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転職活動を始めるベストな時期は?年代や勤続年数から考える

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企業で働いていると、ステップアップしたり、あるいは違う分野でチャレンジしてみたいと、転職を考えるのはよくあること。
あるいは勤めている会社の業績が悪くなったり、ブラック企業で労働条件が過酷など、やむを得ず転職をしなければならないこともあるでしょう。
転職しようと思ったとき、多くの人が悩むのはそのタイミング。個々の置かれた状況で差はありますが、転職に有利な時期や、タイミングによって多少の損得があることは確かにあります。

それを踏まえた上で転職活動を行うと、よりスムーズに進めることができるかもしれません。そこで今回は、転職活動に適した時期について考えていきましょう。


企業の採用が多いのは3~4月と、9~10月

一般的に企業の中途採用の募集が多いのは、3~4月と9~10月。3~4月は年度切り替えに従う退職者の補充や新規事業のスタートなど、9~10月は下半期が始まるのに従い、年度途中で始まった事業の人員補充などで人材確保が必要になるためです。

9~10月なら、お盆休みを利用して求人をリサーチしたり、履歴書を書くなど、じっくり転職活動の準備を整えることもできます。

この時期は普段中途採用の募集をかけないような企業も募集をかけていることがあるので、狙い目ではあります。ただ、募集の門戸が広がる分、応募者も多く競争率も高くはなります。

新卒から2~3年後か、早期退職して第二新卒を狙うか

厚生労働省の調査「新規学卒者の離職状況」によると、2013年の新卒者のうち大卒の約3割、高卒の約4割が3年以内に離職しており、最近は転職を考える人は早めに行動に移していることが分かります。
ただ、企業が欲しがるスキルを培うにはある程度の期間が必要ですし、短期のうちに職を転々としていると「忍耐力がない」と見なされることもあります。できれば新卒で就職してから、2~3年は頑張って実績を積み、時期を見計らうのがベストです。

ただ、就職した先がブラック企業で、労働環境が劣悪なら、心身の健康を保つためにも少しでも早く転職した方がいいでしょう。経験が浅い場合は「第二新卒」の枠を狙うのもおすすめです。

第二新卒の場合は、若い層の柔軟性とポテンシャルを期待するため、専門的なスキルを求めないという企業も多くあるようです。

退職する時期により、経済面で損得が生じる場合も

退職する時期により、経済面で多少の損得が生じる場合があります。後で気付いて後悔しないよう、できれば以下のタイミングは頭に置いておいた方がよいでしょう。

  • ボーナスの時期
  • 退職金が支給される勤続年数
  • 失業手当給付期間から見た勤続年数条件
とはいえ、これらの条件をクリアする時期に、希望する企業が募集をかけているとは限りません。条件のいい募集があれば、多少損をしてもすぐ転職する方が、長い目で見れば得になるのかもしれませんね。

年齢制限の区切りにかかりそうなら、早めに活動を

中途採用の募集でも、職種やポジションにより多くの場合年齢制限がかけられています。
年齢制限の区切りで多いのは、25歳、30歳、35歳。現在24歳、29歳、34歳の人は転職活動を急いだ方がいいかもしれません。

転職活動を始めるのは在職中or退職後どちらがいい?

転職活動は在職中から始めるか、退職後にじっくり取り組むか迷うところではないでしょうか。実際、転職した人は在職中から活動していた人が多いようです。
失業保険が出るタイミングも退職後すぐではありませんし、経済的にも空白期間は短い方が安心。それに退職後から始めてもすぐに転職先が見付かる保証はありません。職に就いていない期間が長いと、企業側の印象が悪くなる可能性もあります。
できれば在職中に会社に転職の意思を示し、有給休暇の消化や引き継ぎを行いながら転職活動を行うのがベスト。
しかし、なかなか上司に切り出しにくかったり、それを許してもらえないような職場環境もあるでしょう。その場合は有給休暇やフレックスタイム制を活用するなどして、時間を上手く融通しながら、会社には内密に転職活動を進めるしかありません。

有休休暇が取りにくい、忙しすぎて時間が融通できないという人は、退職後にじっくり転職活動に取り組んでも構いません。ただし、だらだら続けるのはよくありません。できるだけ半年以内に転職先が決まるよう、強い意志を持って活動するようにしましょう。

年代別に見る転職のタイミングと、求められるスキル

転職したい年代によっても、適した時期や求められるスキルは異なります。以下に詳しくご紹介していきますので、参考にしてくださいね。

20代転職希望者がおさえておきたいポイント

まだ転職の門戸も広い20代。キャリアが浅い人は「第二新卒」を狙って、新たな道にチャレンジしてもいいでしょう。
ただ、職歴が派遣社員やアルバイトばかりの場合は、第二新卒ではなくフリーターと見なされることも。志望する業界によっては、ある程度勤続年数を重ね、実績やスキルを身に着けてから活動を始めた方がいい場合もあります。

また25歳から29歳ぐらいは転職を希望する人も多く、募集も多いかわり競争率も高くなります。転職活動を成功させるためには、企業にアピールできる前職での実績や専門的なスキルがあるのがベストです。

30代転職希望者がおさえておきたいポイント

30代の中途採用者に求められるのは「即戦力」。募集も欠員補充がほとんどなので、転職に適した明確な時期はありません。
転職すると決意したら、希望の分野や職種の募集をこまめにチェックし、いつでも応募できるように態勢を整えておきましょう。場合によっては、転職エージェントなどを利用するのもよいでしょう。

また30代は企業でも中堅社員扱い。歳を重ねるほど高いスキルが求められ、マネジメント経験や役職の有無が採用に左右される場合もあります。もしマネジメントや管理職の経験がない場合は、なるべく早く転職活動を始めた方がよいでしょう。

40代転職希望者がおさえておきたいポイント

自己都合での退職の場合、雇用保険の加入期間が9年11ヶ月間と10年間では、失業保険が給付される期間に30日間差ができるので、在職期間は事前にチェックしておきましょう。

40代ともなると、管理職から管理職への転職が中心になるので、転職求人サイトからの応募ではなかなか適した募集が見付かりません。
自分のスキルや求める条件にマッチした転職先を見付けるため、転職エージェントなど内情に詳しい専門家と相談しながら時期を見計らうとよいでしょう。

年代に合った活動のしかたで、転職を成功に導こう

いかがでしたか?転職といっても20代、30代、40代と取り巻く状況はまったく違いますし、年齢が上がれば上がるほど、時期やタイミングよりその人の持つスキルそのもので採用が左右されるようになります。

まだ20代なら募集も多いので、できるだけ有利に活動が進むよう、適した時期を見計らった方がよいでしょう。一方、30代、40代ならいつ条件にぴったりの募集があてもいいよう、企業が必要とするスキルを磨いておく必要があります。

皆さんの転職活動が成功するよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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