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ローパフォーマーの特徴6つを解説!あなたの周りにもいるかも!?

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近年、企業の中で問題になっている「ローパフォーマー」社員、ご存知ですか?
終身雇用の時代とは違い、コストにシビアになっている企業。特に、経費の中でも人材にかかる費用は莫大なものです。
なるべくコストを削減しつつ良質な業務に取り組むために、ハイパフォーマンスの人材が渇望されるようになりました。
そんな中、問題視されるようになってきたのがハイパフォーマー社員の対極にある、「ローパフォーマー」社員です。

ローパフォーマーってなに?

ローパフォーマー社員とは、簡単に言えば「業務成績の悪い社員」のことです。企業の期待値以下の働きをし、周囲にも悪影響を及ぼしかねないため、問題視が強まっています。
ローパフォーマー社員は最近特に問題視されるようになりましたが、昔はいなかったというわけではありません。
景気が上向きだった時代には、社内にローパフォーマー社員がいたとしてもそれをカバーするだけの余力が、各企業にはありました。
ですが冒頭に述べたように、現在の企業は以前までの余力はなく、コストカットの傾向にあります。人材にかかる費用についても同様です。
無駄に費用をかけることになるローパフォーマーはなるべくなくしたい。できるのであればゼロにしたい。それが企業の本音です。
社員側にしても、上昇志向の高い人材とそうでない人材との能力の差が大きく開いてしまっていることもローパフォーマーが浮き彫りになった理由のひとつでしょう。

ローパフォーマーにも種類がある!

ローパフォーマーとひとくくりにしがちですが、実は種類が大きく3つに分かれています。
ローパフォーマーの種類がわかるとそれに対する対処もわかるようになります。「周囲にローパフォーマーがいる」と感じている人は、その種類を見極め、うまく対処して切り抜けましょう。

1.そもそもの能力が足りていないローパフォーマー

ローパフォーマーと聞いて一番強いイメージを持つのが、この種類ではないでしょうか。
本人は真面目に業務に取り組んでいるけれど、求められている仕事に対してスキルが低く、一つの物事に時間がかかりすぎたり、達成できなかったりします。一般的な社員より能力が劣るため、悪目立ちしてしまうのもこのタイプです。
このタイプのローパフォーマーがやり残した業務は、周囲の人間がフォローする必要があり、ハイパフォーマー社員が周囲にいたとしてもどうしても業務効率が落ちてしまいます。
これを改善するにはしっかりとした研修や指導など、教育が必要となります。
逆に言えば、真面目に業務に取り組む分、改善の余地が多いにあるローパフォーマーだと言えるでしょう。教育だけでなく、日々の経験を積み重ねていけば改善する可能性は大きくなります。
もし周囲にこのタイプのローパフォーマーがいるのであれば、少しコツを教えてあげるようにすると良いでしょう。仕事の道筋を一緒に整理するのも効果的ですね。
真面目な人が仕事を覚えれば、いずれ自分の助けになってくれます。

2.職務怠慢・手抜きが多いローパフォーマー

ローパフォーマーのなかでもいちばんたちの悪いのがこのタイプです。
仕事中にも関わらずスマホをいじったりネットサーフィンをしたり、そもそも遅刻欠席早退などが多かったりと、隙があれば仕事をサボろうとします。
業務に取り組んでみてもどこか雑で手直しが必要だったり、他人任せにしようとするのもこのタイプに分類されます。
仕事の手抜きがあるということは、その尻ぬぐいを誰かがしなければなりません。普段から職務怠慢な姿を目の当たりにしているのに、フォローしなければならないと思うと、やるせないですよね。
更に最悪なのが、このタイプのローパフォーマーの周囲の人まで、同じくローパフォーマー化してしまう可能性があるということです。
先程の、「努力しているにもかかわらずローパフォーマーである」タイプの人と違い、わざと業務を怠っている人間がいると、まず士気が下がるのは避けられません。
さらに、「あれで認められているなら自分だってここまでやらなくてもいいのでは」と考えるようになってしまいます。
そうして知らぬうちにローパフォーマーの波がじわじわと広がっていってしまうんです。周囲を巻き込んだ最悪の状況です。
近くにこのタイプのローパフォーマーがいる場合は、できるだけ距離を置きましょう。あなたまでその人に合わせてローパフォーマーになることはありません。
しっかり業務に取り組んでスキルを上げながら経験を積み重ねた方が、あなたの財産となり得るからです。

ローパフォーマーと距離を取れない・どうしても自分の業務に差し障りがでてくる場合は、上司(またはさらに上の上司)に相談することも検討しましょう。

3.配置によって能力が発揮できないローパフォーマー

社員である限り、人事異動の辞令には逆らえませんよね。
配置換えによって本来ある能力が発揮されない・発揮できない人もローパフォーマーに分類されます。
ただ配置換えをして「慣れていないだけ」であればそこまで問題はありませんが、そのポジションが本人の性格や考え方にちぐはぐで、合わない場合があります。
例えば、気が小さい人やあまり自己主張が得意でない人が訪問営業の業務担当になったら、苦労することは想像できますよね。
もちろん、性格上の問題と片付けて、慣れるまで頑張るのが社会人として当然と思うかもしれません。努力してその分野で再び花開くこともあるでしょう。
ですが適材適所という言葉もあります。あえてほかの分野で優秀な人材の業務成績を下げるという無駄な事は避けたいものです。
配置換えは企業の方向性によって決まるものですので、周囲にいたとしてもなかなか対処できるものではないかもしれません。
ですが、配置換えでローパフォーマーとなってしまった人の心理的負担は、計り知れるものではありません。誰の意図もせずローパフォーマー化してしまっているからです。一番悔しい思いをしているのは本人ですよね。
周囲にこのタイプのローパフォーマーがいたら、前ポジションとの差に落ち込まないようフォローしてあげるのが良いでしょう。
もしかしたらあなた自身が配置換えの対象になりかねないということを念頭に置きましょう。

知っておきたい、ローパフォーマーの特徴

ここで、ローパフォーマーの特徴について触れていきましょう。
簡単に言うと業務成績の悪い人、と先に説明しましたが、どんな人がローパフォーマーになりやすいのでしょうか。
身近にこんな人がいたら、要注意。先ほども述べたように、ローパフォーマーは周囲に悪影響を及ぼす可能性があります。そうならないように用心する対象をご紹介します。

自分の能力を過信している

自分の能力を過信している人は、人を軽んじる傾向にあります。真面目にコツコツ働く人を見下している人が真面目に仕事をすることはありません。
「やればできる」と言い訳をしておきながら、人に仕事を押し付けたり、愚痴や文句ばかり人にこぼしたりします。
自分に能力を過信している人こそ仕事を手抜きする可能性が高くなるんです。

いつでも仕事に追われている

仕事をしている限り忙しいのは仕方がないかもしれませんが、異様に仕事を抱えている人や、締め切りのある仕事をぎりぎりあるいは終わらせられない人も、ローパフォーマーにありがちな特徴です。
やり方が間違っていたりそもそも理解していなかったり、業務の流れをわかっていない場合もあります。

コミュニケーションスキルが低い

チームワークが必要な仕事でなくても、コミュニケーションスキルが低い人はローパフォーマーになりやすい場合があります。

ここで言うコミュニケーションスキルの低い人は、「あえて自分から関わっていこうとしない」「誰かに合わせることをしない」人のことで、「仲良くなりたいけどうまくしゃべれない」「人見知りが激しい」などは当てはまりません。

コミュニケーションスキルが低いと、相手の意を汲み取る事が困難になります。クライアントの要望に応えられなくなればそれだけ仕事の質が落ちたり、リテイクすることが多くなってしまいます。
あまりにも本人とのコミュニケーションが取りずらいと、周囲の人がこっそりフォローすることも考えられ、知らず知らずに影響が及んでいきます。
更に、コミュニケーションが低い人は、周囲の人間が困っていても助けることはありません。自分の領域を決めてそこのみ実行する、個人プレイに走りがちです。

勤務態度が悪い

  • 不真面目な人
  • 上司の目を盗んではサボる人
  • クライアントや目上の人に対して不遜な態度をとる

などはローパフォーマーの典型です。
性格的な問題もありますが、楽をしようとしたり自分だけ良い思いをしようとしたりと、自分勝手な思考があります。
ですがこのタイプの人は非常に効率が良く、一見ローパフォーマーに見えないことが特徴です。
本人の自己評価や都合の良い言葉より、実際の仕事ぶりを見てローパフォーマーでないかどうか判断するのが良いでしょう。
気づいたらいつの間にか自分もローパフォーマー化してしまっている、というのはこのタイプからの悪影響が強いので注意が必要です。

ゴマすりが得意。人の成果を横取りする

いわゆるゴマすりや成果の横取り、人の成功の揚げ足取りが得意な人もローパフォーマー社員に分類されます。
日本の企業では、他人の評判を落として自分の評価を上げようとする人ほど出世する、という残念な風習が未だに多いのが現状です。
経営者側の人間からすると彼らも立派なローパフォーマーなのですが、直属の上司など目上の人へのアピールが上手いため、なかなか気づかれることはありません。
ですが、「本当に仕事がデキる人」ほど、そういったゴマすり行為を受け入れることはありません。仕事がデキる人は人を見る目も養われているからです。
彼らのようなハイパフォーマーによって、ローパフォーマーの芽が出ることが阻止されるでしょう。

このタイプのローパフォーマーが周辺にいると迷惑をこうむることも多くなりますが、所詮は井の中の蛙だと割り切り、必要最低限の付き合いにすることをおすすめします。

何よりも大切なのは自分がローパフォーマー化しないこと

ローパフォーマーには3タイプあると前述でご紹介した通り、やはり「職務怠慢・手抜きが多いローパフォーマー」が一番たちの悪いローパフォーマーです。
他の人がフォローしなければならない状況にしてしまう上、周囲もローパフォーマー化させてしまう可能性があるからです。
「自分はローパフォーマーじゃない」と思っている人も、ローパフォーマーの特徴と自分を一度照らし合わせてみましょう。
向上心を持って業務に取り組むことは企業側の利益だけのように思えますが、評価やスキルアップが伴い、必ずあなたの力になります。そして本当に楽な生き方ができるのは、周囲からの信頼が厚いハイパフォーマーです。
努力と工夫でローパフォーマー化を遠ざけましょう。

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