転職を考えていたり、将来的にキャリアチェンジしたいと思っている人は、次のお仕事を探す際、その職業に「将来性」があるかどうか気になるのではないでしょうか。
将来性のない仕事は次第に淘汰されてゆき、働いている最中にも給与が減ってきてしまうかのせいもあります。その一方、将来性のある仕事を得られた場合は、給与や仕事の存続などの不安も少なくなるでしょう。
そこでこの記事では、「将来性のある仕事」と「ない仕事」の違いについて、具体的に紹介していきます。
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将来性のある仕事を探すポイントはずばり「生産性があるかないか」
過去も現在も赤字続きの企業では将来も危ないだろう、という予想はできますよね。では、一般的に、どのような仕事が「将来性がある」と言われているのでしょうか。
まず、「基盤」です。これは、どちらかといえば古い企業のことを指しています。
つまり、ここでいう将来性とは、創業年数が長いため、基盤がしっかりとしており、早々倒れることのない企業のことなのです。国から認定を受けていたり、財務状況が安定していると、将来性がありそうですよね。
もうひとつの「成長」。こちらは、新しい企業のことを指しています。
業界自体や企業が成長の途上にあり、事業が軌道に乗っていて、業績が伸びている企業のことです。たとえば、現在でいうと介護や、ITなどがそうです。株価が上昇もしくは安定していることは、成長・将来性の基準となります。
将来性のある企業には実は共通点がある!チェックするときに見ておくべき2つの共通点
上記で紹介した以外にも、たくさんの「将来性のある」企業があります。その共通点とは、なんなのでしょうか?
共通点その1 企業全体が未来へのビジョンをしっかり持っている
会社を経営している体制を見つめてみると、将来性を計るおおきな指標があります。それが、未来へのビジョンのあるなしです。
景気が回復傾向にあるとはいえ、その企業が「いまのまま」もしくは「過去の体制」のままでは、将来性が見込めるとは言えません。変化の大きな渦の中で、その時々に応じて柔軟に対応できる能力こそ、将来性に求められることなのです。
共通点その2 機械の手では行えず、人の手で行う仕事である
これからの未来、AIやロボットが仕事を代替わりしていく可能性は大いにあります。ですから、将来性のある仕事というのは、最終的に「人の手で行う」「考えることが求められる」仕事となっていきます。
高度なコミュニケーション能力が求められる仕事は、まだロボットには不可能です。それに加えて、ロボットを上手く使いこなすことができる業界、つまり人とロボットの二面性を持っている業界であれば、未来は明るいといえます。
大切なのは、自分にとっての将来性があるかないか
大切なのは企業の将来性だけではなく、あなた自身にとっての将来性です。
あなたにとって、果たしてその業界は将来性があるのかを考えること。業界や企業の将来は自分たちの世代で作り上げていくという気持ちがあれば、それが何より大事です。
長期的に安定して働きたいなら、資格を取って手に職を!
さてこれから、将来性のある業界を紹介していきますが、その前に大事なことを書かせていただきます。それは、長期的な視点で物事を見るのならば、安定のための準備は怠ってはいけない、ということです。
たとえば、資格を取得しておくというのは、長期的に安定して働く方法としてとても有効です。TOEIC等の語学系の資格や簿記等を持っておけば、一度仕事を辞めても再就職しやすくなります。
大切なのは「なんでもいいや」「友達もとってるし」というような適当さで資格を取るのではなく、自分が行きたい、進みたいと志望している職業に必要な資格を取得するということです。
これからの将来性が期待できそう!今ねらい目の職業3つ
では、ここからは、今後期待できる職業を3つ、ご紹介します。先進的なお仕事から、硬めのお仕事まであります。今まさに就職活動中のあなたも、転職活動で悩んでいるあなたも、ぜひこの章を参考にしてみてくださいね。
将来性のある仕事その1 高齢者向けの職業
日本は、今後超高齢社会になっていくことが見えています。いずれは老老介護も行われるであろう時代の中で、高齢者向けの職業はすでに拡大傾向にあります。これからどんどん、介護職などの需要が高くなっていくでしょう。
- デイサービスや老人ホームなどの直接的な介護系
- 高齢者のための買い物代行
- 高齢者のための資産運用
- 医療用機械器具や新しい医薬品の開発
- 食品会社などの移動サービス
など、高齢者をユーザー対象とした職業は、今後も需要に応じて新しいサービスが増えていく可能性が高くなっています。
将来性のある仕事その2 外国語を用いる職業
今後ますますグローバル化してゆくなかで、英語をはじめとした外国語を使える職業も需要が増えていくでしょう。
国際化や観光客増加の影響もありますが、なにより日本では、まもなく開催の2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、案内ができるガイドや、通訳の将来性は上がっていきます。
外国語を生かせる仕事はほかにも、
- 競技施設やホテル事業
- 警備やスポーツ関連の仕事
- 交通関係
- 大企業を中心とした海外進出する企業
などがあります。将来性という面では、おそらく介護よりも上回ってくるはず。外国からの旅行者の方も一層増えていますので、英語を活かした職業の需要は絶えないでしょう。
将来性のある仕事その3 IT関係
新進気鋭の企業といえば、やはりITをおいてほかにはありません。インターネット関係だけではなく、AIを使う、作る側、電子商取引、電子マネーなどの需要も増加している成長産業となっています。
新たな機能が日夜開発され、私たちの生活に追加されてゆく分野であり、今後もその勢いは加速することは間違いありません。ですが、IT関係は企業が乱立しているため、生まれては消え、生まれては消えという危うい業界でもあります。
しっかり自分のスキルを持っているのならば、独立してフリーランスになるのも手のひとつかもしれませんね。ちなみにAIは、自動車や製薬、金融業界などが導入していますから、英語力も生かすことができますよ。
将来性を見極めるときは、企業の将来性と自分の将来性を照らし合わせてみて
企業や業界の将来性についてお話してきましたが、いかがでしたか?めまぐるしいほど変化が激しい現代、将来性を見極めるのは非常に困難です。そんな時は、自分の将来性を重視して考えることが大切です。
今後のライフプランを考えた時、果たして今見ているその企業の中で叶いそうなのかを見極めてください。そのためには、働いている人の雰囲気や制度などを詳しく知る必要があるでしょう。
もちろん、その業界や企業に関わりたい気持ちが十分に高いかも大事な指標となります。ぜひあなたの「将来性」を基準にして、就職活動・転職活動を楽しく進めてくださいね!