面接に臨む時は、遅刻は厳禁だということはわかっていると思います。では、どのくらい前に到着するのがベストなのでしょうか。
早く着いていれば安心ですが、早すぎても相手の準備ができていないと迷惑がられることも。そんな時は少し時間を調整した方がいいこともあります。
時間に余裕を持って行動したいですが、交通機関の影響などで遅刻してしまう可能性もなきにしもあらず。そんな時の連絡方法もその後の面接に影響してきます。
ということで、今回は面接は何分前に到着することがいいのか、早く着きすぎた時や遅刻をしてしまった時の対処法などについてもあわせてお話しします。
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面接には何分前に到着するのがベストなのか
面接に間に合うように早めにつくのは当たり前ですが、適切な時間というものがあります。
会社につくのは10〜15分前
会社のあるビル、建物の前につくのは10〜15分くらい前がベストです。
この5分の差は、会社がどこにあるかによります。
例えば、大きなビルに入っている場合、エレベーターで訪問先のある会社があるフロアにつくまでに5分くらいかかってしまうかもしれません。
- ビルの入り口がわかりづらかった
- エレベーターがなかなかこなかった
- エレベーターが混雑していて乗れなかった
など、不測の事態を想定して15分くらい前についていると安心です。
小さなビルや自社ビルだったらわかりやすいですよね。それなら10分前でもすぐに受付に行くことができると思います。
担当者への取次をお願いするのは7〜8分前
実際に担当者に取次をお願いするのは、約束の時間の10分前を切ったくらいのところがいいでしょう。
というのも、相手は今仕事中です。
「面接は10時」と思って準備をし、それまでは通常業務をしているわけです。
あんまり早く着くとその仕事の手を止めさせてしまうことになりますし、相手の予定を狂わせてしまいますよね。
ギリギリはダメ
遅刻さえしなければいいと思っていたら、それは間違いです。
約束の時間ギリギリについたのではダメ。面接に臨む心構えができていません。
何故少し前についておくことが大事なのか、1つは担当者との約束に遅刻をする可能性があるからです。
「取次に時間がかかって」なんていうことは理由になりません。
エレベーターがこなかったとか、ビルの入り口がわからなかった、というのももちろんダメですよ。
もう1つは面接に臨む前に、余裕を持って心を整えるためです。
少し前についておけば身だしなみを整えることもできますし、面接での想定問答をおさらいすることもできますよね。
心に余裕を持って全力を出し切るためにも、早めに到着しておくことはとても大切なのです。
相手の立場を考えて行動することが大事
面接で大事なことは、熱意のアピールももちろん大事なのですが、相手の立場を考えて行動するということです。
自分本位な行動では面接担当者の心証を悪くしてしまうかもしれません。
取次が早すぎて、担当者に迷惑をかけないことが大事です。
待っている時も気を抜かないで!見られていることを意識しよう
受付を済ませたら、担当者が来るまで待っていることになります。
小さな会社であれば、「面接に来た人だ」ということはすぐにわかりますよね。
そんな時にスマホをいじっていたりしたらどう思われるでしょうか。
座るにしても立つにしても、背筋を伸ばして姿勢を良くし、「見られている」ことを意識してください。
会社に入った時点でもう面接は始まっているのです。
早く着き過ぎた時や遅刻をしてしまった時の対処法
早く着いておかないと安心できない!と、面接時間の30分以上前についてしまったとか、不測の事態が起きて遅刻してしまう!という時。
どのように対処すれば良いのでしょうか。
遅刻の連絡はメールではなくて電話
万が一遅刻をしそうだという時には、わかった時点で早めに担当者に電話を入れておきましょう。
メールはダメです。とても失礼です。
メールだと仕事をしていて確認できないこともありますから、大事な連絡は必ず電話で、直接話をしましょう。
遅刻しそうな時に伝えること
電話をする時に、必ず以下のことを伝えてください。
- 遅刻をしてしまうことに対するお詫び
- 遅刻をする理由
- 到着時間の目安
電車の事故など、自分ではどうしようもない場合がありますよね。でも「間に合わない」と思った時点で、早めに連絡を入れましょう。
また、大幅に遅刻する場合は、予定通り面接をしてもらえるのかも確認をした方がいいですね。
5分、10分くらいならまだどうにかなるかもしれませんが、30分も遅刻するとなると相手の仕事のスケジュールに支障が出る可能性があります。
会議の前に面接を終わらせてしまおうと思って予定していた場合などは、遅れたらもう面接をする時間がありません。
そういう場合は後日改めて、ということで日程調整が必要になることもあります。
着いたら改めて謝罪を
どんな理由であれ、基本的に遅刻はNGなのです。
ですから、一報を入れていたとしても、着いたらまずは遅刻したことに対する謝罪です。
もしかしたら遅刻をしたことで注意されることがあるかもしれないですが、致し方ありません。
ここは真摯に謝ることで、誠意を見せるしかないでしょう。
早くついたら時間調整を
何かあると心配なので、とにかく早く着いておこう!と思って、ものすごく早い時間い到着する人がいます。
早く行動するのはいいんです。ただ、取次をお願いするのは待ってください。
また、会議室など面接する場所を抑えている場合、使用する時間が決められていることがありますよね。
待たせておく場所もないのに、と困らせてしまうかもしれません。
私も面接を担当していときに、たまにやたら早く来る人がいて困ったものです。自分の仕事の予定が狂うからです。
余談ですが、早めに来て「トイレを貸してください」という人が少なからずいました。本当の話です。
トイレくらい、コンビニでも行って済ませてくればいいのに、と思ったものです。
自分が早く着いたからといって、面接も早くなるわけではないので、相手の立場を考慮した行動が求められます。
万が一、行けなくなってしまったら
万が一ですが、自分や家族の急病なのでどうしても行けなくなってしまった、という場合には、わかった時点で早めに連絡を入れましょう。
致し方ない事情であれば相手もわかってくれるでしょう。
もしも台風や大雨など、交通機関に影響が出そうだなと思ったら、どうすれば行けるのかを考えてみてください。
その上で、もし電車が止まったら行く方法がない、というような場合は早めに連絡し、相談することで、後日面談を再調整してくれるかもしれません。
道順などは事前の確認が必須
遅刻は基本的に厳禁。道に迷って遅刻した、なんて言い訳になりません。
当日までに会社までの路線や道順を確認しておくことが大切です。
私は方向音痴で地図が読めないので、時間があれば必ず事前に道順を確認しに行きます。そうすれば迷って約束の時間に遅れるという事態は防げます。
早く着く分にはいくらでも時間調整が出来るので、遅刻するよりもずっといいでしょう。
ベストな状態で面接に臨むために余裕を持って行動しよう
とにかく余裕を持って家を出ることです。現地に早く着く分には何の問題もありません。
相手の立場を考え、仕事の邪魔にならないような時間に余裕を持って到着できるよう、当日のシミュレーションをしっかりしておきましょう!