退職して後悔しないために。仕事を辞めるときの注意点

会社での人間関係に嫌気がさして退職する、というケースは多いものです。また、反りが合わない上司とケンカになり、勢いで辞めてしまった、ということも少なくないでしょう。退職する理由は人それぞれです。

ストレスを溜めたまま仕事をしても、体を壊してしまうだけです。しかし、会社を辞めること以外に本当に選択肢はなかったのでしょうか?少し経ったら、トラブルの原因が解消され、「ああ、辞めなければよかった」と後悔することもないとは言えません。

退職の原因や理由によっては、どこの会社に就職しても同じことを繰り返すこともあります。こんなことなら前の会社の方がよかった、と後悔しないためにも、退職する際には再度、チェックした方がいい点を知っておきましょう。

辞めてから知る前の会社の魅力。退職して後悔する原因

その時は辞めることばかりを考え、退職したらどれほどスッキリするか、という思いで会社を辞めた後、他の会社に就職したら前の会社の方がよかった、と思うことがあります。退職をして後悔するケースについてまとめてみました。

隣の芝生は青かった。転職先がもっと悪い職場環境だった

転職を後悔する理由として多いのが、転職先が思っていたような職場ではなかった、ということです。

現在の仕事がつらかったり、福利厚生が手厚くなかったりすると、他の会社の仕事内容や充実した福利厚生に憧れることはよくあることです。

辞めたいとばかり思っていると、そのときの職場の悪い面ばかりを見てしまいがち。そのせいもあり、他の会社がよく見えてしまうのです。

就職情報誌などの採用情報に掲載されている福利厚生制度を見て、今よりもっと快適に働ける職場がある、とよく調べずに転職すると後悔することになります。

上司とケンカした!勢いで退職をしてしまう

上司や同僚とケンカをしたり、人間関係が悪化したりすると職場にいたくなくなるものです。ストレスが溜まり、ついケンカになってしまい退職してしまう、ということも。

後先考えずに感情だけで辞めてしまうと、後味の悪い退職になります。転職活動も嫌な気持ちを引きずったまましなければなりません。

親の介護や夫の転勤など家庭の事情でやむなく退職

親を自宅で介護しなければならなくなると、仕事との両立が難しくなることがあります。また、夫の転勤についていかなければならなくなったり、夫が転職して引っ越しが必要ことになったりすると、自分も今のままではいられなくなることも。

そのときにやりがいを感じて仕事をしていたり、役職についてバリバリ仕事をこなしていたりすると、尚のこと、退職後も残念な気持ちを引きずってしまうことがあります。

次の仕事が見つからないなど転職がうまくいかない

転職先なんてすぐに見つかる、と安易な気持ちで退職すると、なかなか思うような転職先が見つからない場合があります。

せっかく転職するのだから、という気持ちも手伝い、前の会社よりも給与が高く、休みも多く、など要望も多くなってしまうのも転職先が見つからない要因です。

すぐに転職できると転職活動をしていると、アッという間に時間が過ぎ、いつまでも無職のまま、ということも。そのときに、「やっぱり辞めなければよかった」と後悔することもあるのです。

退職しても後悔しないために!辞める前に確認すべきポイント

一度辞めてしまったら、どんなに後悔しても元の会社に戻るのは難しいものです。例え戻れたとしても、周りの視線が気になり、居心地が良いものではないでしょう。後悔しないためにも、退職する前には次の点をしっかり確認しましょう。

辞めたい理由を再度考え、解決策がないか検討してみる

今の職場を辞めたいと思っている理由は何でしょうか?

  • 仕事内容が合わない
  • 休みが少ない
  • 残業が多い
  • 人間関係がうまくいっていない
  • 給与が低い
  • 仕事量が多くて毎日忙しい

などといったことが、転職の理由においては多いものです。しかし、転職したからといって、すべてが解決できるとは限りません。転職先によっては、もっと悪条件のもとで働かなければならない可能性もあります。

まずは、社内で解決できるかどうかを検討してみましょう。上司に相談してみたら、仕事内容を変えてくれたり、部署異動をさせてくれたりするかもしれません。

また、仕事量が多かったり、人間関係がうまくいかなかったりするのは、会社ではなく自分自身に問題があることも。仕事に関しては、

  • 仕事のやり方を変えてみる
  • 仕事を整理し、誰かに頼める仕事は他にまわす
  • 上司に相談して仕事量を減らしてもらう

など、できることがあれば実行してみましょう。

人間関係においては、自分の言動や行動を振り返ることが必要かもしれません。もし、退職理由が人間関係だけで、仕事内容などに満足している場合は、その職場を辞めてしまうのはもったいないことです。

確かに人間関係は職場において重要課題です。だからこそ、そこで解決しない限り、他の会社に行っても同じことを繰り返すことも考えられます。

会社での自分がどういった態度で、どのようなコミュニケーションを取っているか、確認してみましょう。

  • 挨拶をきちんとしていない
  • 忙しいオーラを常に出している
  • 相手の話をよく聞いていない
  • 自慢話ばかりしている
  • 人の悪口ばかり言っている

などといったことはありませんか?人間関係を良好にするには、最低限、周りの人が気を悪くする言動や行動はしないようにしましょう。

自分以外の理由で退職しなければならない状況を柔軟に考える

仕事は順調で職場も快適なのに、家庭の事情で仕事を続けていけなくなることがあります。家族が入院したり自宅で介護をしなければならなくなったりすることもあるでしょう。または、旦那さんの仕事の関係で遠方に引っ越しをすることになることも。

仕事を続けたいのであれば、家族で話し合い仕事が続けられるような環境づくりが必要です。また、職場においても、短時間勤務などが可能かどうか、相談してみるといいでしょう。

そういった状況になったからといって、必ずしも退職しなければならないわけではありません。家族の協力や社会資源などを活用したり、職場で柔軟な対応がしてもらえるかどうかを確認してみたりすることをおすすめします。

在職中に転職先を決めてから退職をする

さまざまな状況や自分の意志を確認し、やはり退職を考えるなら、在職中に次の転職先を決めておいた方がいいでしょう。スキルやコミュニケーション能力など、申し分ない人でも、タイミングや条件が合わなければ、希望通りの転職ができません。

なかなか転職先が決まらないと、経済的な余裕がなくなったり、あせりが出てきたりして、理想の職場に転職できないこともあります。

在職中の転職活動は時間に制限があるなど、苦労も多いでしょうが、気持ちに余裕を持って自分の希望の転職先を探すことができるでしょう。

退職した方がいい場合も。ブラック企業かどうかを確認してみる

ブラック企業と言われる会社に勤務している場合、長く勤めていると体を壊してしまうこともあります。ハラスメントがあったり、残業代が支払われないなど、ストレスになったりするようなことが多い会社は、退職を考えた方がいい場合もあり、辞めても後悔しないでしょう。

  • 長時間労働や残業が多い
  • 有給休暇を取らせてもらえない
  • 休日出勤が多い
  • 給与が極端に少ない・サービス残業を強いられる
  • 退職者が多い
  • パワハラ・セクハラがある

などといった職場環境は快適に仕事をすることができません。早めに転職を考えた方がいいでしょう。

退職はしようと思えばできるもの。後悔しないためにも勢いで辞めない

会社を退職するのは難しいことではありません。ただし、ただ「イヤだから」「仕事がつらいから」などといった漠然とした気持ちで辞めてしまうのは危険です。

仕事上での苦労や人間関係における問題は、どこの会社に行っても多かれ少なかれあるものです。今の会社を辞めたからといって、すべてが解決されるわけではありません。

退職や転職を考えるときには、現在の会社のデメリットだけではなく、メリットも併せて考えましょう。さらに、社内で解決できることがあれば、行動を起こしてみるのも一つの方法です。

勢いだけで辞めてしまわず、冷静に客観的に職場環境と自分の仕事に対する思いを考えたうえで行動をすることをおすすめします。

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