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仕事中の私語はどこまでOK?気になったら確認したいこと

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仕事のちょっとした合間に、おしゃべりに花が咲いてしまうのはよくあること。仕事に集中するためには、適度な息抜きも必要です。
でも、周りのおしゃべりが気になって、仕事が手につかない人がいるのも事実。あまりにうるさいと、「話する暇があったら、仕事すればいいのに」と、ついイライラしてしまいます。
さらにやっかいなことに、多くの人にとって、おしゃべりは注意しずらい類のものです。相手との関係性にもよりますし、自分が矢面に立ちたくない人もいるでしょう。
仕事中のおしゃべりはどこまでであれば許されるのでしょうか。ここでは、注意の仕方、自分が私語をする側になった時の注意点など、私語が気になったら確認したいことをまとめました。

仕事中の私語は基本NG!私語で考慮すべきは、場所と時間

当然ですが、仕事中の私語は基本的にはNGです。私語をしている時間も会社からお給料が支払われており、公に私語OK!としている会社はありません。特に、サービス業では、接客中の私語はお客様に不快感を与えてしまいますので厳禁とされています。
一方で、内勤では少しの私語であればOKという認識の人も多く、むしろ私語ができる職場は風通しが良いとも感じられるようです。暗黙知で、私語が許容されている会社は、ちょっとした仕事の情報共有もスムーズになされる傾向があります。
実際、少しの時間とは、5~10分程度を指すようです。業種によっては、集中力を維持するためや、業務効率を上げるために、2時間に10分間の休憩を推奨している会社もあります。

ただし、休憩するのタイミングが各自バラバラな場合、誰がいつ小休憩をしているか判断することは難しい場合もあります。「あの人、何だかいつもおしゃべりしてる・・・」と思われないよう、場所と話す時間帯には注意が必要です。

私語をされると一番迷惑な場所は、デスク上での会話!

デスク、休憩スペース、給湯室。私語が可能な場所は様々ですが、多くの人が周りの私語が気になると感じる場所は、デスク上(作業スペース)です
会社では色々な価値観・仕事スタイルの人が働いています。
近くのデスクでは他の社員も仕事をしていますし、中には重要書類を作成するために集中している人もいます。仕事の話ですら、隣で話されると、いやでも耳に入ってきて気になるものです。
仕事をしながらの私語はついだらだらと話してしまうものですが、周りで仕事をしている人の妨げにならない範囲で、基本的には一言、二言で終わるものにしたいものです

社内に休憩室があるなら、私用した方がリフレッシュできます。休憩室で同席した人と軽く会話するなど、上手に息抜きをしましょう。

私語ではない、上司・先輩の巻き込み型おしゃべりも結構迷惑!

仕事に関係ある話でも、周りが困ってしまうおしゃべりとして、デスクでの巻き込み型おしゃべりがあります
上司や先輩が他の人の相談に乗っていて、ふいに自分も巻き込まれ、その話題の中に入ってしまうケースです。自分の役目は終わったのかどうか分からず、とりあえず上司・先輩のやり取りを聞く立場になってしまい、終わるまでその話から逃れられないといったヤキモキした時間を過ごすことになります。

自分への用件が終わったら、「もういいよ、大丈夫、ありがとう」の言葉が欲しいところです。

特に私語がダメな時間帯は?就業開始直前と終業間際はアウト!

就業開始早々から仕事と関係のないおしゃべりをしていると、周りからはやる気のない社員と思われてしまいます
また、仕事が終わる直前は、その日のうちに終わらせなければならない仕事を抱えている人もいますので、忙しい人からは迷惑がられます。

営業でも、取引先への電話連絡は、就業開始直前と終業間際は避けますよね。社内でも同様の配慮が必要です。

注意すべき?他人のおしゃべりが気になったら、確認したいこと

前述のとおり、オフィスでは適度の私語はある程度許容されるものです。
実際は私語なのか仕事の話なのか明確な区別がつけられない場合も多く、注意自体が難しいことがあります。
そこで注意する前に、次の3つのことを確認してみましょう。

1.耳栓、ノイズキャンセリングイヤホンを使って音を遮断してみる

集中すれば周囲の音が気にならなくなる人がいる一方で、他人の会話が気になって集中できない人もいます。最近では聴覚過敏のような、周囲の声や音に敏感な人への理解も進んでいます。そういった場合は、耳栓、消音イヤホンを試してみましょう。
ノイズキャンセリングイヤホンは、スイッチをいれるとスッと周囲の音が気にならなくなるのでおすすめです。

ただ、イヤホンをずっとつけっぱなしだと、周りからは話しかけるなというメッセージに取られる可能性があります。
電話に出れないなど、仕事に支障が出ることもあるので、特に集中したい時間帯につけるなど、適度に外すなど工夫して使いましょう。

2.「あんたが言うなや」と、ブーメランが飛んでこないか振り返る

注意する前に、自分はどうなのか、念のため振り返ってみましょう。仕事の話でも、近くで仕事をしている人にとっては気になってしまうものです。

一度、お互い様の精神で見守ってみると、気になっていることが一時的な場合があります。

3.人の私語が目に止まるのには訳がある?自分の心境を確かめる

おしゃべりなどの相手の動向が気になる時、意外と言葉に表せられない、感情的な不満を抱えていることがあります。
例えば、自分だけ忙しい思いをしているとか、おしゃべりしている相手と合わないなど、私語が解決しても不満が解消されない場合があるかもしれません。
一度、なぜ気になるのかと自分自身に問いかけ、自分と向き合ってみることも大事です。

ある女性は、納期に間に合わせないといけないという仕事へのプレッシャーから、周囲のおしゃべりに過剰に反応してしまっていたそうです。

自分が注意する時は、I(アイ)メッセージで注意しよう

私語を注意する時は、今後も良好な関係を保てるよう、言い方に気を遣わなくてはいけません
相手の受け取り方によっては、不信感を与えてしまいかねませんし、おしゃべりをしていた相手にだって、言い分があるかもしれません。

このようなときは、一方的に注意しがちになるのですが、自分を主体にして話すI(アイ)メッセージで伝えると、相手も批判を受けたように感じず、受け止めやすくなります。

ステップ1.相手と状況を共有する

どのくらいおしゃべりしていたのか、まるべく客観的に伝えます。

「ここ1時間、20分は話しちゃってますね」
「今日は、いつもより話題が豊富ですね」

2.I(アイ)メッセージで思いを伝える

「私」を主体にして、自分が置かれている状況と困っていることを伝えます。

「こんなに話していると、周りから仕事をしてないんじゃないかと思われないか、(私は)不安になります
「実は、チェックしなければいけない業務があって、(私は)焦ってます
「先輩の話が楽しすぎて、仕事に集中できなくてミスしそうで(私は)怖いです

3.相手へのお願いを具体的に伝える

最後に、相手にお願いしたいことを伝えます。

「もう少し、声のボリュームを押さえてくれると助かります」
「お話は、この仕事が落ち着いたらでもいいですか?」
「仕事がミスなくこなせるよう、見守っていていただけますか?」

仕事中は、賢くリフレッシュしよう。私語する時に気をつけたいこと

自分なりのちょっとした気分転換とはいえ、あなたの私語を周囲がどのように受け止めているか分かりません。
私語する際には、周囲から注意されないよう、次のことに気をつけてみましょう。

今は仕事中ということを忘れずに。大声で話さないように注意!

オフィスでは、大声で話すのは周囲の迷惑になります。
前述のとおり、デスク上でのおしゃべりには特に注意です。中には電話中の人もいますので、周りに気を配りながら話しましょう

相手の時間を奪っている!お互いの生産性を意識してみる

私語の間もお給料が支払われています。5~10分が目安と書きましたが、5分話しているのを見ている人は、結構長い時間に感じてしまいます

5分位たっても、話が終わらない時は、お昼休憩やまたの機会にできるようにしましょう。

自分が話かけられても断れない時は、社内SNSで送ってもらう

先輩相手なので無下にできず、付き合わざるを得ない状況もあります。こういった状況に限って、注意されるのは自分だったりします。上司だって人間なので、言いやすい人に注意したり、または見込みのある人に注意することもあります。
でも、当人にしてみたら、やるせないですよね。

こんな時のおすすめは、「社内SNS」です。「周りの目もあるので、SNSで送ってください」と伝えてみては。送られてきたSNSは、仕事のキリが良いタイミングでチェック・返信すれば、周りにも迷惑は掛からず、先輩との関係も保てます。

見た目では判断できない時代だからこそ、自己プロデュースを!

私語は、対面でのコミュニケーションも円滑にしてくれるという利点もあるので、厳格な基準がないのが実情です。厳格な基準は、会社の雰囲気をギスギスさせてしまう可能性があります。みんながうまく息抜きができる、会社風土を創りたいものですね。
IT活用が進んでいる会社では、社内SNSのチャットを利用している人も少なくありません。パソコンに向かって一生懸命仕事をしていると思っていたら、実は、同僚と恋バナの相談をしていたということもあります。
対面のコミュニケーションも大事ですが、チャットしている人に比べて私語が多いという印象で損しないよう、うまく自己プロデュースしましょう

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