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履歴書の得意科目は人柄のアピールに。丁寧に書けば印象UP!

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履歴書の得意科目にはどんなことを書いていますか。たとえば「小説を読むのが好きなので国語が得意です。文章を読み解いて話を理解できます」というような書き方ではありきたりでアピールが足りません。
この記事では、履歴書の得意科目の項目を書くべき理由と、得意科目の選択の仕方、科目別のアピールの仕方をご紹介していきます。
「得意科目に何を書けばいいかわからない」という方や「科目をどういった内容でアピールしたら良いか」という悩みにも答えられる内容となっています。
得意科目の項目は、「書いても意味ない」「もうひとつの自己PRみたいなもの」と軽くみてはいけない項目です!それをしっかり書いているか否かで採用者の印象が変わってくるものでもあるからです。

履歴書の得意科目をしっかり書いたほうが良い理由とは

「受験とかじゃないのに得意科目を書いて何の意味があるの?」と思っている方や、「学生生活の授業内容はすっかり忘れてしまったから書けない」という方もいるでしょう。しかし、就職や転職などでは意外にも得意科目の項目を見ています。
どこを主に見ているかと言うと、

  • 科目とどう向き合ってきたのかを知りたい
  • 物事への考え方をつかみたい
  • 個性を見たい

などの部分を得意科目から見ています。たとえば「国語」や「英語」なら文章の組み立てやコミュニケーション能力が培われているかどうか、「数学」であれば物事を解析し順序立てて説明ができるかなど、さまざまな視点で見られていきます。

特に転職の場合は、得意科目の項目をしっかり丁寧に書くのがおすすめ。学生時代から時間が経っているからこそしっかり書くと、履歴書を見た採用者の印象に残り、ライバルとの差が生まれます。

得意科目の選び方。自分の人となりを見られる

ではここから得意科目の選び方のポイントをみていきましょう。

好きな科目よりも得意な科目を書こう

「得意科目は何ですか?」と聞かれ、迷ってしまうと好きな科目を答えてしまいがち。ですが、好きと得意では大きく変わってしまいます。
たとえば絵を描くのが好きだから美術が「好き」であると、急にスランプに陥って描けなくなることで嫌いになってしまったり、考えたくなくて離れてしまったりするでしょう。
これでは100パーセントの力はおろか、50パーセントの力も出せなくなってしまいます。
反対に観察眼が養われているので美術が「得意」であれば、絵を描くこと以外にも全体の構図を見直す場面や、美的センスを別の方向へと変換させることができるかもしれません。
常に100パーセントは出せずとも、浮き沈みは小さく一定の水準を維持できるので、採用担当者はこちらを採用します。
その科目が「得意」であれば「好き」よりも地道に努力したり変えようとしたりする意志を持たせてくれるので新たな成果につながります。

しかし「好きな科目」と「得意な科目」が一緒であると、「嫌い」になった瞬間「得意なのにもう考えたくない」という感情を持ってしまいます。好きを仕事にするのは難しく、強い意志がなければ長続きできません。

志望する企業と関連ある科目だと印象UP

たとえば看護や介護であれば体力資本の「体育」。取引先に海外があれば「英語」。文章を書く場面が多いなら「国語」など、志望する企業と関連のある科目を選択するのも好印象です。
デスクワーク志望で「音楽」が得意など、得意な科目とは全く関係のない場合でも大丈夫。それに対してどれほど向き合ってきたか。真剣に考えて書きこまれているのであれば、あなたの人となりが伝わります。

得意科目がなくても自分の長所から考えよう

「得意と思える科目がない、むしろ不得意な科目ばかりだ」と感じている方は、印象に残っている科目(専門性をアピールできる科目)や長所と感じる部分で勝負!
たとえば、大学で心理学を受講していた場合は「相手の心をつかみ、良い方へ心情を持っていけることを学べた」など、自分の興味関心が仕事につなぐことができると感じたら、候補に選んでおきましょう。
ほかにも「子どもの頃から運動が好きで、体育もそれなりにできていた」などの思いがあった場合は「体育」という選択肢を増やすことも可能です。
「このおかげで○○大会で1位を獲得した」などの情報を書く必要ありません。それよりも、「フットワークが軽いのでこういった仕事ができる」と結び付けられます。

科目別アピールの仕方。どれも簡潔にまとめるのがコツ

では、アピールの仕方をそれぞれ見ていきます。その科目に対して、どれだけ自分が向き合ってきて得たものは何か。そして、志望する仕事にどうやって役に立つのかなどを丁寧に細かく書いていきましょう。

大学時代の学科を挙げるのもあり。一言では分からないような学科ほど、具体的に説明してしまいがちですが、あくまで得意科目から人間性を知りたいだけです。学科の説明だけで3分の2を使わないように注意が必要です。

国語:相手の感情を理解できるという視点から書く

国語といえば読み書きですが、

  • 文脈を理解して情報を見極める力
  • 描かれた人物の気持ちを読み解く力
  • 書いた作者の心情を理解しようとする推測力

なども含まれています。国語は文章力のアピールだけにとどまらない科目です。

「幼いころから本を読むことが好きで、物語を読むうちに登場人物の気持ちを想像するのが楽しんでいました。相手の気持ちをすぐに把握でき、人間関係が円滑に進むことができるのようになったのは国語のおかげであると思っています。」

などで、コミュニケーション能力があることをアピールできる科目でもあります。話すのは苦手でも、聞いて相手を理解する力があるというアピールもできるはずです。

英語:好印象のアピールポイントだが取扱注意

英語が得意であれば書くことは「グローバルに働ける」というアピールになるでしょう。しかし、「英語が話せる(書ける)から海外の人とすぐ仲良くなれる」だけでは弱いです。

「今まで培ってきた英語力を仕事に生かしたいと思っています。海外向けに商品を紹介するだけでなく、海外の取引先の方やお客様に喜んでいただけるようなサービスを取り入れていけたらと考えています。」

など、いかにして英語を仕事につなげるかがポイントとなります。

歴史:過去を見つめなおし、現在に活かせるアピールに

考古学者や歴史研究家でないかぎり、歴史は候補に入れる必要はないと思いがち。ですが歴史が得意ということは「過去を振り返って学ぶことができる」というように変換できるかもしれません。

「歩んできた歴史を知ることで、先人たちの努力と失敗、成功などを学び、どのように生きれば良いかを考えることができました。先人たちの考え方が現代でも通じるように、過去を知ることは、現状の打開につながると考えています。」

など、過去の歴史を通して何を得るかという視点からアピールしていきましょう。また、ビジネス戦略は過去の偉人たちが考えたことに通じる部分でもあります。この話題に精通している(または興味がある)ことを記入してみるのもおすすめです。

数学:論理的な思考ができることをアピール

数学は数式さえ覚えれば答えが解ける科目。国語のように答えが複数あるということはありません。得意であれば、論理的(法則のある)思考ができることをアピールできます。

「適切な計算をすれば答えが出てくる数学が好きで、数字の動きを見て法則を発見することや、数字を扱うグラフや表を作って分かりやすく伝えることが得意です。数字の情報処理であれば一通りのことができます。」

など、数字の処理能力があることのアピールや数字の変動から法則を見つけることが得意、といった内容で攻めることができます。

体育:体が丈夫というなによりのアピール

体育を得意とする場合、特定の競技(バスケ・テニス・体操など)に限定せず、体を動かすから体力は十分にあることをアピールしていきましょう。

「幼いころから運動が好きで、中高の部活動も運動部に入るほどでした。そのおかげで体が丈夫で、フットワークが軽く、少しの運動では疲れることはありません。仕事では体が資本となるので、体力が保てるように運動を維持しようと思っています。」

などでアピールしてみましょう。特に介護や看護など、自分の体力が関わってくる仕事に繋げることができるアピールポイントです。

得意科目を丁寧に書いて選考を有利に進めよう

ここまで履歴書の得意科目についてご紹介してきましたが、参考になったでしょうか。得意科目の項目は、科目のどんなことが仕事に活かせるのか簡潔に書くのが鍵です。
なお、面接まで突破した場合「得意科目が○○とありますが、どんなものが得意でしたか?」と面接官に詳細を聞かれる場面があるかもしれないので、質問の答えを用意しておきましょうね。

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