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共働きなのに貧乏と思う原因はこれ!貧乏感を解消する方法

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夫婦共働きでそれなりの収入があるはずなのに、今月も赤字。
貯金残高は思うように増えないし、働くだけ働いても、なんだか暮らしを楽しめていないような・・・。
「共働きなのに、うちって貧乏だなぁ。」 そんな風に感じている人はいませんか?
生活できないほど貧しいわけではないけれど、いつまで経っても貧乏感から脱却できないという人は、意外と多いんです。
「そんなに贅沢していないはずなのに、なぜ?」そう思いますよね。でも、貧乏に感じてしまう原因は、必ずあるはず。
今回は、一日も早く貧乏感から解放されるため、「共働きでも貧乏に感じる原因とその対処法」についてお話したいと思います。

「貧乏」に年収の基準はない

「貧しく乏しい」と書いて貧乏。貧乏って口に出すだけでも、なんだか寂しい気持ちになりますよね。そもそも貧乏とは、どのような状態のことでしょうか?
「貧乏」という言葉を辞書で調べると「財産や収入が少なく、生活が苦しいこと」とあります。でも、その基準は明記されていません。
国が定めている生活保護基準の「最低生活費」の全国平均は327万円。では、これを下回ると貧乏と言えるのでしょうか。年収300万円の人なんて大勢いますよね。
国税庁が発表した「平成28年分民間給与実態統計調査結果」によれば、給与所得者の年間平均給与は422万円で、これを男女別にみると、男性521万円、女性280万円だそうです。女性は生活保護基準の最低生活費を下回っていますが、それほど多くの人が貧乏だと感じているのでしょうか?そんなことはありませんよね。
実は貧乏に年収の基準なんてないんです。
いくら収入が多くても、支出が多ければ貯金額は少なくなり、貧乏だと感じます。逆に、収入が少なくても、衣食住満足のいく生活を送り、貯金をしながら幸せな生活を送っている人もたくさんいます。

収入があっても「貧乏」に感じる2つの原因

平成29年の国民生活基礎調査の生活意識調査によれば、全世帯のうち55.8%の世帯の人が「生活は苦しい」と答えています。
この結果には共働き世帯もいれば、世帯主だけが働いている世帯も含みますし、高齢者世帯も含みますが、こんなにも多くの人が生活に苦しさを感じているんです。
では、貧乏だと感じる人に共通していることはなんでしょうか?それは2つあります。
一つは、「自分の貯金額や将来に対し不安を抱いている」ということ。
そしてもう一つは、「衣食住において何かしら欲求不満である」ということです。
共働きで世帯収入が多くても、この2つを満たし、貧乏だなぁと感じている人は大勢います。これが貧乏だと感じる原因なんです。
ですが、原因が分かったら、その2つを改善すれば、貧乏だと思わずにいられるということですよね!
もちろん、短期間で改善できることではありませんが、ちょっとしたことを実行するだけで、もう貧乏だと思わずに済むかもしれません。

将来に対する不安を解消しよう!

一つ目の原因は、「自分の貯金額や将来に対し不安を抱いている」ということでした。
貯金額が少ないこと自体が不安の種という人もいますが、具体的にいくらの貯金があれば安心できるか、貯金目標を考えたことはありますか?10年後、20年後を見越した将来設計や貯金計画はできていますか?
お金に関わらず、何でも計画は大切ですよね。なんの計画もなく、行き当たりばったりだと、想像もしていなかった結果になることもあるものです。
計画を立て、それに向けて着実に進んでいるという実感を持てれば、何も考えない状態の時と比べて、格段に前向きになれます。
たとえ今の貯金が少なかったとしても、先の見えない不安が解消され、将来に向けて階段を上っている安心感があるので、貧乏だと感じずに済みますよね。
まずは、自分達が望む生活を送るために、いくらのお金が必要で、そのために何をすべきか考えましょう。

①まずは家族で理想の暮らしを話し合おう!

子どもの進路はもちろん、家を買いたい、旅行に行きたい、老後の暮らし方など、家族みんなで理想のライフプランや夢を話し合いましょう。貧乏感から脱却するためには、夢を抱くことはとても大切です。

②家計の現状を見つめよう!

夢を現実のものにするために、具体的な目標を立てなければなりません。そこでまず大事なのは、家計の現状を見つめ、家計の問題点を見つけることです。
家計簿などから現在の家計の収支状況を把握し、資産や負債総額を整理します。そして、理想の暮らしを実現するためにライフプランの予算を立て、先々まで時系列にそって家計の収支計画を立てます。

③家計の課題を見つけよう!

②で立てた収支計画をもとに、理想の暮らしを叶えるため障壁となっている課題を見つけます。
今のままの生活スタイルや収支状況で、30年後、40年後先まで生活は安定しているのか?夢を実現させるためには、いつ頃、いくらのお金が必要なのか?
貯金が底をついてしまわないか?病気や万が一のことがあった時、リスク管理はできているか?そのような事に着目して考えます。

④改善策を考えよう!

課題が見つかったら、それを解決するために家計の改善策を検討します。
収支がマイナスになる年が続いている場合は、収入も支出も根本的に見直す必要がありますし、住宅等大きな買い物をする時にマイナスになる場合は、ローンの計画や買い方そのものを考え直す必要があります。
家計収支をプラスにする方法は、大きく分けると「収入を増やす」「支出を減らす」「資産運用をする」の3つです。 一番手っ取り早くできることは、やはり「支出を減らす」ことですよね。
細かい節約も大切ですが、それ以上に、継続して支出し続けるような固定費を見直し、無駄を省くことが重要です。住居費や通信費、保険料や自動車関連費用など、毎月の支出項目の中で大きな割合を占めているものの経費を削減できると、大きな家計改善が見込まれます。

⑤あとは計画に沿って、実行するのみ!

改善策まで考えたら、あとは計画に沿って実行するのみです!計画的に着実に一歩一歩進んでいきましょう。
ただ、人生は計画どおりにいかないこともありますよね。ですので、定期的に見直すことも大切です。時代の流れや、自分の生活に合わせて、軌道修正しましょう。

足るを知れば幸福感アップ!欲求不満を活力に変えよう!

原因の2つ目は、「衣食住において欲求不満である」ということでした。
京都の龍安寺にある石のつくばいには「吾唯知足」という4つの文字が刻まれています。これは、「私はただ足ることを知るだけである」という意味で、人を羨んだり、欲深くなく、現状に満足する人は心が穏やかでいられるという解釈ができます。
明日を生きるほど生活に困っている人は「足るを知る」なんて言われたら頭にくると思いますが、共働きで働き口があるということは、ある程度の収入はあるはず。
自分が貧乏だと思っていても、実際のところ、食べ物や着るものにも困らず、寝る場所があるという人は多いです。
ただ、せっかくのお金をギャンブルに費やしたり、お酒やたばこなどの嗜好品に使いすぎてしまったり、ブランド品を買い集めたり、必要以上に欲求を抱くことで生活が苦しくなってしまうという人もいます。
欲求は人を奮起させる活力になるものですから、向上心を生み、頑張るモチベーションになりますが、必要以上に欲求を抱くことは、かえって自分を幸福感から遠ざけてしまうこともあります。
「貧乏だと思っていたけれど、実は、あれも幸せ。これも幸せ。」と幸せの数を数えて、貧乏感に苛まれず、前向きに人生を楽しみたいですね。

共働きだから得られる将来の安心感がある!

今回は、共働きなのに貧乏に感じる原因とその対処法についてお話しました。
「共働き」って夫婦で共に働かなければならないほど、生活が困窮しているとも考えられますが、別の見方をすれば、夫婦で共に働き口があり、健康で働ける境遇にあるとも捉えられます。
共働きをすることで、世帯収入は大幅にアップしますし、将来夫婦どちらかが倒れても収入ゼロになることはないのでリスク管理にもなります。
「共働きするほど貧乏だ」とマイナスに捉えず、「将来への安心感を積み立てている」とプラスに考えたら、明るい気持ちになれますよね!
ただし、働き方に関わらず、無駄遣いや無計画な出費は禁物です。二人で働いているから安心だと思いすぎて、お財布の紐が緩んでしまうこともあります。
せっかく働きに出たのに、子どもを預ける保育料が高くて手元にお金が残らない。被服費や外食費が増えてしまった、なんてことも。
そんなことにならないよう、将来へ計画性を持ち、安定した家計管理を目指して、貧乏感から脱却しましょう!

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