幼児は、野菜が苦手な子が多く、栄養バランスを心配しているママが多いと思います。味に敏感な幼児に野菜を食べさせるのって大変ですよね?そんな時に少しでも野菜を食べてくれるメニューがあれば助かります。
そこで、朝食にお手軽に時短で栄養バランスを補助してくれるスムージーはいかがでしょう?幼児も飲んでくれて、さらにママの嬉しい時短なメニューです。
スムージーの嬉しいところは、ママも一緒に飲めて栄養を補給できること。さらに、ママの美容にも良いところです。ママは忙しくて自分のケアをできない人が多いので嬉しいですね。
この記事では、幼児の栄養についてや時短でできる朝食レシピを紹介します。
親子で健康的になりましょう。
Contents
1~3歳の幼児は栄養不足になりがち。栄養バランスは重要
幼児の栄養バランスはとても重要です。成長過程にあるため、栄養バランスが崩れていると脳や体の成長に悪影響を及ぼします。
調べたところによると、幼児の嫌いな食べ物は予想通り野菜でした。特に野菜や葉物を嫌う幼児が多く、必要な分量を摂取できていない可能性が高いようです。
- ピーマン
- トマト
- ブロッコリー
- 葉物野菜
野菜にはビタミンやミネラルが多く含まれているので、幼児の体の調子を整えてくれます。野菜に含まれる栄養素は想像以上に体に影響があります。簡単にでも知っておきましょう。
- 酸素を運ぶ
- 骨や神経の働きに作用
- むくみを取る
- DNA合成に作用
- 貧血予防
- 骨や肌、血管の構成に作用
- 視力を保つ
- 皮膚や粘膜を構成する作用
- 解毒作用
こんなにたくさんの作用があり、他にも免疫力などに関わっています。野菜に含まれている栄養素がどれだけ幼児に必要であるかがわかりますね。
朝食からちょっとだけでも野菜の栄養を口に入れてもらうようにするのがおすすめです。
必要な栄養素大きくわけて5つ。ざっくり知っておこう
幼児の必要な栄養は大きく分けて5つになります。
- 主食(ごはん、パン、麺類など)…約3~4杯
- 副菜(野菜、キノコ、海藻類、イモ類)…約4皿
- 主菜(肉、魚、大豆、卵)…約3皿
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)…牛乳ならコップ1杯
- 果物…みかん1~2個
※東京都幼児向け食事バランスガイドより
基本的に必要な栄養素は大人とほぼ変わりません。見ての通り幼児が嫌いな野菜は1日での摂取量が多めです。ふつうのごはんの料理で食べてもらえないなら、朝食で軽く食べてもらえるような方法にしてみるのがおすすめです。
フルーツたっぷりなスムージーなら簡単に摂取できる。ポイントは甘さ
大人女性で人気になったスムージー。このスムージーは幼児にも大活躍するメニューです。
幼児にとって、野菜が飲めるくらいにまで細かくなるので摂取しやすいのです。野菜は食べないけど、野菜が入っているジュースなら飲む幼児もいますよね?
飲まないかもしれないと心配な人へ幼児が飲みやすくするポイントをいくつか上げます。
- フルーツは多め
- 野菜は少しでもいい
- 細かくして舌触りを比較的よく
- 水を多めにしてサラサラにして飲みやすく
- オリゴ糖やハチミツで甘さを加える
- たくさん野菜を飲ませようとしない
幼児は甘さがある飲みものが好きなので、フルーツで甘さが足りないようでればオリゴ糖やハチミツで甘さを足してあげます。オリゴ糖やハチミツは便秘解消にも役立ち、腸内環境が整えば免疫力も上がるので予防の役立ちます。
野菜をたくさん摂ってもらいたい気持ちが強くなると、多めに入れがちになります。野菜を多く入れてしまうと野菜嫌いな幼児は飲まなくなってしまう可能性が高くなってしまうので、「補助」くらいに考えてあげていきましょう。
スムージーにすることでのメリットは他にもあります。生のまま摂取するので酵素が含まれています。酵素はビタミンやミネラルと共同作業で体に働きかけてくれるので火を通した野菜を食べるよりも効果が期待できます。
毎日補助としてでもコップ1杯飲んでもらえれば、今までよりも体は健康へ向かいます。
朝は時短で。栄養バランスの良いスムージーレシピ4つ
朝に栄養バランスの良い食事を用意するのは正直面倒と感じる時もあります。朝は忙しく、時間に追われているママが多いので、朝食もできたら時短がベスト。
忙しい朝に向いているのが野菜のスムージーです。野菜とフルーツをミキサーやブレンダーにかけるだけ。しかも野菜は手でカットしてもOKです。
子供が好きなはちみつチーズトーストや卵料理などにプラスするだけです。
作ったスムージーはママも一緒に飲んでしまいましょう。ママが飲んでいると幼児も飲もうという気持ちになりやすく、ママの体も健康へ向かいます。
柿&春菊のスムージーで免疫力アップ。風邪にも負けない
春菊のような苦味のある野菜を幼児は嫌がりますが、柿が熟れて甘いと苦味が目立たなくなるようです。
- 熟れた甘い柿 1個
- 春菊 1~2本程度
- オリゴ糖orハチミツ 適量
- 水 100CC程度
- 柿と春菊はよく洗います。
- 柿は皮を剥かずにそのまま適当な大きさにカットします。
- 春菊も適当な大きさにカットします。
- 柿と春菊、水をミキサーへ入れて混ぜます。
- 味を確認してオリゴ糖やハチミツを入れましょう。
- 幼児が飲みやすい程度のゆるさにするために水で調節します。
柿には風邪予防、疲労回復、骨密度アップ効果などがあります。そして、春菊にも同じ効果を発揮する栄養素が含まれているのでWで働きかけてくれます。
柿や春菊にはアンチエイジング効果もあるのでママも一緒に飲むと美容にも期待できますね。
どうしても春菊が苦手ならほうれん草でも代用できます。
洋梨&小松菜、ほうれん草スムージーで不足しがちな栄養を補充
水分たっぷりでしっとりとした食感の洋梨はスムージーにピッタリです。熟れ始めるとかなり甘みが増すので幼児が飲みやすい味になります。
フルーツや野菜の皮には栄養がたっぷり含まれているので、洋梨も皮ごと入れます。
- 洋梨 1個
- 小松菜 1本程度
- ほうれん草 1本程度
- オリゴ糖orハチミツ 適量
- 水 100CC程度
- 洋梨と小松菜、ほうれん草はよく洗います。
- 洋梨は皮を剥かずにそのまま適当な大きさにカットします。
- 小松菜とほうれん草も適当な大きさにカットします。
- 洋梨と春菊、水をミキサーへ入れて混ぜます。
- 味を確認してオリゴ糖やハチミツを入れましょう。
- 幼児が飲みやすい程度のゆるさにするために水で調節します。
緑の葉っぱは幼児が苦手な野菜の中の1つです。スムージーすることで、ほんの少しですが野菜の栄養素を体の中に取り込むことができます。緑の葉っぱならどの野菜でも大丈夫です。ぜひ、チャレンジしてみてください。
桃&カブのスムージーでスッキリお腹へ。便秘にサヨナラ
幼児が大好きな甘い桃。この桃をクセのないカブと合わせることで飲みやすいスムージーに。栄養価の高い葉っぱも入れるのがポイントです。
- 桃 1個
- カブ 1/2個
- カブの葉 1~2枚
- 豆乳(アーモンドミルクや牛乳でもOK) 40cc
- オリゴ糖orハチミツ 適量
- 桃とカブはよく洗い、皮ごとカットします。
- カブの葉もよく洗います。適当な大きさにカットします。
- 桃、カブ、カブの葉、豆乳をミキサーに入れて混ぜ合わせます。
- 甘みを調節しながら、オリゴ糖やハチミツを入れていきます。
桃やカブには食物繊維が豊富に含まれており、お通じを良くしてくれます。オリゴ糖やハチミツと一緒に飲むと効果アップなので、ぜひ、合わせて飲んでみましょう。
カブの葉には、疲労回復効果や風邪予防効果など体を丈夫にしてくれる栄養がたくさん含まれているのでスムージーに入れてしまいましょう。
ヨーグルト&バナナ、パプリカで腸内環境から免疫力アップ
ヨーグルトとバナナはビフィズス菌と食物繊維との相乗効果で腸内環境を整えてくれます。それに加え、パプリカはビタミンCがとても豊富。体内に侵入したウイルスを攻撃して排除してくれます。
ヨーグルトのカルシウムは、骨や神経へも働きかけてくれます。
- 黄パプリカ 1/4程度
- 熟れたバナナ 1本
- ヨーグルトドリンク(ヨーグルトでもOK) 150CC
- 熟れたバナナは適当な大きさにカットします。
- 黄パプリカを適当な大きさにカットして、ミキサーに入れます。
- バナナ、ヨーグルトを加え、ミキサーでブレンドします。
- 味を整え、足りなければオリゴ糖やハチミツを加えましょう。
バナナは黒いポツポツが出た状態で冷凍するのがベストです。もっとも栄養価が高く、甘さも増しているので幼児に最適です。
いろいろな野菜やフルーツを使って挑戦してみると楽しい
このレシピは実際に幼児が飲んでくれたものばかりです。もっと飲みたいとおねだりされたこともあります。
ママたちは、野菜を食べてくれると安心ですよね?ぜひ、スムージーにして飲ませてしまうことをおすすめします。
夏ならフルーツを凍らせてスムージーにすると凍ったザラザラな触感に紛れてより幼児が飲みやすくなりますよ。
野菜やフルーツは自然の恵み。体にいいことがたくさんなので、時短の朝食に利用しながら、ママも一緒に元気になりましょう。