誰でも初対面の人と会って話をするのは、多かれ少なかれ緊張するものです。どのような人なのか分からないので、どう話していいのか、何を話せばいいのか、迷ってしまいますよね。
最初から地雷を踏んでしまったら嫌われてしまうかも!
などと思うと、迂闊に話しもできません。それが仕事となると、余計に気を遣う必要があります。相手に好印象を与えなければならない、と意識すると緊張はさらに高まります。そのためにいつもの自分ではなくなり、“失敗”ということも。
初対面でも緊張しなくなるにはどうしたらよいのでしょうか?少しでも緊張を少なくする方法をお伝えしましょう。
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心の持ちようで変わる!初対面でも緊張しない心構え
緊張してしまうのは、心の中でさまざまなことを意識するからです。相手を怖いと思うとますます緊張が高まってしまうもの。気持ちはちょっとしたことで変わります。緊張しないためには心構えが大切。どのような心構えが必要なのでしょうか?
相手も緊張していることを認識する
初対面の場合、相手の基本的な情報意外は知らないものです。どんなに周りから「あの人は優しいいい人だよ」と聞かされていても、100%安心できないでしょう。
- 怖い人だったらどうしよう?
- 変なことを言ったら嫌われる
と思うと緊張して、話しかけるのもためらわれてしまいます。
しかし、相手も同じなのです。相手も自分のことをよく知らないため、同じように「怖い人だったらどうしよう?」と思っています。
必要以上に自分をよく見せることを意識しない
緊張してしまうのは、自分に好感を持ってもらいたい、よく見せたいと思うからです。そう思うと、
- こんな話し方では嫌われるかもしれない
- 何を話せば面白い人と思ってもらえるだろう?
- 相手にどんな印象を与えているだろうか?
- つまらない人間だと思われていないか?
- 能力のない人間だと思われないか?
など、相手の自分に対する評価を気にしてしまうと、緊張してしまうもの。
初対面の人との緊張をほぐす会話のテクニック
緊張を早く解くには、とにかく話をすることが大事です。どのように話しかければいいのか、会話のコツを紹介しましょう。
先手必勝。こちらから話しかける
相手も緊張しているため、話しかけるのをためらっています。それでは一向に緊張はほぐれません。まずはこちらから話しかけましょう。挨拶をしたら、すぐに会話を続けるのもいいでしょう。
緊張が高まる前に会話をすることで、相手もあなたのことを「気さくな人」と思い、すぐに打ち解けられるかもしれません。
相手の話を聞きながら質問をしていく
相手にいろいろな質問をしていきましょう。自分のことに興味を持ってくれている、と思わせることで、好印象を与えるとともに相手も気軽に話してくれるようになります。
ただし、質問だけを浴びせるだけでは、「本当に聞きたいと思ってる?」と不信感を抱かせてしまうので要注意。相手の話をしっかり聞いて、それについて質問をしていくことも忘れずに。
共通の話題を見つける
会話をしていくことで、共通の話題を見つけられたら、緊張も吹き飛んでしまう、ということも。共通の話題は盛り上がりますし、親近感がわきます。
同じ趣味や仕事での共通点などでなくてもOK。ニュースで話題になっていることなら、話しをしやすいですね。そこから話題が広がっていけば、緊張も忘れて楽しい時間を過ごせるでしょう。
暗い顔はNG。明るい表情を心がける
明るい表情で話をすることは重要です。相手が暗い顔をしていては、話しも途切れてしまいます。話しかけやすい雰囲気づくりも大切ですよ。笑顔の人ほどいい印象を与えられ、話しやすい人、と思ってもらえます。
さりげなく相手を褒める
緊張は自分が相手にどう思われているか、悪い印象を与えていないか、といったことを気にするために生まれる、と伝えしました。まずは相手を褒めてみましょう。
- 素敵な服ですね
- 優しそうですね
- 頼もしいですね
- 素敵な笑顔ですね
- お話上手ですね
など小さなことでも構いません。ちょっとしたことでも褒められるとうれしいものです。相手を褒めることで緊張が解け、好印象を与えることができます。ただし、褒めすぎると不信感を抱かれますので注意しましょう。
初対面の相手に好印象を残すコツ
自分に対する評価を気にしない、と言われても、初対面では好印象を与えたいものです。相手に好印象を与えるコツを紹介しましょう。
清潔感のある服装は好印象
まずは第一印象をよくすることです。そのためには服装に注意しましょう。ポイントは清潔感のある服装。就職活動でもよく言われることですが、清潔感のある服装は相手を気持ちよくさせ、好印象を与えます。
- 服に汚れがないか(襟やそで口、ランチで食べたパスタのソースなどに注意)
- 髪の毛は整っているか
- ネイルは派手すぎず、剥がれていないか
- メイクは濃すぎないか
- マスカラがにじんでいないか、口紅が歯についていないかなどメイクの乱れがないか
- 季節に合った服装をしているか
などといった点をチェックしましょう。また、白や淡いピンク、ベージュなどのカラーは清潔感を与えると同時に優しい雰囲気を出せるのでおすすめです。
好印象を得られる話し方
初対面では話し方に注意が必要です。話し方によって、誤解を招いてしまうことも。好印象を与えるには、相手が気持ちよく話せる雰囲気づくりが大事。そのために注意したいのは次のようなポイントです。
- あいづち
- あいづちをしてくれる相手には、もっと話をしたくなりますよね。相手が興味を持って聞いてくれている、と感じるからです。会話をする際には、
- 体を相手の方向に向ける
- うなずきながら話を聞く
- 相手の言葉をリピートする
といったことを心がけながら話を聞きましょう。
- 会話が続かない返答をしない
- 相手からの質問にイエスやノーだけで返答すると、会話がそこで終わってしまいます。そこから話をつなげることで、会話が成立します。
また、こちらからの質問をした際に、シンプルな返答で会話が終わりそうなときには、別の言い方をしてみたり、なぜその質問をしたのか理由を言ってみたりすると、いいでしょう。
1往復で終わるよりも、2往復続く会話の方が、気まずい雰囲気になりません。
緊張はお互い様。相手を怖がらずに会話をする
初対面で緊張しすぎると、本来の自分の姿や能力が発揮できないこともあります。緊張を緩和するには、相手を怖がらないことと自分をよく見せようとしないことが大事です。
緊張を早くほぐすには、まずは会話をしましょう。相手の言葉を待つのではなく、まずは自分から話かけることです。
自分をアピールするのではなく、相手に興味を持ち、話しを聞くことが大事です。そうはいっても聞きっぱなしにならず、さりげなく自分のことも話しましょう。
相手が共通点を見つけやすくなり、心を開きやすくなります。その結果緊張もどこかに行ってしまうでしょう。