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「好きな言葉」を面接で聞く理由は。言葉選びと伝え方のポイント

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「好きな言葉はありますか?」と言われてどんな言葉が思いつきますか?「切磋琢磨」や「案ずるより産むが易い」など四字熟語やことわざ。
「我々は未来に後ろを向いて進む」「経験はタダで手に入らないものだ」など格言・名言。国内外問わず心に響くものばかりです。
しかし、面接でなぜこの質問をするのか疑問に感じていませんか?この記事では「好きな言葉(座右の銘)はありますか」と質問する理由と、好きな言葉の選び方と伝え方のポイントを4つご紹介していきます。
質問してくる理由を知りたい方以外にも、どんな言葉を選んだらいいか悩んでいる方にもおすすめです。
好きな言葉は自分の価値観を一言で表すもの。「なんとなく」で選ばないようにじっくりと探してみましょう。

「好きな言葉」を聞く理由は、価値観を知りたいから

面接官が「あなたの好きな言葉はなんですか?理由も教えてください」という質問にはどんな意味があるのでしょうか。理由は2つあり、

  • 価値観を知りたい
  • 価値観が社風に合っているか知りたい

というところを見極めているのです。自分の価値観と合った言葉であり、かつ企業の社風にあったものを選択していく必要があります。

たとえば「明日は明日の風が吹く」という言葉が好きでも、気を抜いてはいけないような業務がある場合は逆効果。この場合「初志貫徹」といった、最後までやり遂げる意志を主張してみましょう。

自分の価値観が伝わる言葉を探すため、覚えることは4つ

好きな言葉は自分を表現できる一言です。良く選ばれる故事や四字熟語以外にも、著名な作家が残した文章や、偉人達の名言・格言などから探してみます。
好きな言葉は、

  • 努力
  • 行動力
  • 継続力
  • 感謝

を重視して自分を伝えられる言葉を探していくのがおすすめです。

なお、漫画やアニメ、ゲームのキャラクターの名言を選択するのは控えましょう。気にいっている言葉で理由をしっかり伝えても、「趣味を持ちこむなんてもってのほか」「本を読んだことがないのか」と思ってしまう方も少なからずいます。

企業に合った言葉から選択

企業の社風や経営理念に沿わなければアピールの印象が半減してしまいます。自分の価値観に合う言葉を選ぶ前に、企業が求めている人物像を確認しておきましょう。
「誠心誠意真心のある人」であれば、「感謝」をアピールできる、

  • 「一期一会」
  • 「今を大切にする」
  • 「ありがとうという言葉はポケットにしまうな」

などを伝えられます。また、「実行力のある人」なら「行動力」をアピールし、

  • 「意志あるところに道は開ける」
  • 「やろうと思わなければ、横に寝た箸を縦にすることもできぬ」
  • 「失敗することより、何もしないことを恐れろ」

などを選択することが可能です。自分の価値観と矛盾が生じてしまわないように、ピッタリ合う言葉を選んでください。

自分の価値観に合う言葉を選ぶ

企業の求める人材や社風を確認できたら、自分の価値観に合う言葉を探していきましょう。イメージしにくい場合は、仕事に対してどのように接していくかを考えてみます。
「自分は努力家である」ことをアピールしたいなら、

  • 「努力は必ず報われる」
  • 「あなたが今まく種はやがて、あなたの未来となって表れる」
  • 「成せばなる」

などがあります。「継続力がある」ことをアピールする場合は、

  • 「継続は力なり」
  • 「千里の道も一歩から」

など、「努力」のアピールと合わせてコツコツと積み重ねていく価値観を表せることでしょう。
好きな言葉はよく耳にする有名なものを選んでもかまいません。有名な言葉ほど同じ名言を選ぶ人もいる可能性が十分にありえるので、心に響いた理由を自分なりにしっかり伝えていきましょう。

また、名言の出展が不明な言葉でも、印象に残っている好きな言葉を伝えてみるのもOK。恩師や家族が言っていた言葉が心に残り、心にいつも秘めていることが伝われば、独自のアピールポイントとなります。

自己アピールにも繋がるように

好きな言葉を言うだけでは味気ないです。面接官もどうしてそれを選んだのかがとても気になってしまいます。
自分の価値観だけでなく、自己アピールもできるように文章を組み立てて伝えましょう。例文として「行動力」をアピールするため、
「私の好きな言葉は、『やろうと思わなければ、横に寝た箸を縦にすることもできぬ』という夏目漱石の言葉です。これは学生時代に留学するかしないかで悩んでいたときに出会ったことがきっかけで、留学を決意しました。」
「やろうと思っただけでは事は動かない。行動が伴わなければ意味がないと、今まで以上に率先して行動するようになりました。」
といった物事への前向きさと行動力の早さをアピールすることができます。

「ネガティブな思考だったけれど、言葉に出会ったおかげでポジティブな思考になり、自分を変えられた」というアピールも可能ですが、言葉に出会った後の行動(人と会うようになったなど)を詳しく説明しないと印象が弱くなってしまいます。

仕事に活かせることをアピール

自己アピールを言い終わったらそこで終了ではなく、もう一言付け加えます。先ほどの例文の最後に、
「こうした行動力や率先力は、必ず御社にお役に立てると考えております」
などを付け加えることで、仕事にも好きな言葉を意識していくことをアピールできます。一言ではありますが、好きな言葉の説得力や印象も上がる大切な一言です。

自分に合った好きな言葉で印象を良くしていこう

ここまで好きな言葉を聞く理由と、伝え方のポイントをご紹介してきましたが参考になりましたか?
好きな言葉を複数用意しておけば、「他に好きな言葉はありますか?」と言われた時の保険や、就活以外で好きな言葉を聞かれた時に対応ができるでしょう。自分の生き方も表現してくれる言葉を大切にしてくださいね。

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