。」

商品への愛情をアピールするチャンスです。
あくまでも「深掘り」することが目的なので、ホームページやパンフレットを読めばわかることを聞かないでくださいね。

やる気をアピール

もちろん、面接中もしっかりアピールしてきたとは思いますが、自分の思いをまだ伝えきれていなかった!と思うなら、逆質問でアピールしましょう。

  • 「もし採用されましたらなるべく早く独り立ちしたいと思います。今から入社までに『これだけはやっておいた方がいい』ということがあれば教えてください。」
  • 「もし採用されましたら一日も早く一人前になりたいと思っていますが、中途採用で入った方はどのくらいの期間で成果を上げているのでしょうか。」
  • 「御社でマネージャーなどのポジションについて活躍するためには、どのような能力やスキルが求められるでしょうか。」
  • 「評価の制度や昇進について、どのようになっているか知りたいです。」
  • 「今後、どのような資格を取得、またはスキルを身につければ仕事に役立つでしょうか。」
  • 「御社で成果を上げている人に見られる共通点があれば教えてください」

自分がどう頑張ればいいかを明確にしたいという気持ちが伝わると、「とてもやる気があるな」と思ってもらえるでしょう。
向上心があり、常に上昇志向を持って頑張るつもりですということをしっかりアピールできるといいですね。

スキルや能力をアピール

資格や特技は履歴書にも書いていますし、そのことについて質問もされたかもしれませんが、ここではもう一歩踏み込んで、イヤミにならないように自分の能力をアピールしてみましょう。

  • 「前職では○○という仕事をメインでやって参りましたが、御社で活躍するためにはさらにどのようなスキルが求められるでしょうか。」
  • 「私はこれまで培って来た○○を御社でも活かしたいと思っておりますが、そのような場はあるでしょうか。」
  • 「○○の資格を持っていますが、御社で活かすことは出来るでしょうか。」
  • 「私は会議などで自分の意見や考えについてしっかりと発言する方なのですが、御社では例えば上下関係なく、忌憚なく意見交換できる場などは設けられていますでしょうか。」
  • 「私と同年代の中途採用で入社した人がどのような部署で活躍しているか教えてください。」
  • 「私は粘り強さが信条なのですが、御社で活躍するためにはさらにどのような資質が必要とされるでしょうか。」
  • 「私はチーム一丸となって仕事に取り組み、チームで成果を上げることに貢献することに大きな喜びを感じますが、配属先で私に求められる役割はどのようなものでしょうか。」

私は○○が得意です!と言い切るよりは、「○○もできるのですが、御社でそれを活かすには」というような言い方がベター。
入社してからの活躍の仕方などと結びつけると「この会社で仕事をするイメージが出来ているな」と思ってもらえるでしょう。

会社全体のことに関する質問

ホームページやパンフレットではわからなかったこと、実際の働き方など疑問に思っていることがあれば、この際聞いておくといいですね。

  • 「御社は積極的に海外進出を進めておられますが、今後の事業展開について詳しく知りたいです」
  • 「今回は○○職の募集ですが、御社の△△という事業にも非常に興味を持っておりまして、将来的には私も関わりたいと思っています。努力を積んでスキルを身につければ関わるチャンスはありますか?」
  • 「私は結婚、出産しても長く働き続けたいと思っています。御社での育児休業の取得状況などについて教えて頂けますか。」
  • 「御社では働き方改革を積極的に押し進めておられますが、女性の働き方についてはどのような取り組みがされているのでしょうか」

待遇などについて直接的な質問をするのはNGですが、長く働くにあたってこれは聞いておきたいということがあると思います。
自分の中に疑問を残さないためにも、今後の展望に関わることは聞いておいた方がいいでしょう。

面接官が個人的に答えやすい質問

これは、業界は職種に関わらず聞きやすい質問です。かつ、会社の実情などもわかりやすく、入社してからの仕事のイメージがわきやすいかもしれません。

  • 「○○様が感じている、御社の一番の魅力について教えてください。」
  • 「仕事をしていてこれまで一番やりがいを感じたことはどんなことですか?」
  • 「○○様が優秀だと感じる部下はどのような仕事のやり方をする人ですか。」

そうか、そんな風にやりがいを感じられるんだと思ったら、さらに「入社したい!」という気持ちが強くなるかもしれないですね。

面接の話題をもう一度出すパターン

新たな質問が思いつかない場合、もしくは聞きたいことはだいたい聞けたけど、面接の時に出た話をもう一度確認したいということもあるかもしれません。

そんな時は「先ほどお話にも出たことなのですが、もう一度詳しくお聴かせ願えますでしょうか。」と改めて聞き直してもかまわないでしょう。

質問は2〜3つにしておく

質問の数ですが、多ければいいというものでもありません。たくさん質問する=意欲があると思われる、ということではないので注意してくださいね。

たくさん質問しすぎると予定の面接時間をオーバーしてしまう可能性もありますし、周りに配慮できない人間だと思われてしまうかもしれません。

逆質問は最後に聞かれることですから、あまり時間を取りすぎず、2〜3つの質問にしておきましょう。

面接官はなぜ逆質問をさせるのか。その理由

面接官はさんざん話をして来た最後に、なぜ逆質問をさせるのでしょうか。
それは、自分が質問したことに答えるというだけではわからない、熱意やその人の能力を「質問の仕方」から見るためなんです。

どのくらい熱意があるかを見るため

第一志望の企業なら、当然企業研究をしっかりしていますよね。
ホームページを見たり、資料を隅々まで読み込んだりしているので、細かいことまで頭に入っているはず。
ですから、その情報からさらにどのような踏み込んだ質問が出来るのか、それによってその人の熱意がわかるからです。

志望度の高さを見るため

本気でその会社で働きたいと思っている人なら、実際にその企業で働いている自分をイメージできていると思います。
将来的な展望を持っているかとか、大きなプロジェクトに関わりたいという向上心があるかとか、どのくらい本気でこの会社に入りたいと思っているのかということを見たいわけです。

ですから入社後にどんな活躍の方法があるか、などの質問があれば、面接官は「この人はどうしてもここで働きたいと思っているんだな」と感じるでしょう。

コミュニケーション力を見るため

これまでのやり取りの中から、適切な質問を自分なりに組み立てて相手に返す。
そのスキルがある人は、コミュニケーション能力が高いと評価されます。

ですから、もちろんあらかじめ質問を用意して来てもいいのですが、面接中のやり取りを引き合いに出して、「先ほどのお話ですが」と深掘りするような質問が出来ればポイントが高いですね。

どのような職種であっても、コミュニケーション能力というのはとても大事。
社会人として必須の能力ともいえますから、逆質問でこの点をアピールできると他の人とをグンと引き離すことが出来るでしょう。

会社との相性を見るため

逆質問は、単に質問に答えているときよりも、その人の人柄が出てくるものです。
人柄を見て、「うちの会社に合っているか」ということを判断するために逆質問をさせるということも多いものです。

採用にあたってはやはり人柄というのは大事なもので、持っている資格や筆記試験の点数だけで採用を決めるということはまずありません。

能力が高くても会社のカラーに合わない、と判断されれば採用は見送られるでしょう。
最後は会社との相性を見るために、逆質問でその人の人柄を見ているわけです。

これはNG!避けたいこんな逆質問の仕方

逆質問ではやってはいけない質問があります。それまでの応対が良かったとしても、逆質問で失敗したら元も子もないので、気をつけてくださいね。

いつから働けば良いか

仕事の開始時期というのは気になるものではありますが、「いつから働けば良いでしょうか」という質問は、ちょっとストレートすぎます。

まだ採用されていないので、その段階で「あたかも自分の採用が決まった」かのような態度はマイナス印象になってしまうことがあります。

そもそも「いつからでも働ける」状態で面接に来ているという前提で相手は話していると思いますので、面接の最後にこの質問はしない方がいいでしょう。

調べればわかることを聞かない

例えば、「御社の企業理念を教えてください」など、調べればわかることを聞いてはいけません。
企業理念なんて一番大事なことで、ホームページなどに書いていないはずがないからです。
調べればわかることをあえて質問してしまうと、何を勉強してきたの?と思われてしまいます。

面接中に話されたことを聞かない

面接中に出た話を、あたかも初めて聞くかのように質問してしまうと、「それ、さっき話したのに」と思われてしまいます。
面接中の話を再度確認したい時は、「先ほどこのようにおっしゃっていましたが」と前置きすると、聞き逃したわけじゃないと思ってもらえるでしょう。

応募先の職務内容と関係ない質問

海外展開などしておらず、英語を使う機会もおそらくなさそうな会社で「私は海外留学経験もあるので、英語を活かした仕事がしたいのですが」なんて質問をしてしまうと、この人は何をしたいんだろう?と思われてしまいますね。
当たり前ですが、自分が応募している職種とは違う職種に関する質問はあまり意味がありません。

むしろ、関係ない質問をすることで、「応募要領を理解していないのでは?」と思われたら大変です。

給与についての質問

「私のキャリアだと給与はどのくらいからのスタートですか」などと、給与についての詳細を面接で聞くのはNGです。
中途採用なら経験はもちろん考慮されますが、面接の段階で答えられる質問ではありませんし、「給料のことしか頭にないのか」と思われてしまいます。

福利厚生や待遇面についてしか聞かない

女性は結構ありがちなので、注意してください。
私も面接を担当していたとき、何か質問はありますかと聞くと、半分くらいの女性が待遇面について聞いていきました。

  • 有給の取得率
  • 残業時間はどのくらいですか
  • 長期休暇は取得できますか
  • 社会保険について

などの質問です。

面接は応募者の熱意や志望度を図るために行っているものであって、そもそもまだ働いていないのに待遇面だけを聞かれると、面接官としては本当にげんなりするんです。

待遇が悪かったら辞退するんですか?他の会社にするんですか?と聞きたくなってしまうので、この手の質問はしないようにしてください。

面接官が答えにくい質問

例えば人事担当の人は、営業職の一日のスケジュールや詳細な業務内容はわかりません。
逆に、現場のマネージャーなどは会社の人事制度や評価制度などについてはわからないことが多いでしょう。
面接官の立場によって答えられることとそうでないことがあるので、相手の立場を考慮して質問をすることも大事です。

あいまいな質問

質問とはある程度相手がどう答えるかを装丁してするものです。ですから、それを聞いたことによって自分の何をアピールできるのか、自分の熱意をどう伝えられるのか、ということを考えて質問の内容を考えなくてはいけません。

  • 「御社で働くのは楽しいですか?」
  • 「職場の雰囲気はどんな感じですか」
  • 「社風はどんな感じですか」

などおおざっぱすぎて、何について聞きたいのかその意図がわかりにくい質問は、「この人は何を聞きたいんだろう?」と思われてしまうのでやめておきましょう。

「特にありません」は絶対ダメ

面接は緊張するかもしれませんが、せっかくのアピールの機会を無駄にしてはいけません。

「特にありません」などと答えてしまったら、「あなたの会社に入る意思は大して強くありません」と言っているようなものです。

NG質問でなければだいたいどのような質問でも大丈夫ですから、何も質問しないということだけは避けてくださいね。

「何か質問は?」はまたとないチャンス!アピールの機会を逃さずに!

何か質問は?と聞かれたら、それは「最後のアピールのチャンスですよ!」といわれているに等しいことです。
ですからこの機会を逃さず、気の利いた質問をして、ぜひとも採用を勝ち取ってくださいね!
しっかりと企業研究をして、いくつか質問を用意しておくといいでしょう。

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