妊娠中はお腹の中の赤ちゃんを第一に考え、体を休ませるのが一番とされています。しかし、現実的にはそうはいきません。生まれてくる赤ちゃんの為に、色々な準備をしているお母さんはたくさんいます。
最近は妊婦さんでも働ける環境が整ってきた為、仕事を持っているお母さんはもちろん、そうでないお母さんも、自分でできる仕事を見つけ、収入を得ています。
仕事を辞めたお母さんや、産休中のお母さんの中には、家でできる内職をやってみたいと考えている方も多いようです。
しかし、内職は家の中の仕事でもかなり大変な仕事です。体調や求人内容によっては、他の仕事を探した方がいい場合もあります。
今回は、妊婦さんが内職を探す時の探し方や、内職探しの時に気を付けて欲しい注意点をまとめました。妊婦さんで内職を検討している方は、ぜひご覧下さい。
Contents
妊婦さんが内職を探す時の探し方
妊婦さんが内職を探す方法は、基本的な部分で他の人との違いがあるわけではありません。
しかし、妊婦さんだからこそ、利用する施設の利点や、情報を得るサイトを選別するポイントを知っておく必要があります。しっかり押さえておきましょう。
妊婦さんが内職を探す方法
妊婦さんが内職を探す場合、探し方は2つあります。
- 自分の住んでいる地域を管轄しているハローワークに相談する
- ママ向けの内職あっせんサイトを活用する
の2つです。
ハローワークと聞くと、就職活動をしている人や、失業後の手続きをしに行く人が良くいくイメージがありますが、それだけではありません。
ハローワークでは、
- 管轄地域の内職のあっせん・案内
- 病気等、特別な事情がある人の仕事探し
といった業務も取り扱っています。
ハローワークを活用する際は、ハローワークに出向き、自分が妊娠している事や、内職を探している事を伝え、係の人に案内してもらう形になります。
自分の状態をしっかり伝えておけば、妊婦でも問題なくできる内職を紹介してもらえます。
具体的な例でいえば、
- シールを製品に貼るシール貼り
- 機械部品の組み立て作業
等の、体の負担が比較的軽い内職を紹介される事が多いです。
仕事に関する不安があれば、それに関するカウンセリング等も受けられますので、不安な事は積極的に相談しましょう。
ネットが使えるようなら、ママ向けの内職あっせんサイトを活用するのも良い方法です。内職の情報は求人情報サイトでもよく見かけますが、普通のサイトよりも主婦や母親向けのサイトを使う方がオススメです。
具体的な所だと、
があります。
ママワークスさんは、主婦向けの求人を取り扱っているサイトで、妊婦さんでも自分の条件に合った仕事が探しやすいようになっています。
主婦や母親向けのサイトの方が、妊婦さんや小さい子供がいるお母さんに合った条件を探しやすい上に、集まる内職の情報もそうしたママ向けの情報が多いのです。
働きやすい条件がそろったサイトで情報を探した方がいいのは、内職も同じです。活用するならママ向けの内職あっせんサイトを活用しましょう。
状況によっては内職が難しい場合も
ハローワークや内職あっせんサイトを活用しても、状況によっては自分が希望する仕事が見つからない可能性もあります。
理由はたくさんありますが、
- 自分の地域に内職の求人自体が無い
- 妊婦でもできる内職が無い
- つわりをはじめとした体調不良が頻発している
等、内職の求人や、自分の体調不良等が原因である事が多いです。
内職の求人は限られており、地域によっては求人自体が無い事もあります。また、起業によっては応募する人の条件の中に、妊娠していない人を挙げている事もあるのです。これらの条件に引っかかってしまうと、内職をするのが困難になります。
また、
- 体調不良が頻発している
- 日によって体調に大きな波が生まれている
- 医師が禁止している行為の中に、内職や内職をするのに必要な行為が含まれている
といった、妊娠している自分の体が原因で内職をするのが困難である場合もあります。
内職は一見すると簡単に見えますが、実際は細かい作業を一定のリズムでこなし、少しでも多くの品を作り、納品しなくてはいけない仕事です。当然〆切やノルマも存在しています。
妊娠中の自分が、ちゃんと仕事をこなせるかしっかり考えてから仕事を探すようにして下さい。
妊婦さんが内職を探す時に気を付けて欲しい注意点
妊婦さんが内職を探す時、気を付けて欲しい注意点を紹介します。一見問題がなさそうに見える求人でも問題があったり、妊娠中に挑戦するには難しいだったりする場合もあるのです。以下の注意点に気を付けながら、求人をチェックして下さい。
納品の受け渡しや、〆切の時はどうするのか
内職を募集している企業によっては、
- 内職で使う材料を渡す
- 完成した品物を納品する
といった作業を自分でやらなくてはいけない場合もあります。
こうした内職の部品や納品は大量の荷物を受け渡す作業になりがちです。
- 重たい荷物の受け渡し
- 大量の荷物の運搬
が自分でできるかどうかをよく考えてから内職を探しましょう。
また、内職には〆切とノルマが存在しています。これを守らないと、内職をこなしてもらえるお金が少なくなったり、仕事を打ち切られてしまったりします。
- 体調不良等があっても〆切やノルマを守れるか
- 万が一守れない場合は誰かに助けを求められるのか
といった点もよく考えるようにしましょう。
また、誰かの手を借りる場合は、
- ちゃんと協力してくれると約束できるか
- 誰も頼れる人がいない場合はどうするか
をしっかり考えましょう。家族だから、妊婦だから誰かが助けてくれる、という気持ちで挑むと、後々トラブルを生み出します。
誰かの手を借りる際は、手を借りる際の約束や、頼れる人がいない時の対策も考えるようにして下さい。
自分の体調を第一に考える
内職は家の中でできる仕事の中でも、かなりハードな仕事です。同じ作業を長時間続けなくてはいけない為、体への負担もかなり大きいです。
- 部品や納品物の受け渡しや運搬で重たい物を持つ
- 〆切までにノルマを満たしていない場合は、食事や睡眠に使う時間を削って作業する
等、健康に問題が無い人でも辛い作業をしなくてはならない事も多いです。
妊娠中は重たい物を持つような作業や、心身に強いストレスを与える作業はできるだけ控えた方が賢明です。自分の体調と相談して、本当自分が内職をこなせるかをよく考えてから仕事を探すようにしましょう。
内職詐欺の存在
内職を探す際に気を付けて欲しいのが、内職詐欺です。
内職詐欺とは、内職をする前にお金を取ったり、品物を納品してもお金を払わなかったりする詐欺です。
具体的な手口としては、
- 内職に必要な道具や資格、資格試験に必要なテキスト等を購入させる
- 登録料等を徴収し、仕事を渡さない
- 品物を納品してもお金を払わない
といった手口が代表的です。
- 内職の募集に道具や資格の取得がある
- 仕事を始める前にお金がかかる
といった求人は内職詐欺の可能性が高いですから、避けましょう。
仕事を探している時はもちろん、実際に仕事を始めた時に少しでもおかしいと感じる点があれば、すぐに公的な機関に相談しましょう。
相談窓口としては、
- 住んでいる地域の自治体
- 自分の地域を管轄しているハローワーク
になります。
こうした公的な機関が募集している内職は、内職詐欺の可能性がほぼありませんので、こうした公的機関の募集に応募する事も、詐欺対策になります。
妊婦さんでも条件を満たせば内職は可能。無理のない程度でできる仕事を選ぼう
妊婦さんでも、体調や求人の条件を満たせば内職をする事ができます。内職も立派な仕事の一つですから、責任もってこなせる内容を選ぶようにして下さい。