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年賀状は上司にも出すべき?失礼にならない、年賀状のマナー

更新

最近では年賀状を出さない若い人も増えてきましたが、友達はメールでいいとしても、社会人としてはやはり上司に年賀状で新年のご挨拶をしたいものですね。
ただ、目上の人に出すものですから、マナーを守って失礼のないように気をつけたいものです。
そこで今回は、上司に年賀状を出す時のマナーや書き方などについてまとめました。
上司に送る場合は友達と同じような文面では失礼になることがあるので注意してくださいね。

出すべきかどうか悩んだら出しておいた方が無難

年賀状を出すべきかどうか悩んでいるなら、出しましょう。
年明けに顔を合わすとはいえ、1年間お世話になった感謝の気持ちを伝えるいい機会です。
また、今年も変わらぬおつきあいをお願いし、お世話になりますという気持ちで書いてみてはいかがでしょうか。

周りにも聞いてみよう

もしその会社で年賀状を送り合うことが慣例になっているのなら、なおさら出す必要があります。

周りがみんな出しているのに自分だけ「面倒くさい」なんて思って出さなかったら、後で気まずい思いをすることになってしまうかも。

それを避けるためにも、周りの人たちに毎年どうしているかを聞いてみてください。
その上で、もし周りの人たちが出していなくても、あなたが感謝の気持ちを伝えたい、新年の挨拶をしたいと思うならもちろん出してもいいのです。

ただし、当然ですが年賀状が禁止されている職場だったら出してはいけません。その辺りを確認するためにも、周りに聞いてみた方がいいでしょう。

上司に年賀状を出す時に気をつけるマナーやポイント

同僚や友達に出す年賀状と、上司に出す年賀状では言葉の使い方に気をつけてください。
いちいち作り替えるのは面倒だと思うので、上司や目上の人に合わせて作ってアレンジするのがいいと思います。

元旦につくように

当然ですが、元旦にお宅に届くように余裕を持って出すようにしてください。
だいたい12月25日くらいまでに出しておけば元旦には届くようですが、年末の忙しい時にバタバタしていると、つい出し忘れてしまうなんてこともありますよね。
私はいつもそうで、28日くらいに書き出す、なんてこともあるのですが、これだと元旦につかない可能性が大です。
上司のお宅に出す分だけでも早めに書いてくださいね。

写真入りはケースバイケース

子供がいる人は写真入りの年賀状にするかどうか、迷うところですね。
上司に送る年賀状は華美な装飾は必要ないですし、シンプルなものでOK。ですから家族写真はなくてもいいでしょう。

中には子供がいないことで悩んでいる人もいるかもしれません。そういった方に家族写真、子供の写真というのは不愉快に感じるだけになってしまう可能性があるからです。

ただ、公私ともに仲が良かったり、子供の話も良くするような間柄であれば、むしろ写真があると喜んでもらえるかも。「こんなに大きくなったんだね」という会話にもなりますね。
ですから写真入りはケースバイケースです。相手との関係性を考えて送るようにしましょう。
家族写真は入れたくないけど、見た目にもキレイな年賀状を送りたいと思ったら、風景写真や植物の写真がおすすめ。
松竹梅の写真などは縁起がいいですから、年賀状にふさわしいデザインになりますね。

出来れば縦書きで

横書きでもマナー違反ではありませんが、縦書きの方が格式高い年賀状になります。
上司には縦書きで出すのがおすすめです。

書く時は黒ペンもしくは筆ペン

文字を書く時は黒のペン、もしくは筆ペンが基本です。
上司への年賀状にカラフルさは必要ないので、色ペンは使わないようにしましょう。

ひと言手書きメッセージを

宛名も文面も、全て印刷で済ませる人が増えていますね。自宅のプリンターで全部印刷してしまうという人も多いでしょう。私もそうしています。
でもそれだけだとやっぱり味気ない。どこかの企業から送られてきた年賀状と変わりません。

わざわざ上司に年賀状を出すのは日頃の感謝の気持ちを伝えるためですから、ひと言手書きでメッセージを添えておきましょう。

修正液は使わないこと

もし宛名や手書きのメッセージなどを書いていて間違ってしまったら、修正液を使ってはいけません。とても失礼なことです。
間違ったら新しいはがきに書くようにしてください。

上司への年賀状、実際に書く時の言葉の使い方、例文

基本的なマナーがわかったところで、実際にどう書いたら良いのか、例文などをご紹介します。

賀詞(がし)の種類に気をつける

年賀状には新年を迎えたことをお祝いする言葉が先にきます。これを「賀詞(がし)」といいます。
賀詞は

  • 一文字
  • 二文字
  • 四文字

がありますが、上司に送るなら四文字にしましょう。その方が丁寧だからです。

四文字の賀詞例
謹賀新年/謹賀新春/恭賀新年/恭賀新春

これらの四文字の挨拶なら、友達や親戚にも使えます。
ただし、これらの言葉はやや堅苦しく、基本的には男性が使う言葉なので、女性であればもう少し柔らかい表現でもOKです。

  • あけましておめでとうございます。
  • 謹んで新年のお喜びを申し上げます。

などの文章であれば、その前に賀詞をつけなくても大丈夫ですよ。

二重言葉に気をつける

うっかりやってしまいがちな二重言葉。
例えば「新年あけましておめでとうございます」です。
新年もあけましても同じく新しい年が来たことを表す言葉なので、正確には、

  • 新年おめでとうございます
  • あけましておめでとうござます

のどちらかになります。
また、賀詞を書いた後に「あけましておめでとうございます」と書く必要もありません。

「一月一日 元旦」もダメです。元旦は一月一日の意味だからです。書くなら「(元号)○年 元旦」です。

同じ意味の言葉が重ならないように気をつけてください。

日頃の感謝を

賀詞の後は昨年お世話になりましたという感謝の気持ちを綴ります。

  • 旧年中は大変お世話になりました。
  • 旧年中のご厚情に心より感謝申し上げます。
  • 昨年中は丁寧なご指導を頂き誠にありがとうございました。
  • 旧年中は至らない点も多くご迷惑をおかけいたしましたが温かい親身にご指導頂いたこと、心から感謝しております。

上司はいつもどこかであなたをカバーしてくれているものです。そのことに対する感謝の言葉を伝えましょう。

この時、「去年」という言葉は使いません。「去る」という言葉が入っているので、縁起が良くないからです。

年賀状では使わないようにしてくださいね。

今後の抱負なども

今年がさらに頑張ります!という気持ちもあわせて伝えたいですね。

  • 本年も変わらずご指導のほどどうぞよろしくお願いお願い申し上げます。
  • 本年も全力で仕事に邁進いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

仕事に対する熱意を簡単に込めてみましょう。

最後に健康や幸福を祈る

最後の文章としては、相手の健康や幸福を祈る言葉で締めくくるといいでしょう。

  • 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
  • ますますのご健勝とご繁栄をお祈り申し上げます。
  • 幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

定型的な文章ですが、ひと言加えておくと女性らしくていいですね。

句読点は使わないこと

年賀状の文章では句読点は使わないのがマナーです。

  • 句点は区切る、止まる
  • 読点は終止符を打つ

などの意味で良くないものとされているからです。
文章を書いていて長くなってしまいそうな場合は、点で区切るのではなく適度なところで改行してみてください。

忌み言葉を避ける

「去年」のように、縁起が悪いとされる言葉、漢字は使わないように気をつけてください。

  • 去る
  • 病む
  • 絶える
  • 失う
  • 枯れる
  • 倒れる
  • 破れる
  • 衰える

などです。あまり使わないとは思いますが、念のため気をつけてくださいね。
年賀状はおめでたい言葉を使うのが基本だということを覚えておいてください。

上司への年賀状の例文

それでは上記を踏まえ、どのような文面が良いか、例をいくつか挙げてみます。

◆例文1
謹んで新年のお祝いを申し上げます
旧年中は大変お世話になりました
親身にご指導頂き感謝しております
本年も変わらずご指導のほどよろしくお願い申し上げます
幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
◆例文2
謹賀新年
旧年中は大変お世話になりありがとうございました
今年はさらに精進して参りますのでご指導のほどどうぞよろしくお願い申し上げます
ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
◆例文3
謹んで新年のお喜びを申し上げます
昨年中は異動してきたばかりで仕事に慣れるのに精一杯でした
今年はもっと積極的に動けるように頑張る所存です
本年もご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます

すべて印刷だとどこか味気ない年賀状になってしまいますから、最後の一分などを自筆で書き添えるといいですね。

たかが年賀状、されど年賀状。マナーを守って気持ちよく!

年賀状なんて定型的なものだし、そんなに相手も見ていないのでは?と思うかもしれませんが、ある程度の年齢を超えた人であればマナーに厳しい人だっています。
マナーを守った美しい年賀状がくれば、誰だって嬉しいものです。
年賀状は日本の美しい習慣の一つ。迷っているならぜひ年賀状を出してみてください。

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