嬉しかった妊娠も、いざ出産を迎えるとなるとわけもなく不安になってきたししますよね。
私も初めての出産の時はそうでした。
これまで経験したことがないので、どのくらい痛いんだろう、無事に終わるだろうか、様々な不安が出てきてしまうと思います。
でも大丈夫。みんな乗り越えてきているので、落ち着いていれば何とかなります。
初めての出産、怖さや不安を乗り越える方法をご紹介します。
Contents
出産の不安、怖さを乗り越えるための8つの方法
出産に対する不安、恐怖はみんな感じているものです。でも大丈夫、必ず乗り切れます。
1.母親学級に参加してみる
仕事をしているとなかなか時間がないかもしれませんが、ぜひ母親学級に参加してみてください。
出産はどうやって進むのか、ということをわかりやすく教えてくれます。これを知っていると知らないとでは、痛みの感じ方が違うと思うんです。
知らないと不安が大きくなってしまいますが、知識があればいたずらに恐怖を感じることもなくなります。
また、同じくらいの週数のママとも話せるので、不安な気持ちなどを吐き出すこともできると思います。
自分一人で不安を抱え込んでしまうのは良くないですね。
そうか、みんな初めてだと不安なんだなと知るだけでも気が軽くなると思います。
2.たった数時間のことだと思うようにする
たまに陣痛が丸1日続いた、というような人もいますが、本当にピークの痛みが1日続くわけではありません。
最初の方の痛みは子宮が断続的に収縮しているだけなのでそれほど強くはないです。
また、赤ちゃんが骨盤を通ってくる時の痛みのピークは数時間で終わります。
これから長く続く育児のことを考えたら、たった数時間のことですよ。
3.酸素を送れるのはママだけだと考える
出産の間は赤ちゃんも一緒に戦っています。母子ともに、命がけの戦いをしているわけですよね。
この間、赤ちゃんに酸素を送ってあげられるのはママだけなんです。
無事に出産できるかどうかは、赤ちゃん自身の産まれて来ようとする力と、ママのサポートにかかってるんです。
だから、しっかり呼吸をしないと。私も出産中はそれだけを考えていました。
助産師さんからは呼吸が上手と褒められましたが、痛みに気をとられるとつい呼吸を止めてしまうんですよ。
4.我が子も戦っていると思う
赤ちゃんは産道を通る時に頭蓋骨をゆるめたりして頑張って出てくるわけですよね。
狭い産道を通って、パパとママに会おうと頑張っているんです。
「我が子も頑張って出ようとしている」ということに意識を集中してみてください。
痛いけれど、私もがんばろう!という気持ちになれると思います。
5.赤ちゃんに会える喜びだけを考えよう
10ヶ月、お腹の中で大事に育ててきた赤ちゃんとようやく会える瞬間がやってくるんです。
こんなに待ち遠しい瞬間て、人生でそれほどないですよね。
我が子に会える喜びを考えたら、多少の痛みはきっと耐えられます。
6.大丈夫、「痛み」で死ぬ人はいません
陣痛、出産はたしかに痛いです。赤ちゃんとはいえ、頭囲は30cmほどあるのですから、あんなに大きな頭と体が小さな穴から出てくるんですよ。
痛くないはずはありません。
痛みは数時間後には消えるんです。本当に、不思議なくらいスーッと消えますよ。
それを信じて頑張りましょう。
7.リラックスして過ごすのが一番
初めての経験だと怖いですよね。わかります。私も1人目の時は、産まれる前になって急に不安に襲われました。
でも、そんな時こそリラックスして楽しく過ごすことが一番です。
だって考えても仕方ないのですから。考えて、不安に思って痛みが減るならいいですが、そうではないですよね。
ママがストレスを感じるのは赤ちゃんにとっても良くないことです。
それなら、会えるその日まで、どんな顔をしているのかなと楽しみながら待った方がずっといいと思いませんか。
8.パパとも話し合おう
夫婦二人だけの生活ももうすぐ終わりです。これからはにぎやかな毎日がやってきますし、また二人きりになるのはかなり先のこと。
だから、二人で色々話し合ういい機会です。
出産の不安は、出産の痛みなど直接的な不安だけでなく、ちゃんと育児ができるだろうかと産んだあとの不安もあると思うんです。
赤ちゃんのいる生活なんてイメージしにくいですよね。
そんな不安も、パパに話してみてください。
パパも初めてのことでわからないことだらけだと思いますが、不安だという気持ちを伝えるだけでも気持ちが楽になると思います。
初めてのことだらけで不安!出産はどう進むのか
簡単ですが、お産はどう進むのかということを知っておくと良いでしょう。
前駆陣痛
ちょっとした下腹部痛くらいの痛みで、大したことはありません。いつもよりちょっとお腹の張りが強いかな?という感じです。
本陣痛
お腹の張りが段々強くなってきて、赤ちゃんが降りてきます。産道を通ろうとする時が一番痛みが強くなります。
会陰切開
赤ちゃんが出てくる時に会陰が避けないように少し傷をつけて切開するのですが、麻酔もしてくれるし、切ること自体に痛みは感じません。
それよりも赤ちゃんが産道を通っている痛みの方が強いです。
ここを切ったからといってものすごくその瞬間に痛いということはないのであまり心配しないでください。
どちらかというと会陰切開は、産んだあとの方が大変ですから。傷がくっついて抜糸するまではドーナツクッションに座らないと、普通に座れません。
胎盤を出す
出産が終わったら、子宮の中に残っている胎盤を出すのですが、これはあまり痛くはないです。
痛いというよりは、お腹の中から何か引き出される、変な感覚ですね。
出産の後の疲労で休んでいる間にやってくれますから、あまり考えなくても大丈夫ですよ。
後陣痛
子宮が元に戻ろうとする時の、収縮する痛みです。初産の時はそれほど強くないと思います。
痛みが強い時は痛み止めをもらえますから、大丈夫ですよ。
3人出産してみてどうだったか。経験者からのアドバイス
私は3人出産していますが、3回とも出産の経過、かかった時間ももちろん違いました。
初めての時は破水から始まってしまったため、陣痛が来るまでに時間がありましたし、陣痛が始まってから出産までに10時間ほどかかりました。
それでも安産だと言われましたが、これで安産なら難産とはどれほどのものかと思いましたね。
2人目の時はラズベリーリーフティーを飲んでいたせいなのか3時間半のスピード出産でしたし、3人目も5時間ほどで出てきました。
陣痛の痛みは変わりませんが、出産は産んだ後の方が大変だということがわかっていた分、2回目、3回目は楽に感じました。
初めての時は痛みのピークがわからないので、
- どこまで痛くなるんだ
- あとどのくらいで出てくるんだ
と、陣痛室でキレそうになりました。
あまりの痛みに、「もうやめる〜!」と叫んでいたことを覚えています。
助産師さんが一生懸命「もう少しで出てくるからがんばって」と励ましてくれました。
しかし不思議なもので、赤ちゃんが出てきた瞬間に痛みって引くんですね。産まれてきた子を見たら、叫んでいたことも忘れましたよ。
大丈夫、何とかなる
痛みというよりも、無事に産まれてくるだろうかという不安は、経産婦になってもあります。
しかし、本番を迎えたら考えている暇などありません。
大丈夫、何とかなります。一度陣痛が始まったらもう止めることはできないので、ママが頑張るしかないんです。
そう思うと、何とか乗り切れるものです。
わからない痛みを想像しても仕方ない
産みながら思ったことですが、これは経験しないとわからない痛みなんだと。
だから、いろんな痛みに例える言葉がありますが、想像しても意味がありません。
痛みの感じ方って人それぞれで、私はかなり騒いでいた方らしいのですが、すんなりとおとなしく出産している人もいましたし。
もしかしたら、あ、こんなもんかと思うかもしれません。
だから、考えない方がいいと思います。
それよりは、
- 始まったら呼吸を止めない
- 助産師さんの指示通りにする
ということを落ち着いてやれば大丈夫です。
出産は、後の方が大変です
そうなんです。出産は、産んだ後の方がずっと大変です。
- 子宮が収縮する痛み
- 会陰切開の痛み
- 乳房の張り
- 眠れない辛さ
などが次から次へと襲ってくるわけです。出産の痛みなど赤ちゃんが出てしまった瞬間になくなりますから、忘れますよ。
でも子育ては産んだ瞬間から始まるので、こっちの方が大変。
会陰切開は人にもよります。私は3人目の時にはなしで出産できたので、すごく後が楽でした。
乳房の張りは産んでから1〜2日してすごくなるんですけど、もうカチカチで痛い。
胸が動くたびに痛いから、寝返りも打てない。これが数日続いたので、私はこっちの方が辛かったかもしれません。
退院するまでに出来るだけ眠りたいのに、胸が痛くて眠れませんでした。
子宮が収縮する痛みは、初産の時より2回目、3回目の方が辛いですが、痛み止めを飲めば乗り切れます。
痛みはすぐに忘れます。だから何度でも出産できるんです
不思議なもので、あれだけ痛がったにもかかわらず、忘れてしまうんですよ痛みって。
だから2人、3人と出産できるんです。もし本当に忘れられなかったら、産めないですって。
落ち着いて助産師さんの言う通りにすれば大丈夫。想像できないことはあんまり考えないのが一番だと思います。