ローズヒップティーの効果が頼もしい!飲み方と入れ方のコツも

ローズヒップティーが「ビタミンCの爆弾」と呼ばれていることをご存知でしょうか?

ローズヒップティーは、驚くほど栄養豊富で美容効果のあるハーブティー。特に、ビタミンCの含有量はあらゆる食材のなかでもトップクラスで、女性に嬉しい効果がたくさん詰まっています。

今回は、そんなローズヒップティーの効果効能とその仕組みをご紹介します。

市販薬に頼っていた生理トラブルや便秘もローズヒップティーを正しく飲むことで改善する可能性もあります。

美肌やダイエット、便秘解消などローズヒップの効果について詳しく知れば、今すぐローズヒップティーを飲みたくなるはず!

ローズヒップティーに詰まった自然の力を取り入れて、健康で美しい女性を目指しましょう。


ローズヒップティーの正体は?歴史秘話と豊富すぎる栄養素

ローズヒップティーの原料となるローズヒップ。どんな植物で、どんな栄養が含まれているのか意外と知らないという方も多いのではないでしょうか。

ローズヒップの効果効能を知る前に、少しローズヒップについて知っておくことで、さらにおいしく効果的にローズヒップを楽しむことができます。

女性に嬉しい効果がたくさんあるローズヒップがどのようにして世界中に広まったかについてもご紹介していきます。

ローズヒップティーとは

ローズヒップティーは、ローズヒップというハーブを乾燥させたものにお湯を注いで作るカフェインを含まないハーブティーの一種です。

ローズヒップ
バラが咲いたあとに実る丸くて赤い果実。果実が緑色からまっ赤に熟してから収穫されます。
一般的なローズヒップは、ヨーロッパで昔から薬用として使われているドッグ・ローズと呼ばれるバラに実る果実です。

ローズヒップティー単体で飲むとやや酸味のある飲みやすい味わいで華やかな香りがします。ハイビスカスとブレンドされることが多いのも特徴です。

ローズヒップの歴史秘話

中国では金桜子(きんおうし)と漢方薬として知られているローズヒップ。古代南米チリでは傷の治療として使われ、古代ローマの書物にも薬草として記されています。

ローズヒップが現在のように世界中で一般的になったのは、第二次世界大戦がきっかけなのだそう。

戦時中、ビタミンCなどの栄養不足に陥ったイギリスで、イギリス政府が国内のローズヒップで栄養補給するように呼びかけたのが、ローズヒップの健康効果を世界中に広めることになりました。

ローズヒップに含まれる栄養

ビタミンCの爆弾とも呼ばれるローズヒップの魅力は豊富なビタミンCの含有量。なんと、レモンの約20倍ものビタミンCを含んでいます。

熱に弱い性質をもつビタミンCですが、ローズヒップにはビタミンCを熱から守る作用のあるバイオフラボノイド(ビタミンP)を含むため、お湯を注いでローズヒップティーにしてもビタミンCを摂取することができます。

ローズヒップにはビタミンCだけでなく、ローズヒップの赤色をつくるリコピンやビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEといったビタミン類とミネラル類も豊富に含まれています。

ローズヒップとほかの食材100g当たりのビタミン・ミネラル含有量を比較したのが以下の表です。

ビタミンC レモンの約20倍
ビタミンE 玄米の14倍
カルシウム 牛乳8倍
鉄分 ほうれん草の13倍
食物繊維 レタスの9倍

ビタミンCはもちろん、鉄分や食物繊維など女性に嬉しい栄養素がたくさん詰まっていることが分かりますね。

女性に嬉しいローズヒップティーの効果効能とその仕組み

栄養豊富なローズヒップティーには、

  • 美肌・美白
  • ダイエット
  • 便秘解消
  • リラックス
  • 生理痛・生理不順緩和
  • 血流改善
  • むくみ防止

といった女性に嬉しい効果効能がたっぷり詰まっています。

さらに、風邪予防や関節痛改善の効果もあり、日常的に飲むことで健康な体を維持することもできます。

気になるそれぞれの効果効能の仕組みを詳しくご紹介していきます。

抗酸化作用と保湿で美肌効果

抗酸化作用のあるビタミンCとビタミンEが、過剰に生産された活性酸素を除去してくれます。

活性酵素とはウイルスや細菌から体を守るための体内に存在する物質。喫煙やストレス、生活習慣の乱れ、紫外線などで過剰に生産された活性酸素はパワーが強くなりすぎて体内のタンパク質やDNAを傷つけてしまい、肌を老化させる原因にもなります。

ローズヒップに含まれるリコピンやβカロテンも抗酸化作用があり、美肌に導く手助けをしてくれます。

さらに、ビタミンCには肌の保湿に欠かせないヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンを活性酸素から守り、コラーゲンなどの保湿成分を生成を促進する働きもあります。

ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンといった美容成分が失われるとシミやしわ、たるみなど肌の老化の原因になります。

紫外線から肌を守る美白効果

女性の大敵である日焼けやシミは、紫外線を浴びることでメラニン色素がつくられるのが原因。

紫外線を浴びると、皮膚の深層部にあるチロシナーゼという酵素が肌を守ろうとしてメラニン色素を生成します。

なんと、ビタミンCにはメラニン色素を生成するチロシナーゼの働きを抑制する効果があるとされています。

紫外線の影響を受けにくく、日焼けによって失われる保湿成分を補うことができるビタミンCを豊富に含んだローズヒップは、多方面から美白に効果を発揮してくれます。

強力なダイエットのサポーター

ローズヒップティーはダイエットにも効果的だと言われることが多いハーブティー。その理由は、

  • 豊富なビタミン類とミネラル類
  • 脂肪燃焼効果のあるティリロサイド
  • イライラを収めるリラックス効果

などがあります。

基本的なことですが、体に十分な栄養(ビタミン・ミネラル類)がなければ、効率良く脂肪を燃焼することができません。その点ビタミン・ミネラルがたっぷり含むローズヒップティーはダイエットの強い味方と言えるでしょう。

ダイエット中の水分補給にローズヒップティーを活用することで水分補給と栄養補給が同時に可能になります。

さらに、ローズヒップティーに含まれるティリロサイドというポリフェノールの一種には脂肪燃焼を促す効果があることが明らかになりました。

ティリロサイド
ローズヒップの種に含まれている脂肪燃焼効果のあるポリフェノール。種はホール(ローズヒップ丸ごと)には入っていますが、ローズヒップティー用に粗挽きやカットされたものには含まれていないことがあります。
マウスを使った実験で、ティリロサイドが脂肪燃焼に効果があることが分かりました。ティリロサイドの摂取量が多いほど脂肪燃焼効果が高いという結果がありますが、人に対しての詳しい摂取量や摂取タイミングなどはまだ研究段階です。

そして、ローズヒップティーの最大のダイエットに関する効果はイライラを解消してリラックスできるということ。

食べたいものを我慢したり、苦手な運動を頑張るダイエット中には、ストレスが自然と溜まりがちです。

ローズヒップティーを飲むことで、

  • 余計な間食やドカ食い帽子
  • リフレッシュしてダイエットを継続

することができます。

何か食べたい衝動に襲われたり、なんとなく何か食べたくなったとき、ローズヒップティーを入れて飲めば、良い香りに癒され、食べたい欲求をコントロールすることができるのではないでしょうか。

水分と栄養を同時に補給でき、脂肪燃焼とリラックス効果を期待できるローズヒップティーはダイエットの強力なサポーターとして活躍してくれます。

食物繊維で便秘や下痢を解消

ローズヒップには、下痢や便秘を解消する働きがあるペクチンという食物繊維が含まれています。

ペクチンは腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善し、腸内の物質と結合して便のカサを増やして排便を助けます。特に、便秘がちな方にはペクチンが効果的だと言われています。

ペクチンには便秘解消だけでなく、コレステロール値を下げる、血糖値上昇を抑える、疲労を回復する、などさまざまな効果があります。

また、市販の便秘薬を使うと効果がありすぎて腹痛を起こしたり、お腹を下してしまう方にもローズヒップティーはおすすめ。

ローズヒップには、お通じ改善に効果のあるムルチフロリンといったフラボノイドが含まれているため、マイルドな便秘薬とも呼ばれています。

自律神経が整うリラックス効果

ローズヒップティーがリラックスに効果があると言われているのは、

  • ビタミンCでストレス軽減
  • 香りで自律神経が整う

の2つが大きな理由です。

ビタミンCはアドレナリンやストレスに対抗するための副腎皮質ホルモンの生成に必要不可欠な栄養。副腎皮質ホルモンを生成するのに必要なのが大量のビタミンCです。

副腎皮質ホルモンは、ストレスに対抗するために血糖値を高め、エネルギーを増産する働きがあります。

ビタミンCが減少していると、精神面のストレスだけでなく急な気温の変化といった物理的ストレスにも体がダメージを受けやすくなってしまいます。

また、ローズヒップの特徴はその良い香り。ローズヒップの香り成分によって自律神経が整い、体も心もリラックスできると言われています。

香り成分は、鼻から入ると嗅覚を司る大脳辺縁系に届きます。そこから自律神経や免疫機能などをコントロールする視床下部へ伝わり、体中の生理機能が正常に機能するように働きかけます。

ローズヒップに含まれるビタミンCと香り成分によって心と体両方のリラックス効果が期待できます。

血流を改善してむくみ防止

ローズヒップは、

  • 赤血球をつくるのに必要な鉄分
  • 血流改善に効果的なバイオフラボノイド

を含んでいます。

そのため女性に多い、貧血や血行不良を改善し、血の巡りを整える効果まであります。

血流を改善することで、デトックス効果も高まり、毒素や余分な水分を排出してむくみ解消にも期待ができます。

生理痛や生理不順の緩和

ローズヒップにはリラックス効果があり、さらに生理機能の働きを正常にするマンガン、カルシウムなどのミネラル類も豊富です。

ローズヒップティーに含まれる

  • ビタミンと香りで精神面と自律神経が整う
  • 豊富なミネラル類によって正常な生理機能を取り戻す

という2つの効果で、女性ホルモンのバランスが整い、生理痛や生理不順を緩和すると言われています。

カフェインレスでビタミンとミネラルが多く含まれているローズヒップは、専門家が生理中の栄養補給におすすめするほど。

女性ホルモンのバランスを整えることで、生理前のイライラや不安も軽減する効果が期待できるでしょう。

免疫力をアップして風邪予防

ローズヒップには、抗菌、抗ウイルス効果があると考えられ、その効果は昔から風邪薬として重宝されていたことからも伺うことができます。これも、ローズヒップの含まれるビタミンCの働きが大きいとされています。

ビタミンCは、体の外から入ってきた細菌やウイルスを攻撃して体を守る白血球の一種である好中球の働きを助ける効果があります。

好中球は白血球の40~60%を占める白血球の一種。血液中の細菌やウイルスから体を守ってくれます。

ビタミンCが不足すると免疫物質(白血球や抗体など)も減少し、風邪や感染症、病気にかかりやすくなります。

さらに、ビタミンCが生成に関係しているコラーゲンは美肌にだけ影響するのではなく、上皮や粘膜を保護して細菌やウイルスの侵入を防ぐ役割もあります。そのため、ローズヒップティーには風邪予防だけでなく花粉症にも効果があると言われています。

抗炎症&抗酸化作用で関節痛改善

ローズヒップのビタミン・ミネラル類の持つ、

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用

の2つが、変形背関節症による関節痛に効果的だという報告があります。

リューマチの治療や膝や股関節などの関節症にも効果があるという研究結果も出ており、関節痛などの炎症緩和の効能もあることが分かっています。

ローズヒップティーの効果的な摂り方と過剰摂取の注意点

効果効能が魅力的なローズヒップは、正しく飲むことでその効果を発揮してくれます。ローズヒップの効果を引き出す飲むタイミングと量、飲み方のコツをしっかりチェックしてから飲み始めましょう。

ローズヒップティーの知っておきたい効果的な入れ方と飲み過ぎの注意点も必読です!

効果的に飲むタイミングと量

ローズヒップの最大の魅力である豊富なビタミンCは体内に貯めることができないのが欠点。一度にたくさん摂取しても数時間後には尿などにより排出されてしまいます。

そのため、ローズヒップティーは、朝昼晩など数回に分けて1杯ずつ飲むのが効果的。ノンカフェインでリラックス効果もあるローズヒップティーは夜にも飲むことができます。

【ローズヒップティーの基本の淹れ方】

  1. ティースプーン1~2杯のローズヒップにをカップに入れる
  2. お湯を150ccほど注ぐ
  3. 5分ほど蒸らして完成

※お好みでローズヒップやお湯の量、蒸らし時間を調節してもOKです。

ローズヒップティーは製品によって淹れ方(分量や蒸らし時間)が違います。さらに、ホール(果実そのまま)か、カットされているか、カットの大きさなどにより抽出方法や時間が違うため、まずは製品の説明に従って淹れましょう。

ローズヒップの実も食べる

ローズヒップティーの弱点を挙げるとするなら、ローズヒップの栄養成分はあまりお茶に溶け出さないこと。ローズヒップの栄養をしっかり摂るためには、実まで食べるのが重要です。

栄養素 ローズヒップに含まれる全体量 ローズヒップティーに含まれる量
ビタミンC 53mg 21.9mg
カルシウム 76mg 7.9mg
食物繊維 3.11g 0.37g
鉄分 0.11mg 0.04mg

さらに、ローズヒップに含まれるビタミンE、βカロテン、リコピンなどは脂溶性のため、ローズヒップティー自体にはほとんど溶け出さないのが事実。

ローズヒップティーを入れたあと、カップやポットに残ったふやけたローズヒップの実までしっかり食べることで、豊富なビタミンや食物繊維などの栄養を摂ることができます。

ローズヒップの実はそのまま食べるだけでなく、

  • ヨーグルトなどのトッピング
  • お菓子作りに活用
  • 砂糖と煮詰めてジャムにする
  • ドレッシングに混ぜる

など色々な活用方法があります。

お湯で戻してふやけた状態のローズヒップの実は乾燥状態と違ってすぐに劣化してしまうため、なるべく早めに加工するか食べるのがおすすめです。

効果をアップさせる入れ方

どんなに体にメリットのあるものでも、飲みにくいと継続して飲み続けるのが難しいですよね。飲み続けることで効果が実感できるローズヒップティーは、単体で飲むと、酸味はさほど強くなくあっさりとして飲みやすい印象を受けます。

もし、ローズヒップティーが飲みにくいと感じたら、お好みのハーブやお茶とブレンドするのがおすすめ。

特に、紅茶とローズヒップティーの相性は良いとされています。紅茶の香りとローズヒップのほのかな酸味がよく合うのだそう。甘みを足したい場合は、はちみつなど優しい天然の甘味料を加えてみてください。

また、ローズヒップティーに含まれるビタミンCはバイオフラボノイドによって熱に強くなっているとご紹介しましたが、やはり熱を加えない方法で抽出したローズヒップティーのほうが効率よくビタミンCを摂取できるという意見もあります。

水出し方法

  1. お湯で入れるときより少し多めのローズヒップを用意します
  2. ローズヒップを水に入れる
  3. 3~4時間以上(もしくはひと晩)冷蔵庫に入れて完成
ほかのハーブとブレンドされているものなどは、ホット専用の場合もあるので水出し可能かどうかチェックしてください。

ローズヒップティーはお湯で煮出すだけでなく、水出しもできるので季節や、その日の気分によって入れ方を変えるのもいいですね。

飲み過ぎには注意が必要

ローズヒップティーに関する研究はまだ進んでいないため、ローズヒップティーの過剰摂取による症状や1日の摂取上限ははっきりと明らかにはなっていません

ローズヒップティー愛飲者や、ハーブティー専門店でおすすめされているのはローズヒップティーを1日3杯程度飲む方法です。1杯は50cc~200ccほど。

一度に大量のローズヒップティーを摂取すると、

  • お腹を下す
  • 吐き気
  • 胸焼け

といった症状が出る可能性もあります。

また、どんな食物にもリスクはあるように、ローズヒップティーにもアレルギーのリスクはあります。少しでも体調に変化を感じたらすぐに飲むのを止めて病院への受診をおすすめします。

ノンカフェインで妊婦さんや授乳中の方でも飲むことができるという意見もある一方、胎児や母乳にどのように影響が出るのかという安全性が確立しているわけではないので、1日に3杯以上飲むことはやめておきましょう。

ローズヒップティーの豊富な栄養素と嬉しい効果を実感しよう

ご紹介してきたローズヒップティーの効果効能はさまざまあって、どれも女性に嬉しいものばかりでしたよね。

ローズヒップティーの効果が注目されているのは、ビタミンCだけでなくほかのビタミン類やミネラル類が豊富に含まれていること。

ビタミンCだけを摂取するよりビタミンやミネラル同士の相乗効果で、栄養が吸収されやすいのがローズヒップティーの魅力です。

さらに、ローズヒップティーをハイビスカスやレモングラス、カモミールなどのハーブティーとブレンドすることでさらなる効果アップも期待できます。その日の気分や体調に合わせてお好みのブレンドを楽しむのもいいですね。

ローズヒップティーを正しくおいしく飲んで、自然の強さを取り込めば体の内側から輝くような美しさを手に入れましょう!

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