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頑張りすぎないで!ワンオペ育児が辛くてイライラした時の解決法

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日本はいつになったら、働く女性がもっと楽になるのかとウンザリすることがあります。女性を活躍させようとするのはいいですが、育児も家事も一人でやらせた上に、さらに働かせようとするなんてあんまりですね。
女性がすべてを一手に引き受けてこなしている「ワンオペ育児」。イライラなんてものではないと思います。
辛くて泣きたくなることもあるでしょう。すべてを投げ出したくなることもあるでしょう。
そんな時にどうやってそのイライラを解消したらいいのか、その対策についてお話しします。もう我慢しないで、頑張りすぎないで、子供もママも笑顔でいられる方法を考えましょう。

どうして女性がすべて一人で?ワンオペ育児という言葉の意味

元々は、コンビニなどで「一人ですべてをこなす」ワンオペレーションという言葉があって、それが育児に当てはめられたのが「ワンオペ育児」という言葉。
一人で育児も家事もこなしている、という意味です。
必ずしも母親だけを指す言葉ではないのですが、現実にはほぼ女性に当てはまる言葉でしょう。

ワンオペ育児でイライラした時にはどうすればいいか。その対処法

我が家も夫が激務のためなかなか帰ってこられず、働きながら子供3人の世話を一人でしている時期もありました。
その頃の実体験も踏まえて、イライラしたらどうすればいいかということについて考えてみたいと思います。

完璧にこなそうとするのをやめる

家事も育児もすべてを一人で完璧にこなそうとしていませんか?それは無理です。むしろ、やってはいけません。
すんなり出来るならいいですが、イライラしているということは出来ていないからイライラするんです。
ですから、どこかで手を抜きましょう。

  • ご飯は出来合いのものでいい
  • 毎日掃除なんてしなくていい
  • 洗い物なんてたまってもいい
  • 疲れたら子供と一緒に寝てしまう

大丈夫です、家事は放っておいても死にません。しばらくお惣菜やレトルト食品を食べたって死にません。
それよりは、心に余裕を作る方が先です。
ちなみに、私は掃除をしませんでした。そうしたら、週末に夫が一生懸命掃除機をかけていました。
それは今でも続いていて、私は仕事もしながらご飯も毎日作っているんだから、掃除くらいしなくてもいいと思っているので、掃除機好きな夫が勝手にやってくれています。

人と比べない

うちは全部夫がやってくれるのよ〜なんて家庭もたまにあります。そして、育児疲れも見せずにいつもオシャレにしているママもいます。
そんなママライフをエンジョイしている人たちを見ると、どうして私だけ…という気持ちがわき起こり、さらにイライラが募ります。
表面的には楽しているように見えても、その人が本当に幸せなのかは他人にはわかりませんよね。
だから、他人と自分を比べないことです。いいなあ、あそこの家は、なんて夫に言っても何の解決にもなりませんから。

たまには子供と離れて一人になる

子供が小さいと、家にいる間は一人になる時間がありませんよね。
一人になれる空間というとトイレくらいしかありませんが、「ママ〜」なんて呼ばれると、トイレすらゆっくり入っていられません。
そんな時は、ベビーシッターとか一時保育を利用して、少しでいいから一人になる時間を作りましょう。
お買い物したり、カフェで美味しいコーヒーを飲んだり、一人になって好きなことをする時間を持てれば、少しでも気持ちがリフレッシュすると思います。
子供と離れることに罪悪感を持ってしまうママもいると思うのですが、そんなことを感じる必要はありません。
民間のベビーシッターは安くはないですが、毎日利用するわけではないですよね。もしイライラが募って、心が折れてしまうことを考えたら、これは立派な「投資」です。
ママがイライラしっ放しよりも、少し離れてリフレッシュし、笑顔でいてくれる方が子供にとっても楽しいはずです。

家事を外注する

思い切って家事を外注して子供と出掛けてしまう、というのもアリですね。
掃除やおかずの作りおきなどをしてくれますから、子供のお世話だけに集中できるでしょう。

子供に謝ってみる

これは私もよくやったのですが、イライラして、そんなに怒らなくてもいいようなことで子どもに怒ってしまうんですよね。
そして怒った後にやってくる自己嫌悪。また怒ってしまった。子供は悪くないのに。

でも自分の感情が抑えられなくて、気がついたら怒鳴り散らしている感じでした。もうイライラしてどうしようもなかったのです。まさに鬼ババです。

そんな時は少し気持ちが落ち着いてから、子供に謝りました。
「今日は仕事が忙しくて、とても疲れていたの。さっきはつまらないことで怒ってごめんね」と。
そうすると子供はたいてい「大丈夫だよ」と笑顔で許してくれるのですが、その笑顔にどれほど救われたことか。
自分の中のイライラが溶けていくようでした。

夫にはない濃密な時間なのだと優越感を持ってみる

育児は子供がいくつになっても大変です。むしろ、動き回らない赤ちゃんのうちが一番楽かもしれません。
年齢が上がるにつれて自我も芽生え、言うことを聞かなくなってきます。育児が大変なのは実はそれからなんです。
オムツ替えや母乳(ミルク)をあげるなんてのは体力さえあれば何とか乗り切れますが、大きくなってからの育児の方が精神的にきつくなってくるのです。
我が家も一時夫が毎日の帰りが夜中の1〜2時という時期があって、何かしてもらうなんて全く無理なことがありました。
そんな時は、

「この時間は二度と戻って来ない。その時間を子供と一緒に過ごせる私はなんて幸せなんだろう。それにひきかえ、この時機を逃している夫は可哀相だ」

と思うことにしたのです。
うちの夫は決して育児を私にまかせっきりにする人ではありませんが、物理的にどうしようもない時期で、私も当たりどころがなかったのです。
そこで、子供達との濃密な時間を過ごせることは幸せなのだと思うことにしました。
言うことを聞かない、兄弟喧嘩ばっかりしてうるさい子供達との大事な日々。結婚式の時にでもさらしてやろうと思って、喧嘩の様子をスマホの動画で撮ってみたりもしました。
柔らかいほっぺにチューできるのも、いいにおいがする娘をぎゅーっとできるのも、一緒にいる私へのご褒美なのだと思うことにしました。
こんなことが出来るのも、育児をやっているおかげだと思えば、少しイライラが鎮まっていきますよ。

夫に育児のスケジュールを理論的に説明する

いくら育児が大変なのだと訴えたところで、一人で育児をしたことのない夫には何が大変なのかがわかりません。
そんなとき、男性には感情で訴えるよりも理論で訴えた方が効果的です。

  • 子供の1日のスケジュールを説明する(起床や就寝時間、お風呂に入る時間など)
  • 育児以外にしなければいけない家事の内容
  • 子供は何をするにも大人の倍以上時間がかかること

例えば働くママが帰宅してからって、本当に大変ですよね。

保育園に迎えに行って帰ってくるのが18時半。それから食事の支度をして食べ始めるのは19時過ぎ。順調なら20時過ぎ、遅くとも20時半にはお風呂に入れたい。そして21時には就寝させる。

このように具体的に話をしてみてください。
この間に考えられる仕事としては、

  • 食事の支度
  • 食事の後片付け
  • 子供をお風呂に入れる
  • 子供の着替え
  • 歯磨き
  • 子供の寝かしつけ
  • 洗濯
  • 洗濯物をたたむ

などが考えられます。
帰宅してから子供が寝るまでの間だけでもこれだけやることがあるのですから、これをどう分担できるのか、ということを話し合ってみましょう。
ママが子供とお風呂に入っている間に洗い物をしてもらうとか、寝かしつけをしている間に洗濯物をたたんでもらうなど、テレビを見ながらでも出来ることがあるはずです。

察して欲しいは無理。やって欲しいことを具体的に伝える

スケジュールを伝えると同時に、具体的にどういう風に家事をしたらいいのか、子供のお世話で何をして欲しいのかを説明する必要があります。
ザッと話したんだから、だいたいわかるでしょ、ではダメです。私だって疲れてるんだから察してよ、もダメです。
男性は「察すること」ができない生き物ですから、具体的に伝えないとわかってもらえません。
「今私はこれをやっているから、申し訳ないけどあなたはこれをやってくれる?」とやって欲しいことを的確に伝えましょう。

夫が帰りたい環境を作る

イライラするのはわかります。だって大変ですから。
でもそれをそのまま夫にぶつけてしまったら、夫は家に帰ってきたくなくなるかも。
少しでも育児をして欲しいと思うなら、まずは早く帰ってきてもらうことが大事です。
そのためには、夫が「家に帰って妻子の顔を見たい!」と思う環境を作ることも大事ですよ。

  • 帰ってきたら「お帰りなさい」と笑顔で迎える
  • 好物のメニューを作る
  • ビールを出す時に「今日もお疲れさま」とひと言添える

など、ちょっとしたことでいいのです。
ワンオペ育児で大変だって言ってるじゃない、この上夫のことなんて気遣ってられない!という人もいると思います。
でもちょっと考えてみてください。夫が早く帰ってきてくれないと、今の状況は変わらないのです。
それを変えるためにはどうすればいいか、ということを冷静に考えてください。

あなたの夫の「ツボ」はどこでしょうか。どこを押せば「家に帰ろう!」と思ってくれるでしょうか。そこを探りましょう。

ちなみにうちの夫は家で食べるご飯が好き。外食が嫌いなのです。
ですから、好物を作っていれば真っ直ぐ帰ってきます。

辛い時に一人で我慢しないで!夫婦で話し合うことが大事

辛い時は辛いと口に出していってください。我慢してはいけません。
泣きたい時は泣いてもいいし、夫に罵詈雑言を浴びせてもいいと思います。(その後で仲直りしてくださいね)
我慢して、一人で何でもしようとするのは危険。ここはきちんと夫婦で話し合うことが必要です。

感情をぶつけて夫婦喧嘩にならないために

どうしても夫が育児に手を出す時間がないこともありますよね。
出張や残業が多くて、そもそも家にいる時間すらほとんどないという男性もいます。
そういう人に「なんで私一人でやらなきゃいけないの!」と文句を言うのは酷というものです。
物理的に時間がないのであれば、夫がどう思っていても育児をすることが無理なのですから。
このままでは家庭が立ち行かないと思うなら、「育児をして」と詰め寄るのではなくて、他の選択肢を考えた方がいいです。

  • 朝のゴミ出しをしてもらう
  • お風呂に入った後は風呂掃除をしてもらう
  • 自分が食べた食器は自分で洗ってもらう

など、育児以外の家事で、出来ることを少しでもやってもらってはどうでしょう。
家にいる短い時間でも出来ることはあるはずです。
もしくは、そんな働き方でいいのかということを考え直すことも必要かもしれないですね。
もう少し時間的な余裕の持てる働き方はないのか、部署の異動や場合によっては転職なども視野に入れて、夫婦でよく話し合ってみてください。
この大変さは、夫婦の絆を深めるいい機会かも知れません。

男性に知って欲しい。女性は認めて欲しいんだってことを

夫が妻のがんばりを普段から認めていれば、家事や育児をたくさん分担してくれていることをわかって感謝してくれていれば、妻はそれほどイライラしないのかもしれません。
イライラするのは大変だからではなくて、「私を認めてくれていない」という気持ちが根底にあるからかもしれない。
だとしたら、それを正直に話してみるのもいいと思います。

あなたが仕事を頑張ってくれているのはわかっているけど、私だって頑張っている、それを認めて欲しいのだということを。

口に出して言ってみると、案外スッキリするかもしれません。

ところであなたは夫に感謝しているだろうか

ここで一つ、冷静になって考えてもらいたいことがあります。
それは、「あなたが夫に日頃から感謝しているだろうか」ということです。
もちろんワンオペ育児は大変です。やったことのある人にしか、この大変さはわからないでしょう。
でも、夫の仕事の大変さだって、夫にしかわからないのです。
特に小さな子供のいる年齢ですと、男性も中間管理職になり、上司もいるし部下もいるという状況の人が多いのではないでしょうか。
そうすると、自分の仕事さえしていればいいというわけではないのです。
理不尽な上司に理不尽な仕事を押し付けられることもあるし、出来の悪い部下の尻拭いをしなければいけないということもあります。
そういった仕事の大変さに対して、あなたがどのくらい理解し、その上でどのくらい感謝をしているかということです。

夫だって自分のがんばりを認めて欲しいはず。あなたからもありがとう、と言っていないのに、自分だけが認めて欲しいといってもそれは無理ですよね。

お互いに感謝し合う気持ちを持つことが出来たら、今の大変な時期もきっと乗り越えていけるはずです。

こんな夫には要注意!妻にワンオペ育児をさせる夫の特徴

妻がワンオペ育児に陥ってしまう家庭の夫には特徴があるようです。
夫が、悪意があって妻にワンオペ育児をさせようと思っていない場合もあるので、もし以下の点に当てはまるようなところがあったら注意しておいた方がいいと思います。

「俺だって遊んでいるわけじゃない」という

自分は仕事をしている、だから育児をする時間なんてない、というタイプ。あなたが働いていることくらいわかっています、でも私も働いています、といいたくなりますよね。
仕事は外でするものだけではないということが全くわかっていません。

育児は女性の仕事だと思っている

いつの時代に生きているのかわかりませんが、未だに家事や育児は女性の仕事だと思っている男性は意外と多いのです。
これは親からの影響も大きいので、例えば義父や義母を見てみるとわかるでしょう。
義父は一切家事をしないとか、子育てにタッチしていなかったという家庭で育った男性は要注意です。
これは本人が悪いわけではなくて、そのような価値観の中で育ってきたなら、それをそのまま受け継いでいることが多いからです。

自分に自信がない、自尊心が低い

自分に自信がない人は、他者を自分より低い位置に置くことで自尊心を保とうとする傾向があります。
そのような男性は、あえて育児や家事などを手伝わないことで自信のなさをカバーしようとするのです。

例えば、職場での地位が低い、思うような収入を得られていないなど、仕事で結果を出せていない男性は、自分に自信を持てていない人が多いです。

その仕事が大好きで、出世にも昇給にも興味がないという人は別ですが、たいていはそうではないですよね。出世もしたいしお金も欲しいはずです。
職場での肩身の狭さを家では少しでも感じないように、妻を働かせることで自尊心を満たしているのです。

育児は「手伝い」ではないことを夫にわからせよう

育児をきちんとしたいという気持ちを持ちつつ時間がなくて出来ないという夫以外は、まず育児が「手伝い」ではないということからわかってもらう必要があります。
育児は二人でするものです。その点を繰り返し話すしかないでしょう。
その上で、少しでも何かをしてくれたなら、感謝の気持ちを伝えてください。
やって当然のことなのですが、男性はプライドが高い生き物です。そこで「当たり前のことをしただけじゃない」という態度をしてしまうと、また逆戻りです。
一つやってくれたら感謝、もう一つやってくれたらまた感謝。その繰り返しです。

お互いを思いやる気持ちを忘れずに。夫婦で協力して乗り切ろう

文句だけを言っていても今の状況はきっと変わらないです。
やはり、夫婦でコミュニケーションをしっかり取っていくことが、ワンオペ育児を解消する一つの手だてではないかと思います。
社会はすぐには変わらないけど、家庭は自分たちの努力次第で変えていくことが出来ます。
お互いを思いやる気持ちを感じることが出来る家庭を作れれば、イライラもたまりにくくなるのではないでしょうか。
それにしても、早くこのような状況が改善されるように、もっと育児サービスが安く利用できたり、長時間残業がなくなるような社会になって欲しいです。

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