今中国語がアツい!語学力を生かした仕事につくには?

ビジネスでよく使われる外国語といえば、英語のイメージがありますが、最近は英語力と並んで中国語力も重視する企業が多いとか。

筆者も夫の転勤で3年間中国に住んでいたのですが、経済成長が目覚ましく、各国から多くの企業が進出しています。中国は今、巨大マーケットとして世界中の企業が注目しているのです。

就職の武器として外国語を習得したいのなら、英語もいいですが、英語に比べて勉強している人が少なく、反面必要とする企業が増えている中国語は狙い目かもしれません。

今回は仕事のために中国語を勉強したい人のために、役に立つ情報をご紹介します。


知っておきたい。中国語には2つの種類がある!?

まず覚えておきたいのは、中国語には北京語と広東語の2つの種類があるということ。この2つは同じ中国語でも、発音などがかなり違います。

北京語(普通話)は日本で言う標準語で、中国語を習うのであれば、まず北京語を習得するのが一般的です。一方、広東語は広州や深圳、香港やマカオの方で使われていますが、この地域でも北京語は通じることがほとんどです。

また文字も簡体字と繁体字の2種類があります。繁体字は昔から使われている従来の漢字で、簡体字は文化大革命の時、国民の識字率を上げるため、従来の複雑な繁体字を簡略化して普及したものです。

現在、中国全土では一般的に簡体字が使われており、中国語を学習する際は、まず簡体字を習得した方がよいでしょう。

一方、繁体字は香港やマカオ、台湾などで今も使われています。これらの地域と中国本土では、看板などの字が微妙に違っているので注意しましょう。

こんなにあった!中国語力を生かせる仕事4選

中国語を習得すると、実際どんな職場で語学力を生かすことができるのでしょうか。以下にまとめました。

日常会話レベルができればOK!…「接客業」

台湾や中国など、中華圏からの観光客の増加に従い、飲食店やドラッグストア、電気店や服飾店などで、中国語ができる人の求人が増えています。

日常会話ができればある程度対応できるので、中国語を仕事に生かす入門編としては適しているかもしれません。

観光客に日本の〝おもてなし〟を…「観光業・ホテル」

中華圏からの観光客増加に従い、こちらも中国語のニーズが高まっている業界。飲食店などの接客業よりは専門的な語学力が必要になります。

ホテルの方は具体的な採用基準は個々で異なりますが、観光ガイドになりたい場合は「全国通訳案内士」という国家資格があり、その試験に合格するのが近道です。

グローバルに仕事をしたいなら…「商社・貿易業」

中国語を生かすだけでなく、実際に海外に行って仕事をしたいなら、商社や貿易業がおすすめです。

ただし、外国人を相手にビジネスの交渉をするので、語学力は高いレベルが求められます。読み・書き・会話すべてにおいて流暢であることが望ましいので、HSK1級程度の語学力がなければ難しいかもしれません。

専門的な語学力を生かすなら…「翻訳・通訳」

語学力を極める仕事といえば、翻訳や通訳。この仕事においては、中国語の基礎的な能力以外にも、書き言葉や話し言葉独特の慣用表現、流行語など、専門的な知識が必要になります。

もし翻訳家や通訳を目指すなら、基礎的な語学力を身に着けた上で、専門の学校などで勉強することをおすすめします。

就職や仕事で生かせる、中国語の検定や資格をご紹介!

仕事や就職に勉強した中国語を生かしたいなら、検定のスコアや資格を取っておくと、企業にアピールしやすいです。以下に仕事で使える検定や資格をまとめました。

中国語検定
日本中国語検定協会が実施。準4級から1級まで6段階に分かれ、1級が一番難しくなります。日本で行われている中国語の試験では最も歴史が古く、受験者も多い試験。日本国内で中国語を使う仕事がしたいなら、中国語検定を受けるのがおすすめです。
HSK 漢語水平考試
中国政府が公認している、中国語学習者のための国家資格。1級から6級まであり、6級が一番難しくなります。基礎的な漢字の知識がある日本人は、3級から受けてもよいでしょう。中国語検定が日本国内でメジャーなのに対し、国際基準でメジャーなのがHSK。中国への留学や就職を考えている人は必須の試験で、対中国の仕事が多い職種もこの試験を受けることをおすすめします。
TOCFL 華語文能力測験
中華民国が主催する検定試験で、中国大陸では受験することができません。レベルはHSKと同じく1~6級で、HSKの台湾版という位置づけです。台湾への留学を考えているのなら、受験が必須になります。
C.TEST 実用中国語レベル認定試験
HSKを作った北京語言大学が、実践的な中国語力を測定するために新たに設けた試験。HSKが留学者必須なのに対し、留学以外の目的で中国語を学ぶ人のための試験という位置づけです。
TECC 中国語コミュニケーション能力試験
一般財団法人中国ビジネス交流協会が主催。試験内容は同じで1000点満点のスコアのうち、どれだけ点数が取れたかでA~Fの評価に分かれます。中国語版TOEICとも言える試験で、就職等でも中国語検定と並んで重視されるようです。
BCT ビジネス中国語検定
中国教育部国家漢語国際普及指導グループ主催。全世界で行われる、国際レベルの標準試験で、中国語を母国語としない人の、ビジネス活動における中国語のコミュニケーション能力を重点的に測定します。HSKの2級上レベルから4級中レベ程度の「初級」と、4級上レベルから6級レベルの「中上級」に分かれています。
実用中国語技能検定試験
アジア国際交流奨学財団が主催。5級から1級までのレベルに分かれ、1級が一番難しくなります。

日本人のライバルは、日本人ではなく外国人かも?

日本では英語に比べ中国語を勉強する人はまだまだ少数派。ライバルが少ない、と思っているかもしれませんがそれは違います。

日本人のライバルは少なくとも、中国や台湾で日本語を学んでいる人は多く、ネイティブレベルで流暢な日本語を話す人もたくさんいます。現にそうした語学堪能な外国人を採用する企業もありますし、ライバルは意外にも外国人だったりするのです。

本気で国際的な仕事に就きたいと考えているのなら、語学力に加え、技術や技能などプラスアルファのスキルがあるといいかもしれませんね。

世界母語人口1位の中国語を学んで、活躍の場を広げよう!

いかがでしたか?これまでビジネスにおいて、英語ほど注目されていなかった中国語ですが、実は世界で母国語として使っている人口の数は、英語よりも多いのです。

中国国内だけでなく、香港や台湾、シンガポールやマレーシアでも中国語は使われています。また、中国語圏の経済成長は著しく、今後さらにビジネスチャンスも増えていくことでしょう。

仕事の幅を広げたい、グローバルな仕事をしたいと考えているのなら、ぜひ中国語に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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