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長所と短所を面接で聞く理由と答え方。具体的な内容を伝えよう

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面接の場面で必ずと言っていいほど聞かれる定番の質問「あなたの長所(短所)を教えてください」。なぜこの質問をするのか疑問に思ったことはありせんか?
この記事では長所と短所を面接で質問してくる理由と、質問の答え方のポイントをご紹介していきます。
長所と短所を聞くのは、自分を客観視できているかなどを見極めるためのもの。いかに自分を性格や強みを簡潔に表現するかが問題になります。答え方のポイントは大きく分けて4つなので、あらかじめ用意した答えを見直すときに役立ちます。
「なぜ長所と短所を聞いてくるのか疑問に思う」という方や、「頑張って伝える努力はしているが、イマイチ相手に伝わっていない」と感じている方に読んでいただきたい記事です。

面接官が長所・短所を聞く理由は、自己分析ができているかどうか

「あなたの長所と短所はなんですか?」以外にも、「自分の性格を端的に教えてください」など、なぜこんな事を聞くのか疑問に思いますよね。面接官がこれらを聞いてくるのは、

  • 自己分析が客観的にできているか
  • 募集している職種に性格が合っているか
  • 自社の雰囲気と合っていか

これら3つのポイントに、応募者の長所・短所がマッチしているかを見極めるためなのです。
たとえば長所を聞かれ「私の長所は、自分の意志を分かりやすく相手に伝えることです」と言っていたのに、後の質問で曖昧な分かりづらい返答をしてしまったとします。この時点で自己分析ができていないと判断されかねません。
また、協調性を重んじる人物を募集しているのに「どんな場面でもリーダーシップを発揮するのが長所です!」とアピールしてしまうと、どんなに素晴らしい長所でも逆効果になってしまいます。

短所を聞くのは向上心があるか否かの判断材料

企業によっては先に長所を聞いてきて、後から短所を聞いてくるパターンや、長所のみの場合もあります。
自分の長所は言いやすいですが、短所は弱点や欠点をさらしているようであまり言いたくないかもしれません。しかしこれも大切な質問で、長所と同じく自己分析ができているかの指針になっています。ほかにも、

  • 短所がどのように仕事に影響するのか
  • 短所を克服しようと努力しているのか

というのも見極めてきます。短所は裏を返せば長所と同じです。伝え方さえ間違えなければ、強力なアピールポイントとなります!

「短所はありません。」と答えたい気持ちになりますが、カンペキな人間はいないので、「自分を客観視できていないだけ」と思われてしまうでしょう。見てくるポイントをおさえ、自分の短所をカバーするような伝え方をしましょう。

具体的で簡潔な文章がベスト!長所と短所の分かりやすい伝え方4つ

自分の長所と短所を分かりやすく伝わるポイントは以下の4つ。これらのポイントをふまえ、発言する内容(文章)を組み立てて面接に臨みましょう。

長所(強み)は一つだけに絞って伝えよう

長所がたくさんあることは良いことですが、多すぎても分かりづらいです。「自分は社交的で、柔軟性があって、努力家でもあって…」などでは、聞かされる側はうんざりしてしまいます。
自分がアピールしやすい一番の強みを選びとってから話す内容を考えるのが大切です。そのとき、企業が欲してい人材とマッチした長所を選びましょう。

結論はすぐに出す。文章の組み立ても大切に

たとえば「私は改善点をすぐに出し、すぐに実行に移せます。なので、長所は行動力があることです」という結論を最後に持ってくる話し方はやめておきましょう。なにが長所なのか最後まで聞かなければならないため、分かりづらいです。
文書を組み立て直すなら「私の長所は行動力があることです。改善点をすぐに出して、実行に移せます」始めに結論を持ってきて理由を述べるのが、伝わりやすい言い方です。

抽象的な言い方はNG!内容は具体的に伝えよう

たとえば長所は何かと聞かれ、「私はコミュニケーションスキルが高いです。初対面の人でも話しかけられます」と答えたとします。
この例文は良い印象に捉えられますが、面接官の視点に立てば「コミュニケーションスキルが高いという根拠はなにか」が分かりません。具体的な内容や他者の評価などを加えて伝えてみましょう。
例文の後に、「相手の立場を考えながら、何が好みなのかを導き出すのが得意で、新規のお客様であっても交渉が円滑にでき、信頼を得ることもできました」などを加えることで、入社した後の働く応募者を想像しやすくなります。

「長所を生かせるように○○をしています」という言い方にも少し情報を加えてみましょう。長所を伸ばすことでどのような成果があったかを数字を使って具体例を出してみたり、これをやったことでどんな利点があったかを詳しく伝えます。

短所の伝え方は慎重に。克服していくことを伝える

短所の伝え方は難しく、選択は慎重でなければなりません。
たとえば「私の短所は周りに流されやすい部分で、意見を周りと合わせてしまいます。」と発言を終えないように、続けてどのように短所と向き合い、克服しようとしているかを伝えます。
例文の直後に「この流されやすい面を直そうと、自分の中で疑問をしっかり考えて意見を固め、恐れず意見を言えるように努力しています。」
と、言うことで短所を自分なりの工夫で直そうとしているという良い印象にアップ。業務に影響を出さないように心掛けていることが相手に伝わっていきます。
伝えると採用されにくい短所もあるので気をつけましょう。たとえば、「時間にルーズな面がある」という短所。「時間をこまめに見るような努力をしている」と克服することを説明しても、相手は大事な場面での遅れを想定してしまいます。
他にも「八方美人な性格のため小さな嘘をつきやすいです」なども、企業側は採用するリスクを考えてしまいます。

長所と短所は分かりやすく、的確に伝えよう

ここまで長所と短所を面接で聞かれる理由や、伝え方を紹介してきました。長所と短所は、自己分析をしっかりできているか、企業の求める人物像と合っているかが大事になります。何度も受け答えの練習をして、自分の個性を引き出しましょう!

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