懸賞、ポイ活、節約生活をはじめるならチャンスイット

出産をする年齢はどのくらいがベスト?働く女性の出産適齢期

更新

結婚しても仕事を続ける女性が増えてきました。そこで気になるのが、出産はいつすべきか?ということです。
子供は欲しい、でも今は仕事を頑張りたいから長期で休むのは避けたい。出産か仕事か、選択を迫られている人も少なくないと思います。
結婚と違って出産はリミットがあるので、いつまでも先延ばしにするわけにもいきません。
出産に適した年齢があるのか、リミットはどのくらいなのか、働く女性の出産適齢期について考えてみました。

20代で出産することのメリットとデメリット

20代で出産することのメリットは、ズバリ体力があること。デメリットはキャリア形成ができていないことです。

早すぎるとキャリア形成ができない

20代といっても前半と後半では少し状況が違ってきますね。
20代後半(28〜29歳くらい)なら、大学を卒業して新卒で入ったとしても5年ほどの社会人経験があります。
そのくらいあれば、多少なりとも実績を残すことはできるでしょう。

しかし20代前半となるとどうでしょうか。まだ入社して1〜2年では、仕事に慣れるのに精一杯で実績どころではありませんよね。

実績のない状態で育児休業をとってしまうと、復帰後もまだ新人扱いかもしれません。

早く出産すると生涯賃金が下がってしまう可能性

女性の賃金上昇率は元々緩やかですが、早い時期に育児休業をとることによって、その上昇率がさらに緩やかになってしまう可能性があります。
先ほども話した通り、20代前半で出産した場合、まだそれほどキャリアが積み上げられていません。

仕事に復帰しても、元のポストに戻れるとは限らず、時短勤務などをすると誰でも出来るような軽作業や資料整理の仕事に回されてしまうこともあります。

それでもまだ復帰できればいい方かもしれません。
残業ができないことから正社員としての復帰が難しく、仕方なく契約社員などで仕事に戻る人もいます。

いわゆる「マミートラック」といわれる状況で、仕事に復帰しても仕事内容が限定されるなどして昇進や昇級が見込ないために、キャリアとは無縁になる可能性があるのです。

実際アメリカでは、第一子の出産年齢を1年遅らせるごとに賃金が3%上昇するというデータもあります。
たしかに遅い出産の方が仕事の実績もあるため復帰がしやすいですし、復帰後の仕事もそれなりに責任のある仕事を任せてもらえる可能性は高いです。

早く出産しても仕事は頑張り次第

早い時期に出産する場合、休むまでにどれほど仕事を頑張るか、ということにかかっていると思います。
大きな仕事で実績を残すことは難しくても、人柄を認めてもらうという方法があります。

  • うちの会社にいて欲しい
  • 是非戻ってきてまた頑張って欲しい

周りの人にそう思ってもらえるようにするにはどうするか。

人が面倒だと思う仕事を積極的に進んでやるとか、自分が手が空いている時は「何かお手伝いすることはありませんか」と声を掛けるとか、仕事に対する意欲や熱意を示すことが大切でしょう。

周りとの信頼関係がしっかり構築されていれば、大きな仕事に携わっていなくても「戻ってきて欲しい」と思われる人材になることはできます。

体力的なことを考えると若い方がいい

出産と育児は本当に体力勝負です。そこに仕事が加わるのですから、本当に大変なんですよ。
私も、子供を寝かしつけている時に自分も寝落ちしてしまうなんてしょっちゅうでした。
疲労度を考えると、やはり体力がある20代というのは出産に適していると思います。
ここは考え方ひとつで、体力さえあれば復帰してからも頑張れると思えば、若さを武器に戦うこともできますよね。

30代で出産することのメリットとデメリット

30代は仕事のやり方もそれなりに確立されてきて、なおかつ賃金も少し上がっている年齢ですね。
出産にはベストかもしれません。

仕事の基礎ができて貯蓄もできる30代

20代のうちはがむしゃらに仕事をしてきたという人は、30代になってそれなりに責任のある仕事も任されてきているのではないでしょうか。

会社の中でも必要な人材であるという認識を持ってもらっていれば、育児休業から復帰しても元のポストに戻れる可能性は高いと思います。

仕事のやり方もわかっているので、自分が休んでいる間どうするかという計画も立てやすいでしょう。
また、入社時よりは多少なりとも賃金は上がっていると思いますし、貯蓄も少しできていますよね。
仕事とお金のバランスが一番いい年代かも知れません。

年齢を重ねるほど妊娠率が低下する

ただし、出産にはどうしてもタイムリミットがつきまといます。

30代も前半と後半では産みやすさが違う。後半は妊娠率ががくっと下がるんです。子供が欲しいと思った時に、タイミングよく授かるとは限りません。

30代前半ならまだ体力もありますが、30代後半になると徐々に体力も落ちていきます。
仕事の方は順調でも、妊娠出産がスムーズにいかない可能性は高いのです。

40代で出産することのメリットとデメリット

かつては40代で出産するとかなり遅いと思われていましたが、今では珍しくもなくなりました。
ただ、リスクが高くなることは現実問題としてあるので、仕事のことも考えつつ、自分や赤ちゃんの健康問題も考えなくてはいけない年代です。

経済的に安定しているのは遅い出産

出産や育児にはお金がかかります。

出産一時金など公的に給付されるものもありますが、産んでからもらうものですから、産むまでにある程度まとまったお金が必要です。

妊婦検診も高いですしね。毎回バカにならないお金が出ていきます。
若いとそれほど貯蓄もないですし、仕事を休んでいる間の生活費も心配になるでしょう。
その点、ある程度収入のある40代ならお金の心配は少ないかもしれません。

仕事に復帰しやすい

40代であれば自分のキャリアもある程度確立されていて、休んでいる間にどうすればいいか、復帰してから何をするべきかという展望を持ちやすいかもしれません。
もちろん会社の体制にもよりますが、戻るところがないという不安が少ない年代だといえるでしょう。

40代はハイリスク出産

一番気になるのは高齢出産でのリスクです。
妊娠中のトラブルや胎児の病気など、たしかに数字だけを見ると若い世代よりはリスクがかなり高くなるのは事実です。
また、20代と比べればどうしても体力がありません。
出産後の数ヶ月、十分眠れない中での育児はかなりきつくなるということを覚悟しておいた方が良いでしょう。

働く女性が出産する年齢はどのくらいが理想なのか

私は30歳、35歳、40歳で3回出産していますので、あまり若くはないですが、幅広く経験しているともいえます。
それぞれに、メリットデメリットがあったように思います。
若ければ体力はあるが、お金がない。年齢が上がると、お金はあるけれどリスクが高い。
ただ、リスクというのは若ければない、というものでもないのです。
私は40歳の出産の時に切迫早産で入院しましたが、「やっぱり年齢が高いからですか」と病院で聞いたところ、全く関係ないといわれました。
たしかに妊娠中のトラブルで入院している人の中には、私よりもはるかに若い人もいました。
ですから、統計上はリスクが高いけれど、それが必ずしも自分の身に起こるとは限りません。
しかし体力的なことを考えると若い方が断然いいと思います。
体力や仕事とのバランスを考えると、20代後半〜30代前半が理想ではないかと思います。

マミートラックの危険はどの世代にもある

出産と同時に簡単な仕事に回されてしまう、という事態はどこの会社にもあるようです。
むしろ、今まで通りに責任のある仕事を任せてくれる会社の方が、日本ではまだ少ないのかもしれません。
私も、最初の出産の時は、復帰と同時に早く帰れる部署に異動になりました。
別に希望していたわけではありませんでしたが、残業ができないと判断されての異動だったのでしょう。
それでやる気をなくしてしまう、将来が見えなくて頑張る気持ちを失ってしまう女性は多いと思います。

マミートラックの危険は20代だけでなく、30代、40代にもあります。どうすればそのトラックに陥らずに済むのか、ということを考えて仕事をしていく必要がありそうです。

仕事は休むまでの頑張りが大事

会社として、女性にも積極的に責任あるポストを任せようとするところは、まだまだ多くないと思います。

でも出産しても仕事をバリバリやりたい、やりがいのある仕事がしたいと思うなら、その状況を自分で変えていくくらいの気概が必要かもしれません。

あきらめないで、少しでも復帰後に理想の仕事が出来るよう、休みに入るまでどれだけの頑張りを見せられるか。
それができるなら、どの年代で出産しても仕事を続けていくことは可能だと思います。

どの世代にもあるメリットとデメリット

日本は本当に、働きづらい社会です。出産した女性にも、今までのように残業するスタイルか、もしくは辞めるか。2択を迫るようなところもありますよね。
うまく復帰できたとしても思うような仕事ができないかもしれない。それのリスクは、どの年代にもあると思います。
ただ、子供ばかりは欲しいと思った時に授かるとは限りません。
それでタイミングを逃してしまって子供が欲しかったのにそれが叶わなかったとなるよりは、「どの年代が理想か」ということはあまり考えない方が良いのではないかと思います。
どの年代にもメリットとデメリットがあるので、それをどうやってメリットに変えていくかは自分次第です。

この記事をシェア

 
チャンスイット