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試用期間は延長される事もある!理由や期日を知っておこう

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正社員として入社すると、数か月間は試用期間中という形で働く事になります。この試用期間はほとんどの場合、それが終わった後に本採用となりますが、まれに延長されてしまう事もあるのです。
この試用期間の延長ですが、一体どの様な形で発生するのでしょうか。また、不当に試用期間を延長されるケースはあるのでしょうか。試用期間に延長の可能性があると聞くと、不安になってしまいますね。
試用期間中の不安を払しょくする為にも、試用期間が延長されるケースについて詳しく知っておく必要があります。そこで、試用期間とその延長について調べました。試用期間に関する知識が欲しい人は、ぜひご覧下さい。

試用期間の意味と延長する場合の仕組みを知っておこう

試用期間が延長される理由を知るには、試用期間というものがどの様な物なのかを知っておく必要があります。まずは試用期間の意味と、そこから分かる延長が発生する可能性を学びましょう。

そもそも、試用期間の意味とは

試用期間は、企業側が『自分達と一緒に仕事をする適性があるかどうか』を見極める為に設けられている期間です。

  • 履歴書等の書類上の実力
  • 筆記試験や面接試験での実力

等を見ても、実際に働いてみた場合の適性は分かりにくいです。
本当にその仕事に対して適性があるかどうか、という事は実際に働いてみないと分かりません。試用期間はそれを見極める為に用意されている期間なのです。

お互いの合意があれば、試用期間の延長はあり得る

見極めの期間である試用期間ですが、企業と雇用者の間に合意があれば延長される可能性があります。企業側の一方的な理由で試用期間の延長を決める事は出来ないのです。
ただ、注意して欲しいポイントがあります。試用期間の延長する事に対する合意とは、担当者から相談を受けて延長を受け入れた場合だけでなく、雇用契約書の中に試用期間の延長があり、それについても合意した場合も含みます。
雇用契約をよく見ないままに契約してしまうと、この試用期間の延長に何も知らない状態でOKを出している状態になってしまいます。試用期間中の雇用契約書は隅々までよく読むようにしましょう。
また、試用期間を延長させないようにするには、延長が認められるような理由の発生を防ぐ事が大切になっていきます。試用期間が延長になるケースは理由が決まっている事が多いです。これらの理由についてもしっかり把握しておきましょう。

企業が試用期間の延長を求める3つの理由

企業が試用期間の延長を求める理由は、大きく分けると3つの理由になります。これらの理由に該当する場合、試用期間を延長される可能性が発生します。
また、これらの理由は本採用を見送る原因にもなる理由でもあります。自分で防げるものはできるだけ発生させないよう気を付けましょう。

思ったよりも成果を出していない

事情は人や企業、環境によって違いますが、

  • 仕事上の実力が上手く発揮されないように見えた
  • 期待した成果が出ていなかった

場合、試用期間の延長が起こる可能性があります。
人によっては仕事上の成果が出るまで時間がかかる場合があります。また、慣れない社会人生活が栄養して、思うように動けない、という事も十分に考えられます。
企業としては、本採用をするならちゃんと企業に業績で貢献できる人を雇いたいと考えています。その為、期待を込めて試用期間を延長する、という事もあるのです。

欠勤等が多い

試用期間中に病気や怪我によって休んでしまった場合も、試用期間が延長される可能性があります。
試用期間中は、

  • 労働時間
  • 勤務日数

によって、その人が成果を出せるかどうかをチェックしています。
病気や怪我によって、そのチェックするべき日数が満たされない場合だと、それを補う為に試用期間の延長を検討される事があるのです。
 

試用期間中に部署移動等があった

最後の理由は、主に企業側によって起こる理由です。

  • 試用期間中に部署替え等大幅な変更が必要になった
  • 仕事内容に大きな変更があり、それに対応する必要性が出てきた

といった場合です。
部署替えや仕事内容が途中で大幅に変化すると、試用期間中のチェック内容もそれに合わせて変化しなくてはなりません。その変化に対応する為の時間として、試用期間が延長される場合があるのです。

試用期間の延長に納得できない!そんな時の対処法

試用期間の延長が発生する理由は、正当な内容が殆どになります。しかし稀に、不当な理由や納得できない理由によって延長が発生する事もあるのです。そのような場合の対処法を解説します。

まずは雇用契約をチェック

まずは雇用契約をチェックし、試用期間がどの様な扱いになるかを確認しましょう。雇用契約の中に試用期間の延長について記載されている場合は、その内容に延長の理由が当てはまっているかどうかを調べて下さい。
また、雇用期間の雇用状態が「有期雇用期間」になっている場合もあります。これは3か月や6カ月等、働く期間があらかじめ決められている契約です。

  • アルバイト・パート
  • 契約社員

と同じ働き方になります。
この契約方法だと、この期間が終わった後に契約の更新等をされてしまうと、アルバイト等と同じ状態で働き続ける事になってしまいます。また、更新がされないと期間終了後には解雇されてしまうのです。
本来、試用期間は正社員と同じ契約である「無期契約」の一つです。簡単に解雇や本採用拒否が出来ない契約なのです。契約内容に不振な点がある場合は、その点を確認し、相談するようにしましょう。

納得いかない場合は相談を

  • 試用期間延長の理由に納得がいかない
  • 雇用契約の内容に不審な点がある

場合は、そのことについて相談しましょう。
まずは会社で自分の担当になっている人に相談します。
この時、

  • 話を満足に聞いてもらえない
  • 望ましい展開が見いだせない

場合は、弁護士に相談していきます。
弁護士はその人によって得意な分野が変わっていきます。弁護士に依頼を出す場合は、企業とのトラブルに強い人を探すようにしましょう。
また、弁護士に相談や依頼をする場合、費用が必要になっていきます。内容によっては、不当な扱いを受けている証拠も必要になる事もあります。こうした費用や証拠の準備をする事も考えながら、相談を検討するようにして下さい。

試用期間の延長は発生する原因がある。気を抜かずしっかり仕事に取り組もう

試用期間の延長は、特殊なケースを除き、正当な理由でのみ発生します。雇用期間の延長を防止するには、その原因を発生させないようにする事が大切です。気を抜かず、しっかり仕事に取り組むようにしましょう。

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